ゴースマイル!小宮小!

PTAから本を寄贈していただきました

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 10月5日(土)のPTA運営委員会において、「さかみち文庫」として図書室に本を寄贈していただきました。PTAによる本の寄贈は、毎年行っていただいているものです。子ども達に豊かな心を育んでもらいたいとの思いからです。子ども達は、読書を通して新しい発見や心揺さぶられる感動、疑似体験を通して主人公の心情に迫る思いをいただくことでしょう。
 しかし、まず子ども達が本を手にしないことには、上に書いたことは絵に描いた餅になってしまいます。先の5・6年生の学力調査の意識調査では、全国・都と比べて「読書をする時間を日常的に持っている割合がとても低いことが分かりました。』ゲームをする時間を減らして子ども達にまず、本を読む習慣付けを学校・家庭が協力して進めていきましょう。

「自分の命は自分で守る」〜親子3世代交通安全教室〜

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 みなさんは、1番大切な物は、何だと思いますか?そう「命」ですね。その命を守るために9月28日午前10時から小宮小学校校庭にて、「親子3世代交通安全教室」が開催されました。当日は、地域の年配の方々と祖父母・父母で参加した子ども達もいました。校庭に模擬の道路を作り、車に乗る時の死角や実際の交通事故が起こる場面を再現していただき、改めて交通事故の怖さを実感しました。その後は、自転車の正しい乗り方や歩行の仕方などを指導を受けながら行いました。参加した地域の方、保護者、子ども達は、とてもいい勉強ができたと思います。
 警察の方が言われたのは、自転車・歩行の時は、確認することの大切さを話されていました。「信号が青でも、右・左・右・後ろ」を確認することを常に自分に言い聞かせて欲しいと話されていました。
 私は日頃から子ども達に「自分の命は自分で守る」と言い続けています。交通事故に関わらず、災害、不審者からも自分の命を自分の判断で守れる子どもになって欲しいと願っています。命があればこそ、夢や希望、願いがかなえられるのです。その大切な命を有意義に勉強に運動にそして友達と協力すること、困っている人を助けることに使って欲しいものです。最後に、PTA会長は、代表でパトカーに乗っている姿を見て、少し羨ましくなったのは、私一人ではなかったのではないでしょうか?

「読書」は生きる力に!2

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 図書室の本の修理と整理をしていただいた図書ボランティアの方々、PTA保護者の方々の写真の容量が重くて掲載できませんでしたので、今回、掲載します。失礼しました。

「読書」は生きる力に!

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みなさんは、読書は好きですか?本は、私たちに時には、感動と生きる希望や問題の解決法、そして励ましのエールを送ってくれたりします。本を読むことによって、未知の体験を経験でき、新しい発見があり、知識を得るだけでなく様々な考えを学び、生きる力を得ることもできます。私が最近読んだ本では、百田尚樹さんの「永遠の0」がお勧めです。命の大切さ、命は自分が愛する人の為に使ってこそ価値があること、生き切ることの大切さ…など沢山のことを学びました。
 さて、小宮小の読書活動はPTA・保護者、地域の方々に様々な援助をいただき運営を行っています。図書ボランティアの読み聞かせ、保護者の方の読み聞かせなど、子ども達が楽しみにしている時間でもあります。そこで出会った本から沢山のことを感じ取っている様子を担任の先生から聞いています。
 また、子ども達の目には見えない裏方としてもPTA・保護者・地域の方にはお世話になっています。9月3日(火)には地位のボランティアグループの方が資源回収で集めた資金で本を買って寄贈していただきました。心のこもった本です。子ども達がしっかりと読書に励んでほしいですね。さらに、例年のことですが、9月12日(木)と13日(金)に図書室の本の修理と整理をしていただきました。本当に大勢の方に来ていただき、PTA・図書ボランティアの方の熱い思いが伝わってきました。この場を通じてお礼を申し上げます。ありがとうございました。
 環境は揃っています。後は、どれだけ読書好きな子どもが増えるかです。少しテレビやゲームの時間を控えて、親子で読書の時間を設けることもいいのではないでしょうか?

夏休みの力作

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 9月2日、心身ともに大きく成長した子ども達が小宮小学校に戻ってきました。始業式も終わり、その後、引き取り訓練を行いました。眩しい日差しが照りつける暑い中での引き渡し訓練でしたが、ご協力をいただきありがとうございました。さて、今回は、登下校中での危険個所を確認しながらの訓練としましたが、しっかり取り組んでいただけたでしょうか?備えあれば憂いなし、転ばぬ先の杖などとも言われています。ちょうどこの日、埼玉県の越谷市では竜巻も発生し、大きな被害も出ました。「自分の身は自分で守る」子どもになって欲しいと願っています。
 さて、長い夏休みの子ども達(保護者の協力)の自由研究がオープンスペースに展示されたり、各クラスで作品の発表会が行われたりしています。私もクラスを覘いたり、オープンスペースで作品を観たりしました。どの作品にも、子ども達のアイデアや工夫、思い出や親子で取り組んだ様子が目に浮かぶものばかりで、とても感激しました。低学年から高学年に至るまで成長の発達段階が良く分かります。こうして、自分の力で創り上げた体験は、本当の生きた学力につながると思います。作品創りを通して、最後までやり切る気持ち、出来た後の満足感はきっと、子どもの成長にプラスになることでしょう。保護者のみなさんにも感謝申し上げます。機会がありましたら、ぜひ来校してご覧ください。
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特別支援教育についてNO7

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 発達障害は、大きな意味ではその人がもっている個性です。その個性の良さを伸ばして開花させ、社会で活躍している人が大勢います。
○こだわりを伸ばせば、科学者や研究者等に適しています。現在も大学や専門分野で活躍している人も大勢いいます。
○ADHDに見られる衝動性は、判断力の速さで、企業のトップの人で必要とされています。発想も素晴らしいので、企業家も大勢、成功しています。
では具体的にみなさんが知っている有名人にはどんな人がいるのでしょうか?調べてみましたので、紹介します。
「スティーブ・ジョブズ」…Apple社の創始者です。Ipad,、iPodなどで世界に大ヒットを記録しました。彼は、アスペルガーと言われています。
「ビル・ゲイツ」…Windows、Word、Excelなどマイクロソフトの創始者です。この人もアスペルガーだそうです。
「トーマス・エジソン」…注意欠陥多動性障害だとか、アスペルガーだとか、色々な説があります。沢山の生活に役に立つ13000もの発明をした発明王です。一つのことに対して興味・関心を追究することが好きだったようで、その能力が発揮されたのでしょう。
「アインシュタイン」…3歳まで言葉を覚えなかったそうです。失語症(ディスレクシア)で、文字などが反転したり、鏡文字のような字を書いたりしたそうです。自閉症かアスペルガーという説もあります。学者肌なので、アスペルガー症候群の傾向が強いと思われます。
「黒柳徹子」…日本でも有名なタレントです。本人が計算障害、読書障害であることを告白しています。
「ケネディ大統領」…アメリカの元大統領です。注意欠陥多動性障害(ADHD)だったそうです。経営者や企業家は注意欠陥多動性障害(ADHD)の気がある人が多いようです。
「トムクルーズ」…文字を読むのが苦手で、読字障害、失語障害であると自分で公表しています。今や世界的俳優ですが台本を読むのが苦手で、台本は読み上げてもらったものを録音して覚えるという方法で乗り越えています。自身の経験を活かして学習障害の支援も積極的にしています。
「ウォルト・ディズニー」…ディズニーの生みの親です。この人も失語障害だそうです。
その他に「レオナルド・ダ・ヴィンチ、坂本竜馬、長嶋茂雄、さかなくんなど…本当に大勢います」
こういった人達も発達障害では?と言われています。立派な人たちばかりです。発達障害でも能力を活かせば、成功することができるのです。誰もが自分のもっている自分の能力・才能の芽を伸ばし、良さを発揮させて、これからの良き未来を担う社会人になるように一人一人の良さを引き出し、伸ばす教育活動を行いたいものです。

特別支援教育についてNO6

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あと1週間で2学期の始業式です。最近やっと、朝晩が過ごしやすくなってきました。少し、ホットしています。さて、今回は、前回に引き続き、『発達障害』についてみなさんと理解していきましょう。
○学習障害(LD)
基本的には知的発達に遅れがないが、聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態のことをいいます。また、LDのうち、読み書きが困難な場合(状態)をディスレクシアと言います。
具体例…・マス目の中に文字が書けない。・文字がゆがんで読めない。・整理整頓が苦手。・ヘンとツクリが反対になる。・左右が理解できない等。
○注意欠陥多動性障害(ADHD)
年齢あるいは発達に不釣り合いな注意力、又は衝動性・多動性を特徴とする障がいです。対処療法として薬が処方されることがあります。
具体例…・気が散りやすい。・じっとして居られない。・順番を守れない。・過度に手足などを動かす。・話を最後まで聞くことが苦手。他人の行動をさえぎる等。
これまでに、自閉症(広汎性発達障害)、学習障害、注意欠陥多動性障害がどんな障害か確認してきましたが、その他に心理的な要因による「選択制かん黙等」があります。心理的な要因によって、特定の状況下で音声や言葉を発せず、学業等に支障がある状態です。
★注意欠陥多動性障害については、以下の「NPO法人えじそんくらぶ」のアドレスをクイックしてください。とても分かりやすく説明が載っています。
http://www.e-club.jp/adhd/adhd_download/91.html

特別支援教育についてNO5

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毎日暑い日が続いています。夏休みも残り少なくなってきました。宿題や課題は終わっていますか?まだの人は追い込みを頑張ってくださいね。特に低学年は保護者のみなさんの協力が必要です。よろしくお願いします。さて、今回から、特別支援教育の中でも通常級において見られる『発達障害』について、良く使われる言葉の整理をしておきましょう。今回は、自閉症を中心にお話しします。断っておきたいのは、発達障害とは、子育ての仕方や養育によって発症するのもではなく、何らかの脳機能の神経系に生まれながらに備わっている障がいです。発達障がいのお子さんの保護者みなさんの育て方が悪いというのではないという点を強調しておきます。一番、ご心労を重ねておられるのが保護者の方です。学校は、特別支援教育「一人一人のニーズに応じた教育を支援すること」で、共にお子さんの成長のために力を合わせていきたいと考えています。
○自閉症又はそれに類するもの(広汎性発達障害)今では大きくくくり(自閉症スペクトラム)とも言います。主に見られる特徴として、人への反応やかかわりの乏しさ、社会的関係の形成に特有の困難さが見られること、言語の発達に遅れや問題があること、興味関心が狭く特定のものにこだわることのほか、刺激への過敏性や幼児期に見れれる多動性などが挙げられます。また、それに類するものとして、知的な障害を伴わない高機能自閉症、言語や知的に課題のないアスペルガー症候群があります。自閉症スペクトラムという言い方は、その症状が軽いものから重いものまで全てを含む言い方です。

夏休みの後期水泳指導始まる

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本日8月20日(火)から夏季休業中の水泳指導が始まりました。子供たちの元気な姿がプールに戻ってきました。どの子も一生懸命にバタ足の練習に取り組んでいます。「千里の道も一歩から」この積み重ねが大事なんですね。自分で決めた目標に向かって努力する姿は見ていて気持ちのいいものです。
さて、今のところ、この夏休み中に大きな事故や怪我の報告が入っていないことは、とても嬉しことです。石川町や小宮町の夏祭りにも行きましたが、子供たちが元気にあいさつしてくれたり、声をかけてくれたり、御囃子や盆踊り等を披露したりしているまばゆい姿は、夏休みの大きな思い出となりました。9月2日(月)の2学期の始業式にはまた、大きく成長した子供たちに会えることを楽しみにしています。
連日の猛暑な中、体調管理には十分注視して、規則正しい生活に徐々に戻していきましょう。

「齋藤孝教授」から学んだこと

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 7月24日(水)東京自治会館にて、講師は最近、TVにもよく出演されている「齋藤孝 明治大学教授」。テーマは「今求められる学力とコミュニケーション力」についての研修会に参加しました。以下に、私なりの齋藤先生から伺った講演の内容をまとめました。
まず、「心と精神は同じでしょうか?」と言う質問がありました。同じと答える人もいましたが、私は違うと思いました。齋藤先生によると「心は日々変わる。人によって違う。精神は日々変わらない。一定の価値観をもっている。」と。「今の若者は、心が大きく支配し精神は、浅く薄い、自分を支えられずに他者の評価を気にする。昔の人は、心が少しで、精神が大きかった。いわゆる儒教や仏教・武士道等の精神をもっていた。」そこから歴史を振り返り、戦後はGHQによって精神よりも心を大切にする教育を行い現在に至っている。今は、精神の話ができるいい時代になってきたと言う話をされました。
更に、今の大学生は「朝読」をしてきた世代なのに本を読まない。効果が出ていない。その訳は、読ませるだけでアウトプット(意見・感想)をさせていないから。齋藤先生性は大学生に本と新聞を読ませて、感想を書かせているそうです。本は1週間で3冊。それを元に4人グループでディスカッションをさせているそうです。「これからの学力はコミュニケーション力、人間関係力だ。」と。また、授業後は2人組で分かったことを短い時間でお互いに言わせているそうです。   
(齋藤先生が進めるノート)  (齋藤先生の描く人間)
                        ・身体の習慣
  ★上の画像          ★上の画像(挨拶・微笑む・規則正しいい生活)
                         身体の上に精神があり心がある。


 また、子ども達に「なんとなく仲よくしよう」という心で話しかけてもダメで、精神(論語などでもいい)論を教える必要がある。「どう生きるべきか?」など。学校は、学力と精神を付ける所。今の子どもは伝統として受け継がれた精神がないので、心だけで判断している。身体の軸を付けるためにも腰を安定させて(立って)音読させること。また、キレやすい子には「深呼吸して、ゆっくり息を吐かせる」と落ち着く。日本人と言うなら精神をもっていて欲しい。次に例を挙げて、「坂本竜馬、勝海舟は剣(技)を磨くことによって精神が作られた。呼吸法を大切にしてきた。」今、名言・格言を毎日言わせることで、精神も自然と身に付く。人の話を聴けることが大切。「話をしている人にへそを向ける。話が終わったら拍手する」ことを徹底すること。小学校の内に新聞の社説を読めるようにすることが学校の役目です。週1回でいいから4人組で新聞の切り抜きについて発表し合う時間を作って欲しい。
 以上のような話でした。私なりの解釈なので齋藤先生の言われている趣旨と違っていましたら、お許しください。先生の話された良い点は知識のままで覚えるのではなく、実践することが大切です。子どもの成長に活かせるもの、学校生活や授業に活用できるものは取り入れていくことが必要です。本校の教職員にも伝えていきます。なお、詳しくは、沢山の書物を書かれていますので、そちらをご覧ください。     校長  井上正彦 

特別支援教育についてNO4

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こんにちは。昨日に引き続き7月23日(火)に「東京都立多摩桜の丘学園」にて研修会に参加しましたので、紹介します。「東京都立多摩桜の丘学園」は肢体不自由と知的障がいの児童・生徒が学ぶ特別支援学校です。今回の研修は「学級内でつまづきのある児童・生徒への支援」〜AD/HDを中心に〜です。講師は、「NPO法人えじそんくらぶ代表の高山恵子先生」です。高山恵子先生自身もアメリカの大学在学中にLD(学習障害)とADHD(注意欠陥多動性障害)と診断された方です。私も地図の見方が苦手で進行方向に地図を傾けないと全く自分がどこを歩いているか分かりません。北を上にして地図を見ることが未だにできないので、私もLDの傾向があると思っています。
さて、私なりにお話をまとめましたので、今回も箇条書きで示します。
1「発達障がい」とは、発達にアンバランスがあり自分の努力だけでは改善しない生物学的な特性をもち日常生活での著しい支障(適応障害やストレス、対人関係のトラブル)がある。
2「パステルゾーン」とは、発達に軽いアンバランスがある。(診断名が付くほどではない)20パーセントいると言われている。クラスにもいると言うこと。
3「ハンターセオリー:適材適所」とは、ADHD状態はサバンナでは障がいどころか、獲物を捕らえる才能になる。すぐに判断して行動ができる。得意なことで欠点をカバーする力を付けることができる。
4「脳科学研究からの効果的な支援」とは、「やる気スイッチを入れる」…・実力+1の課題・達成感・成功が予感できる課題(成功体験がポイント)・特性に合った運動(卓球などは個の対応なのでいい。野球ならピッチャー、キャッチャーがいい。外野は気が他に散ってしまう。)・興味のあること・ドーパミンが放出される前の行動を繰り返す(半分できたところでほめる。『半分しかできていないじゃないか』は禁物。
5「作業記憶障害」とは、指示・ルールを忘れる。時間・情報管理が苦手。話が聞けない。衝動をコントロールしにくい。板書・暗算が苦手2つ以上の内容を同時に保持できないなど。
6「存在と行動を分ける」とは、何かできないことがあってもダメ人間じゃない。発達はみんな違う。みんなをイライラさせているのはその子の行動です。存在は好きでいること。例えば、「うちの子は花粉症です」と「うちの子はアスペルガーです」は同じである。その子の存在は同じである。
7「セルフエスティーム:自尊感情」とは、自己イメージに対する周囲の評価をもとに自分自身が価値ある存在だと感じ、自分を大切にしようと思うこと。セルフエスティームを高めてあげることが大切。適切な評価を。過大評価はダメである。
8「セルフエスティームを高める方法」とは、・人格と行動の分離・誰も責めない「なんでできないの」ではなく「どうやったらできるかな」・成功体験(クラスでその子の役割をもたせ、活躍させる場を意図的に作る)・失敗した時がチャンス(ねぎらいの言葉かけ「頑張っているのに残念だね」)・不完全が自分を好きになる(周りの子が共感・同感し、好きになってあげること、苦手な所を共有するするとすぐに本題に入れる)×「うちの子はダメな子」は禁句。・「宿題やったら、テレビ見ようね」は○、「宿題しないと、テレビを見せない」は×。・遊びながら負ける練習も必要(囲碁や将棋等もいい)
9「深い信頼関係を築く視点」とは、・評価しないで話を聴く。・あなたの視点で話を聴く。・共通点を探して共有する。・相手の言った言葉の1部を(特に感情)繰り返す。自分が好きなものは相手も好きだと思ってはいけない。
10「クラスのいじめを撃退する」には、・イガイガ言葉の徹底排除(冗談でも「死ね」等はダメ。冗談だったらいいもダメ×。嫌なことは人によって違うことを教える。自分がいいと持っても相手は嫌がっていることがある。例えば、触られるのがいやとか、大声がいやなど。・ほんわか言葉を増やしましょう。(ありがとう、助かる、うれしいなど)
11「過敏反応」に対しては、(過敏反応:掃除機の音、叱責の声、シャワーが針が刺さるように痛がるなど)共感を繰り返すことが大切。しかし、ある時間だけは我慢させることも必要。
12「分かる指示・学習スタイル」とは、
 ○視覚型…メモ、視覚化、ルールを書いておく
 ○聴覚型…口頭、「○○君」と呼んでから指示を出す、DVD教材、「今何をするんだったかな?」と聞く。
 ○体得型…体験学習、一緒にやる   
○わからない指示は聞かなくなる。(こそあど言葉は、ダメ×。「こんなところでこんな遊びをしてはダメ」は通じない。視覚障がい者の人に話すように話すこと。
○言われたとおりに受け取るので、「どうしてちゃんと授業を受けないの?出なさい。」と言うと、教室を出てしまう。
今回も沢山のことを書いてしまいました。何かの参考にしてください。上に書いたことは、発達障がいでなくても子育てや教育に通じる多くの示唆があると思います。子どもの豊かな成長のために共に手をとり合っていきましょう。写真は「東京都立多摩桜の丘学園」の校舎です。
校長  井上正彦

特別支援教育についてNO3

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 みなさん、暑い日と急な豪雨などが続いていますが、体調はいかがでしょうか?やはり、「早寝・早起き・朝ごはん」など規則正しい生活が1番ですね。また、暑い時は、外出を控え、こまめな水分補給・休息などが大切です。
 さて、今回は、7月19日(金)に「東京都立八王子特別支援学校」で行われた研修会に行きましたので、その時の報告を兼ねて、発達障がいに伴う対応の在り方について、まとめてみました。内容は「感覚統合の理論に基づいた支援について」です。講師は、作業療法士の松井匠先生です。以下に大切だなと思うことを箇条書きでお知らせします。何かの参考になればと思います。
1人間の行動には、「感覚」-「脳」-「運動」が関わっている。「姿勢の崩れ」や「落ち着きのなさ」等はやる気や意欲のなさではなく、脳に原因があると言われている。子どもの実態から把握することが大切である。
2常にほどよい挑戦、ちょっと頑張ればできることをさせることで、脳の発達を促す。
3自己肯定感を常に感じられる環境に居ること。
4脳や脊椎等の神経系は6〜12歳に発達する。よって、小学校の時期の教育が大切である。
5発達障がいによって発症する「感覚の過敏性」…雨が痛い。シャワーが痛い。エンジン音を嫌がる。雷や花火を怖がるなど。本人にとっては苦痛なことだと理解すること。
6ボディーイメージの3要素。「感覚」…触る、触られる時に感じる。「固有受容覚」…手足や身体の動きを感知する。(目を閉じていても動きや重さ、関節の曲り、抵抗等を感じる)「前庭覚」…姿勢の維持・調整等に関わるもの。(重心が分かる。眼球運動。交感神経と副交感神経の調整など)この3つの要素が調和よく連携しないことが発達障がいのある子どもには出やすい。
7発達障がいのある子どもには感覚統合障がいの1つである「感覚調整障がい」が出やすい。身体や環境からの感覚入力に対して低反応もしくは過剰反応を示すこと。例えば、少しの刺激でもなんでもかんでも過剰に反応し脳の中では混乱したり、反対に沢山の刺激を与えても満足しないことが起きる。
8「感覚調整への対応」…感覚過敏な場合は、・情緒の安定を図る。(教室の構造化、不安の改善、体調を整えるなど)・まずは刺激を遠ざけ、安心感を与える。低反応な場合は、・必要に応じて刺激を得られる活動に取り組む。・生活スケジュールに刺激の入力を組み込む。(勉強の前に背伸びや腕を伸ばすなど)
9検査をしないでオペをする医者はいない。〜アセスメント(実態把握)から始める〜ことが大切である。
10プロセスを重視した評価が大切。適切な課題設定。子どもの自発的な挑戦が1番大切。
11「どんなほめ方がいいのか?」
○触覚…握手・背中をさするなど。
○固有…ぶるぶる握手・マッサージなど。
○前庭…身体を揺らす・高い高いなど。
○視覚…笑顔・花丸・シールなど。
○聴覚…ほめる言葉・拍手など。
 沢山のことを学びました。私自身がまだ整理が付いていません。発達障がいを抱えた子どものために、出来るところから始めようと思います。少しは、参考になればありがたいです。また、これからも自己研鑽に努めていきます。
 上の写真は、「八王子特別支援学校」の写真です。台町3−5−1にあります。
校長  井上正彦

姫木平林間学校をふり返って

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 5年生は、7月26日(金)から27日(土)まで長野県の姫木平へ林間学校に行ってきました。現地での様子は、随時ホームページでお知らせしました。ご覧になられたでしょうか?ここで、林間学校について成果と課題を私なりにお伝えしておきたいと思います。
 ○成果
1 天候に恵まれ、予定していたことが全部できました。子ども達の日頃の行いが良いのか?引率した教員がいいのか?ちなみに、私はこれまで引率して、予定が変更になったことは、ありません。少し自慢みたいですね。ごめんなさい。
2 豊かな自然の中で、ハイキング、キャンプファイヤー、乳搾り、トラクター乗車、黒曜石などのアクセサリー作りなど体験活動ができたことです。体験は、机上の勉強と違って身体が学び、覚えてくれます。「百聞は一見にしかず」と言いますが、実体験に勝る学習はありません。なので、学校でも様々な体験活動を取り入れて勉強しています。
3 集団生活を通して、助け合うことや協力することの大切さが身に付いてきました。集団で行動するためには、自分勝手なことは許されません。そこには、自分のことを我慢することも必要です。その力はこれからさらに必要になってきます。
4 出発式や開校式などで、原稿を見ないでお話ができていました。これは、素晴らしいことです。自分の思いや考えを堂々と大勢の人に話せることは、これからのグローバルな社会でとても重要なことです。
 ○課題
1 宿舎では、学校と同じ生活をするんだと言っておきましたが、やっぱり廊下を走るんですね。廊下歩行は、学校でも毎日のように指導していますが、直りません。永遠の課題かもしれませんね。
2 毎年、気になるのが、トイレのサンダルをきれいに揃えて置かないことです。私がトイレに入ろうとすると、サンダルが乱れて向きもバラバラ、離れている所に置かれています。私は、気が付くたびに、きれいに揃えました。次にトイレに入る人のことを考えて、揃えて欲しいですね。以前、ある大きな全国組織のお年をめされた副会長さんがみんなが使うトイレのサンダルを腰を曲げて、きれいに揃えられている姿を見たことがあります。肩書や役職は関係なく、こういうことをされる方なので、みんなが信頼しているんだと思ったことがありました。そのことが私をトイレのサンダルを次の人の為に使いやすいように揃えることにこだわっている原点なのかもしれません。「次に使う人のことを考える」こと。とても大切です。
3 みんなが集まった時は、すぐに静かになることが難しい場面がありました。これも、とても大切なことです。「静かにしてください」と言われて静かになるのでは、ダメですね。常に、今自分は何をすればいいのか考えて行動していくことが必要です。
4 小さなことですが、敷き布団のシーツ、掛け布団のカバーなどしっかりとできないですね。生活体験がないのでしょうが、知っていて損はありません。何かの機会がありましたら、ぜひ、教えてあげてください。6年生の日光移動教室でも布団を敷きますよ。
 教職員は宿舎でも、帰校してからもすぐに反省会を行いました。あの時は、「こうすれば良かった」「ここは、表示があった方が良かった」「この時間はもう少し長く」など沢山の反省点が出ました。来年度の5年生にしっかりと引き継ぎます。
 最後に、保護者の皆さまをはじめ、宿舎の方、バス会社の方には、本当にお世話になりました。沢山の温かい気持ちと配慮をしてもらい、感謝で一杯です。この場をお借りして、お礼を申し上げます。子ども達も、「感謝」の気持ちを忘れないで欲しいです。

体罰防止について教員研修をしました

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 大阪の高校における体罰事件以来、学校において体罰の事件が後を絶たない状況が報道されています。小宮小でも、さっそく全教員に体罰をしていないか調査しました。その結果、行き過ぎた指導と思われる事例に対しては、教員に指導し、学校組織としてもお互いに声を掛け合うなど、行ってきました。また、この数日間を使って、「体罰防止について教員研修会」を実施しました。内容として、「体罰の事例研修」の際に、事例についての意見交換をして自己の指導の在り方をふり返りました。また、「日常業務の自己点検票」と「体罰防止のためのチェックリスト」を全教職員が行いました。今後、その結果を元に、課題に対しては、具体的な方策を立てて実行していきます。
 体罰は、法律により絶対にしてはいけないことになっています。力や暴言での指導は、あってはならないことです。これからも、子ども達のために学校が一体となって教育に当たります。

小宮小農園でとれた「ジャガイモ」の裏に隠れた苦労に感謝します

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 本日、7月23日の朝7時30分ごろ、小宮駅から学校に向かう途中にある小宮小農園で、畑を貸していただいている井上様の姿を見かけました。早朝から6年生が植えた「ジャガイモ」の収穫をしていらっしゃたのです。今回、観察用の「ジャガイモ」の成長があまり良くなくて、収穫は難しいかなと思っていました。しかし、写真にあるように美味しそうな「新ジャガ」が沢山とれました。私は、心からお礼を申し上げました。
 このことを通して、子ども達には、実り・成果がでる陰には、人知れず努力していただいたり、支えていただいたりしている方がいると言うことを分かって欲しいなと、思います。飛躍しすぎかもしれませんが、今、自分がこうして居られるのも、家族や地域の方の支えがあるからこそなのです。なので、感謝の気持ちを忘れず、元気に夢に向かって頑張る姿を見せてあげることが、何よりの恩返しだと思います。この夏休み、目標を決めて努力することをいつやるの?今でしょう。(夏休みでしょう)頑張れ!
 今度、井上様に会ったら、爽やかな挨拶とお礼を言ってください。

ご家庭・地域で子どもを育てる

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 もうすぐ、子ども達が楽しみにしている夏休みが始まります。小宮小は、他校より遅く7月25日から9月1日までが夏休みです。9月2日が始業式になります。
 さて、7月22日の学校便りでも、お知らせしますが、夏休み中の子ども達の生活の場は、ご家庭・地域になります。そこで、「子ども達の大切な命を守るために、保護者のみなさんにお願い」と題して、様々なことをお願いしていますので、必ず、目を通してください。子どもにとって、ご家庭・地域は1番大切な土台・基礎・根っこになります。土台・基礎・根っこが、しっかりしていれば、子ども達は、大きく成長します。大きな建物は土台・基礎が大切です。今度、世界遺産になった富士山もすそ野が大きく広いので、あの雄大でたくましい雄姿を見せているのでしょうね。
 子ども達が、大きな大木に成長するために、見えないけれど根っこの役割をご家庭は果たし、栄養分を送ってあげてください。その栄養分とは、愛情・衣食住の保障・躾・信頼・悪いことには悪いと言える指導等です。どうか、宜しくお願いします。
 上の写真は、5年生の稲の成長の様子と13日に行われた石川町谷地川緑地公園での祭りの様子です。稲の成長と子供の成長をダブらせ、大きく実る稲穂を夢見ています。また、これから、地域で行われるお祭りでも、子ども達がお世話になります。PTAでは、お祭りにパトロールも出していただいております。また、駐在所の警察官の方、交通安全協会の方、青少対の方、育成員指導員の方、地域の防犯安全ボランティアの方々も見守りをしていただいています。この場をお借りして、お礼申し上げます。ありがとうございます。

校門での見守り

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 練馬区の小学校前で不審者による切り付け事件があり、本校でも大切な子ども達を守りたいとの思いから、教員が下校時に見守ることにしました。連日、暑い日が続き、光化学注意報も発令される日が多くなっています。熱中症の心配もあり、寄り道せず下校するように指導もしています。
 ◎「熱中症について」予防法や対処法を本日の保健だより臨時号で出しましたので、紙面並びにHPでご覧ください。

特別支援教育についてNO2

 皆さん、こんにちは。今回は、特別支援教育の概要について、お話しします。平成18年度に学校教育法が一部改訂され、特別支援教育が法律的に位置づけられました。
 特別支援教育は、障がいのある児童生徒の自立と社会参加を目指し、特別支援学校、特別支援学級や通級指導学級、更に、全ての小・中学校等においても、一人一人の教育的ニーズに応じて、適切な指導と必要な支援を行うことを目的としています。本校でも、この趣旨に沿って、校内委員会の立ち上げ、特別支援教育コーディネーターの指名、校内体制の整備、個別の支援計画の作成等に取り組んでいます。また、教職員の研修会も実施しています。本日、7月10日(水)は、明星大学教授の星山麻木先生を講師としてお呼びして、研修会を行います。
 さて、特別支援学校の対象となる児童等の障がいの種類として、「視覚障がい者・聴覚障がい者・知的障がい者・肢体不自由者・病弱者」が挙げられています。そこで、今回は、石川町にある「東京都立八王子東特別支援学校」が7月6日(土)に学校公開をしていましたので、私は参観に行きました。その時の様子をお話ししたいと思います。
 東京都立八王子東特別支援学校は、肢体不自由者の学校です。小学生と中学生で125名の在籍です。通学方法は、送迎バス・自宅から保護者の方が車で送迎の他、寝たきり等で学校に通えない子のために病院・自宅に行き訪問教育を行っています。教員は、管理職を除いて、61人。介護職員が25人。看護師は常勤と非常勤を合わせて10人。その他、理学療法士や言語療法士等のスッタフもいます。一人一人のお子さんに合わせて、丁寧な教育が展開されています。私は、初めての参観でしたが、今までの教員生活の中で一番印象に残った訪問になりました。車椅子・ずっと寝たままで起き上がれない・手や足が思うように動かせないなど不自由を抱えながらも、その子なりに一生懸命に勉強している姿が、まぶたから離れません。自分の体が動かなくて、一字書くのに時間がかかっても、ボールを箱に入れるのに時間がかかっても、その子に合った指導を繰り返す教員。それを見守る教員。出来た時におもいっきり誉める言葉かけ。今の小宮小にも大切な一コマを見たような気がしました。
 今度、学校公開等で機会がありましたら、ご覧になられるといいと思います。下にある写真は、許可を得て撮ったものです。一番上が玄関を入ったところにあるスロープです。様々な所にバリアフリーがこなされています。二番目の写真は、移動する時に使う補助具です。三番目の一番下の写真は、校内にあるカーブミラーです。肢体不自由の症状は、様々ですが、どの子も精一杯、生きる姿に感動し、学校を後にしました。
 小宮小の子ども達にも必要なことではないでしょうか?できないことを「人のせいにする」「周りや環境のせいにする」など、東特別支援学校の子ども達のことを思うと、恥ずかしい気持ちになりました。
 校長  井上正彦


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特別支援教育について連載NO1(井上)

みなさんは、「特別支援教育」という言葉を耳にされたことは、ありますか?字だけを見ると特別に支援を必要とする子供に対して行う教育のことだと思われますが、私は、「一人一人の個性や特性を理解し生かし、支援をすることによってその子のもっている生きる力を伸ばす教育」だと思います。さて、今回から、みなさんと共に「特別支援教育」=「一人一人の個性や特性を理解し生かし、支援をすることによってその子のもっている生きる力を伸ばす教育」について、理解を深めていきたいと考えました。どんな子も自分の使命を果たし、幸せになるために、周りの大人や社会が特別支援教育について理解し、より良い関わをもちながら、共に生きていけるように、みなさんと学んでいきたいと思います。これから、連載していきます。どうか、よろしくお願いします。
校長 井上正彦

小中一貫教育って?

 7月1日(月)は、小中一貫の日でした。石川中学校の先生方に来校いただき、5校時の授業参観後、3つの分科会に分かれて話し合いをしました。
 各分科会とも有意義な話し合いができたようです。以下に、今後、本校として対応すべきことのみ掲載します。保護者・地域の方などご覧方は、共に協力して『自立』した子どもをはぐくみましょう。
○第1分科会
 ・授業中の規律が定着していないところがあった。
 ・学力差が小学校から中学校に行くと、更に広がる。
 ・水泳指導、器械体操等を含め、基礎をしっかり指導してもらいたい。
 ・中学になって字を書かすと、雑で丁寧な字が書けない子が多い。
 ・算数については、毎年、分数と割合ができない傾向がある。
 ・体育の時間に、体育着をズボンに入れるように小学校でも指導してもらいたい。
 ・特別支援教育の在り方について、共通して協議を深めたい。
○第2分科会
 ・「学び合い」という観点で各学年の発達段階に応じて工夫している。
 ・学び合いによって、人間関係のレベルも上がるのでは。
 ・小学校段階で、あいさつをしっかりできるようにしてほしい。相手に敬意を表す姿が  観られない。
○第3分科会
 ・学年が進行するにつれて、授業規律が守られていた。
 ・学力差あがある子どもに対して、一斉指導の限界を感じる。
 ・「学び合い」のために、出来た子を誉めること、正しい聴き方、説明できること、ハ  ンドサイン、ペアやグループ学習、早くできた子がやり方を教えてあげるなどしてい  る。中学では、グループで教え合う、誉めて伸ばす、ペアで教え合う、自己評価させ  るなどしている。
 ・6年生が部活動体験ができるといい。…
 このように沢山の意見が出ました。今後とも、石川中学校とは、連携を深め、9年間と言う長いスパンに立って、教育活動を展開していきます。
 

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