2.3 子どもの困り感に寄り添う(ことばの教室指導、大人による子どもの特性理解)

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ことばの教室の指導をのぞいてみました。すると、子どもの困り感に応じた個別最適な学びがたくさんありました。

長音(のばす音)、拗音(ゃ、ゅ、ょ)、撥音(っ)など、舌や口の使い方の難しい発音練習からスタート。
「上手だよ」「オッケー」など、前回からの変化、成長を認める言葉が教師からどんどん投げかけられます。
これは、教室の担任ではなかなかできないことです。

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「誰が、何をしている」と、絵カードの様子を言語化しています。
個別に確認をすることで、発語やコミュニケーションへの不安を取り除いていきます。

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デイジー教科書(音声教科書)で、文節の区切り方、音読の仕方を先取りして練習しています。
この後、教室で使う教科書で教師の音読を聞きながら続いてなぞり読みをしました。
★デイジー教科書は、文部科学省のホームページから進むと、誰でも体験版を使うことができます。視覚より聴覚が優位なお子さんの利用も検討の価値があります。

ことばの教室で不安を減らし、次の1週間、教室で自信をもって生活するサイクルを繰り返します。

ことば、感情のコントロール、コミュニケーション、学習、肢体不自由の困り感が「〇〇障害」としてクローズアップされますが、障害は誰にでもあります。

視力の弱さは、メガネができる前は大きな障害だり、昭和の時代には、メガネをかけていると「メガネ」などと心ない言葉が飛び交っていました。しかし、今となれば、そう言っていた人も、当たり前のようにメガネを利用しています。
このように、障害は科学技術の発達や社会のものの見方の成長により、障害ではなくなるのです。

上壱分方小学校の教職員は、「障害」という言葉を「生きづらさ」と言い換え、その生きづらさを取り除くために内的、外的なアプローチを保護者とともに考え、実践していきます。

子どもにとっては、自分が抱く困り感を、一番理解してほしい保護者に気付いてもらえない、認めてもらえないことが一番の苦しみです。
保護者の皆様、お子さんの困り感を認め、それがメガネとは異なりご家庭だけでは取り除けない場合は、担任やスクールカウンセラーなどにご相談ください。
困り感に沿った支援が受けられる子どもは安心であり、幸せなのです。

1.31 学校運営協議会に感謝(漢字検定)

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本日は、学校運営協議会による運営により、本校を準会場とした希望制の漢字検定が実施されました。

本校からは40名の児童がチャレンジしました。合否はまだ分かりませんが、「受けてみよう」「がんばろう」と思ったそのチャレンジ精神、「一歩踏み出す勇気」がすでにかっこいいです。

ノムさんの語録の一つに、「失敗と書いてせいちょうと読む」という言葉があります。もしも検定に合格しなかったとしても、今回の自分の勉強の仕方(量や質)の課題を見つけ、次に生かすことができます。なので、何事も、結果にかかわらず、やってみるということが大切です。
わたしたち大人は、結果のみを見るのではなく、「失敗は成長のもと」と、挑戦自体を価値づけ、背中押しをしてあげたいものです。

漢字検定は、希望制なので、これは教育活動に位置付ける(学校主体で実施する)ことはできないので、子どもたちに挑戦の機会、選択肢をつくってくださっている学校運営協議会に感謝です!

子どもたちのためになるアイデアとボランティアマインドをおもちの保護者の方がいらっしゃいましたら、かみっち隊や学校運営協議会会長、副校長までその旨お寄せください!
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