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中山小も応援してくれた、演劇部都大会!

 6日(金曜日)南大沢文化会館で第62回東京都中学校連合演劇発表会第2日目が行われました。各地区より推薦された27校が12月27日から1月9日までの4日間に渡り、熱のこもった演技を繰り広げています。
 私も上演開始1時間前には会場へ着いていましたが、まず驚いたのは演劇部の人たちの余裕の笑顔でした。6年前に都立大学付属高校副校長だった時、南大沢文化会館の2/3ぐらいのホールで都立高校全課程の教務主任300人を前に講演をしたことがありますが、当日は午後3時の出番までに何回トイレに行ったことか、当時の校長先生に「気持ちは分かるけれど落ち着きが無いなあ。」と注意されたことを思い出しました。このような自分の経験から、これなら大丈夫と思い、いつものとおり明るく元気よく頑張って欲しいとの声掛けをしました。ホールに入ると保護者の方々だけではなく、中山小学校の先生や児童も「どうしても学芸会で見せていただいた演劇の続きが見たい!」と駆けつけてくれました。
 3時5分ごろ、予定どおり幕は上がり始めました。うんうん、店長も店員も落ち着いているぞ、その調子、その調子と私は拳を強く握り締めながら思わず心の中で叫んでいました。アルバイトも前を向いて発声しているし、何よりも「コンビニ強盗」の声が中山小の時よりも出ているのは力強い限りでした。そして事前に私がお願いした、明るく元気良く精一杯、演じてくれたことが、心を熱くしてくれました。幕が下り始めると同時に万雷の拍手が会場を覆いました。
 その興奮もさめやらぬ状況の中で、当日、参加した6校に「優秀賞」が手渡されました。その後、東京都中学校演劇教育研究会副会長の先生から「脚本が素晴らしい。4人の個性が十分に演じ分けられている。明るく元気だが、早口なこともあり、何を言いたいのか分からない。」という講評がありました。確かに中山小学校のときは後ろの席まで響き渡っていた声に、小学生とはまったく違う貫禄のようなものを感じましたが、今回は会場の規模や音響効果が大きく異なっており、「強盗」を除き、声が小さかったようには思いました。逆に小学校のときに見られた「強盗」のモゴモゴさは、見事にゆっくりと、しかも会場にあった声で、ものすごく良く分かりました。閉会後、演劇部の生徒に聞いて分かったことは、私が見ていた以上にあがっていたことに加え、小学校のときにクリアだった店長・店員・アルバイトは同じ調子で声を出していたのに比べ、強盗は会館の規模・効果に合った発声だったことから、逆転していたことが分かりました。
 しかし内容は明確であり、マニュアル型人間の典型とも言える店長が、実は一人ひとりの生き方に時間をかけて深くかかわろうとする、最も人間的な対応のできる人格者であることを私たちに伝えたかったのだと思います。このことは、元はいじめられっ子だった強盗さえも、このハンバーガショップに取り込んでしまったことからも明らかだと思います。私ならば、こんな店長をぜひ本校で雇いたいと思いました。そんな魅力ある店長の「野望」ならば、私は大歓迎です。
 今度はぜひ、この店長に東京都で1番、日本で1番の「野望」を持ってチャレンジして欲しいと思います。
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