1月22日(土) 本日の土曜授業風景写真は、3年生の授業の様子です。 3年生は、先週に引き続き入試教科 ( 国・社・数・理・英 ) に限定し、生徒の希望を優先したクラス編制で行われています。 ( 写真・上 ) は、数学の授業の様子です。 加藤先生と天田先生が TT ( チーム・ティーチング ) で授業を進めています。 授業の内容は、都立入試の共通問題・大設問 【 1 】 の類似問題や、2次関数の練習問題が中心でした。 ( 写真・中 ) は、英語の授業の様子です。 嶋田先生と山口先生のお二人が、TT で授業を進めていました。 授業の内容は、長文読解問題や英作文問題を中心に取り組んでいます。 数学や英語では、このほかにも鶴丸先生 ( 数学 ) のクラスや、小又先生 ( 英語 ) のクラスも開設されていました。 ( 写真・下 ) は、国語の授業の様子です。 担当は、平野先生です。 都立の過去の入試問題に取り組みながら、記号問題や記述問題など、問題ごとの解答のポイントについて説明を受けていました。 今日は、私立高校の推薦入試が行われていました。 いよいよ受験シーズンの到来です。 入試教科に絞った土曜授業は2月も引き続き行いますので、「 夢実現 」 に向けて頑張りましょう! 校長 武田幸雄 1月22日(土) 第7回PTA運営委員会学校からお話しをさせていただいたあと、本部役員や各委員会からの報告・連絡の他、今後の活動予定などが説明されました。 また、本部よりPTA予算からの 「 横断幕 」 の購入について提案があり、検討されました。 これは、駅伝などの連合競技会や部活動の大会などで、選手たちを励ます目的で使用するものです。 従来は数年前に遠津 元PTA会長さんが作ってくださったもの ( 写真・右 ) を使用してきましたが、古くなってきたことに加え、複数あれば大会が重なったときも対応できるとのことで、今回の提案に至ったそうです。 検討の結果、購入していただける見通しとなりましたので、完成した折には有効に活用させていただきます。 どうもありがとうございました。 校長 武田幸雄 1,2年合唱コンクール実行委員会
今日は、1月31日からはじまる「合唱コンクールクラス練習予定表」を完成させる日です。
室谷先生、張元先生にアドバイスをしていただきながら練習計画を作成しました。 1月21日(金) 英語検定(3級)1月21日(金) 英語検定(4級)1月21日(金) 本日の授業風景 ・ その3校庭でサッカーに取り組んでいます。 ただし、ボールを2個使用する変則サッカーです。 ボールを2個使用することで、ゲームがめまぐるしく動きます。 ゴールキーパーが敵のシュートをキャッチした直後、すぐ後ろからもう一つのボールをシュートされ、慌てて持っていたボールを投げ捨てることもありました。 また、味方のクリアしたボールが、もう一つのボールをドリブルして攻めてくる敵の足もとに転がってしまい、敵も味方も混乱に陥る場面も見られました。 取材している私も、ピッチ上でひとつのボールを追っていると、後ろから別のボールが飛んできたりしてヒヤヒヤしました。 C・D組の授業だったのですが、やや劣勢だったC組の助っ人に途中から高橋先生も参戦 ( 写真・中 )。 時折、ドリブルによる中央突破や豪快なロングパスで存在感を示し、試合に緊迫感をもたらしてくださいました。 さて、今夜はサッカー・アジア杯の準々決勝で、日本が地元カタールと対戦します。 日本のほうが格上とはいえ、グループリーグで苦戦したヨルダンやシリアのように守備を固められ、日本が攻めあぐむことも予想されます。 そんなとき、高橋先生のように局面を一人で打開できる選手が、ザックJAPANの中から現れてくれるでしょうか? 校長 武田幸雄 1月21日(金) 本日の授業風景 ・ その2家庭科の授業で身につける 「 衣・食・住 」 の知識・技能のうち、今日は 「 衣 ( 着る )」 に関する学習に取り組んでいます。 「 並縫い ( なみぬい )」 のテストを行っていました。 「 ぐし縫い 」 とも言われる縫い方ですが、布の表裏を同じ針目で縫っていきます。 制限時間は25分。 「 2本取りで行う 」 「 玉どめ・玉結びは表 」 「 同間隔 ( 約4mm )」 「 まっすぐに縫う 」 といった条件がつけられています。 写真のように、男女を問わずみんな一心に取り組んでいます。 縫いものの苦手な ( と言うより、ほとんどできない ) 私には、さっさときれいに縫いあげていく男子が 「 かっこよく 」 見えました。 それを言い訳にするつもりはありませんが、今から20年ぐらい前まで中学校の技術家庭は、男子が技術で女子が家庭科と、男女別修でした。 その一方で、男女共修となった中学校時代を過ごした世代が、今や30台半ばになろうとしています。 これからは、縫いものだけでなく調理や洗濯などの家事全般を、夫婦で平等に分担するようになるかもしれませんね。 この数年で 「 イクメン 」( 育児に積極的に関わる男性 ) や 「 弁当男子 」( 自分で作った弁当を職場に持参する男性 ) という言葉が流行り始めたのも、わかるような気がします。 校長 武田幸雄 1月21日(金) 本日の授業風景前回の3年生・保健体育の授業は、校庭でサッカーに取り組む女子を取材したので、今日は体育館の男子の授業にお邪魔しました。 バスケットボールのテストを行っています。 コートをドリブルで2周する間に、レイアップシュートとバックシュートを2回ずつ行います。 正確にシュートを決めることもさることながら、ドリブルの速さも要求される難しいテストです。 ところで、昨日は二十四節気のひとつ 「 大寒 」 でした。 1年の中でも、最も寒さの厳しくなる時季を迎えています。 そんな厳しい寒さの中で行うのが、「 寒中水泳 」 や 「 寒稽古 」 です。 昨日のTVニュースでも、ふんどし姿で湖に入って泳いでいる人々や、白い着物1枚で滝に打たれる人々の姿 ( 寒修行 ) を報じていました。 実は、今日のような真冬のよく晴れた日、学校内で一番寒くなる場所はこの体育館です。 生徒のように体を動かさずじっと立ったままでいると、靴の底から寒さが伝わってくるようです。 1時間ですっかり体が冷えきってしまいました。 寒中 ( 小寒 〜 大寒 〜 立春 ) の体育館での授業取材は、私にとってはほとんど 「 寒稽古 」 や 「 寒修行 」 に近いものがあります。 校長 武田幸雄 1月21日(金) 本日の学校給食● ご 飯 ● 豆腐とエビのチリソース ● 里芋のみそ煮 ● ニラ玉炒め ● 金時豆の甘煮 ● 牛 乳 1月20日(木) 本日の授業風景 ・ その3A組 ( 担任・川口先生 ) にお邪魔しました。 スキー教室(2月9日〜11日)のしおりを使いながら、決めごとや話し合いを行っています。 私が取材しているときは、2日目の昼食を選んだり、バスの座席決めをしたりしていました。 2日目の昼食は、スキー場にあるレストランでいただきます。 メニューは 「 オムライス & スープ 」 「 カレーライス & ヒレカツ 」 「 ラーメン & 中華ちまき 」 「 かき揚げ丼 & 半うどん 」 の4種の中から、各自好きなものを選べます。 このクラスでは、「 ラーメン … 」 がダントツの一番人気で、「 オムライス … 」 「 カレーライス … 」 と続き、最も少なかったのが 「 かき揚げ丼 … 」 でした。 「 カレーライス … 」 の人気が意外に低かったのは、前日の宿舎でのメニューに入っていたためかと思われます。 担任の川口先生は、ばらつきがあったとはいえ、とりあえず4種すべてに希望者がいたことにホッとされていました。 というのも、もし 「 希望者なし 」 というメニューがあった場合、先生方にそのメニューを選んでいただきたいという要望が、事前にレストラン側からあったそうなのです。 安心して好きなメニューを選べることになった川口先生 … 。 はたして何を選ばれたと思いますか? 楽しみなスキー教室まで、あと約3週間です。 健康管理をしっかりして、元気に出発できるようにしておきましょう! 校長 武田幸雄 1月20日(木) 本日の授業風景 ・ その2「 二度の世界大戦と日本 」 の学習で、今日は 「 広がる社会運動 」 を取り上げていました。 授業のキーワードの一つに、「 労働運動 」 がありましたね。 昨日、日本経済団体連合会 ( 経団連 ) の会長と、日本労働組合総連合会 ( 連合 ) の会長とが会談しました。 これをもって、新聞やTVニュースは一斉に 「 今年の春闘 スタート 」 と報じています。 「 春闘 ( しゅんとう )」 とは、賃金の引き上げや労働時間の短縮といった労働条件の改善について、労働者と使用者 ( 略して 『 労使 』 といいます ) とで行う交渉のことです。 現代のわが国では、今日学習した 「 労働運動 」 の代表的なものと言えるので、時折新聞やニュースにも目を向けてみると良いでしょう。 また、「 メーデー 」 という言葉も学習しました。 これは、世界各国で毎年5月1日に行われる労働者の祭典のことでしたね。 5月に行われるので 「 May Day 」 です。 皆さんは、外国映画などで、例えば飛行機が制御不能になるなどの緊急事態を知らせるとき 「 メーデー! メーデー! 」 と叫んでいるシーンを見たことはありませんか? なぜ、緊急事態が 「 メーデー 」 なのでしょうか? 実はこちらの 「 メーデー 」 は英語の 「 May Day 」 ではなく、フランス語の 「 M’aider 」 という遭難信号を英語読みしたものなのです。 したがって、「 労働者の祭典! 労働者の祭典! 」 と叫んでいるのではなく、「 助けて! 助けて! 」 と叫んでいるようなものです。 校長 武田幸雄 1月20日(木) 本日の授業風景4階の廊下を歩いていたら 「 大地讃頌 」 のきれいなハーモニーが聞こえてきたので、歌声に誘われるようにお邪魔してしまいました。 今日は、合唱コンクールにおける3学年の課題曲であるこの曲と、クラスの自由曲である 「 走る川 」 を聴かせてもらうことができました。 また、授業の後半 「 Jupiter (ジュピター)」 の楽譜が配られました。 この曲を合唱用に編曲された松下耕さん & 室内合唱団・VOX GAUDIOSAの皆さんが、合唱コンクールに来てくださることになりました。 そして、3年生の皆さんと 「 Jupiter 」 のコラボレーション合唱をしてくださる予定です。 「 Jupiter 」 の楽譜を手に、NHK合唱コンクールの選抜合唱がこの曲を歌うVTRを、室谷先生から見せてもらいました。 そのとき私には、明らかに皆さんの表情が変わったように見えました。 過去2年間、先輩たちがVOX GAUDIOSAとコラボする 「 Jupiter 」 を見て聴いてきた自分たち。 その自分たちが、いよいよ歌う側に立つ。 しかも、初めてパルテノン多摩の大ホールで … 。 表情が引き締まるのも、当然ですね。 高校入試と同時並行で行う練習は、想像以上に厳しいものがあると思いますが、皆さんなら新たな伝説をつくることができるはずです。 私がこの曲の歌詞の中で最も好きな一節を、皆さんに贈っておきましょう。 ♪ 夢を失うよりも悲しいことは 自分を信じてあげられないこと … ♪ 校長 武田幸雄 1月20日(木) 本日の学校給食● ゆかりご飯 ● 鯖の塩焼き ● モヤシのゴマ味噌和え ● 野菜とハムの黒こしょう炒め ● ひじきのジャコ煮 ● 果 物 ● 牛 乳 1月19日(水) 3年生 ・ 一斉面接指導これは、本校の全教職員が分担して、高校入試を間近に控えた3年生に面接練習を行うものです。 ただし、少しでも緊張感を持たせるために、普段は接することの少ない1・2学年の先生が中心となって面接官を務めます ( 管理職も )。 ( その場でも注意しましたが ) 私の担当したグループには、「 回答の内容 」 よりも 「 答え方 = 声の大きさ・速さ・表情・姿勢 」 を改善したほうがよい生徒が多かったように思います。 その一方で、副校長先生に担当されたグループの感想をうかがったところ 「 みんな、良かったですよ 」 とのことでした。 いずれにせよ、今日の反省は必ず本番で活かされるはずです。 面接の順番を待つ間、生徒は各教室で自習を行っています。 3学年の先生は、その監督を行ったり、8つの面接会場の連絡係をしたりしていました。 2学期末に行った学年の先生方による面接指導と、今回の全校一斉面接指導、そして、今後はさらに必要性のある生徒に再度管理職による面接指導が行われます。 手前味噌かもしれませんが、このように手厚い面接指導をする学校は少ないと思います。 この面接指導のため、1・2年生は5時間目をカットして昼食後に下校させましたが、次年度は 「 土曜授業 」 の活用も含めて検討してまいります。 校長 武田幸雄 1月19日(水) 本日の授業風景 ・ その2都道府県の学習のまとめとして、班ごとの調べ学習に取り組んでいます。 4人で編制された班ごとに担当した地方について、テーマを決めて調べます。 すでに班員各自の分担を調べ終えた班では、床に広げた発表用の模造紙にまとめる作業にとりかかっていました。( 写真・下 ) このクラスの8つの班は、それぞれ 「 北海道地方の自然 」 「 東北地方の農業・漁業・伝統工芸 」 「 関東地方の郷土料理 」 「 中部地方の農業 」 「 近畿地方の琵琶湖 」 「 四国地方のお遍路 」 「 中国地方の駅・駅弁 」 「 九州地方の気候 」 について調べていました。 私が個人的に興味を持ったのは、「 中国地方の駅・駅弁 」 と 「 四国地方のお遍路 ( 八十八箇所巡礼 ) 」 です。 特に 「 四国地方のお遍路 」 では、「 逆打ち ( さかうち )」 について詳しく調べてくれるよう、私からも宿題を出させてもらいました。 「 逆打ち 」 とは、札所を番号順に時計回りに巡礼する 「 順打ち 」 に対し、反時計回りに逆から巡礼する方法です。 坂東眞砂子さんの小説 「 死国 ( しこく )」 では、この 「 逆打ち 」 は死者をよみがえらせる禁断の儀式とされており、後に映画化された同名のホラー映画でも、やってはいけない巡礼法として描かれていました。 気の弱い私は、それが小説や映画の中だけのフィクションであることを願って、この班の人たちが調べてくれる結果を待ちたいと思います。 校長 武田幸雄 1月19日(水) 本日の授業風景鶴丸先生 ( 同・中 ) 鈴木先生 ( 同・下 ) です。 どのクラスも 「 確率 」 の学習に入っています。 前の授業で実験した 「 画びょうを投げたとき、針のある面が上向き ( 下向き ) になる確率 」 や、教科書に載っている 「 その年の出生数のうち、男子 ( 女子 ) の生まれる確率 」 などを、計算したりしていました。 「 確率 」 というと、数学の先生からは 「 ナンセンス 」 とお叱りを受けるかもしれませんが、私は以前 「 自分が、自分であることの確率 」 を計算したことがあります。 ここで詳しい説明はしませんが、「 自分が、自分の両親から生まれた確率 」 「 自分の両親が出会い、結婚した確率 」 「 自分の両親が、ぞれぞれの両親 ( 自分の祖父母 ) から生まれてきた確率 」 など、さまざまな数値を掛け合わせていくのです。 自分の祖先をどこまでもさかのぼることはできないので、3代前 ( 曾祖父母 ) までに限定しての計算でしたが、それでも天文学的数字になってしまいました。 ありきたりな言い方ですが、自分が自分として今を生きているというのは 「 すごい 」 ことなのだと実感しました。 同時に、自分の周りにいるすべての人たちも同じように 「 すごい 」 存在なのだと気づいたとき、人と人とが出会うということはもはや 「 奇跡 」 なのだと思わずにいられませんでした。 校長 武田幸雄 1月19日(水) 本日の学校給食● ご 飯 ● ホイコーロー ● ワカサギの南蛮揚げ ● ジャガイモのミルク煮 ● 果 物 ● 牛 乳 1月18日(火) 本日の授業風景 ・ その3CDジャケット用の 「 木製フレーム 」 づくりに取り組んでいます。 昨年、自分の作製したCDジャケットを飾るための木製フレームですが、特にCDジャケットのデザインとは関連性がなくてもかまいません。 私が見て回ったところ、関連性を持たせている人とそうでない人の比率は、ほぼ半々でした。 野球やバスケットボールなどスポーツをモチーフとしたもの、自分の好きなアーティストをイメージしたもの、独立したイラストや絵柄を施したもの、四字熟語などの言葉を配したものなど、彫刻の下書きとなるアイディア・スケッチも人によってさまざまです。 早い人は、アイディア・スケッチを完成させて彫刻作業に入っています。 そんな中、私が個人的に興味を持ったのは、○○君のデザインです。 「 仏きょう 」 と彫った文字の回りに、ヘビの絵柄などを配置するそうです。 「 なぜ 『 仏教 』 ではなく 『 仏きょう 』 なのですか? 」 と尋ねたところ、「『 教 』 の字は画数が多すぎて彫りにくいから 」 という非常にわかりやすい答えが返ってきました。 作品が完成したら、ぜひ見せてくださいね。 簡単に 「 彫刻作業 」 といっても、デザインによって線彫りや浮き彫り、菱合い彫り、薬研(やげん)彫り、かまぼこ彫りなど、彫り方にも変化をつけます。 彫刻刀の扱いにはくれぐれも注意して、素敵な作品に仕上げてください。 校長 武田幸雄 1月18日(火) 本日の授業風景 ・ その2「 水溶液の性質 」 の学習で、水溶液から出てきた物質を調べる実験に取り組んでいます。 まず、塩化ナトリウム・硝酸カリウム・ミョウバンを、それぞれ試験管の中でよく水と振り混ぜます。 次に、その試験管を水の入ったビーカーに入れ、ガスバーナーを使って水温を50度に上げます。 そして、ビーカーから取り出した試験管を冷水で冷やし、出てきた物質を顕微鏡で観察します。 実験がうまくいく班もあれば、「 先生、ちょっと来てください 」 と何回も救いを求める班もあります。 また、せっかく実験はうまくいったのに、顕微鏡の操作が思うに任せない班もありました。 上手に取り出せた硝酸カリウムや塩化ナトリウムの結晶を、顕微鏡で見ている人たちから 「 気持ち悪〜い! 」 の声があがります。 私も覗かせてもらいましたが、はたしてどこが気持ち悪いのかわかりません。 あちこちで 「 気持ち悪〜い! 」 と声がするたびに 「 どれ、どれ 」 と見せてもらうのですが、見える画像は立体感もあり非常にきれいな結晶です。 「 とても美しいじゃないですか 」 と言うと、「 校長先生、おかしいですよ! 」 私は、それがリアルな映像だから 「 美しい 」 と感じ、皆さんには映像がリアルすぎて 「 気持ち悪い 」 と感じる … 。 その違いでしょうか? 校長 武田幸雄 1月18日(火) 本日の授業風景漢字の練習をした後、高村光太郎の詩 「 レモン哀歌 」 を学習しています。 音読の練習では、全員で一斉に読んだり ( 群読 )、席順に読んだり、男女交互に読んだりと、さまざまな手法を取り入れていました。 光太郎の詩集 「 智恵子抄 」 に収められているこの詩は、ご存じのように妻・智恵子の臨終の様子を詠んだものです。 統合失調症が治らないまま死出の旅立ちを迎えようとしている智恵子に、光太郎は好きだったレモンを手渡します。 そのレモンを 「 がりりと噛んだ 」 智恵子は、死の間際のほんの一瞬だけ往年の智恵子に戻るのです。 「 かういふ命の瀬戸際に 智恵子はもとの智恵子となり 生涯の愛を一瞬にかたむけた 」 平野先生の 「『 生涯の愛を一瞬にかたむけた 』 のは、誰ですか? 」 との質問に、数名 「 光太郎 ( 作者 )」 と答えてしまい間違えました。 確かに、正解は 「 智恵子 」 です。 しかし、私は思うのです。 「( 智恵子が ) 生涯の愛を一瞬にかたむけた 」 と感じたのは光太郎自身であり、そのように感じることのできた光太郎もまた、この瞬間 智恵子に生涯の愛をかたむけていたのではないかと。 その解釈が正しいかどうかは別として、優れた詩は奥行きが深いものです。 校長 武田幸雄 |