学校HP「コロナウィルス関連」に随時情報を掲載します。

本校生徒ボランティアも大活躍!青少対「新春お餅つき大会」

 昨年も1600名の参加者があった、恒例の八王子市青少年対策中山地区委員会主催の「平成23年度新春お餅つき大会」が15日(日曜日)午前10時から正午まで白山神社まちの広場で行われました。
 理事や専任委員、育成指導員、民生・児童委員、主任児童委員、保護司、子ども会、都立片倉高校、小・中学校PTA、交通安全協会、看護士、学童職員の方々が、これまでに3回の実行委員会で、全ては子どもたちのために知恵を出し合い、準備されてきたものです。今日も朝7時45分から手際良く作業が開始されました。本校生徒はもちろん、片倉高校や片倉台・高嶺・中山小学校(高学年)のボランティアも続々と登場。8時30分の実行委員会や10時00分の開会式へも参加する生徒は鰻登り。自治会・町会関係者の方々からは異口同音に「今年は中学生が目立つね。」との声も頂戴しました。私は本校生徒もさることながら、片倉高校の生徒や教職員の皆さんの素早く、堅実な行動も忘れることができません。昨年の4倍近い高校生の姿は、小中学生の子どもたちからも良い手本として映ったことと思います。
 また今年は東日本大震災復興支援の視点から、安全な岩手や宮城の食材を活用し、募金活動も展開されました。豚汁やお餅を頂きながら、改めて東北のお米や野菜の味の深さが身に沁みる思いでした。高嶺小学校児童の和太鼓の響きも復興支援に力を与え、励ます力強いものでした。
 現時点で青少対の公式発表は伺っておりませんが、列の状況や広場の賑わいから私の実感では昨年の2割増、約2000名程度かなと思いました。このように活況を呈したのは青少対構成団体の総力であることはもちろん、サンライズ幼稚園や松が谷・北野・由木・館ヶ丘児童館、車両提供者の皆さんのお力に負うところも大きいと感じました。
 地域に愛され、地域を愛する子どもたちの未来にエールを送りたくなったのは、私だけでしょうか。

お餅つき大会

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1月15日(日)、青少対主催の新春お餅つき大会が白山神社まちの広場で開催されました。毎年恒例の地域行事ですが、今年もたいへん多くの方が会場に来られました。本校の生徒も事前の準備から当日の作業、後片付けに至るまで、100人以上の生徒がボランティアスタッフとして協力し、おかげで無事に終えることができました。参加してくれた皆さん、本当にありがとうございました。お餅と豚汁、おいしかったですか。

感嘆符 おめでとう!合格第1号が出ました。

 すでに3年生の入試がスタートしたことは始業式でお伝えしましたが、今日は保護者の方から担任宛に「推薦で合格しました。」との電話連絡を頂戴しました。私は思わず身体が震え、図らずも涙が出ました。
 この生徒の保護者の方は入試要項が出た段階から書式等を準備され、本人も学校での面接練習だけでなく、その学校を卒業された市内中学校の校長先生を訪問し、その中学校から昨年、入学された先輩へも話を伺うなど積極的に行動してきました。また、これまでも大会前日の足の痛みをおして試合に臨んだり、公的機関からも表彰されている生徒で、推薦の要件である、成績優秀者であり、かつ部活動等において顕著な指導力を発揮した実績がある優れた資質を有する者に該当する生徒でもあります。もちろん本人は入学を熱望する強い意志を持ち、私も校長として、志望校にふさわしい生徒と認め、責任を持って推薦できると判断し、調査書兼推薦書に押印いたしました。
 しかし正直なところ、何も心配が無かったわけではなく、高倍率であったことから不安な面もあり、生徒本人には続く1次試験に備えて推薦入試直後の始業式の日にも勉強を開始するよう、指示したぐらいです。
 でも良かった。本当に良かった。心の底から、そう思います。もちろん入学してからの方がもっと大変なわけで、ハッピーエンドではなく、ハッピースタートなのかもしれません。これからも校長室で朗報をお待ちしています。頑張れ!3年生!

第3学期始業式校長講話(概要)

 皆さんは中央区銀座にある「三愛ドリームセンター」を、ご存知でしょうか。私はもともと西の人間ですから、直接、見たのは大人になってからですが、小さい頃からニュースの街頭インタビューの場所と言えば、この三愛ビルの前で良く行われていました。このビルは「人を愛し、国を愛し、勤めを愛す」の三愛主義をモットーに設立された三愛商事が食料品店を開業するため、土地を買収しようとした時、ある地権者の年配の方が大雪の中、断ろうと思っていたところ、事務員が着物の裾の雪を払ってくれただけでなく、濡れた足元を見て自分の温かいスリッパを脱いで履かせ、抱きかかえるように2階の社長室まで案内したことに感激し、こういう事務員のいる会社ならとタダ同然で譲ってもらったというエピソードが今も残っています。また、この会社は「お客を動かさず、建物を回して商品の方を動かしてはどうか」との発想で建てられた円柱型ビルとしても有名です。
 今日は、この会社をはじめた市村清さんという方の27歳の頃のお話しをします。高校も大学も中退し、最初に入った銀行もつぶれてしまった市村さんは富国徴兵保険(現・富国生命保険)のセールスマンとして、熊本へ単身赴任で再出発しました。今でこそ生命保険は当たり前の世の中ですが、85年前は「押し売りと保険屋入るべからず」という時代でしたので、3ヶ月、4ヶ月たっても契約が取れません。暮れも押し詰まったある日、奥さんがやって来た日に市村さんは「自転車で朝8時から夜10時まで走り回ったが、今日も駄目だった。俺は今日まで人間、誰だって一生懸命やれば、何でも出来ると思っていた。その人のことを誠心誠意、本気で考えて保険を勧めてきたが、一つも契約をとることが出来なかった。食っては、いけない。東京へ戻ろう。」と言ったそうです。それまで黙っていた奥さんは「今、逃げて帰ったら、お父さん、あなたの心に一生シミが付いたままですよ。大晦日まで、まだ1週間ありますよ。それだけ頑張っても、うまくいかなかったら東京へ帰りましょう。」と励ましてくれたそうです。
 大晦日の夜10時まではやってみようと思い直し、奥さんに誓った、その翌日、これまでに8回、断られた女学校の校長先生の家へ行ったそうです。でも「また断られるのではないか」と思うと、呼び鈴の前で手がピタッと止まってしまいます。「もはや、これまで」とすごすごと門のところへ戻ろうとすると、奥さんの顔が浮かび、いやこんなことではダメだと勇気をふるって呼び鈴を押すと、校長先生が出て来て「いやあ、お待ちしていましたよ。あなたは今日で9度目だけれど、これまで毎回、必ず手紙をくれましたよね。最初はすぐに捨てていたのですが、5回目辺りから良く見ると、字が丁寧で誠意に溢れている。7度目からは、こんな紳士的で立派な勧誘員は見たことが無い。だから今日こそ入りますよ。」と言われたそうです。この校長先生は市村さんの第1号の契約者になっただけではなく、紹介状まで書いてくれて一気に三か月分の収入が舞い込んできました。そして翌年には全国一の賞と社長から記念の軸物を送られる成績さえ上げられるようになり、専務から、佐賀県の総監督になるよう言われたそうです。「最後の最後まで粘りぬくこと。最後のひと押しが成否を決める。」ことを、成功するかどうかは実は紙一重の差しかないことを市村さんは、そこで悟ったそうです。その後、市村さんは東急電鉄社長の五島昇さんやソニーの盛田昭夫さん、評論家の大宅壮一、作家の邱永漢、僧侶の今東光、将棋の升田幸三等の文化人を育てたことから、「市村学校」とも呼ばれています。
 私は年末に「夢や希望、進路を実現して欲しい」と言いました。そして夢は見るものではなく、叶えるものだとも言いました。今日は、その夢や希望、進路を叶える方法について、お話ししたつもりです。3年生の皆さん、もう一押ししてみましょう。2年生1年生の皆さん、最後の最後まで粘り抜いて3年生のような成果を来年、再来年に出してみてください。夢はすぐ、そこにあります。自分の力で掴み取ってください。

中山小も応援してくれた、演劇部都大会!

 6日(金曜日)南大沢文化会館で第62回東京都中学校連合演劇発表会第2日目が行われました。各地区より推薦された27校が12月27日から1月9日までの4日間に渡り、熱のこもった演技を繰り広げています。
 私も上演開始1時間前には会場へ着いていましたが、まず驚いたのは演劇部の人たちの余裕の笑顔でした。6年前に都立大学付属高校副校長だった時、南大沢文化会館の2/3ぐらいのホールで都立高校全課程の教務主任300人を前に講演をしたことがありますが、当日は午後3時の出番までに何回トイレに行ったことか、当時の校長先生に「気持ちは分かるけれど落ち着きが無いなあ。」と注意されたことを思い出しました。このような自分の経験から、これなら大丈夫と思い、いつものとおり明るく元気よく頑張って欲しいとの声掛けをしました。ホールに入ると保護者の方々だけではなく、中山小学校の先生や児童も「どうしても学芸会で見せていただいた演劇の続きが見たい!」と駆けつけてくれました。
 3時5分ごろ、予定どおり幕は上がり始めました。うんうん、店長も店員も落ち着いているぞ、その調子、その調子と私は拳を強く握り締めながら思わず心の中で叫んでいました。アルバイトも前を向いて発声しているし、何よりも「コンビニ強盗」の声が中山小の時よりも出ているのは力強い限りでした。そして事前に私がお願いした、明るく元気良く精一杯、演じてくれたことが、心を熱くしてくれました。幕が下り始めると同時に万雷の拍手が会場を覆いました。
 その興奮もさめやらぬ状況の中で、当日、参加した6校に「優秀賞」が手渡されました。その後、東京都中学校演劇教育研究会副会長の先生から「脚本が素晴らしい。4人の個性が十分に演じ分けられている。明るく元気だが、早口なこともあり、何を言いたいのか分からない。」という講評がありました。確かに中山小学校のときは後ろの席まで響き渡っていた声に、小学生とはまったく違う貫禄のようなものを感じましたが、今回は会場の規模や音響効果が大きく異なっており、「強盗」を除き、声が小さかったようには思いました。逆に小学校のときに見られた「強盗」のモゴモゴさは、見事にゆっくりと、しかも会場にあった声で、ものすごく良く分かりました。閉会後、演劇部の生徒に聞いて分かったことは、私が見ていた以上にあがっていたことに加え、小学校のときにクリアだった店長・店員・アルバイトは同じ調子で声を出していたのに比べ、強盗は会館の規模・効果に合った発声だったことから、逆転していたことが分かりました。
 しかし内容は明確であり、マニュアル型人間の典型とも言える店長が、実は一人ひとりの生き方に時間をかけて深くかかわろうとする、最も人間的な対応のできる人格者であることを私たちに伝えたかったのだと思います。このことは、元はいじめられっ子だった強盗さえも、このハンバーガショップに取り込んでしまったことからも明らかだと思います。私ならば、こんな店長をぜひ本校で雇いたいと思いました。そんな魅力ある店長の「野望」ならば、私は大歓迎です。
 今度はぜひ、この店長に東京都で1番、日本で1番の「野望」を持ってチャレンジして欲しいと思います。
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