修学旅行、職場体験が終了しました。

今までとは異なる給食の時間

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6月16日(火)午後0時45分

 昨日から6時間の通常授業となったことに伴い、給食が始まりました。しかし、かつてとは異なることが2つあります。
 1つは新型コロナウイルス感染防止のために班を作らず授業と同じように前を向き、しかも言葉を発せずに食べること。もう1つは今年度から牛乳の容器がビンから紙パックになったことに伴い、リサイクルのためにパックを開いて返却することです。
 シーンとした教室で全員が前を向いて食事をしている様子は妙な感じがします。紙パックを開く作業は慣れずに時間がかかります。
 が、どちらもいずれ慣れるのでしょう。

学校再開へ向け「第3段階」スタート

6月8日(月)

 学校再開に向けた取組は、今日から【第3段階】に入りました。12日(金)までのこの段階の目標は、「学級単位で授業を行うことができるようにする」。というわけで、今日の朝は、全生徒が一斉に登校しました。2月28日以来、約100日ぶりのことでした。
 生徒が昇降口に入る前に、副担任が一人一人熱の有無等健康状態を確認します。分散登校のときには、副担任が昇降口で生徒一人一人の健康チェックカードを見て健康状態を確認していましたが、全校生徒が一斉に登校してくる第3段階以降はこの方法だと長い行列ができてしまうので、今日からは、昇降口での確認は口頭でのみ行い、健康チェックカードは、教室で担任が確認するという二段構階の方法に変更しました。
 校舎に入った生徒一人一は流しで手を洗います。ほとんどの生徒が時間をかけて丁寧に洗っていました。この後も手洗いは、特別教室など他の生徒と机や椅子、道具などを共用する授業の前と後に必ず行わせるよう指導しています。

 1年生は、入学式以降初めて全員がそろいました。これまで学級開きもできていなかったので、どのクラスも自己紹介や委員・係決め、校内見学を行いました。
 2・3年生も今日は学活を中心に行いました。

 来週からは、いよいよ「給食を開始し、通常の時程で授業を行うことができるようにする。」第4段階に入ります。
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学校再開へ向け「第2段階」スタート

6月1日(月)

 学校再開に向けた取組は今日から第2段階。「授業日として学校を再開し、全学年の児童・生徒が毎日登校できるようにする」ことが目標です。
 授業日としての扱いになりました。そして1・2年生の教室でも授業が始まりました。

 3年生は、すでに少人数指導として5月18日(月)から授業を再開していましたが、入学試験を念頭にこれまでは国語・社会・数学・理科・英語の授業を多く行ってきました。しかし今日からはふだんの時間割とほぼ同じです。
 1・2年生は今年度最初の授業ということで、緊張していたようです。

 授業を再開させたものの、新型コロナウイルス感染防止の観点から、音楽では歌を歌うことはせずリズム創作の授業を教室で行う、保健では感染症について取り上げるなど、各教科担任は、現状の中でより適した授業を行うことに努めています。
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「子どものおうえんページ」の「第七中学校発コンテンツ」に新たな動画をアップロードしました(5/27)

 動画を3本アップロードしました。

○2年数学「授業プリント8解説」(福本教諭)5/27
○2年数学「授業プリント9解説」(福本教諭)5/27
○2年保健「2.活動に適する環境」(海野主任教諭)5/27

3年生少人数指導、1・2年生分散登校

5月25日(月)

 今日は午前にいつもどおりに3年生の授業を3時間行い、午後は1・2年生の分散登校を行いました。
 1年生と2年生の生徒20人くらいに「今週から登校日が週に2日に増えたけれど、それは嬉しいですか。それとも嬉しくないですか。」と尋ねました。帰ってきた答えは全員が「嬉しいです」でした。
 来週がどのような予定になるかは今の時点では未定ですが、世の中全体としては様々なものが「再開」の方向で動いています。
 いつになるかはともかく、本市・本校の再開はそう遠くはないでしょう。

 その再開に向け、私たちは様々なことを検討してきています。行事予定、授業計画、安全対策等々について今日も話し合いました。今は文部科学省が5月22日に出した『学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル〜「学校の新しい生活様式」〜』を参考にしています。この表題に「学校の新しい生活様式」とあるように、国の考え方は、新型コロナウイルスと共存しつつどう克服していくかというスタンスに変わってきています。文部科学省のホームページに公開されていますので、是非ご覧ください。

https://www.mext.go.jp/content/20200522_mxt_kou...
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3年生少人数指導

5月18日(月)

 「多くの生徒が高等学校等の上級学校への進学を希望して」いる「中3については、他の学年よりも学習に関するきめ細かい指導を優先して行う必要があると考え、学校での少人数指導を複数回実施できるものとします」との八王子市教育委員会の方針を受け、本校では今日から午前中に3時間、出席番号の奇数と偶数とで学級を半分に分けて授業を再開しました。来週については改めて教育委員会から方針が示されるため、差し当たって今週金曜日までの実施となります。
 
 これまでの分散登校と同様、登校時に健康カードのチェックから始まります。カードを忘れたり、検温を忘れたりした生徒は、保健室で養護教諭に健康状態の確認を受けてから各教室へ。出席番号が奇数の生徒は3年生の教室、偶数の生徒は2年生の教室を使用して授業を受けます。
 今日は今年度最初の、しかも久しぶりの授業ということで、オリエンテーション的な内容が多かったですが、1つずつ席を空けた状態に勝手の違いを感じたのか、それとも新しいクラスにまだなじめていないからか、どの学習教室も静かに授業が進んでいました。

 スカート丈が短いなど標準服の着方に一部課題のある生徒が見られました。登校前に確認していただけるようお願いします。
 
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分散登校(第1学年・第2学年)

5月14日(木)

 午前が第1学年の、午後が第2学年の分散登校でした。
 昇降口に入る前に副担任が健康チェックをします。
 そして教室では、担任が課題を集めたり配ったり。1人1人が離れて座り、ふだんの学校生活のように、友達と話したりふざけ合ったりということはできません。

 学校に通わなくなって2か月以上。ずっと家にいて人とあまり関わらないでいることが、生徒の心理にどのような影響を及ぼしているのかを私たちはとても心配しています。

 わずか30分しかありませんが、七中の、そしてクラスの一員であることを、1人ではないことを少しでも感じることができるよう、それぞれの担任が工夫しています。

 全生徒が集まって共に学べる日が、校舎内に生徒の笑い声の響く日が、1日でも早く訪れることを祈るばかりです。
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3年生登校日

5月13日(水)午前

 今日は3年生の分散登校日でした。
 登校する生徒も、迎える私たちも、今の方法にだいぶ慣れて動きがスムーズになりました。しかしこうした形に慣れることは嬉しいことではありません。
 何人かに尋ねましたが、休業中の過ごし方は人により差があるようです。
 八王子市教育委員会の方針を受け、来週は3年生のみ授業を再開する予定です。14日の正午までにこのホームページでお知らせしますので、ぜひご確認してください。
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分散登校(第1学年・第2学年)

5月8日(金)

 午前が1年生、午後が2年生と、それぞれ分散登校を行いました。
 流れは昨日の3年生の分散登校とほぼ同じ。課題の提出と、机に配布してあった新たな課題の確認、そして生活に関するアンケートへの回答を行った後、担任の話を聞いて下校しました。

 1年生は、今日の登校が入学式後まだ2回目です。しかも入学式以外は一部の生徒としか顔を合わせていません。だからでしょうか、とても緊張して表情の硬い生徒が目につきました。

 彼らが学校にも新しい友達にも慣れ、伸び伸びとした表情で学校生活を送れる日が、少しでも早く来ることを願って止みません。
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分散登校(第3学年)

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5月7日(木)午後1時から

 3年生の分散登校を行いました。前回の登校が4月8日だったので、約1か月ぶりの登校でした。
 まずは前に出した課題を提出。そして事前に生徒一人一人の机に配布してあった来週の登校日までの課題を確認するとともに、この約1か月をどのように過ごしていたか、困っていることや不安なことはないかなどを尋ねるアンケートに回答、最後に担任の話を聞いて下校しました。

「飛躍へ」 校長 三田村裕

 生徒の気持ちが学校から離れたり孤独感にさいなまれたりすることがないように。
 この思いで、4月11日(土)から25日間にわたり、1日に教員が1人ずつメッセージを発してきました。
 当初は5月7日(木)に学校が再開されることになっていたので、教員発のメッセージが終わった翌々日に登校とタイミング的にもちょうどいいと思っていたのですが、17日(日)まで臨時休業期間は延びてしまいました。
 休業期間が延長されたのは残念です。しかし、世の中の動きを見ていると、事態が少しずついい方向に向かいつつあり、学校再開もそう遠くないのではないかとの希望が出てきました。分散という形ではありますが、これまで1か月近く認められなかった登校が明日以降可能になったのもその一つです。
 すでにお知らせしたとおり、本校では今週、来週と、各学年週に1回の登校日を設けます。今週は明日7日(木)の午後が3年生、明後日8日(金)の午前が1年生、午後が2年生です。
 その際はこれまで出した課題をすべて提出することになっていますが、終わっているでしょうか。

 まだ先の見通せない状況ではあります。学校の今年度の計画も確定していません。
 しかし、先にも書いたとおり学校再開は間違いなく近づいてきていると感じられます。例年になく出遅れましたが、それは全国共通。今後一斉に改めて新学期のスタートです。
 いいリスタートを切ってほしいものです。
 そのために、まずは今日(1・2年生は明日も)を大事にしてください。そして明日以降の分散登校をリスタートへの助走としましょう。
 さあ、飛躍の始まりです。

※写真:校長
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「生徒の皆さんへ」 副校長 鈴木啓太

 残念ながら登校できない状態が続いています。今、みなさんはどのように1日1日を過ごしていますか。本校ホームページの「子どものおうえんページ」は活用していますか。慣れない生活にも慣れてきましたか。これから皆さんは慣れない生活を何回も始めなくてはなりません。生まれてから皆さんはすでに何回か経験したことでしょう。生まれて初めての保育園や幼稚園で同じ年の人と生活する時間ができたこと、小学校で勉強が始まったこと、そして、生まれて間もない頃のように家に居続けるようになったこと……。
 これからも慣れないことに慣れなくてはいけないことがあるでしょう。
 私が子供の頃はパソコンもスマホもありませんでした。結局、やらないと生きていけなかったので自分で勉強したり、人の仕事を邪魔して迷惑だと思ってもしがみつくようにして誰かに教えてもらったりして覚えました。最初はワープロで新しいワープロの機械を買うたびにその使用方法を覚えていました。パソコンになってからも初めはMS−DOSというオペレーティングシステムでした。第七中学校でもMS−DOSに一太郎JUMPというワープロソフトを使って、今のパソコン室で授業をしていました。生徒もキーボードに生まれて初めて触れて頑張っていました。今はWindows10です。パソコン室のパソコンも一太郎からワードになっています。これからもパソコンに限らずたくさん新しい物に慣れていくことでしょう。私も今、ZOOM、ワード、エクセルといったソフトやその機能と毎日格闘しています。
 さて、2・3年生の皆さんには話しましたが、私は第七中学校で25年前から10年前まで理科の教員をしていました。その頃の卒業生で今でもここに住んでいる人と会いましたが、そう多くはいません。就職や結婚などの理由でいろいろな場所に住んでいます。海外で生活している人もいます。慣れないところに慣れなければならないこともあるでしょう。私は3年間、かつての一時期アメリカだった場所に住んでいました。小笠原諸島の父島です。アメリカだった頃は、欧米系の人しか父島に住むことが許されなかった場所です。その方たちで現在60歳くらいの方々はアメリカンスクールでアメリカの教育を受けていましたが、突然日本の教育を受けるといった経験をしました。その当時の生徒達は日本の先生に「ジャパニーズティーチャー大嫌い」と言ったり、「内地にいるワイフやベイビーのこと考えているだろ」と言ったり悪態をついたそうです。それでも、生徒達は日本の学習をしました。このようにして日本という国の父島になっていったのです。そのためか、今でもそこには標準服はありません。
 私は父島に慣れるのが大変でした。世界に誇れる大自然があるものの、コンビニエンスストアがない、CMでよく見る牛丼屋やハンバーガーショップもありません。本屋もありませんし、薬局もありません。映画館も八王子オリンパスホールのような施設もありません。世界自然遺産を守るためにキャンプも禁止です。船は1週間にたった1回しか来ません。片道は24時間です。食べ物もその船に乗ってやってきます。入港したときにはお店に商品が並びますが、それから5日後にはほとんど物がなくなっています。人口は約2000人です。それでも島民の方は楽しく生活しています。皆さんそれぞれですが、私は陸でボランティア活動を行い、自然遺産の保護をしたり、小笠原にしかいない生物を観察したりしていました。水中での観察もしました。ザトウグジラも水中で見たり、イルカにからかわれたりしました。ウミウシという生物も初めて見ました。段々島民としての生活にも慣れることができ、楽しみも見つけられるようになってきました。
 今は今の生活を充実させましょう。

写真:副校長

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「生徒の皆さんへ」 主任養護教諭 野崎有花

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 皆さんこんにちは。お元気ですか。養護教諭の野崎です。
 今日5月4日は、みどりの日。「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ日」という意味が込められているそうです。このゴールデンウィークは、自然豊かな所が好きな私も出かけることができませんが、自宅近くの散歩で、青空の下、太陽に輝く木々の緑や花々の美しさ、鳥のさえずり、心地よい風などの自然を感じ、癒やされています。
 新型コロナウイルス感染症拡大がもたらしている今まで経験したことのない社会・生活状況に、不安や心配をみんなそれぞれに抱えていると思います。先が見えにくい中、大変な状況を乗り越えていくためには、自分にできることを考えて取り組むことしかないと七中に携わる多くの人に、私は気づかされました。毎日の七中の先生たちの皆さんへのメッセージやおうえんページの動画、学校再開に向けて様々な準備、環境整備など七中のために行っている多くの人の姿に励まされました。私も養護教諭として、皆さんが安心して学校生活を送り、先生、仲間とたくさんのことを学び合うことができるように、感染症対策や健康診断、体や心の健康状態への対応や相談などで、力を尽くしていこうと思います。七中の皆さんには、皆さんの頑張り(頑張れなくて困っているときも)をバックアップしてくれる人がたくさんいます。安心して登校してくださいね。
 今週、来週は分散登校ですが、今、元気が出ない、不安がある、気持ちがつらいなと感じている人は、我慢せずに、先生に「ちょっとつらいです。」などと話してください。うまく話せなくて構いません。もちろん私でもよければ聴かせてください。即、解決というわけにはいかなくても、話してみるとモヤモヤ・イライラが少し落ち着いたり、気持ちが和らいだりします。一人で抱え込まないように、自分が話しやすい人に話を聞いてもらい、一緒に考えましょう。
 感染状況などにより、すぐに全ていつもの学校生活というわけには行かないことや、段階的に通常の学校生活にしていくことがあるかもしれませんが、感染予防の行動を続けながら、学校再開に向けて生活リズムを整えて体も心(脳)もウォーミングアップをしていきましょう。目標に向かって、元気に歩めるようストレスや疲れをためないように、体と心が健やかに過ごせる工夫(私の場合は、朝ごはんと睡眠をしっかりとること、散歩で自然を感じること、読書をすることです。皆さんの体と心が癒やされることは何かな?)をしていきましょう。

※写真:野崎主任養護教諭

「生徒の皆さんへ」 第2学年 村松諭

 過去に例を見ない日々、そして臨時休業日の終わりが見えにくい現状の中で、皆さんが自分自身と真剣に向き合いながら生活していると思う。

 連日のように報道されている「新型コロナウイルス感染症」に関するニュース。過去の歴史にもあるように、社会の根底を揺るがす大きな感染症や病気があるたびに、人間は生きる知恵を振り絞りながら、「命」を守るために精一杯対応し、乗り越えてきた。

 もちろん、今回の新型コロナウイルス感染症に対しても世界中の人びとが「一丸」となってこの病に立ち向かい、尊い命を守るために懸命に対処してきた。私たち日本でもそうである。特に医療関係に従事された方々の役割は非常に大きく、「かけがえのない命」を身を挺して守ってくださった。私たちは真っ先に感謝しなければならないと強く実感させられた。

 この休業中の生活から改めて思い知らされることがあった。それは「絆」である。よく、人は1人では生きていけないというフレーズを耳にする。まさにそれを考えさせられた。特に日本で新型コロナウイルスに感染された患者の方に命がけで対応される医師や看護師の方、国や都道府県から出された外出自粛要請を忠実に守り、感染拡大を防ぐことに協力した私たち日本国民、世界各国で取り組まれた生活物資や医薬品の支援や医療へのボランティア貢献などなど、数々の人間の協力があったからこそ今の私たちが存在している。

 そして何より生徒の皆さんに伝えたいのが「家族の絆」だ。皆さんはこの休業中、学習に自身の健康維持に、家庭のお手伝いに真摯に向き合ってきたはずだ。しかし、皆さん以上に皆さんのために親身になって皆さんの事を守ってくれたのは「保護者の方」である。一人一人大切な存在である皆さんのことを、保護者の方は真剣に考え、常に日々の生活を支えてくれたはずだ。それをもう一度よく思い返してほしい。そして照れくさくても心の底から一言、「ありがとう」の言葉を保護者の方へ伝えてほしい。

 一方で、私自身も皆さんに伝えたいことがある。それはやはり「ありがとう」である。教員として初めて、この国難ともいうべき社会情勢の中で勤務している今、改めて学校は、皆さんの存在があってこそ成り立っている。生徒の皆さんがいなければ、勉強も行事も部活動も成り立たないのである。この思いはとても感慨深い。一教員として私は皆さんとともに令和2年度を共に過ごし、ともに成長していきたいと強く感じた。

「生徒の皆さんへ」 第1学年 澤村泉

 「戦う者の歌が聞こえるか? 鼓動があのドラムと響き合えば 新たに熱い 生命がはじまる 明日が来たとき そうさ明日が!」
 これは私の大好きなミュージカル「レ・ミゼラブル」の中で歌われる「民衆の歌」の一節です。この曲は、勝利への後押しとして、サッカーJリーグの横浜F・マリノスのホームゲームでBGMとして流れたり、みんなで歌ったりしているので、聞いたことがある人がいるかもしれません。
 私がこの曲を紹介したいと思ったのは、数日前にYouTubeでこの曲を聞いて、元気をもらい、とても感銘を受けたからです。
 今回動画公開されたこの曲は、ミュージカル俳優など約40人がリレー形式で歌い上げています。「コロナウイルスで閉塞感や不安を感じている人たちに向け、『歌』を通じて明日へ希望をもてるようになってほしい」という思いで作成されたそうです。
 この企画の素晴らしさはもちろん、曲の素晴らしさ、歌詞の持つメッセージ性から、皆さんにもぜひ聞いてもらいたいと思いました。「民衆の歌」や「Shows at Home プロジェクト」で検索してみてください。
 初めに紹介した歌詞から分かるように、この歌は「明日への希望を信じて、戦おう」というものです。「戦う」いうとオーバーに聞こえるかもしれませんが、生徒の皆さんにとっての戦いは、毎日の生活の仕方や学習への取り組みです。
 この休業期間、長くなりましたが、ここまでの生活はどうでしたか? 「目標を全て達成することができました。」「とても充実していました。」という人は、多くはないのではないでしょうか。しかし、それでもいいと私は思います。
 もちろん、目標どおりきちんとできている人は素晴らしいです。しかし、こんなに長い期間、学習の環境、教材なども十分ではなく、外でも思うように活動できない中での生活です。目標どおりにできていなくても、自分を責めたり、落ち込んだりする必要はありません。
 この「レ・ミゼラブル」のストーリーでは、学生たちが、貧困のない理想の社会実現のために政府と戦いますが、決して連戦連勝ではありません。仲間が亡くなってしまうこともありました。しかし、理想の実現のために、立ち上がり、最後まで自分たちの信念を貫きます。
 このように、負けることがあっても、また立ち上がって進んでいくことこそ、今、大切なのだと私は思います。それを繰り返していけばいいのだと思います。
 みなさんも、「今の自分はダメだ」と感じることがあったら、ぜひもう一度、小さい目標から始めたり、好きなことから取り組んでみたりしましょう。
 「民衆の歌」は、英語では「Tomorrow comes.」という歌詞で終わります。「明日は必ず来る」そう信じて、さあ、今日は何をしましょうか?

 学校で皆さんと一緒に、元気に楽しく学べる「明日」を楽しみにしています。
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重要 令和3年4月にお子様が本校に入学する予定の保護者の皆様へ

 当初、令和2年5月9日(土)に学校公開及び学校説明会を行う予定でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため学校が臨時休業となったため、延期いたします。
 なお、現時点では、延期日は未定です。決まりましたら当ホームページでお知らせします。

「生徒の皆さんへ」 第2学年 福本桂也

 連日、新型コロナウイルスの報道で様々な情報が入ってきて、皆さんも事の深刻さを感じているのではないかと思います。感覚的に、とんでもないことが起きているのだと誰もが分かる状況です。新型コロナウイルスの件に限らず、ものを捉えるときには基準があります。では、皆さんは何を基準にして深刻だと感じていますか。先生は、この新型コロナウイルスの件を「数」で捉えたいと思います。

・全世界の感染者数…約2,930人に1人
・日本の感染者数…約10,550人に1人
・全世界の感染者の致死率…約7%
・全世界の感染者の治癒率…約27%
・新型コロナウイルスの基本再生産数(1人の患者が何人に感染させるか)…約2〜3人
・潜伏期間の平均値…約5日
・国内で感染しても症状が出ない人の割合…約9%
・新型コロナウイルスの寿命…プラスチックの表面では約2〜3日
・接触機会を8割減らす…ふだん10人に会っていたら8人には会わないこと
・新型コロナウイルスの終息とは…少なくとも4週間、感染者数が0人になること
(数字はすべて4月23日現在のもの)

 先生が個人的に気になった新型コロナウイルスに関する数字を挙げました。皆さんは、上記の数字を見て何を感じましたか。感覚的に分かっていたものが数を通すと、捉え方が変わりませんか。「大きい」、「軽い」、「頭がいい」、「足が速い」等、世の中には、はっきりしていない数に関する言葉が沢山あります。数のよさの1つは、はっきりしていないものに具体性をもたせることだと思います。さて、自宅学習で数学に取り組む意欲は湧いてきたでしょうか。今回は例として「数」を挙げましたが、学ぶことによりものの捉え方は広がります。学びは机に向かうことだけではないと思います。おそらく時間をもて余しているのではないかと思いますので、学校ではできない学びをしてください。休業明けにどのように過ごしていたのか話を聞きます。
 楽しみにしています。

「生徒、保護者の皆さんへ」 第3学年 尾池真人

 今日は4月30日です。
 4月30日はどんな日か、ちょっと気になったので考えてみました。
 1年前の今日はどんな日だったか覚えていますか? それは「平成」最後の日でした。10連休があり、ちょっとうれしかったことを覚えています。元号が「平成」から「令和」に替わり、とてもわくわくした気持ちがありました。したがって、今日で「令和」がまる1年経ったということになります。
 そこで、この1年間を振り返ってみました。
 残念なことでは、京都アニメーションの放火事件や東日本で台風や大雨の被害が相次いだことがありました。でも、明るい話題もいくつもありました。リチウムイオン電池を開発した吉野彰氏がノーベル科学賞を受賞したり、スポーツ界ではゴルフの渋野日向子さんが全英女子オープンで優勝し、テニスでは大坂なおみさんが全豪オープンで優勝したりと海外での日本人の活躍が多くありました。
 その中でも、私が特に強く印象に残っていることは、「ラグビーW杯」が日本で開催されたことです。9月下旬から始まった大会では日本の快進撃が続き、準々決勝で敗れたものの史上初のベスト8入りを果たし、「にわか」という言葉も出てくるほど日本人全体が熱く盛り上がったのは本当にすごいことだと思いました。なぜ、あんなにも人を引き付けたのかということを考えると、全員が共通の目的に向けて、自分のやるべきことをただひたすらにやり続け、全員で協力して突き進む姿が美しかったからだと思います。私も大会期間の1か月半は毎日早く試合が見たくてたまらなかったことを思い出します。そして「ONE TEAM」という言葉が流行語大賞に選ばれるほど、その後も日本全体に大きな影響を与えていたと思います。
 みなさんは、ここまで約2か月たくさんの我慢や努力をしてきました。そして、まもなく学校での活動が再開されることと思います。学校再開後、自分は何ができるかをしっかり考え、学級で、学年で、学校全体で力を合わせて3年生を中心とした「ONE TEAM 第七中」となって、これからの学校生活を乗り切っていきましょう。
 保護者のみなさんの応援も欠かせません。一緒に頑張りましょう。
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「野球部の皆さん・野球部に入部を考えてくれている皆さんへ」  野球部顧問 村松諭

 野球部の皆さんとは、4月2日に部活動で活動して以来、「野球」に取り組めていませんね。

 野球ができないこの環境から、改めて野球部の皆さんの存在が大切であると強く感じました。皆さんがいてくれるから、八王子七中野球部が復活し、再び学校の代表として中体連の試合に参加できたのです。

 皆さんは覚えていますか? 昨年4月、市の春季大会で鑓水中学校と対戦したときのことを。あのときは完敗でした。しかし、皆さんの姿を見て、「野球の原点」を改めて考えさせられました。
 それともう1つ、今年の1月18日(土)の試合のこと。この日は朝から寒く、試合前から雪が降ってきて、試合中はさらに雪が強まり、凍える寒さの中で、プレーしましたね。しかし皆さんは弱音を吐かず一生懸命プレーしました。
 2つの試合を思い浮かべて考えたのは「成長」です。皆さんの直向きで、純粋な人柄は野球にとって大切な要素です。12人の部員全てが素晴らしい人柄であり、野球部にとってかけがえのない存在なのです。その皆さんの「成長」が感じられる今の七中の野球部を「本当に大切にしなければ」と強く思いました。今の日本や私たちの生活を取り巻く現状は大変厳しいです。しかし、そのような現在で、私の支えの1つが八王子七中の野球部の12人の生徒の皆さんです。

 1年生の皆さんで野球部にぜひ入部したいと思う人は、現2・3年生12名と共に八王子七中野球部の発展と学校の校庭で活動する部活動の代表となるように力を貸してください! たとえ部員1人になろうと部員がいる限り、その1人のために私は野球を続けていきます。

 最後に、3年生の3人の皆さんにとって公式戦、練習がない日々は本当に辛いことだろうと感じています。また甲子園を目指す高校生の選手の方たちにとっても「最後の夏」という大切なこの時期に辛抱し、自分を見失わないよう努力している姿を目の当たりにし、何とも言えません。
 だからこそ3年生の皆さんには「最後まであきらめず、自分の道を確立してほしい」と強く言いたいです。私の尊敬する王貞治さんはどんなに多くのホームランを打っても「素振り」に欠かさず取り組んでいました。素振りは最高の練習であり精神修養になると考えます。ぜひ1日1日を大切にし、自分のために頑張ってください。

「生徒の皆さんへ」 第1学年 竹川理貴

 4月も終わりに近づき、皆さんが最後に登校してから約3週間が経ちました。毎日どのように過ごしているでしょうか。我慢しなければならないことが多く、同じような毎日の生活に飽きてきた人も多いのではないでしょうか。私は教材の準備をしながら、今後の地球や日常生活がどうなっていくのかが気になり、多くのメディアを使い情報を集めていました。その中で次のような内容に興味をもったので紹介します。

 「新型コロナウイルス対策としてのロックダウン(都市封鎖)や経済活動の縮小が、大気汚染の改善や二酸化炭素(CO₂)排出量の減少といった環境へのプラス効果をもたらしている。」

 新型コロナウイルスは世界にとって悪いことでしかないと考えていた私にはとても驚きでした。各国の研究機関が衛星からの情報をもとに解析した結果、世界各国で二酸化炭素(CO₂)の排出量や二酸化窒素(NO₂)の大気中の含有量が大幅に減少したとのことです。また、イタリアのベネチアでは水質汚染が問題となっていた運河の水がきれいな透明になり、魚の数も増えたそうです。これらの大きな理由はロックダウンや経済活動の縮小により、人や物の移動が減り、その結果、車などの利用が減ったことです。知ってのとおり、車などは化石燃料を燃やして走っています。化石燃料の燃焼時には二酸化炭素(CO₂)や、二酸化窒素(NO₂)が排出されるので、車などの利用が減れば、もちろん大気中に排出される量は減ります。これら以外の理由も多くあるでしょう。しかし、新型コロナウイルスによって人間の活動が縮小したことによって地球の環境が改善したということは間違いのない事実なのです。
 みなさんはこの問題についてどういう考えますか。この問題を考えるにはトレードオフについて理解しておく必要があります。トレードオフとは両立不可能なものをどう扱っていくか(バランスをとっていくか)という考え方です。現状では人間が不便を我慢すれば地球環境を守ることができる。今までどおりの便利な生活を続ければ地球環境が悪化していく。つまり、便利な生活と環境問題がトレードオフの関係にあるのです。
 専門家の話では、今回の大気がきれいになった状態は一時的なもので、新型コロナウイルスの猛威が収まり経済活動が回復すると、今までの停滞していた分を取り戻そうとこれまで以上に活動が活発化し、大気汚染が進むと予想されているそうです。
 私は今だからこそ環境と人間の関係について見直すべきだと思います。人間は急激な変化が苦手なので、我慢を続けている今だからこそ、活動が再開するときに以前よりは少し我慢した生活にするなど、環境問題との関係性を変えやすいと思います。人間が便利にさらに生活を発展させる技術を開発する、そして環境にもやさしい技術を発展させることができれば地球にも明るい未来が見えてくるのではないでしょうか。

 みなさんも時間の取れる今だからこそ、様々なことに興味をもって、広い視野で考えを深めてみましょう。そして、さらに成長したみなさんと会えることを楽しみにしています。体調には気を付けて過ごしてください。

*写真は小笠原諸島の南島(校長撮影)
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学校行事
7/1 安全指導
7/2 内科検診(2・3年生)