アウトプット(伝える)を意識してインプット(情報収集)をでも、代わりに「stay home」による良い習慣が2つ。ひとつは、毎日手料理を作り家族で食卓を囲むようになったこと。そして、読書そのものは続けていること。GWに入り、読む本がなくなったので、大学生の息子の机上にあった「話すチカラ」(ダイヤモンド社)という本を読みました。明治大学の齋藤孝教授とTBSの安住紳一郎アナという日本屈指の話し手が、わかりやすく話すための極意やそのための心構えについて語った本です。お二人は「他人の3倍インプット(情報収集)するよう心がける」こと、そして、それと同じくらい「アウトプット(誰かにしゃべる)」を意識していると語っていました。話し上手な人は、日ごろから意識的して様々な角度から多方面の情報を収集し、しかも、それを誰かに話すことをゴールとしているというのです。 確かに、同じネタを3回聞けば、または3通りのメディアから仕入れれば、頭に入りやすくなるし多面的な理解もできる、そして、誰かに伝えようとすることで、曖昧さを解消し思考を整理しようとします。これって、どこか上手な勉強方法に似ていると思いませんか?何度も見たり聞いたり、読んだり書いたりして、最後に友だちに教えたり他人に説明したりすることで定着する。 外出が難しい日々がまだしばらく続きます。でも、自宅で過ごす今だからこそ、インプットを大切にしたいです。読書やニュース、普段ゆっくり読むことのできない新聞など様々なメディアに親しみ、情報を収集しよう。改めて教科書を丁寧に読んで理解しよう。そして、今は教室で友だちと話すことはできないけれど、うちで話そう、日記に書こう、ノートにまとめよう。SNSだってルールを守って上手に使えば良いアウトプットになるかも。話すと楽しいし、書いたことは後で振り返ることもできる、理解はぐっと深まります。日本語で聞き、読み、考えたことを、伝えること(話す、書く)は、学びの基本です。 HP掲載中の“先生達からの応援メッセージ”、ぜひお読みください。自宅でがんばる皆さんに伝えたい思いが綴られています。 |
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