緑が丘小学校で車人形公演を開催(令和4年9月20日)

 緑が丘小学校に西川古柳座(にしかわこりゅうざ)の五代目家元・西川古柳さんをはじめとする座員の皆さんをお招きして「八王子車人形公演」を開催しました。「八王子車人形」は本市が世界に誇る伝統芸能。日本遺産認定ストーリー「霊気満山 高尾山 〜人々の祈りが紡ぐ桑都物語〜」の構成文化財でもあるこの「八王子車人形」は、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
 はじめに、人形芝居のルーツや日本の文化などの説明を受けた後、豊作を祈願するなどの意味を持つ演目「三番叟(さんばそう)」を鑑賞しました。顔や目線など体全体の動きで、人形の指先まで息を吹き込む演技に子どもたちは心を動かされていました。
 次に、子どもたちが座員の皆さんの指導受けて実際に車人形を操作し、感情などを表現。初めての人形と名前の由来となった車輪がついた箱型の「ろくろ車」の操作に苦戦しながらも笑顔でとても楽しそうに車人形を体験しました。
 最後に、アメリカやヨーロッパなど各国でも活動することで、日本の伝統を海外に広めていく重要性と一方で海外の文化を知ることの重要性を伝え、スペインの文化を取り入れた踊りを披露。変わっていく時代の中で、伝統にとらわれるだけではなく、新しいことにチャレンジしていきたいと西川古柳さんは語りました。
 子どもたちは「機械を使わず操作する仕組みとなっていて、これを考えた人がすごい。人形がまるで生きているみたいで迫力があった」などと話していました。

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