小中一貫教育の推進について

義務教育である小学校・中学校では、9年間を通して、子どもに一定の力をつける必要があります。しかし、中1ギャップの言葉が示すように、東京都教育委員会の実態調査によると、中学校の入学前に約8割の児童が中学校での学習、友達関係、生活などに不安を抱えていることが分かりました。
このことから、小学校と中学校が一層連携し、小学校と中学校の間にある段差を低くし、連続性をもった学びを実現することが重要です。
そのためには、小・中学校の教員が、お互いに授業を参観し、授業の中味や指導方法を知ることが大切です。
去る6月29日(水)は、今年度、第1回目の小中一貫教育の日でした。別所中学校の先生方が来校して5校時に授業参観をし、その後、意見交換会を行いました。別所中学校、別所小学校、本校の3校による小中一貫教育は、これまでも
・教員同士の交流(お互いに授業を参観し、意見交換会を行う)
・児童生徒の交流(中学校の生徒会による小学6年生への学校説明会)
・英語の出前授業
等を実施してきましたが、今年度は、これらの交流に付け加えて、小学校6年生による中学校での部活動の体験などを進めていく予定です。
今回の小・中一貫教育で別所中学校の先生方から生活指導の要となる「あじみこし」を教えていただきました。<あ=あいさつをきちんとさせる,じ=時間を守らせる,み=みだしなみを整えさせる,こ=言葉遣いを丁寧にさせる,し=姿勢を正しく保たせる>
 このことは、小学校のうちからしっかりと指導して身につけさせていかなければならないことです。基本的な生活指導の中にも、小・中一貫教育の大切な要素が含まれていることを強く感じたしだいです。
校 長  秋田 正光

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