本日の校長講話は、命の大切さをテーマに、読み聞かせを行いました。
「生きる」 谷川俊太郎 詩 岡本よしろう 絵
生きるということ いま生きているということ
それはのどがかわくということ 木漏れ日がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ くしゃみをすること
あなたと手をつなぐこと
生きるということ いま生きているということ
それはミニスカート それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス それはピカソ
それはアルプス すべての美しいものに出会うということ
そしてかくされた悪を注意深くこばむこと
生きていること いま生きているということ
泣けるということ 笑えるということ
怒れるということ 自由ということ
生きていること いま生きているということ
いま遠くで犬が吠えているということ いま地球が廻っているということ
いまどこかで産声があがるということ いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ いまいまがすぎてゆくこと
生きていること いま生きているということ
鳥ははばたくということ 海はとどろくということ
かたつむりははうということ 人は愛するということ
あなたの手のぬくみ いのちということ
「生きる」とは、感覚をもつことであり、美しいものに出会うことであり、感情を出せることであり、時間が流れることであり、いのちがあることである。
日頃の何気ない出来事は生きているからこそ感じられます。
自分を大切にし、家族を大切にし、仲間を大切にし、時間を大切にし、自分に関わるすべてのことに感謝してほしいです。そして、日々、「生きる喜び」を感じてほしいです。