第39回星樹祭を見せていただきました。
「Make it!〜片高生が紡ぐ物語〜」をスローガンに、今年は創立40周年、造形美術コース開設20周年の節目の年と言うこともあり、その気合いは片倉高校に入った途端、受付生徒の皆さんからも強く感じられました。この夏の電力使用制限の中、企画・立案段階からの苦労の中、被災地に元気を届けられる文化祭を目指して、頑張ってきたそうです。
私がまず最初に拝見したのは、3階。片倉台自治会の展示もあるPTA総務部、学年部・広報部、文化部で、八王子ワークセンタの製品やリサイクル、無料の冷たい飲み物、ストラップ作りなどで賑わっていました。次に伺った写真部では有名写真家の撮った物や顧問の先生の彗星写真もさることながら、生徒の多様な角度からの写真が目を引きました。特に照明や自然光、夕日などを巧みに使用した女子生徒の作品は日常を扱いながらも良く、この瞬間を捉えたなという感想を持ちました。 4階では陶芸部や図書委員会、国語科授業展示、IT部、美術部にお邪魔しました。中でも秀逸なのは国語科授業展示の短歌で、1年生全員が参加しています。私も思わず本校卒業生の作品を写メで撮ってしまいました。みんな部活動や勉強のこと、東日本大震災のこと、友達のこと、家族のことなど思い思いに綴られていました。一番、私の心を揺さぶったのは「遅くまで 一人働く 母を見て 進学したい と言えぬ私」でした。この生徒の気持ちに共感しつつも、もし、その生徒がそばにいれば「違うよ。あなたのお母さんが一番、望んでいらっしゃるのは、あなたのやりたい道を進むことだよ。」と言いたくなりました。美術部の静物画やIT部の中学生体験作品などにも、キラリ光るものがありました。 このように9団体しか、見られませんでしたが、片倉高校の校長先生にも生徒の力作についてお話しすることもできましたし、写真部、国語科授業展示、IT部などではノートへの書き込みや投票などもしました。また優秀団体や宣伝パネルの投票も心を込めて箱に入れました。 僅か1時間程度しか、お邪魔できませんでしたが、ぎっしり詰まった、密度の濃い展示に触れることができ、充実した時間を過ごすことができました。9月17日(土曜日)は、この1時間だけで得をしたような気分になった、そんな1日でした。 竜安寺は三重の列が、できていました。15日(木曜日)朝は「さわやか」な男の子の声で目覚めました。8時前から出発した班もあり、皆の気合の入れ方が昨日とは大きく違います。私もバスで竜安寺のチェックポイントに行きました。昨日同様、修学旅行シーズンなのか、八王子市や多摩市、東大和市など都内の中学校だけでなく、中国地方や九州地方の小中学生などで、10時台は石庭さえも見ることができないほど、ごった返していました。残念ながら怪我をした生徒もいますが、班長や本部教員、看護師、添乗員、病院などの連携で、残りの班行動を全うすることができました。5時過ぎからは班ごとに満足した顔で、帰着報告を行いました。今日の夕食はおでんや冷やしうどん、天ぷら、湯葉などで昨日にも増して、食欲旺盛でした。9時からは班会議で、これまでの決算や明日の必要な現金などの整理を行いました。9時40分からの班・室長会議では、班長から今日の行動の良い点や悪い点などが報告されました。多くの班では初日の反省を生かした取り組みが行われ、良い方向に動き始めています。しかし一部とは言え、決められた時刻が守れない人もいることは事実です。明日は最終日ですので、ぜひ有終の美としたいものです。すでに消灯・就寝時刻を過ぎました。昨夜と異なり(?)ぐっすり眠れることと思います。 いよいよ明日はダイナミックなタクシー行動です。今日以上の良い顔が見られることと思いますので、HPではなく、直接お子様にお聞きください。なお明日は新横浜駅に到着次第、一斉メールをお流しします。 京都は35.2度です。法隆寺では午後1番の時間帯だったこともあり、多くの中学校や小学校などと出くわし、行列のできる金堂状態でした。しかし、そのような厳しい状況の中でも3年生は定刻通りに集合し、東大寺へ向かいました。 奈良公園では鹿が跋扈する中、集合写真を撮り、各班のコースへ分かれました。一部の班で東大寺のチェックポイントを通り忘れるという事態もありましたが、ここでも時間はしっかりと守られました。 6時には全員が宿舎に無事、到着。間もなく清水焼にチャレンジします。 学校朝礼校長講話概要
皆さんは、お布施という言葉を聞いたことがありますか。私は、この言葉を聞くたびに、またお金がいるのかと不安になります。ところが本来の「布施」の意味は、より良い理想的な社会の実現を目指し、実践していかねばならない修行のことだそうです。しかも、その種類は3つあるそうで、一つは衣服や飲食などを他に施す財施(ざいせ)。一つは法施(ほっせ)といって人々に仏法を説き聞かせることで、これもちゃんとした布施の一つなんだそうです。最後の一つは無畏施(むいせ)といい、命あるものすべてに恐れを抱かせないようにさせることをいい、観音様の姿が、それに当たるそうです。ということは、布施とは金や土地を持っているか、頭が良くて話し上手か、特別な力を使って救えないといけないのかというと、実はそうではないようです。
誰でも何時でも簡単にできる布施のことを「無財の七(しち)施」と言うそうです。世間一般的には、あそこで何かもらえるとなると、そこに並んででも貰えたら得、けっきょく貰えなかったら損をしたようなイメージですが、布施というのは、ほどこした人の方が幸せな気分になり、与えられた人よりも与えた人を幸せにするのだそうです。「雑宝蔵経(ぞうほうぞうきょう)」という、お経の中に「仏説きたまふに、七(しち)種施あり、財物を損せずして大果報を得ん」と説かれている通りです。 1 眼施……温かい眼差しで接する 2 和顔悦色施(わがんえつじきせ)……明るい笑顔や微笑で人に接する 3 言辞施……思いやりのある言葉をかけていく 4 身施……自分の身体を差し出して、人のために尽くし奉仕する 5 心施……「ありがとう」「すみません」などの感謝の言葉を述べるとともに、一緒になって喜びや悲しみを感じ取れる 6 床座施……場所や席を譲り合う 7 房舎施……自分が濡れても、相手に雨がかからないように傘を差し掛けたり、訪ねてくる人があれば一宿一飯の施しを与える ある時一人のお坊さんから、この「無財の七施」の話を聞いた高齢者の方が、「私は寝たきりで、すべて人の手を借りる暮らしをしている。そんな自分が不甲斐ない。こんな体で人に与えられるものなんか無い。」と不機嫌そうに言ったそうです。お坊さんは、こう答えたそうです。「あなたにも与えられるものがある。人にしてもらったら、手を合わせて、ありがとうと言えばよい。言われた人はきっと喜ぶ。感謝のひと言で喜びの種をまくことができる。」と。おばあさんは涙を流して喜んだそうです。 「喜べば喜びが、喜びながら喜び事を集めて喜びに来る。悲しめば悲しみが、悲しみながら悲しみ事を集めて悲しみに来る」古くから、こんな言葉が有るそうです。自分のことだろうが、他人のことだろうが、一緒になって喜んでいると、予期せぬ喜びごとが他の喜びごとを引き連れて、その喜んでいる人の所へ喜んでやってくるということでしょう。私には、お布施を出せるほどの財力はありませんが、無財の七施を活用して、一緒に喜びを集めることは可能です。皆さんもゼヒたくさんの喜びを集めてきてください。 既に2年生は無財の七施を実行してきました。牛のために、自然のために、友達のために、スタッフの方のために明るく、温かく、思いやりをもって、移動教室に取り組んできたと先生方から聞いています。3年生も1年生も、修学旅行や校外学習で無財の七施を実行してみてください。学校というのは修行の場ですから「大果報を得ん」ためにも、お願いします。 音楽鑑賞教室(第1学年)
5日(月曜日)の第2学年に続き、6日(火曜日)午前中は第1学年生徒とともにオリンパスホールへ行ってきました。出発予定時刻は9時45分でしたが、実際には9時30分に学校を出ました。ホール横の駐車場では、本校よりも15分早い出発時刻だった南大沢中が通路に並んでいました。一緒に参加した中学校は石川中や川口中、加住中、上柚木中、陵南中、由木中、四谷中などでした。
出演者は東京都交響楽団(66名)と指揮者・梅田俊明さん、独奏者・田中雅弘さん、お話・朝岡聡さんのそうそうたるメンバーでした。東京都交響楽団(都響)は、これまでも熱心に「音楽鑑賞教室」の開催に取り組んでおり、現在では都内の小中学校を主な対象として、年60回以上の音楽鑑賞教室を行っています。すでに多くの児童・生徒・教員の皆さんから好評を得ています。梅田さんは「のだめカンタービレ」のエンディングテーマも指揮されており、都響以外にもNHK交響楽団、読売日本交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団など客演でも好評を博しておられます。田中さんはチェロの首席奏者として、ジョイントコンサートのクリニックやアンサンブルなどにも取り組んでおられます。朝岡さんは都立小山台高校出身の元テレビ朝日アナウンサーで、自らも30年以上のリコーダー奏者として演奏活動を展開しておられる一方、コンサート・ソムリエとして活躍中です。 演目は、まず始めにベートーヴェン:交響曲第五番 ハ短調 「運命」第一楽章で、楽器紹介 セクションごとのアンサンブルを行い、ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 第一楽章、スメタナ:交響詩「我が祖国」より〈ブルタバ〉の後に、アンコールとしてJ.シュトラウス:ポルカ「狩り」が行われました。 本物の良さに改めて感動するとともに、もし条件が合えば、都響ではより多くの青少年の皆さんにオーケストラの生演奏による本物の感動を味わって欲しいと「都響ヤングシート」を設置し、中学生や小学生、高校生を招待しています。応募してみてください。 快晴の中、元気に出発!(第2学年移動教室)
7日(水曜日)午前8時40分からの出発式を参観しました。今までのむしむしした、はっきりしない天気とは裏腹に、さわやかな秋晴れの下、実行委員の司会により、実行委員長や副校長、看護士・カメラマンなどの紹介、諸注意などが行われました。昨年は雨と濃霧の中、最高気温16度との闘いからスタートしましたが、今年は現在の予報では最高気温22度と平年並みのようです。おいしい野菜に、おいしい牛乳、おいしい空気、おいしいバターなどとともに、昨年はできなかったり中途半端に終わった、レンジャーハイクや夜の自然体験ハイクなどもゼヒ堪能して欲しいものです。昨年は3日目にしか見えなかった八ヶ岳と富士山のコラボを、しっかり目に焼き付けて欲しいと思います。
まもなく昼食です。お昼の気温は21度程度と予想されています。今朝の八王子の気温と同じぐらいです。2年生の皆さん、風邪をひかないように、気をつけて頑張ってください。 「進化する成瀬」高校と「進学指導特別推進校」の町田高校を訪問しました。
8月30日(火曜日)に本校教員15名で都立成瀬高等学校と都立町田高等学校へ行ってきました。
午前中に伺った成瀬高校では有馬利一校長から直接ご説明を頂きました。特に高校では年度当初にクラス作りを主体にした移動教室が多い中、この学校では4月末に「成瀬スタディキャンプ」と呼ばれる新入生全員参加による2泊3日の勉強合宿が展開されています。勉強の仕方から始まり、OB・OGの、どの時期にどのような勉強が必要かという自習指導、基礎・基本を中心とした先生方による授業、朝6時30分から夜11時まで個室での勉強が続きます。また成瀬スタンダードと呼ばれる学習目標到達基準を設け、ここまでの学力は必ず保証するために校内検定を繰り返し、そのための補習を全員が合格するまで続ける取り組みも、Naruse Evolutionにふさわしいものと言えます。 午後に伺った町田高校では真保副校長に校舎案内を含めて対応していただきました。「将来のリーダーにふさわしい人間力の育成」を目指し、1年生の6月から国公立難関大学を目指した「特進講習」が行われていますが、このことは電気通信大学や東京学芸大学、横浜国立大学、首都大学東京などを中心に43名が国公立大学へ、青山学院大学や中央大学、明治大学、早稲田大学などを中心に487名が私立大学に合格していることからも明らかです。部活動終了後も7時までは自習室で勉強するのが「町高生の1日」だそうです。また文化祭も2,3クラスを除き演劇に取り組まれており、1時間30分に及ぶクラスもあるそうです。この日も実力テストや課題テストの分析を中心とした授業が行われているのと並行して、推薦入試の保護者向け説明会が行われていました。 両校とも2時間にわたる丁寧なご説明を頂いた上に、学校案内や行事予定、学校説明会や体験入学、高校入試情報などの資料も頂きました。昨年の南平高校や立川高校同様、これらの学校について、本校教員はかなり詳しい指導が可能ですので、ゼヒお問い合わせください。 新しい先生が着任されました!
第2学年副担任で英語科の津田瑠衣先生が妊娠出産休暇に入られたことに伴い、代わって嶋田好枝先生が着任されました。
第2学期始業式校長講話(概要)
第1学期終業式の日に生活指導主任の佐伯先生から事故に巻き込まれること無く9月には全員の元気な顔を見せてくださいとのお話しがありました。本校では怪我をした生徒はいますが、幸いにして亡くなった生徒はいませんでした。
8月16日の深夜2時頃に千代田区永田町の国道20号線内堀通りにある三宅坂交差点で、自転車に乗っていた足立区に住む都立高校2年生がタクシーにはねられ、搬送先の病院で死亡するという事故がありました。現場は信号機や横断歩道の無い見通しの良い大きなカーブになっており、麹町署によると高校生は先輩ら3人とともに自転車で高尾山へサイクリングに向かう途中だったとのことで、現在、詳しい原因を調べているところです。 自転車の乗車については昨年も秋の交通安全運動に合わせて、学校朝礼でお話しをしたところですが、大事なポイントをもう1回、説明しておきます。 (1)自転車の乗車に際しては、交通規則を遵守し、安全に走行すること。すなわち原則として車道の左側、自転車及び歩行者専用道路では車道寄りの部分を徐行し、歩行者等がいる場合は一時停止か押して歩くかになります。二人乗りや並進、無灯火、傘、携帯電話での自転車乗車はできません。 (2)夜間は、特に自動車等の運転手から、歩行者や横断者が見えにくくなることから、白色等明るい服装を着用し、反射器等を整備したり、反射材を身に付けたりする。また、スピードを抑え、必ずライトを点灯するなどして安全走行に努める。 (3)自転車で交差点を横断する際の危険について理解し、交通法規を守ることはもとより、スピードを落として左右の安全を確認するなど、安全な通行方法について徹底する。特に自動車とは左折や出会い頭の場合が多くなっています。これは歩行者より動きが早いため、自動車から見落とされがちなためです。歩行者の場合もそうですが、必ず一呼吸おいてから、左右を確認した上で自転車をスタートさせましょう。 (4)自転車による事故は、児童。生徒が加害者となる場合もあることから、自他の生命を尊重する立場から運転マナーを身に付ける。昨年もお話しましたが、皆さんが加害者になった場合、4000万から6000万円までの賠償金を支払うことになります。 帰宅後の塾通いや休日には特に交通量が多いことからゼヒ注意してください。私の同僚のお嬢さんも中2のときに自転車での塾の帰り、国道を渡れば、もう間も無く家に着くという場所で車にはねられ、亡くなられました。生徒会副会長だった自慢のお嬢さんの前で号泣していた彼の姿は今でも忘れることができません。生徒会会長の方の弔辞も「勉強でも部活でも勝てなかった、あなたに勝ちたくて頑張ってなった会長。これからは何をどうすれば良いのか、分からない。」という同志愛に満ちた内容だったことを今でも覚えています。どうか、このような思いを保護者の方やお友達にさせないためにも、君たちが大人になるために、これまでに身に付けてきた危険予測能力や回避能力を最大限に発揮してください。 さて最後に節電の結果をご報告します。まず学校の状況ですが、7月分についてはすでにHPでアップしておいたように−19%を実現することができました。2ヶ月連続で中山中学校は目標をクリアーしただけではなく、6月カット分をさらに2割以上上乗せするカットに成功しました。私が今夏始めて節電のお話を朝礼でしたのが6月27日でしたから、実質13日の皆さん方の成果とも言えます。ただし残念ながら8月分は−4%にとどまりました。これは耐震工事による電力利用によるものです。次に我が家でも総枠15%削減を目指しましたが、結果は7月分17%増、8月分7%減でした。ちなみに実家は85歳の母一人ですが、7月分は昨年の127kWhから74kWhということで42%減でした。この2つの家庭の違いは、一方は医療機器の導入により夜間ではありますがモーターを動かすことになったこと、もう一方は昨年は暑すぎて一歩も家から外に出なかった母が熱中症に懲りて、今年は一転してデパートやスーパー、図書館などの冷房が効く場所に移動したことによるものです。節電の効果はここに、その答えがあるようです。モーターや待機電力を減らすことができなかった我が家に比べ、母はできるだけ人がたくさんいる場所で過ごすことを選択したことによります。医療をストップさせるわけにはいきませんが、冷蔵庫や洗濯機、パソコンなどで節約していれば7月分のような惨めな結果にはならなかったように思います。もう1回9月分がありますのでチャンスをください。でも結果としては皆さんや私の母のお蔭で、国民全体が勝ちました。地域や学校、皆さんの家庭でも勝てました。その成果は計画停電や大規模停電が無かったことからも明らかです。優勝しました。おめでとうございます。赤も黄色も白も緑も勝ったのです。電力使用制限については当初22日(木曜日)まで予定されていましたが、被災地の方については2日(金曜日)まで、その他の地域については9日(金曜日)までと繰り上げになりました。暑さのピークは過ぎましたが、冬に向けても待機電力を減らし、できるだけ集中して電気器具を使うなど、これからも無駄な電力を減らしていきましょう。計画停電や大規模停電を起こさせないために、皆さんの協力をお願いします。 市中学校水泳大会で男子6位!女子も健闘
8月24日(水曜日)片倉町にある東京工科大学水泳場で八王子市立中学校長会・八王子市中学校体育連盟主催、八王子市教育委員会共催による「第63回八王子市中学校水泳大会」が行われました。
この大会では大会新が続出し、本校2年男子のN.M.くんは50m自由形で26秒7(これまでの大会記録は27秒0)と50mバタフライでも28秒3(これまでの大会記録は28秒9)の2種目で、大会新記録を樹立しました。また本校保護者の皆様の大きな声援もあり、男子は6位に入賞、女子も健闘しましたが、残念ながら入賞には至りませんでした。 この大会が成立したのは、25%節減を求められている中、中学生のためにプールを貸してくださった片柳学園を先頭に、八王子市水泳連盟や八王子市立中学校PTA連合会の力強い協力や後援があったからです。 また八王子市中学校体育連盟会長の今井啓之先生(椚田中学校校長)の閉会式挨拶にもあったように、厳しい時代だからこそマナーが問われている大会とも言えます。学校によっては走り回っていたり、静かにすべき時にもおしゃべりがあったり、時間に遅れたりと勝手な行動で、スポーツマン・ウーマンらしからぬ行為も見られました。 今スポーツ選手に求められているのは高い地位にある人こそ、模範的行動を取る人たちです。イチロー選手しかり、松井秀喜選手しかり、北島康介選手しかり、澤穂希選手しかりです。 私はスポーツ選手こそ、何もかもに超一流になって欲しいと願っています。他のスポーツで活躍している生徒もゼヒ、超一流になってみてください。期待しています。 「北野台夏まつり大会」に行ってきました!
北野台自治会と北野台五丁目自治会の共催による「第32回北野台夏祭り大会」が行われ、13日(土曜日)午後4時前から午後7時過ぎまでと14日(日曜日)午後8時30分から9時まで、私も参加してみました。お祭り委員会実行委員長のお話によると「夏祭り ここがふるさと 北野台!!」のスローガンの下、自治会参加世帯数と同じ数の参加が毎年あるそうです。
まず最初に揃いのはっぴをまとった子どもたちのよるみこしが、犯罪の少ないまち北野台の名にふさわしく、文字どおり老若男女の多くの人たちに見守られながら、堂々と入場してきました。 4時過ぎには本校吹奏楽部の生徒たちも準備に入り、4時30分からの演奏では司会の方から「金賞受賞」とのアナウンスまでして頂き、心より、感謝いたします。その後も琴の演奏や日本舞踊、ヒップホップなども拝見することができました。 次の日は初めて陣馬太鼓に触れることができました。これまでも島に赴任した頃に八丈太鼓を聞いたことがありますが、勇猛で、筋肉隆々の身体から打ち出される太鼓の音は、本当に美しく感じられました。太陽踊りや東京音頭と一緒ではなく、改めて生の太鼓の音を聞いてみたくなりました。八王子の深さを知った思いです。 最後の実行委員長のお話は参加者を労われるとともに、来年に向けた勢いを感じさせる良いお話でした。 午後9時20分からはPTA杉の沢会や育成指導員の方による見回りがスタートしました。祭りが明るく、楽しく、安全に行われるのには、このような保護者の方や地域の方々、関係機関の皆様方のおかげであることを身をもって知ることができました。 今回、北野台のお祭りを見せていただいて、櫓の飾り付けや階段、放送機器など、かなり本格的なことに加えて、今の時代には最適な自家発電で行われていることなど、随所に頭の下がる思いが致しました。今年は所用で行けなかった片倉台の夏祭りに、来年こそはゼヒ伺いたいと思っています。 祝!金賞「東京都中学校吹奏楽連盟」主催コンクールで
8月4日(木曜日)府中の森芸術劇場「ウィーンホール」他で行われた東京都中学校吹奏楽連盟主催の第51回吹奏楽コンクールで、B組参加34校の中で堂々と「金賞」を受賞しました。今年度は耐震工事の影響で音楽室も使えないというハンディを背負いながらも、中山小学校のご協力を得て、吹奏楽部は毎日、練習を重ねてきました。また保護者の方や卒業生の方の演奏直前にわたる叱咤激励が、生徒たちの演奏に大きな影響を与えました。
昨日の成績発表は一瞬、何がなんだか分からなかったそうですが、徐々に嬉しさが込み上げてきたようです。「私たちは、支えてきてくれた皆さんのおかげで、金賞を受賞できました。」と校長室へ報告してくれた吹奏楽部の皆さんの顔は、ワールドカップ女子サッカーに勝るとも劣らない最高の輝きをもっていました。 もう一度、言います。 吹奏楽部の皆さん、おめでとう。 7月分の節電状況について結果が出ました!
すでに6月分の状況については終業式の日にお知らせしました。今日は、6月10日から7月9日までの7月分について、報告します。平成22年7月分の使用電力量は10819kWhでしたが、平成23年度は8801kWhでした。その結果、2ヶ月連続で中山中学校は目標をクリアーしました。しかも先月は−15.32%でしたが、今回は−18.65%とさらに2割以上のカットに成功しました。私が今夏始めて節電のお話を朝礼でしたのが6月27日でしたから、実質13日の皆さん方の成果とも言えます。今度は7月10日からの分になります。−20%以上のカットも夢ではありません。
今日も校長室や事務室、用務主事室は来客時を除き真っ暗です。職員室も半灯です。生徒の皆さんも自宅で頑張っていることと思います。でも絶対に無理は、しないでください。節電は我慢大会では、ありません。冷房はちゃんと使って、待機電力や誰もいない場所の照明は、こまめに消していきましょう。この調子で行けば、大規模停電も計画停電も押さえ込めそうです。全員プレーで勝ち抜きましょう。みんなの力で、みんなが優勝できるチャンスです。暑い夏は、もう少し。頑張ろう日本。頑張ろう中山中。 地域のお祭りに行ってきました。
7月23日(土曜日)絹ヶ丘町会の夏祭りと中山町会の盆踊りにお邪魔しました。絹ヶ丘町会からは朝礼でボランティア募集があり、27名の生徒が地域の方とともに夏祭りを盛り上げていました。在校生や卒業生はもちろん、保護者の方ともお話しする機会を得ました。中山町会では文字どおりFace to Faceの関係で、距離感を感じさせない盆踊りでした。40軒ほどの集落から200を超える集落に発展した勢いを強く感じさせられました。絹ヶ丘では高嶺小学校の森田芳博校長先生と、中山では中山小学校の坪内雅一校長先生とも、ご一緒させていただきました。
関西出身で、父母も神奈川県内に住む私にとって、中山中学校でお世話になっている北野台や片倉台の皆さんともども4つの自治会や町会は「ふるさと」です。この夏、所用のため片倉台の夏祭りには参加できませんが、引き続き北野台の夏祭りでも「ふるさと」を意識して参加させて頂きたいと思います。 第1学期終業式講話
今からするお話しは、ある先生が初めて担任を持った生徒が3年になったときのことです。その先生のクラスに、H君という生徒がいました。バスケットボールの部長で元気がよいのですが、少々やんちゃなところがあります。二年の時は、なにやら悪いことをしでかして、職員室に何回か呼び出されてそのときの担任にきつく指導されていました。勉強はあまり好きではありません。
3年の5月に実力テストがあったのですが、案の定、成績は振るいませんでした。偏差値で5教科39でした。はっきり言ってかなり低い成績です。その後直ぐに三者面談があり、進路の話が出たのですが、本人はどうしても公立高校に進学したいと言います。隣で、お母さんが、うちは私立は絶対だめです。と言います 三者面談が終わって後、H君が職員室にやってきました。高校に入るにはどうすればいいかという相談です。その先生は「簡単だよ、入試は通知票の成績と当日のテストの成績で決まるから、勉強ができるようになればいいんだよ。」と答えました。そうしたら、H君が突然怒り出したのです。「そんなことは俺でもわかってる。勉強する方法がわかんないから聞いているんじゃないか。」かなりふてくされていました。その先生は「勉強の方法だと、そんな物はねーよ。」と答えました。彼は「先生のくせに勉強の方法も知らないのかよー。」そんなやりとりの後、「おれ授業もわかんねーし教科書読んでもわかんないんだよ。」と言い出しました。「それは辛かろう。読んでわかんないんだったら、教科書に書いてあることを書いてみたらどうなんだい。やりもしないうちから勉強の方法だの何だのと言うんじゃない。勉強のやり方を見つけるのが勉強だい。」その先生も若かったなと思います。そう言ってしまってからしまったと思ったのですが、H君は偉かった。「じゃあ勉強してきたら見てくれる?」予想外の反応でした。「教科書写せばいいんだろう。」偉いけど単純です。翌日ノートを持ってきました。なんとH君は理科の教科書の表紙を書き写してきたのです。文部科学省検定済教科書というところまで。ノート2ページでした。あきれました。でも彼は本気だなと思いました。でも、わずか2ページです。「これっぽちで勉強した気になってるのか。甘いねー。」と赤ペンで書いて、その先生はノートを返しました。5ページ、10ページと日増しにノートの量が増えていきました。10日後には、毎日20ページを超えていたそうです。最終的には理科の教科書を全部写してしまったのです。その先生は正直びっくりしたそうです。でもノートには、こう書きました。「テストで点がとれなけりゃ高校には入れませんよ。」それから彼は勉強のやり方を変えます。5教科の問題を解くようになったのです。問題文を書いてそれを解く。それも毎日ノート20ページ。ちょうど1年生に弟がいましたので、お兄ちゃんは毎日何時間勉強しているのと聞いてみました。ぼくが寝るとき勉強していて、朝起きると勉強しているから、何時間かはわかんない。という答えでした。 結局、3年最後の実力テストでは偏差値60になったそうです。テストのたびに皆に言っていたことを入試の前にも言いました。「いいか、わからないところがあっても、わかりませんなどとは決して書くな。あきらめずに何かを書くんだ。国語の作文の問題でも、完成できなくても書けるだけのことは書け。白紙で出せばまちがいなくそこは0点だから。」その生徒は念願の公立高校に見事入学することができたそうです。 「わからないから、やらない。」「やったって、出来るわけ無い。」「自分には無理。」と言ってしまえば、そこで止まってしまいます。女子サッカーを見て私は、この話を思い出しました。私は平成8年に、当時、南野高校3年だった澤穂希さんと初めて会いました。アトランタオリンピックが終わって大学に行くのか、就職するのか、迷っていた澤さんが担任の先生と一緒に3年になって初めて進路指導室を訪ねてきてくれた日でもありました。小2の頃から「女の癖に」とか、都大会に出られなかった時代を経験してきた彼女に対して私は、日本で一番制服の似合わない女子高校生だとからかった記憶があります。そんな彼女がすべてを払拭して世界の頂点に立ったことは、壁を突き破ってきた彼女の大きな成果だと思います。この夏、ぜひ皆さんもわからないからやる、出来ないからやる、無理だからやるという、新たなチャレンジに挑戦して欲しいと思います。 最後に節電について、しつこいかもしれませんが、もう1回だけ言わせてください。皆さんの協力のおかげで、6月分の中山中学校の使用電力は昨年に比べ−15.32%でした。目標達成です。全員で勝ちました。私にとってはワールドカップの女子サッカー以上に嬉しい話です。もう一度、言います。節電は我慢大会と違います。減らす以外に「ずらす」という戦い方もあります。アイロンや掃除機、ドライヤーを使う時間が午前9時前か、午後8時以降なら十分、電力不足を回避できます。大規模停電や計画停電を抑えるため、「ずらす」という方法も覚えておいてください。これも新たなチャレンジです。この夏は新たな戦いに全員で勝利しましょう。 地域交流講座
6月11日(土)、今年度1回目の地域交流講座を行いました。地域の方々を講師に招き、生徒が体験学習をする本校の特色ある行事です。15の講座の中から自分で選んだ体験ですので、みな楽しんで取り組んでいました。
写真左はマスコットの制作風景、右は絵手紙の作品です。 避難訓練 |