自然のアルバム239 イチョウ祭り☆このいちょう祭は、八王子市民の手作りのお祭として行われているものだそうで、今年は31回目だそうです。追分から小仏の駒木野という所まで通行手形をもって歩いて楽しむそうです。今年も行きたかったのに残念です。 ☆甲州街道の両脇(りょうわき)に約770本あるそうです。八王子市の天然記念物にもなっており、メスの木もあり、あちこちにギンナンが落ちています。 ☆八王子市の天然記念物は他にも9つあります。東京都の天然記念物は、小仏のカゴノキ、高尾山のスギ並木、飯盛スギなどがあります。どれも学術的に貴重なものであり、後世に伝えたいものです。 自然のアルバム238 ギンナン☆このギンナンは昨年のいちょう祭の時に撮影したものです。ものすごいにおいがするので、だれも拾おうとはしないようで、ごらんのようにあちこちに落ちていました。 ☆ギンナンは茶わんむしに入れたり、ゆでたり焼いたりしてたべますが、たくさん食べると中毒をおこすそうです。また、ギンナンは、栄養があり、薬としてもよく利用されているようです。 ☆薬としては、せきをしずめたり、おねしょにもきくそうです。しかし、手で直接さわるとかぶれる場合もあるそうなので、十分に注意しましょう。ネット等で調べるといろいろな食べ方があります 自然のアルバム237 不思議なウメ☆あるウメ林を歩いていて見つけました。あなのあいたウメがひとかたまりになって集められていました。近くにはあなのあいていないウメもころがっていました。だれのしわざなのでしょう。 ☆一番左にあるものがあなのあいていないものです。ウメぼしを食べて、ポイと捨てる部分は、実の一番内側の内果皮(ないかひ)というものです。この実の中に本当の種子があります。 ☆この本当の種子を食べたあとのようです。犯人(はんにん)はネズミやリスなどの仲間でしょう。上下に2本ずつある前歯がとてもするどいので、ウメの内果皮もガリガリとけずれるのでしょう。 自然のアルバム236 ホトケノザ☆上恩方の野山も木々が色づき、遠くの山々がとてもきれいです。青く澄んだ空をバックに、紅葉や黄葉が目にあざやかにうつります。ふと道ばたに目をやると、日だまりにピンクの花がさいていました。 ☆朝晩(あさばん)とても寒くなりました。それでも、日だまりには小さな花がさいていることがあります。ホトケノザの他に、オオイヌノフグリ、タネツケバナ、スミレなども野原で見ることができます。 ☆このホトケノザをよく見てください。花びらのまん中に、少し色のこい所があります。これは、虫たちにみつがあるよという目印(めじるし)なのでしょう。あたたかな日にはハナアブなどがきているかもしれません。 自然のアルバム235 ウメモドキ☆ウメという名前がついていても、ウメ(バラ科)の仲間ではなく、モチノキ科の植物です。山にある木ですが、それほど多くはありません。実がきれいなので、お庭に植えたりします。 ☆どこにでもあるという木ではなく、ポツン、ポツンとあります。このような植物を個体数の少ない植物といいます。ふだんあまりみることができない木です。 ☆この木は、オスの木とメスの木があります。もちろん実のなるのは、メスの木です。近くにオスの木があるようです。寒さがますと、一段と、その赤い実が美しく輝くようです。 自然のアルバム234 シロダモ☆これは、シロダモというクスノキ科の葉です。葉っぱのうらにロウがぬってあるように真っ白で、熱を近づけると、白いロウがとける実験にはとてもよい葉っぱです。 ☆葉っぱはちぎってもむとよいかおりがします。また、3本の葉の脈もクスノキ科のとくちょうです。しかし、今回は、実をよく見てください。真っ赤な実は、とても目立ちますが、どうして赤いのでしょうか。考えてみてください。 ☆ドンクリはころころところがります。クルミの実も下におちて、水に流されます。木の実には赤いものが多いようですが、これは、どうやら、鳥と関係があるのではないでしょうか。 楽しかったPTA行事その9楽しかったPTA行事その8楽しかったPTA行事その7楽しかったPTA行事その6楽しかったPTA行事その5楽しかったPTA行事その4楽しかったPTA行事その3楽しかったPTA行事その2楽しかったPTA行事その1自然のアルバム233 ドングリの成長☆雑木林(ぞうきばやし)を歩いていて、たくさんのドングリを見つけました。今年は、ドングリがいつもの年よりもたくさん実っているようです。しかし、このドングリは食べることができません。 ☆写真を見てわかりますか。どんぐりの先のほうから根がのびだしています。このドングリはどんなところにあったものでしょうか。想像してみてください。根がでてくるためには何が必要でしょう。 ☆このドングリは、春さきには、芽(め)が出て、双葉(ふたば)が見られるようになります。しかし、大きな木になるのは、ほんの少しです。 自然のアルバム232 シラカシのドングリ☆日本にあるドングリで食べられるのは、スダジイとマテバシイというお話は何度もしましたが、このシラカシはにがくて、しぶくてにがくて食べられません。 ☆大きさも形もいろいろありますが、このドングリは少し小さめです。ぼうしとよぶおわんのようなものは、正しくは殻斗(かくと)とむずかしい名前がついています。この殻斗もいろいろです。 ☆コナラなどは、うろこのようになっていますが、カシの仲間は、どれも横すじの線があります。たぶん、うろこのようなものがくっついてこのように線になったのでしょう。また、クヌギなどは、このうろこが長くのびたような形になっています。いろいろですね。 自然のアルバム231 トキワハゼ☆常磐木(ときわぎ)というのは、一年中緑色をした木のことで、杉や松などをさします。このトキワハゼというのも、春から秋おそくまで見られるので、こういう名前がつきました。 ☆このトキワハゼの仲間で、春の4月か5月ごろ、田んぼなどにさくものをサギゴケといいます。このサギゴケには、白とムラサキ色のものがあり、ムラサキサギゴケといいます。 ☆このトキワハゼは、学校の校庭のあちこちにひっそりとさいていたものです。小さな命でもけんめいに生きているんですね。そっと見つけてあげてください。見つかるかな。 自然のアルバム230 チャ☆お茶は、もともと中国から薬のためにお坊さんによって伝えられたものといわれています。ふつう、五枚の白い花びらで、たくさんのおしべからなっています。 ☆世界にはいろいろなお茶があります。日本人がよく飲む緑茶。中国のウーロン茶。スリランカやインドの紅茶などありますが、すべて同じチャの木の葉っぱから作られます。 ☆同じ葉っぱなのにどうしてちがうお茶になるのかというと、発酵度(はっこうど)というものがちがうからです(完全発酵−紅茶、半完全発酵−ウーロン茶、発酵無−緑茶)かんたんに言うと、作り方がちがうのです 自然のアルバム229 オオトリノフンダマシ☆何かおもしろそうなものがぶらさがっています。あちこちと歩くと、いろいろな不思議なものに出会えます。あれはなんだという気持ちをもつことが大切なことだと思います。 ☆これは、クモのらんのうです。卵嚢(らんのう)というのは、たくさんのタマゴをつつむふくろのようなもののことです。このクモは、夜になると平らな網(あみ)をはり、虫をつかまえるそうです。 ☆タマゴは秋にふかして、赤ちゃんがふくろの中にいるそうです。赤ちゃんで冬をこし、春になるとはいだしてくるようです。よちよち歩きのクモの赤ちゃんに会える日を楽しみにしています |