平成6年度2学期始業式講話
おはようございます。今朝は登校してくる皆さんから元気な挨拶をされて、とっても元気をもらいました。そして、体育館に来たら、5年生、続いて6年生がびしっと並んで待っている姿がありました。上級生、かっこいい、立派、と嬉しくなりました。今日から始まる二学期には、たくさんの行事が待っていますね。40周年という記念の年に、みんなで南大沢小学校の新しい歴史を創っていきましょう。
さて、この夏休み、世界中の注目を集めた大きな出来事がありました。フランスのパリで行われたオリンピックです。夜中に目をこすりながらテレビで応援していた人もいるかもしれません。たくさんの努力を重ねてたどり着いた夢の舞台で大きな成果を上げた選手たちは本当に素晴らしい、と思います。と同時に、オリンピックの価値はメダルだけじゃないな、ということも感じました。 スケートボードの四十住さくら選手は、誰かが失敗すれば決勝に残れたかもしれない状況で、「決勝には行きたいけれど、人の失敗を期待したくない」という言葉を残しました。選手一人ひとりへの尊敬の気持ちがよく表れていてとても爽やかでした。体操の橋本選手は、団体戦の最後の場面で、日本が逆転して会場が騒然とする中、ライバルの中国選手の演技のために身振りで会場が静かになるように努めていました。試合後も、中国選手に声をかけ、友情の深さを感じさせました。 日本とは違い、国によっては代表選手が数名、という国もあります。そうした国の人々は、テレビを見ながらどんなことを考えていたのでしょう。メダルの数の多い少ないではなく、世界の中で自分の国の旗が振られている嬉しさを感じていたのかもしれません。今日からはパラリンピックが開幕します。ぜひ、スポーツに、世界の国々に、障害のあるなしに関係なく全力で挑戦する人々に、関心を深めていきましょう。 さて、2学期のスタートにあたり、皆さんに詩を紹介します。聞いたことのある人もいることと思います。蒔田晋治さんという学校の先生が書いた「教室はまちがうところだ」という詩です。校長先生はこんな教室、学校にしたい、と思っています。長い詩なので、はじめの部分だけ、ちょっと聞いてください。 『教室はまちがうところだ』蒔田 晋治 教室はまちがうところだ みんなどしどし手をあげて まちがった意見を 言おうじゃないか まちがった答えを 言おうじゃないか まちがうことをおそれちゃいけない まちがったものをわらっちゃいけない まちがった意見を まちがった答えを ああじゃあないか こうじゃあないかと みんなで出しあい 言いあうなかで ほんとのものを見つけていくのだ そうしてみんなで伸びていくのだ…(後略) これから始まる2学期、ちょうど100人の南大沢小学校の子供たちみんなが、ほんのちょっとの勇気と、たくさんの優しさで、「ほんとのもの」を見つけていきましょう。 2学期始業式スクールロイヤーによる研修会、GIGA端末活用研修午前中は八王子市のスクールロイヤー辻本愛子弁護士をお招きしての特別研修会。午後は職員OJTとしてGIGA端末に新しく加わったオクリンクプラスの活用についての勉強会を行いました。窓の外は突然の雷雨など荒れ模様の天気でしたが、研修会場の家庭科室ではグループワークや実際の授業スタイルでの実習など、充実した研修ができました。 いよいよ明日は始業式。台風の動向が気になるところですが、安全に登校してきてください。宿題終わっていない人、大丈夫ですよ。まずは元気な顔を見せてください。 2学期直前!オンライン朝の会夏休みの宿題終わらせちゃおう!放課後子供教室日本語学級 後期サマースクールサタデー教室 アップサイクル工作5年生 田んぼ青々校内照明LED化工事まもなく完了!開校40周年記念式典に向けて校長室前の廊下に掲示してありますので、ご来校の際にはぜひご覧ください。 さて、11月22日(金)に行う記念式典の中で、全校児童と保護者・地域の皆様からアンケートを取り、「南大沢小学校のよいところ」について紹介しようという企画が進んでいます。 お時間がありましたら、先日Home&schoolで配信済みの「開校40周年式典に向けたアンケートご協力のお願い」から、ご回答いただければ有り難いです。 よろしくお願いいたします。 既にご回答いただいた保護者の皆様、ありがとうございました。いただいたご意見を記念式典に生かさせていただきます。 |