「開校記念のお話」(11月13日の朝会より)
「南大沢小学校と街の歴史」
11月2日は何の日か知っていますか。私たちの学校、南大沢小学校の開校記念日ですね。今から39年前、八王子市内60番目の小学校として南大沢小学校は誕生しました。来年には、開校40周年を迎えることになります。この機会に、ここ南大沢の町、そして南大沢小学校の歴史を振り返ってみましょう。 南大沢はその昔、山がちな地形で農業が中心の村でした。学校のお隣の小山内裏公園のような自然がこの地域一帯に広がっていたのです。ですから、農業が中心とはいえ、畑は山の中、田んぼは谷合の川沿い、という環境では機械を使った耕作ができず、農作業はすべて人の力に頼るしかなかったので、人々は毎日大変苦労をしていました。そんな時、1962年と言いますから、今から60年ほど前に、この多摩地区に「多摩ニュータウン」という大きな町を作ろう、という計画が持ち上がりました。 「多摩ニュータウン」は、多摩市、稲城市、町田市、そして八王子市にまたがる、広大な山林エリアを開発して、50万人くらいが暮らせる大きな町を作ろう、という計画です。南大沢については、1977年、今から50年くらい前に、実際の計画が固まり工事が始まったそうです。この地域は里山の自然が残り、「谷戸」と呼ばれる丘が雨水などで浸食され小川が流れるような地形が多く、今でも○○谷戸の地名が残っているところもあるそうですが、とにかく、山あり谷あり水場アリの地形を人が住めるように、大きな建物が建てられるように造成していく工事は並大抵ではなかったようです。それでも工事開始から7年後、1983年になると、高層住宅、団地に第一期の入居が始まりました。人口の増加に合わせて、子供たちの学ぶ環境も整備され、「南大沢中学校」「柏木小学校」がつくられました。そしてその2年後、1985年に建てられたのが、私たちの南大沢小学校です。開校当時の児童数は395名。そこから毎年100名ずつくらいのペースで児童数は増えていきました。教室が足りなくなったので新たに増築工事を行い、だんだんと今の南大沢小学校の形ができあがっていきました。 さて、学校はできましたが、その頃は交通も不便でまだ南大沢駅もありませんでした。働く人々が都内へ向かう時には、バスで多摩センターまで行き、そこで京王線に乗り換えて移動したそうです。1988年になって、ようやく京王相模原線が南大沢まで延び、2年後の1990年には橋本駅までつながる工事が完了しました。さらに1991年には、東京都立大学が移転してきて、南大沢の町はどんどん開けてにぎやかになっていきました。平成4年、1992年には南大沢小学校の児童数も、なんと926名にまで増え、「マンモス校」と呼ばれほど大きな学校になりました。 ところが、その後児童数は徐々に減っていきます。なぜでしょうか。実は、南大沢は自然もたくさん、電車やバスも便利で、人々が暮らしていくにはとても過ごしやすい場所になったので、みんな気に入って、お引越しなどをせずに長く住むようになったのです。当然ですよね。でも、そうなると、小学生だった子供たちはやがて中学校、高等学校へと進学し、だんだんと子供の数が減っていってしまったそうです。ここ10年ほどは、各学年1クラス、児童数も100名前後の小さな学校になりました。 さて、そんな歴史と文化をもち、人々の幸せな暮らしを支えてきた南大沢の地名を学校の名前にもつ私たちの南大沢小学校も、いよいよ来年、令和6年度に40歳の誕生日を迎えます。学校では、「開校40周年記念式典」という盛大なお誕生日会を開き、昔の先生や卒業生も集まってお祝いをする予定です。特別の児童集会を開いて、子供たちによるお祝いの会も実施する予定です。今の6年生は卒業してしまいますが、何かの形で、この記念の日に関われるように先生たちも考えています。みんなで盛り上げていきましょう。 5年生 移動教室上映会広ーい校庭で!5年生 家庭科11月避難訓練 起震車体験
11月の避難訓練は地震想定でした。授業中の基本的な避難行動を復習し、しっかりと非難することができました。「おかしもち」についての校長先生の話に続いて、この日は5年生が起震車体験をしました。震度7までの揺れを体験し、想像以上に激しさ、「怖い」という気持ちが真剣さにつながり、とても良い訓練になりました。
歯みがき学習たてわり班活動全校アート開校記念日の様子本日、5年6年生は合同で、三角巾の草木染を行っています。白い布に端ミシンをかけ、マリーゴールド、アボカド、ぶどう、玉ねぎを煮出して染料を作り、染めています。 展覧会に向けての準備も着々と進んでいます。 繭を使って…10月30日31日の給食・ごはん ・チキンライス ・海鮮八宝菜 ・ウインナーの ・春雨スープ ケチャップあえ ・豆黒糖 ・ジュリエンヌスープ ・牛乳 ・スイートパンプキン ・牛乳 10月25日26日の給食・三番そうごはん ・黒砂糖パン ・鶏の桑都みそ焼き ・キチンときのこの ・定式幕和え クリームスープ ・ろくろ車のすまし汁 ・ビーンズサラダ ・牛乳 ・りんごジュース 〜車人形御膳でした。 10月23日24日の給食・コーンピラフ ・ごはん ・ポテトむらの焼きコロッケ ・さんまのかば焼き ・キャベツのマリネ ・みそけんちん ・ABCスープ ・梅しらす和え ・牛乳 ・牛乳 〜給食×図書コラボ献立でした。 〜さんまの脂には、血液を 「ポテトむらのコロッケまつり」 サラサラにするDHAやEPAが という絵本に登場するコロッケを 豊富です。単価は少し高め 給食で再現しました。 ですが、給食で提供したい と思い献立に入れました! 3年生 消防署見学
3年生は社会科の校外学習として消防署を訪問しました。八王子消防署由井分署の皆さんは、大変忙しい勤務の合間を縫って、消防署内を隅々まで(食堂、寝室、浴室、事務室など)案内してくださいました。24時間勤務の厳しさ、頼もしさを痛感しました。また消防服への着替え、はしご車のボックス乗車、なども体験させていただきました。日夜訓練を重ね、私たちの安全安心を守ってくださっている消防署の皆様、今日はありがとうございました。これからも安全に気を付けて、頑張ってください。子供たちはこの後、学んだことを新聞などにまとめ学習を深めていきます。
オハコミ 元気いっぱい!ハロウィンの日学校には秋がいっぱい!全校朝会10月30日全校朝会「平和について考える」
とても穏やかな、過ごしやすい天気が続いています。先週末は上柚木公園へ全校遠足に行きました。豊かな自然の中で、縦割り班やクラスに分かれてみんなで遊ぶ。運動会に続いて南大沢小学校の素敵な姿とたくさんの笑顔を見ることができて、とても幸せな気持ちになりました。「平和だなあ」と思いました。でも、「ちょっと待てよ」と思います。本当に世の中は「平和」なんでしょうか。
世の中、世界に目を向けてみましょう。10月7日。皆さんにとって大切な運動会のあの日、中東のイスラエル、パレスチナの間で紛争が勃発しました。以来連日、爆弾が投下され何百人が亡くなった、住む場所を失った、病院や学校が爆撃された…という痛ましいニュースが報道されています。さらにその前、昨年の2月から、ウクライナとロシアの戦争がずっと続いています。この図を見てください。皆さんも聞いたことのあるユニセフが作成した、2021年末時点での世界で起きている人道危機の地図です。赤いところ、国や地域では、国と国、あるいは国の中で様々な紛争、暴力が起き、人々の人権が踏みにじられているのです。そしてそのほとんどは2年たった現在、解決するどころか増えている。毎日数えきれないほどたくさんの人が亡くなり、傷つき、食べ物や住むところすら手に入らない、明日への希望をもてない毎日が続いているのです。皆さんが見上げる空のその先では、毎日ミサイルが飛び交い人が亡くなっているのです。 もっと身近な話ではどうでしょうか。大人の身勝手な振る舞いで子供の命が危険にさらされる「児童虐待」。これは厚生労働省が作成した児童虐待に関する相談件数のグラフです。一番右が令和3年度ですが、年を追うごとに増えているのがわかります。叩かれたり、食事をもらえなかったり、勉強させてもらえずに家の仕事をすべて押し付けられていたり…。「日本だけは別」ではなく、私たちが暮らしているこの日常だって、決して手放しで「平和」だとは言えないのです。 「平和」とは何なのか、辞書で調べてみると、「1 やすらかにやわらぐこと。おだやかで変りのないこと。2 戦争がなくて世が安穏であること。」(広辞苑)と書かれています。そしてみんなが学校に通い、毎日勉強している究極の目標は、そんな「平和な世の中を創ること」です。それは、「教育基本法」という法律にもしっかりと明記されています。 じゃあ、一体何をしたらいいのでしょう。テレビの画面を見て「かわいそう」「ひどい」「平和な日本でよかった」…いろいろなことを感じることと思います。でも、ぜひともそこから一歩踏み出して、「自分に何ができるのか」考えてみてください。なぜなら、平和は勝手にやってくるのではなく、一人一人の心の中に生まれたものが合わさってできるからです。だれかが「自分だけよければいい」「ほかの人のことなんてどうでもいい」と行動していたら、「絶対に」平和は訪れないのです。「自分だけよければ」の反対は「ほかの人の幸せを願う」ということでしょうか。ニュースや新聞をしっかり見て考える、もよいでしょう。世界地図を眺めたり、募金をしたりすることだってできる…でも、大切なのは一度きりではなく続けていくことです。いじめに気が付いたら勇気をもって止める、困っている友達がいたら優しく声をかける、できる範囲で家の仕事を手伝う、地域の人に元気な挨拶をすることだって、立派な「ほかの人のため」につながる行動です。世界中の人が「自分と、そしてほかの人の幸せ」を考えて暮らしていったら、きっと「平和な世の中」が実現するはずです。今朝は「平和」について考えるお話でした。 全校遠足 in 上柚木公園
爽やかな風が吹き抜ける秋晴れの日、全校遠足に行ってきました。今年の行き先は上柚木公園。この日のために、特に縦割り班の班長学年である6年生は、下級生も楽しめる遊びを考え、説明の練習をし、役割分担を決めて準備を重ねてきました。現地でのスケジュールは縦割り遊び、クラス遊び、そしてお楽しみのお弁当タイム。午後も再び縦割り班での遊びを行い、とにかくよく走り回って、よく笑って、どのグループも秋の公園「多目的広場」を満喫しました。詳しくは、ぜひお子さんに聞いてください。縦割り班に象徴される、学年を超えた仲の良さ、面倒見の良さは南大沢小学校の宝物です。
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