学校HP「コロナウィルス関連」に随時情報を掲載します。

思い出がいっぱい!

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 9月16日(金曜日)、修学旅行最終日です。毎朝、行ってきた検温や寝具の整理を、この日も行い、朝食を迎えました。最後に破損箇所を確認し部屋の清掃を行い、8時前には宿舎の支配人から、ご挨拶をいただきジャンボタクシーで班ごとに出発しました。多くの班が前日のバスでは行けない遠くの所を選んでいますが、ちなみにベスト4は金閣、北野天満宮、三十三間堂、清水寺でした。ただ嵐山や坂本龍馬中岡慎太郎像など、中学生があまり選ばないような通好みの場所へ行った班もあります。
 1時過ぎにはジャンボタクシーが続々と京都駅烏丸口に到着。思い思いの旅情をずっしりカバン一杯に詰めながら、添乗員や写真屋、看護師の方々への挨拶を行い、のぞみ232号に乗車しました。新横浜駅の下車を含めて30秒乗降車は最後まで厳守されました。中山中学校の伝統を2年生に引き継ぐべく、頑張った成果だと思います。八王子みなみ野駅への横浜線乗降車も1本目の電車で整然と乗り込むなど、5時にはチェック後、解散することができました。
 今回の修学旅行中も生徒は学習の一環として、明るく元気に挨拶ができました。また昨年と異なり男女の仲が非常に良いことから、班としての行動が最後まで正確に取りきることができました。ただ昨年は全日程で5分以上前での行動ができたことと比較すると、一部とは言え、守れなかったことが悔やまれます。遅刻は人の時間を奪うと言う、残念な行為です。1分の遅刻は100人の修学旅行では1時間40分に匹敵します。私は教諭時代、1時間前には出勤していましたので、利用していた電車が事故に巻き込まれても、出勤時刻に遅れたことは一度もありません。これは、教員になって初めての遠足引率で旧・新宿安田生命ビル前集合だったときに、45分前に行けば大丈夫と高をくくっていたら、既に2人の生徒が1時間前に来ていた頃からの、私の深い反省に起因しています。待たせるより、まだかなまだかなと待ち、来たら、こんなことやあんなこともやろうと考えている方が楽しいものです。ゼヒ3年生には時間厳守を実行して卒業して欲しいと思っています。

第39回星樹祭を見せていただきました。

 「Make it!〜片高生が紡ぐ物語〜」をスローガンに、今年は創立40周年、造形美術コース開設20周年の節目の年と言うこともあり、その気合いは片倉高校に入った途端、受付生徒の皆さんからも強く感じられました。この夏の電力使用制限の中、企画・立案段階からの苦労の中、被災地に元気を届けられる文化祭を目指して、頑張ってきたそうです。
 私がまず最初に拝見したのは、3階。片倉台自治会の展示もあるPTA総務部、学年部・広報部、文化部で、八王子ワークセンタの製品やリサイクル、無料の冷たい飲み物、ストラップ作りなどで賑わっていました。次に伺った写真部では有名写真家の撮った物や顧問の先生の彗星写真もさることながら、生徒の多様な角度からの写真が目を引きました。特に照明や自然光、夕日などを巧みに使用した女子生徒の作品は日常を扱いながらも良く、この瞬間を捉えたなという感想を持ちました。
 4階では陶芸部や図書委員会、国語科授業展示、IT部、美術部にお邪魔しました。中でも秀逸なのは国語科授業展示の短歌で、1年生全員が参加しています。私も思わず本校卒業生の作品を写メで撮ってしまいました。みんな部活動や勉強のこと、東日本大震災のこと、友達のこと、家族のことなど思い思いに綴られていました。一番、私の心を揺さぶったのは「遅くまで 一人働く 母を見て 進学したい と言えぬ私」でした。この生徒の気持ちに共感しつつも、もし、その生徒がそばにいれば「違うよ。あなたのお母さんが一番、望んでいらっしゃるのは、あなたのやりたい道を進むことだよ。」と言いたくなりました。美術部の静物画やIT部の中学生体験作品などにも、キラリ光るものがありました。
 このように9団体しか、見られませんでしたが、片倉高校の校長先生にも生徒の力作についてお話しすることもできましたし、写真部、国語科授業展示、IT部などではノートへの書き込みや投票などもしました。また優秀団体や宣伝パネルの投票も心を込めて箱に入れました。
 僅か1時間程度しか、お邪魔できませんでしたが、ぎっしり詰まった、密度の濃い展示に触れることができ、充実した時間を過ごすことができました。9月17日(土曜日)は、この1時間だけで得をしたような気分になった、そんな1日でした。

竜安寺は三重の列が、できていました。

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 昨日の夕食は味噌仕立ての豚しゃぶでした。夕食後の清水焼の絵付けは1時間以上かけて、じっくり取り組んでいる生徒も見られました。出来上がりが楽しみです。
 15日(木曜日)朝は「さわやか」な男の子の声で目覚めました。8時前から出発した班もあり、皆の気合の入れ方が昨日とは大きく違います。私もバスで竜安寺のチェックポイントに行きました。昨日同様、修学旅行シーズンなのか、八王子市や多摩市、東大和市など都内の中学校だけでなく、中国地方や九州地方の小中学生などで、10時台は石庭さえも見ることができないほど、ごった返していました。残念ながら怪我をした生徒もいますが、班長や本部教員、看護師、添乗員、病院などの連携で、残りの班行動を全うすることができました。5時過ぎからは班ごとに満足した顔で、帰着報告を行いました。今日の夕食はおでんや冷やしうどん、天ぷら、湯葉などで昨日にも増して、食欲旺盛でした。9時からは班会議で、これまでの決算や明日の必要な現金などの整理を行いました。9時40分からの班・室長会議では、班長から今日の行動の良い点や悪い点などが報告されました。多くの班では初日の反省を生かした取り組みが行われ、良い方向に動き始めています。しかし一部とは言え、決められた時刻が守れない人もいることは事実です。明日は最終日ですので、ぜひ有終の美としたいものです。すでに消灯・就寝時刻を過ぎました。昨夜と異なり(?)ぐっすり眠れることと思います。
 いよいよ明日はダイナミックなタクシー行動です。今日以上の良い顔が見られることと思いますので、HPではなく、直接お子様にお聞きください。なお明日は新横浜駅に到着次第、一斉メールをお流しします。

京都は35.2度です。

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 朝、横浜線では成瀬駅での車両トラブルがあり、一部列車に遅れが見られましたが、生徒は指定された電車に全員が乗車し、100人全員が遅刻もなく出発式に臨みました。出発式で校長から熱中症対策や乗降車時の迅速性、関西人マナーなどの話があり、添乗員や写真屋さん、看護師の紹介、実行委員長のあいさつ、学年主任からの諸注意などがありました。30秒乗降車は今年も引き継がれスムーズな移動が展開されました。
 法隆寺では午後1番の時間帯だったこともあり、多くの中学校や小学校などと出くわし、行列のできる金堂状態でした。しかし、そのような厳しい状況の中でも3年生は定刻通りに集合し、東大寺へ向かいました。
 奈良公園では鹿が跋扈する中、集合写真を撮り、各班のコースへ分かれました。一部の班で東大寺のチェックポイントを通り忘れるという事態もありましたが、ここでも時間はしっかりと守られました。
 6時には全員が宿舎に無事、到着。間もなく清水焼にチャレンジします。

学校朝礼校長講話概要

 皆さんは、お布施という言葉を聞いたことがありますか。私は、この言葉を聞くたびに、またお金がいるのかと不安になります。ところが本来の「布施」の意味は、より良い理想的な社会の実現を目指し、実践していかねばならない修行のことだそうです。しかも、その種類は3つあるそうで、一つは衣服や飲食などを他に施す財施(ざいせ)。一つは法施(ほっせ)といって人々に仏法を説き聞かせることで、これもちゃんとした布施の一つなんだそうです。最後の一つは無畏施(むいせ)といい、命あるものすべてに恐れを抱かせないようにさせることをいい、観音様の姿が、それに当たるそうです。ということは、布施とは金や土地を持っているか、頭が良くて話し上手か、特別な力を使って救えないといけないのかというと、実はそうではないようです。
 誰でも何時でも簡単にできる布施のことを「無財の七(しち)施」と言うそうです。世間一般的には、あそこで何かもらえるとなると、そこに並んででも貰えたら得、けっきょく貰えなかったら損をしたようなイメージですが、布施というのは、ほどこした人の方が幸せな気分になり、与えられた人よりも与えた人を幸せにするのだそうです。「雑宝蔵経(ぞうほうぞうきょう)」という、お経の中に「仏説きたまふに、七(しち)種施あり、財物を損せずして大果報を得ん」と説かれている通りです。
1 眼施……温かい眼差しで接する
2 和顔悦色施(わがんえつじきせ)……明るい笑顔や微笑で人に接する
3 言辞施……思いやりのある言葉をかけていく
4 身施……自分の身体を差し出して、人のために尽くし奉仕する
5 心施……「ありがとう」「すみません」などの感謝の言葉を述べるとともに、一緒になって喜びや悲しみを感じ取れる
6 床座施……場所や席を譲り合う
7 房舎施……自分が濡れても、相手に雨がかからないように傘を差し掛けたり、訪ねてくる人があれば一宿一飯の施しを与える
 ある時一人のお坊さんから、この「無財の七施」の話を聞いた高齢者の方が、「私は寝たきりで、すべて人の手を借りる暮らしをしている。そんな自分が不甲斐ない。こんな体で人に与えられるものなんか無い。」と不機嫌そうに言ったそうです。お坊さんは、こう答えたそうです。「あなたにも与えられるものがある。人にしてもらったら、手を合わせて、ありがとうと言えばよい。言われた人はきっと喜ぶ。感謝のひと言で喜びの種をまくことができる。」と。おばあさんは涙を流して喜んだそうです。
 「喜べば喜びが、喜びながら喜び事を集めて喜びに来る。悲しめば悲しみが、悲しみながら悲しみ事を集めて悲しみに来る」古くから、こんな言葉が有るそうです。自分のことだろうが、他人のことだろうが、一緒になって喜んでいると、予期せぬ喜びごとが他の喜びごとを引き連れて、その喜んでいる人の所へ喜んでやってくるということでしょう。私には、お布施を出せるほどの財力はありませんが、無財の七施を活用して、一緒に喜びを集めることは可能です。皆さんもゼヒたくさんの喜びを集めてきてください。
 既に2年生は無財の七施を実行してきました。牛のために、自然のために、友達のために、スタッフの方のために明るく、温かく、思いやりをもって、移動教室に取り組んできたと先生方から聞いています。3年生も1年生も、修学旅行や校外学習で無財の七施を実行してみてください。学校というのは修行の場ですから「大果報を得ん」ためにも、お願いします。

音楽鑑賞教室(第1学年)

 5日(月曜日)の第2学年に続き、6日(火曜日)午前中は第1学年生徒とともにオリンパスホールへ行ってきました。出発予定時刻は9時45分でしたが、実際には9時30分に学校を出ました。ホール横の駐車場では、本校よりも15分早い出発時刻だった南大沢中が通路に並んでいました。一緒に参加した中学校は石川中や川口中、加住中、上柚木中、陵南中、由木中、四谷中などでした。
出演者は東京都交響楽団(66名)と指揮者・梅田俊明さん、独奏者・田中雅弘さん、お話・朝岡聡さんのそうそうたるメンバーでした。東京都交響楽団(都響)は、これまでも熱心に「音楽鑑賞教室」の開催に取り組んでおり、現在では都内の小中学校を主な対象として、年60回以上の音楽鑑賞教室を行っています。すでに多くの児童・生徒・教員の皆さんから好評を得ています。梅田さんは「のだめカンタービレ」のエンディングテーマも指揮されており、都響以外にもNHK交響楽団、読売日本交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団など客演でも好評を博しておられます。田中さんはチェロの首席奏者として、ジョイントコンサートのクリニックやアンサンブルなどにも取り組んでおられます。朝岡さんは都立小山台高校出身の元テレビ朝日アナウンサーで、自らも30年以上のリコーダー奏者として演奏活動を展開しておられる一方、コンサート・ソムリエとして活躍中です。
 演目は、まず始めにベートーヴェン:交響曲第五番 ハ短調 「運命」第一楽章で、楽器紹介 セクションごとのアンサンブルを行い、ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 第一楽章、スメタナ:交響詩「我が祖国」より〈ブルタバ〉の後に、アンコールとしてJ.シュトラウス:ポルカ「狩り」が行われました。
 本物の良さに改めて感動するとともに、もし条件が合えば、都響ではより多くの青少年の皆さんにオーケストラの生演奏による本物の感動を味わって欲しいと「都響ヤングシート」を設置し、中学生や小学生、高校生を招待しています。応募してみてください。

快晴の中、元気に出発!(第2学年移動教室)

 7日(水曜日)午前8時40分からの出発式を参観しました。今までのむしむしした、はっきりしない天気とは裏腹に、さわやかな秋晴れの下、実行委員の司会により、実行委員長や副校長、看護士・カメラマンなどの紹介、諸注意などが行われました。昨年は雨と濃霧の中、最高気温16度との闘いからスタートしましたが、今年は現在の予報では最高気温22度と平年並みのようです。おいしい野菜に、おいしい牛乳、おいしい空気、おいしいバターなどとともに、昨年はできなかったり中途半端に終わった、レンジャーハイクや夜の自然体験ハイクなどもゼヒ堪能して欲しいものです。昨年は3日目にしか見えなかった八ヶ岳と富士山のコラボを、しっかり目に焼き付けて欲しいと思います。
 まもなく昼食です。お昼の気温は21度程度と予想されています。今朝の八王子の気温と同じぐらいです。2年生の皆さん、風邪をひかないように、気をつけて頑張ってください。

「進化する成瀬」高校と「進学指導特別推進校」の町田高校を訪問しました。

 8月30日(火曜日)に本校教員15名で都立成瀬高等学校と都立町田高等学校へ行ってきました。
 午前中に伺った成瀬高校では有馬利一校長から直接ご説明を頂きました。特に高校では年度当初にクラス作りを主体にした移動教室が多い中、この学校では4月末に「成瀬スタディキャンプ」と呼ばれる新入生全員参加による2泊3日の勉強合宿が展開されています。勉強の仕方から始まり、OB・OGの、どの時期にどのような勉強が必要かという自習指導、基礎・基本を中心とした先生方による授業、朝6時30分から夜11時まで個室での勉強が続きます。また成瀬スタンダードと呼ばれる学習目標到達基準を設け、ここまでの学力は必ず保証するために校内検定を繰り返し、そのための補習を全員が合格するまで続ける取り組みも、Naruse Evolutionにふさわしいものと言えます。
 午後に伺った町田高校では真保副校長に校舎案内を含めて対応していただきました。「将来のリーダーにふさわしい人間力の育成」を目指し、1年生の6月から国公立難関大学を目指した「特進講習」が行われていますが、このことは電気通信大学や東京学芸大学、横浜国立大学、首都大学東京などを中心に43名が国公立大学へ、青山学院大学や中央大学、明治大学、早稲田大学などを中心に487名が私立大学に合格していることからも明らかです。部活動終了後も7時までは自習室で勉強するのが「町高生の1日」だそうです。また文化祭も2,3クラスを除き演劇に取り組まれており、1時間30分に及ぶクラスもあるそうです。この日も実力テストや課題テストの分析を中心とした授業が行われているのと並行して、推薦入試の保護者向け説明会が行われていました。
 両校とも2時間にわたる丁寧なご説明を頂いた上に、学校案内や行事予定、学校説明会や体験入学、高校入試情報などの資料も頂きました。昨年の南平高校や立川高校同様、これらの学校について、本校教員はかなり詳しい指導が可能ですので、ゼヒお問い合わせください。

感嘆符 新しい先生が着任されました!

第2学年副担任で英語科の津田瑠衣先生が妊娠出産休暇に入られたことに伴い、代わって嶋田好枝先生が着任されました。

第2学期始業式校長講話(概要)

 第1学期終業式の日に生活指導主任の佐伯先生から事故に巻き込まれること無く9月には全員の元気な顔を見せてくださいとのお話しがありました。本校では怪我をした生徒はいますが、幸いにして亡くなった生徒はいませんでした。
 8月16日の深夜2時頃に千代田区永田町の国道20号線内堀通りにある三宅坂交差点で、自転車に乗っていた足立区に住む都立高校2年生がタクシーにはねられ、搬送先の病院で死亡するという事故がありました。現場は信号機や横断歩道の無い見通しの良い大きなカーブになっており、麹町署によると高校生は先輩ら3人とともに自転車で高尾山へサイクリングに向かう途中だったとのことで、現在、詳しい原因を調べているところです。
 自転車の乗車については昨年も秋の交通安全運動に合わせて、学校朝礼でお話しをしたところですが、大事なポイントをもう1回、説明しておきます。
(1)自転車の乗車に際しては、交通規則を遵守し、安全に走行すること。すなわち原則として車道の左側、自転車及び歩行者専用道路では車道寄りの部分を徐行し、歩行者等がいる場合は一時停止か押して歩くかになります。二人乗りや並進、無灯火、傘、携帯電話での自転車乗車はできません。
(2)夜間は、特に自動車等の運転手から、歩行者や横断者が見えにくくなることから、白色等明るい服装を着用し、反射器等を整備したり、反射材を身に付けたりする。また、スピードを抑え、必ずライトを点灯するなどして安全走行に努める。
(3)自転車で交差点を横断する際の危険について理解し、交通法規を守ることはもとより、スピードを落として左右の安全を確認するなど、安全な通行方法について徹底する。特に自動車とは左折や出会い頭の場合が多くなっています。これは歩行者より動きが早いため、自動車から見落とされがちなためです。歩行者の場合もそうですが、必ず一呼吸おいてから、左右を確認した上で自転車をスタートさせましょう。
(4)自転車による事故は、児童。生徒が加害者となる場合もあることから、自他の生命を尊重する立場から運転マナーを身に付ける。昨年もお話しましたが、皆さんが加害者になった場合、4000万から6000万円までの賠償金を支払うことになります。
 帰宅後の塾通いや休日には特に交通量が多いことからゼヒ注意してください。私の同僚のお嬢さんも中2のときに自転車での塾の帰り、国道を渡れば、もう間も無く家に着くという場所で車にはねられ、亡くなられました。生徒会副会長だった自慢のお嬢さんの前で号泣していた彼の姿は今でも忘れることができません。生徒会会長の方の弔辞も「勉強でも部活でも勝てなかった、あなたに勝ちたくて頑張ってなった会長。これからは何をどうすれば良いのか、分からない。」という同志愛に満ちた内容だったことを今でも覚えています。どうか、このような思いを保護者の方やお友達にさせないためにも、君たちが大人になるために、これまでに身に付けてきた危険予測能力や回避能力を最大限に発揮してください。
 さて最後に節電の結果をご報告します。まず学校の状況ですが、7月分についてはすでにHPでアップしておいたように−19%を実現することができました。2ヶ月連続で中山中学校は目標をクリアーしただけではなく、6月カット分をさらに2割以上上乗せするカットに成功しました。私が今夏始めて節電のお話を朝礼でしたのが6月27日でしたから、実質13日の皆さん方の成果とも言えます。ただし残念ながら8月分は−4%にとどまりました。これは耐震工事による電力利用によるものです。次に我が家でも総枠15%削減を目指しましたが、結果は7月分17%増、8月分7%減でした。ちなみに実家は85歳の母一人ですが、7月分は昨年の127kWhから74kWhということで42%減でした。この2つの家庭の違いは、一方は医療機器の導入により夜間ではありますがモーターを動かすことになったこと、もう一方は昨年は暑すぎて一歩も家から外に出なかった母が熱中症に懲りて、今年は一転してデパートやスーパー、図書館などの冷房が効く場所に移動したことによるものです。節電の効果はここに、その答えがあるようです。モーターや待機電力を減らすことができなかった我が家に比べ、母はできるだけ人がたくさんいる場所で過ごすことを選択したことによります。医療をストップさせるわけにはいきませんが、冷蔵庫や洗濯機、パソコンなどで節約していれば7月分のような惨めな結果にはならなかったように思います。もう1回9月分がありますのでチャンスをください。でも結果としては皆さんや私の母のお蔭で、国民全体が勝ちました。地域や学校、皆さんの家庭でも勝てました。その成果は計画停電や大規模停電が無かったことからも明らかです。優勝しました。おめでとうございます。赤も黄色も白も緑も勝ったのです。電力使用制限については当初22日(木曜日)まで予定されていましたが、被災地の方については2日(金曜日)まで、その他の地域については9日(金曜日)までと繰り上げになりました。暑さのピークは過ぎましたが、冬に向けても待機電力を減らし、できるだけ集中して電気器具を使うなど、これからも無駄な電力を減らしていきましょう。計画停電や大規模停電を起こさせないために、皆さんの協力をお願いします。
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