さあ、いただきますの時間です。パンもジャガイモも含め、すべてこの牧場で作ったものだそうです。命の大切さに感謝しながら食します。

　作り方は、いたってシンプルです。牛乳を容器に入れて、ただ振るだけ。しかし・・・、この振る作業。一度始めたら５分以上振り続けないとだめ。かなりきつい運動になりました。
　ですが、うまくいくと、容器の底にバターができていて、うれしさがこみ上げてきます。どの子もうまくいったようです。

　２・３杯も飲むと、腸が脂肪分を消化しきれず、おなかを壊すこともあるそうです。

　原料は、市販されている牛乳の三十倍も濃い脂肪分たっぷりの搾りたての牛乳のみです。

　ソーセージが茹で上がるまでの間、次はバター作りに挑戦です。

　見事上手に出来上がりました。先生たちも例外ではありません。自分たちの昼食を作っています。

　乳しぼり体験で聞かせてもらった、お乳の出なくなった牛がお肉になることを知っているので、子供たちは丁寧に一生懸命取り組んでいました。

　まずは、ソーセージ作りです。班で協力して、お肉を練り、羊腸に入れながら、ソーセージにしていきます。

　すべての体験活動を終え、次は昼食作りです。

　子供たちには大人気でした。

　ヤギやウサギなど、小動物とのふれあい体験もしました。

　しっかりつかまって踏ん張っていないと、落とされそうですね。子供たちからは、大きな歓声があがっていました。

　山の斜面にある畑まで行って、戻ってきます。景色がすごくよく見えました。

　野菜になった気分で、トラクターに揺られます。

　３グループ目は、トラクター体験をしました。

　牛と触れ合う姿も、本当にやさしい表情で触っていました。

　ですから、近くに牛の糞があろうが、子供たちは気にせず、真剣に乳しぼりをしています。

　人間は、他すべての命あるものを食べて生きているという話を分かりやすく話してくれます。

　乳しぼりをする前に、命のつながりの話を、乳牛の一生を通して説明してくれます。

　この牧場のいいところは、ただの乳しぼりをさせるだけではないという点です。