今年から6年生がデイ・ケアセンターとの交流学習を「総合的な時間の時間」を使って行ています。人生の大先輩である方々との温かな交流は、子供にとっても相手の方にとっても、素晴らしい出会いであり、教室では学習できない昔話を直接聞いたり、相手を労わる言葉が子供の口から出たりと、大変意義のある勉強であると思います。
総合的な学習の時間の目標である『自己の生き方』を考える機会になるものであると思います。世代を超えたこの触れ合いを見ていて、私は、とても気持ちが和やかになりました。
今回の訪問は、何回目かになります。今日は、ゲームや昔の遊びを笑顔の中で楽しそうに行いました。そして、後半は、戦争の話を伺うことになっていました。子供たちは伺った話を一生懸命に聞き、書いていました。以下に子供から出た質問と話の抜粋を載せます。
1戦争中、何をしたかったですか?→○ご飯をたくさん食べたい。
2戦争中、1番苦しかったことはなんですか?→○おなかがすいたこと。
3戦争することになって、どう思いましたか?→○あまりやりたくなっかた。
4疎開しましたか?→○世田谷から八王子に疎開しました。
5戦争が終わって嬉しかったですか?→○嬉しかった。おなか一杯ご飯が食べられてよかった。
みなさん一人残さず最後は、もう2度と戦争はしないことだと、お話しされていました。 今回の交流を通して、学んだことを子供は自分なりに消化して、みんなの笑顔が花咲く世の中を築く人材になって欲しいと改めて願いました。