いのちの授業
7月14日(木)3・4校時、第3学年では、生徒が、生命や生きることについて改めて考え、自他の生命をより一層尊重するようになることを目的に「いのちの授業」を行いました。
内容は、助産師さんのお話と体験の2つ。学年を二分し、1時間ずつ交互に、講義は音楽室で、体験は体育館でそれぞれ行いました。 助産師さんのお話は、妊婦・出産のお話を中心に、生命の尊さについて。生徒たちは終始真剣に聞き入っていました「流産や死産など、生まれてこられない子もいる中で、あなたたちはそれを生き抜いてきた。これまでたくさんの人に支えられ、見守られてきてあなたがいる。」というまとめの言葉が深く心にしみたようでした。 体験は、重しを着用した擬似妊婦体験と赤ちゃんと触れ合いそのお母さんからお話をうかがうという体験。生徒は、妊婦のお腹の重さと動きづらさに驚いたり、泣いたり笑ったりする赤ちゃんに戸惑ったり喜んだりと、貴重な体験をさせていただきました。 自他の命、そして自分という存在について、深く考えることができたのではないかと思います。 助産師会や保育園の皆様、保護者の皆様や市の関係部署の方々など、多くのご支援・ご協力により、本校3年生は貴重な経験をすることができました。この場を借りてお礼申し上げます。 ありがとうございました。 校内研修会今回のテーマは「特別支援教育の視点を生かした指導」。講師に府中市教育委員会統括指導主事の国冨尊先生をお迎えし、5時間目の授業を見ていただいた上で、授業のユニバーサルデザイン化についてお話をしていただきました。 ユニバーサルデザインとは、障害のあるなしに関わらずできるだけ多くの人が使えるデザインのことで、私たち教師にとっては「多くの子どもにとって『分かりやすい』『学びやすい』『楽しい学び』を提供できる授業や教室環境のデザイン(国冨講師)」と言い換えることができます。 わずか1時間強の研修会でしたが、参加した全教職員が真剣に受講しました。 今後の授業に生かせるよう努力します。 学校公開・学校説明会
7月9日(土)、学校公開を行いました。
あいにくの雨にもかかわらず、実に多くの保護者や地域の方にご来校いただきました。心より感謝申し上げます。ありがとうございました。 中学生になると、家族に「来なくていい」と言う生徒は少なくないかと思います。しかしその言葉は100%全て本心とは限りません。生徒により異なりますが、来てほしいという言葉の裏返しで「来なくていい」と言う子もいれば、気持ちの大半は「来なくていい」と思ってはいても、心の数割に「来てほしい」という気持ちがあったり、「来なくていい」と言いながら、本当に誰も来ないとさびしく感じたりという子がほとんどと思います。 お子さんの言葉にうろたえたり躊躇したりすることなく、今後もぜひお越しください。 学校公開と並行して、現在小学6年生の児童の保護者を対象にした学校説明会も行いました。今年度2回目となりますが、こちらの予想を大きく超える約60人ものご参加をいただきました。ありがとうございました。(3枚目の写真) ひまわりが咲きました梅雨の明けぬうっとうしい天気が続いていますが、この一角だけは、夏の到来を思わせるように明るく輝いています。 梅雨の一休みのある日、ひまわりに負けず輝く笑顔のテニス部員たちと撮ってみました。 生徒会挨拶運動見ていると、ほとんどの生徒は「おはようございます」と挨拶を返していますが、中には下を向いたまま無言で通り過ぎてしまう生徒も。 人間関係は挨拶に始まり挨拶に終わるとも言われます。しっかりと気持ちのよい挨拶ができるよう私たちも指導してまいります。 私たちも勉強しています
6月29日(水)、今年度4回目となる校内研修会を行いました。
今回は「授業力の向上」をテーマに、前半では教員がそれぞれ行っている授業の工夫や抱えている課題について情報提供し合ったり意見交換したりし、後半では前半の協議をもとに校長が授業力向上についての講義を行いました。 生徒が「分かった!」「できた!」と実感できる授業を行うべく、これからも研究と修養に努めてまいります。 なお、過去3回は、次の日時・内容で研修を行いました。 4月 5日(火):今年度の研修計画について 4月27日(木):生徒理解 6月 8日(水):小学校と中学校の円滑な接続(第五小、第七小、山田小と合同開催) 2年生の職業講話
八王子市の産業政策課より職員を派遣していただき、職場体験に向けて「働くとはどういうことか」を学びました。
冒頭、副校長から「職場体験は9月になって始まると考えてはいけない。学校の先生や保護者とは違う大人が、君たちのために話をする。これも大事な体験です。もう、職場体験は始まっているとの意識をもって聞いてください。」との話がありました。 テスト明けで、眠そうな顔をした生徒もいましたが、真剣に話を聞いていました。講師を務めていただいた中野さんが進路指導主任に「下足箱の靴がこれほどきれいに揃っている学校は見たことがありません。」との感想を残してくださったそうです。3年生の下足箱を見てのことです。良い伝統は上級生から作られる。次は、部活でも、委員会でも2年生ががんばる番です。 梅雨の中でも美しい花が
本校の美化ボランティアの皆さんが、毎週のように雑草を抜いたり、水遣りをしたりしてくださったおかげもあり、あじさいやなどがきれいな花をつけています。校庭内より、道路から見る方がきれいです。
学校の噴水のある池を清掃
何年ぶりなのかは分かりませんが、学校の正門奥にある池の清掃をしました。見た目以上にヘドロがたまっており、排水をした直後は、生臭い匂いもしていましたが、3日間かけて、きれいになった池で、金魚も泳ぎだしました。蓮の花もいくつか株を処理し、新たな広がりへの準備をしています。
7月9日の学校公開日にぜひ、ご覧ください。 体育祭スナップ2
受付からグラウンドまでの動線。
武道場周辺に第四駐輪場、畑の周辺に第三駐輪場を整備。 男子の竹取を1号館3階から。違った迫力があります。 体育祭スナップ
長距離走を1号館3階廊下より写す。
竹取物語、本数確認。 3年生全員リレー本部側のバトンタッチ 第56回体育祭
午前6時にメール配信はしたのですが、HPをアップしておりませんでした。申し訳ありません。
体育祭スローガンがバックネットに張られ、開会式も立派に行われました。午後はプログラムの予定時間通り、13時20分からスタートします。 噴水池の大掃除をしました今回は、池の水をすべて落とし底にたまった大量のヘドロを全て掻き出すという大掛かりなもので3日かかりました。 その苦労の甲斐あり、澄んだ水になりました。 体育祭における学習塾の宣伝行為について
6月4日(土)に実施した本校体育祭において、学習塾のスタッフが来賓と称して校内に入り一部の保護者に学習塾名の入ったうちわを配布していたことが、ある保護者からいただいた情報により判明いたしました。
そこで、当該学習塾に対し事実関係の確認を行った上で、来賓に当たらないとの認識がありながら来賓と称したこと、許可なく校地内に立ち入ったこと、宣伝活動を行ったこと等が違法であり悪質であることを、当該学習塾に対し校長が厳重に抗議いたしました。 学校行事において学習塾の宣伝行為があったことを不審に思った方もいらっしゃったかもしれませんが、以上のとおりの状況ですので、ご理解くださるようお願いいたします。 6月のPTA役員会内容は、2日後に迫った体育祭に向け、PTAの役割の最終確認と準備作業。たくさん事項を限られた時間・人数で効率よく行ってくださいました。 学校が行事等の教育活動を行う際、教員が生徒の指導に専心できるのは、こうした本部役員をはじめとするPTAの皆様のお力添えがあるからこそ。 心より感謝申し上げます。 朝の風景
毎朝8時15分から教職員は朝の打合せを行っています。連絡は重要なものを皆早口で行い、打合せが終わると副校長以外の全員が即座に職員室を出ます。
担任は少しでも早く自分の教室に行き、そこで登校してくる生徒を迎えます。そして8時25分になったら生徒と一緒に朝の読書。ほとんどの生徒が黙って真剣に本と向き合い、しーんとした教室の中にはピーンとした空気が張り詰めています。とても素敵な光景です。 この間、各学年の副担任たちは昇降口で、下駄箱の靴を一足一足見ながら生徒の登校状況を確認しています。また、遅れてきた生徒がいれば「どうしたの?」「具合でも悪い?」などと声をかけ、生徒の状況を確かめます。昇降口の周辺を掃除する副担任もいます。 このような光景が、本校では毎朝繰り返されています。 体育祭横断幕、ポスター完成
体育祭までちょうど一週間。横断幕が完成し、ポスター展での入選者が決まりました。
1位(ポスター)は2年生、2位(生徒用プログラム)と3位(保護者用プログラム)は3年生の作品です。 今回はポスターをA3に拡大してカラーコピーしたものを教室、廊下に掲示しました。また、本年度はA4版のものをラミネート加工し、校庭フェンス沿いに4か所掲示してみました。 今週の学校
美化ボランティアのみなさんと、生徒のボランティアとで花壇の花を入れ替えました。古い花株をとり、雑草を抜いて、新しい花株を入れていきます。1時間の作業でしたが、しっかり汗をかきました。
先週末にプール清掃がありました。土・日で注水し、今週から水泳部が練習を開始しています。ただし、校庭の砂がだいぶ入り込んできてしまっています。風が強いと寒いのですが、昨日は気持ちよさそうでした。水温が低いので、短時間で練習を終えています。 体育祭の放課後練習、1年生は学校から少し離れたサブグラウンドで、2年生はトラックを利用してリレーの練習を中心に、3年生はフィールド内でムカデの練習です。全校練習から引き続きでしたが、みんな元気いっぱいでした。 5月26日 全校練習
第2回の全校練習。開閉会式、全校体操(今年はストレッチ)竹取物語の入退場等を確認しました。風が強く、砂埃が舞います。周りで先生や見学の生徒たちが水まきをしてもすぐに乾いてしまいました。実行委員の指示のもと、集中するときは集中する、それができる七中生の姿が見られました。がんばっている実行委員をどう支えるか、ひとりひとりの自覚をより高めて、予行、本番に臨みましょう。
色別の団ごとに前進、選手宣誓時の隊形、ストレッチでの様子 学校朝会校長講話「ご先祖様の話(命の尊さ)」
1つ前の記事「学校朝会・教育実習スタート」でも概略を記しましたが、5月18日(水)の生徒総会終了後、全校生徒に生活指導主任が指導した件を受け、本日の学校朝会で校長が次の話をしました。
********************** ご先祖様についての話をします。 自分には、いったい何人くらいのご先祖様がいるだろうと思ったことはありませんか。一緒に考えてみましょう。 一人の命が誕生するためには、その時点で2人の親がいます。その2人の親にも、命が授かった時点では、それぞれ2人の親がいます。君たちを中心に見れば、おじいちゃんとおばあちゃんですね。2人のおじいちゃんと2人のおばあちゃんですから、合わせて4人。そのおじいちゃんとおばあちゃんにも2人ずつの親がいたので、ひいおじいちゃんとひいおばあちゃんの数は合わせて8人。そしてその親はさらに2倍になるので16人……。 気づいた人もいるかもしれません。1代前、2代前と、代が一つさかのぼるごとに2倍ずつその数は増えます。1代前は2の1乗、2代前は2の2乗というように計算できると言えば分かる人もいるでしょう。 では、一気に話が飛んで、今から300年前の1716年までさかのぼったとき、ご先祖様の数はどれくらいになるか考えてみましょう。ちなみにこの年は、徳川吉宗が8代将軍になった年です。よく1世代は30年と言われるので、300年前は、300÷30で10代前となります。だから、2を10回かけ合わせた数ですね。計算できますか。 答えは、1,024。そう、今から300年前、江戸時代に当たる1716年には、みんなには1,024人ものご先祖様がいたことになります。でも、この数は、この時期に生きていたご先祖様の数ですから、ご先祖様全ての数となると、これ以降に生きた人たちの数を足さなければなりません。計算すると、2,046人にもなります。すごい数でしょう。 でもこれで驚いてはいけません。900年前、鎌倉幕府を開いた源頼朝さえ生まれていなかった1116年で考えてみると、30代前だから2を30回かけ合わせた数で、なんと、1,073,741,824人! その当時生きていたご先祖様は10億人以上になるのです。すごい人数ですね。 さて、ご先祖様の数の話はこれくらいにして、本題に入ります。 300年前に生きていた1,024人のご先祖様のうち、また、900年前の10億7千374万人あまりの人のうち、もしたった一人でも、この世に存在しなかったり、また、存在したとしても、子をもつ前に命を失ったりしたとしたらどういうことが起きますか? そう、あなたは、この世に存在できなかったのです。これだけたくさんの人がいながら、たった1人でも存在しなければ、あなたは生を授かることができなかったのです。このように、命というものは、ご先祖様から子孫へと受け継がれてきた尊いものなのです。 では、今度は逆に「これから先」を考えてみましょう。仮に将来あなたに2人の子が授かったとします。そしてそれらの子どもにも、またその先も2人というように、誰にも2人ずつこどもが授かったと仮定します。そうすると、あなたの子孫の数は、300年後には1,024人、900年後には10億人以上にもなるのです。 縁起でもないことですが、もし万が一、病気や事故などで、あなたが子どもを授かる前に命を失ったら、どうなるでしょう。そうですね、実にたくさんの数の人が、未来のこの世に存在できなくなります。 あなたの命がどれだけ大切かを分かってくれましたか。それは、あなたにとっても周囲の人にとってももちろんです。が、それだけにとどまりません。未来に生を授かるあなたの子孫にとっても、あなたの存在、あなたの命はとても大切なのです。あなたがいなければ、存在することができないのですから。このことをぜひ覚えていてください。自分を、自分の命を大切にしてほしいです。 また、命の重みや大切さは、自分だけというものではないですね。他の人の命も同じに大切です。他の人の生命を尊重する。それは、イコール、他人を思いやるということです。 人間だけじゃありません。人間以外の動物にも、植物にも、命は宿っています。このことも常に意識してほしいと思います。 さて、ここまでの話を聞いて、疑問をもった人がいるかもしれません。900年前の自分のご先祖様だけで10億人以上。それだけで日本の人口をはるかに超えているではないかと。そうですね、この学校の生徒のご先祖様だけでも5兆人を超えてしまいます。どういうことでしょうか。 一言で言えば、重なっている人が実にたくさんいるのです。父方の10代前のおじいちゃんと母方の9代前のおじいちゃんが同じ人というようなことがあちこちで見られるのです。また、ある1人のご先祖様はほかの人のご先祖様ともたくさん重なり合っています。そうすると、ここにいる全員は、お互いに「遠い親戚」、私たちは皆親戚なんです。 そう思って、お互いを大切に、そして仲良く過ごしていきましょう。 ********************** 生徒総会後に行った全校生徒への指導について、すでにお子さんから聞かれている方もいるかもしれません。 全世界のどこからでも閲覧できるホームページですので、ここで詳細について触れることを差し控えますが、その前日である5月17日に起こった出来事を踏まえてのことです。もしお分かりでない方がいらっしゃいましたら、ぜひお子さんに尋ねてください。 ご家庭でも話題にし、命について考える契機としていただければ幸いです。 |
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