「中野北小授業スタイル」に沿って児童に国語の力を付けるために、各教員がバラバラな授業をしていては学校全体としての向上は望みにくくなります。 そこで本校では、物語文を国語の授業で扱うときは、次のような授業展開で統一しています。 1 前時の振り返り・課題をつかむ→2 個で考える→3 全体で考える→4 グループで深める→5 全体で深める→6 ふりかえり 5年生の国語の授業では、黒板に授業の流れが明示されていて、子供たち自身が、今、何に取り組んでいるのか明確になるようにしてありました。 研究発表会当日の研究授業では、全授業がこの「中野小授業スタイル」に基づいて行われます。 1つの授業だけでなく、複数の授業をご覧いただいて、本校の研究の取組に理解を深めていただければ幸いです。【校長】 ☆きょうのこんだて☆ 1月29日(月)野菜スープ 黄桃缶のヨーグルト添え 牛乳 給食の主食はパンと麺だけだったのですが、41年前から「ごはん」が登場しました。「ごはん」の登場によって、「和食」の献立ができ、バラエティ豊かな給食になりました! かずのでんしゃ黒板を見ると、「かずのせん」、「かずのでんしゃ」と書いてあります。 「数直線」につながる内容を学習しているのです。 教科書の問題は、次のようになっています。 (1)−67−68−□−□−71−□−73− これは、1つずつ数字が増えていますから、□には、それぞれ、69、70、72が入ります。 (2)−40−□−60−70−□−90−□− 最初の□に50と書いていた子がいたので聞いてみました。 校長:「50じゃなくて、41じゃないの?」 1年生A:「(しばらく考えて)10とびの数だから。」 完璧な答え方です。 前後の数字の並び方から、推測していくことが大事なのです。【校長】 ふたりはともだちアーノルド・ローベルさんが書いた物語です。 この物語は、「かえるくん」と「がまくん」の深い友情が書かれていますが、「お手紙」自体は、「ふたりはともだち」という絵本の中の1つの話です。 ですから、「ふたりはともだち」の絵本全体を見ることで、作者の世界観が伝わってきます。 「並行読書」に本校が取り組んでいる理由です。 担任から、「ふたりはともだち」と友達に関する絵本の紹介を受け、子供たちは興味深げに眺めていました。【校長】 作業の合間にも廊下を通りかかると、テストなどの作業を行っているようだったので、教室内に入るのをやめていたのですが、2回目に通りかかると、多くの子が読書をしています。 今度は教室の中に入ってみました。 作業が早く終わった子は、立松和平さんの「いのちシリーズ」を一心不乱に読んでいます。 先週のホームページでもお伝えした「並行読書」です。 教室内を歩いていると、ある子が本の裏側を見せて、 「校長先生、これは何の『いのち』でしょう?」 と聞いてきます。 さすがに、絵も文字もないところを見せられては分かりません。 いじわる問題ですねぇ。【校長】 困難に負けずに・・・高尚な音楽が3年生の教室に流れます。 ベートーベンの作曲で有名な「交響曲第9番」の一節です。 音楽の授業ではありません。 道徳の授業です。 「わたしの命は音楽とともに〜ルートビヒ・バン・ベートーベン〜」 という資料を基に考えを深めています。 病気にかかり、少しずつ音が聞こえなくなってきたベートーベンが、心の中の音楽を頼りに演奏や作曲を続けたという話です。 「偉人」の方の生き方を学ぶことは、人生の指針を学ぶことでもあります。 困難にも負けず、自分の道を貫き通すベートーベンの姿を今後の生活にいかしてほしいと思います。【校長】 八王子市教育委員会研究指定校としての心構えしかし、寒さにも負けず、体育館で全校朝会を行いました。 校長からは、今週の金曜日、2/2に本校が八王子市教育委員会研究指定校として研究発表会を行うことを踏まえ、国語を学習する意義などについて話をしました。 また、「読書マラソン」で頑張った児童の表彰を行いました。 この「読書マラソン」の取組も本校の研究の一環と言えます。 インフルエンザにかかってしまった児童も少しいて、心配な週始めです。 寒さと病気に負けず、元気に頑張ってほしいと思います。【校長】 「もり」とは?村一番の漁師である「太一」が父親を帰らぬ人とした「瀬の主」である大きなクエに対峙する話です。 ・なぜ、瀬の主(クエ)のことをお父さんだと思ったのか。 ・なぜ、太一は巨大なクエのことを誰にも話さなかったのか。・・・ など、子供たちは主題に迫る学習課題を立て始めています。 この物語は、漁の方法として「もり」を使う場面が出てきます。 ちょっと近くにいた子に聞いてみました。 校長:「『もり』って、何だろうねぇ。」 6年生A:「うーん、何だろう。」 校長:「海に潜って、魚を直接突き刺して獲る道具なんだよ。」 6年生B:「そう、棒があって、その先に悪魔が持ってるやつの先っぽみたいのがついてるんだよ。」 まぁ、確かにそんな形ですね。【校長】 3年生も並行読書本校の研究に沿って、今日の授業では作者の斎藤隆介さんの書いた他の本の紹介を担任が行っています。 作風もそうですが、挿絵も同じ方が描かれることによって、全体の雰囲気が似ていることに子供たちは気付きます。 これが「並行読書」を行う意味です。 担任が読み聞かせをする中で、子供たちは作品のイメージを広げているようでした。【校長】 プロポーズとは?5年生が読み進める物語は「わらぐつの中の神様」。 大変俗っぽいまとめ方をすると、わらぐつが縁となったラブストーリーです。 「中野北小授業スタイル」を基に、子供たちは学習課題を立てていきます。 ・なぜ、大工さんはおみつさんにプロポーズをしたのだろうか。 ・大工さんは、何を理由におみつさんにプロポーズしたのか。・・・ ストーリーを知らない方が教室に入ると、ちょっと恥ずかしくなるような言葉が入った学習課題が出てきます。 ちょっと意地悪く、近くにいた女子たちに聞いてみました。 校長:「プロポーズって、何?」 5年生女子:「えっ、うふふふ・・・。」 おませさんたちです。【校長】 おって たてて ゆめの町折れ目をつけたり、切込みを入れて挟むことで立つようになります。 1年生の図工では、こうした紙の性質に気付かせるために、紙を使った「ゆめの町」作りを行っています。 町ですから、いろいろなものがあります。 動物園があり、水族館があり、洋服屋さんがあり・・・ 中には「カラオケ」もあるようです。 できた作品を模造紙の上に並べて、1つの町を作っていきます。 「ゆめの町」と言いながら、模造紙を見ると「八王子し中のさんのう」とか「大わ田町」などとやたらとリアルな住所が書いてあり、ちょっと笑ってしまいました。【校長】 暴れ馬跳び中に入ると、「馬跳び」に取り組んでいました。 ペアを組んで、連続10回跳びなどに挑戦です。 寒い体育館ですが、運動量が多く、子供たちの息も上がってきます。 担任から、列で連続跳びの指示が出ました。 これはチャンス。 校長も、有無を言わさず仲間入りです。 子供たちは「え〜!」と言いながらも大喜びです。 校長の「暴れ馬」を跳び越えた子供たちは得意気です。 しかし、これからが大変です。 今度は、校長が跳ぶ番です。 次々跳んでいきますが、校長の重量に耐えきれず、つぶれる馬たち。 全部跳び終わって、後ろを振り返ると、全ての馬たちが床に倒れ込んでいました。 周りで見ていた子たちは大爆笑です。 体育館を出ていくと、 「あ〜、重かったなぁ。」 との声が聞こえてきました。 ダイエットしなきゃ・・・な。【校長】 大金持ちすると、子供たちが札束をもってうろうろしています。 これはダメです。 早速、指導です。 校長:「学校に不必要な物を持ってこない約束でしょ!お金なんか持ってきちゃダメ!」 2年生A:「だって、担任の先生が持ってきたんだよ。」 黒板には、お札やコインの紙が貼ってあります。 お札も日本銀行発行のものではありません。 どうやら算数の学習で、お金を使って大きな数を数えたり、数の仕組みを学んでいるようです。 しかし、2年生が1万円札や千円札を握りしめながら教室を歩いている姿に嫉妬する校長。 我慢できず、指導を続けます。 校長:「やっぱり、2年生がそんなにたくさんのお金を持っちゃいけないんだよ!」 2年生B:「え、ぼく、家に帰れば、2万2千円持ってるよ。」 2年生C:「わたしも、3万円ある。」 あ・・・そうだ・・・ 今は「お年玉後」で、子供が一番お金を持っている時期だ。。。 校長よりポケットマネーを持っている子供たちをうらやましく思いながら、淋しく教室を後にしました。【校長】 ☆きょうのこんだて☆ 1月26日(金)肉団子ときのこのスープ 野菜のピクルス ポンカン 牛乳 揚げパンは植原先生の元気応援メニューです。 先生からのメッセージは、「食べることは、私たちの体をつくることです。バランスのよい食事をとること、朝ごはんを食べることが大切です。しっかりと朝ごはんを食べると 1 勉強に集中できる! 2 うんちがでる! 3 体からパワーがでてくる! などたくさんの良いことがあります。自分の体を守るのは自分です。食べたいものだけでなく、体のことも考えて食事をとりましょう!」でした。 チームで作戦を立ててバスケットボールは、チームで戦いますから、やみくもにボールを追うだけでなく、チームとしての作戦をしっかり立て、役割分担を明確にすることが勝利の鍵です。 6年生は、試合を始める前に、ワークシートに今日のめあてを書き込んでいます。 実際に試合が始まると、熱くなってしまい、めあてで考えていたことが守られないことがあります。 終わった後は振り返りをして反省をすることで、次回のゲームにつながっていきます。【校長】 どちらが強い?今日の課題は、「磁石に力の強さの違いはあるか。」というものです。 子供たちの持っている棒磁石は真ん中を境に赤と黒に色分けされています。 簡単に言うと、「赤と黒、どちらの方がよくくっつくか。」ということです。 子供たちの予想は、違いがある(15人)、違いはない(7人)と大きく分かれています。 こういう場面を見ると、口を挟みたくなります。 校長:「赤は、赤ちゃんだから、力が弱いんじゃない?」 3年生A:「人間じゃないでしょ!」 校長:「今年度の運動会は赤組が優勝したから、赤が強いかも。」 3年生B:「運動会とは関係ないでしょ!」 実際にクリップをくっつけて実験です。 N極とS極に磁力の差がないことは見付けられるでしょうか。【校長】 ♪汽車は走る校長が音楽室に入ると、ちょうど「汽車は走る」を歌い始めるところでした。 校長:「この汽車、きっと『銀河鉄道999』だよ。」 2年生A:「違うよ!もう、音楽会終わっちゃったもん。」 2年生B:「いや、でも、ひょっとしたら999かも。」 2年生C:「次の音楽会で出てくる汽車かな。」 校長の余計な一言で脱線してしまったので、仕切り直しです。 歌詞には「ガッタンゴットン」、「シュッシュッポッポッ」などの擬音も出てきて、子供たちは楽しみながら歌っていました。【校長】 たぬきの顔1年生が扱う物語文は、「たぬきの糸車」です。 そこで、担任が「並行読書」の話をしています。 1年生の「並行読書」のテーマは「たぬきの出てくるお話」です。 子供たちは、たぬきが登場してくる絵本を1冊ずつ手に取って読み始めました。 校長がインスタ映えの写真をねらって、 「みんな、たぬきの顔をしてごらん!」 と声をかけます。 いつもはサービス精神旺盛な1年生も、校長の無茶振りに戸惑い気味。 とりあえず、「ぽんぽこ、ぽんぽこ」とおなかを叩いている子もいました。【校長】 中野北小授業スタイル4年生は、「ごんぎつね」の研究授業を公開します。 本校では、国語の物語文を扱う授業では、全学級「中野北小授業スタイル」に基づいた授業展開を行っています。 今回の研究発表の1つの「売り」です。 詳細については、研究発表会でご説明させていただきますが、「学習課題の設定」が1つの大きな柱となっています。 子供たち自身が読みたい場面、学習したい場面から読みを深める単元指導計画を立てるのです。 4年生は、「ごんぎつね」で、 「なぜ、『ごんぎつね』というタイトルにしたのだろうか。」 「なぜ、ごんはいたずらをしていたのだろうか。」 「撃たれた後、ごんはどうなったのだろうか。」・・・ などのような学習課題を立てています。 中には、 「(作者の)新美南吉さんは、どういう思いで、この作品を書いたのだろうか。」 という学習課題を設定した子もいました。 そこで、本校の研究で取り組んでいる「並行読書」が重要となります。 4年生の教室の後ろ側には、新美南吉さんの本が並べられており、子供たちは、自由に本を手に取ることができるようになっています。【校長】 書き初め展終了へ先日の学校公開の際には、多くの「なかきた家族」の皆様にもご覧いただきました。 書き初めは書いて終わりではありません。 他の作品を鑑賞し、学ぶことも大事です。 今日は、あさひ学級の子たちが校内を回って、各学年の作品を鑑賞していました。 自分のお気に入りの作品を見付けては「上手だねぇ。」などとつぶやいていました。【校長】 |
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