自然のアルバム234 シロダモ☆これは、シロダモというクスノキ科の葉です。葉っぱのうらにロウがぬってあるように真っ白で、熱を近づけると、白いロウがとける実験にはとてもよい葉っぱです。 ☆葉っぱはちぎってもむとよいかおりがします。また、3本の葉の脈もクスノキ科のとくちょうです。しかし、今回は、実をよく見てください。真っ赤な実は、とても目立ちますが、どうして赤いのでしょうか。考えてみてください。 ☆ドンクリはころころところがります。クルミの実も下におちて、水に流されます。木の実には赤いものが多いようですが、これは、どうやら、鳥と関係があるのではないでしょうか。 楽しかったPTA行事その9楽しかったPTA行事その8楽しかったPTA行事その7楽しかったPTA行事その6楽しかったPTA行事その5楽しかったPTA行事その4楽しかったPTA行事その3楽しかったPTA行事その2楽しかったPTA行事その1自然のアルバム233 ドングリの成長☆雑木林(ぞうきばやし)を歩いていて、たくさんのドングリを見つけました。今年は、ドングリがいつもの年よりもたくさん実っているようです。しかし、このドングリは食べることができません。 ☆写真を見てわかりますか。どんぐりの先のほうから根がのびだしています。このドングリはどんなところにあったものでしょうか。想像してみてください。根がでてくるためには何が必要でしょう。 ☆このドングリは、春さきには、芽(め)が出て、双葉(ふたば)が見られるようになります。しかし、大きな木になるのは、ほんの少しです。 自然のアルバム232 シラカシのドングリ☆日本にあるドングリで食べられるのは、スダジイとマテバシイというお話は何度もしましたが、このシラカシはにがくて、しぶくてにがくて食べられません。 ☆大きさも形もいろいろありますが、このドングリは少し小さめです。ぼうしとよぶおわんのようなものは、正しくは殻斗(かくと)とむずかしい名前がついています。この殻斗もいろいろです。 ☆コナラなどは、うろこのようになっていますが、カシの仲間は、どれも横すじの線があります。たぶん、うろこのようなものがくっついてこのように線になったのでしょう。また、クヌギなどは、このうろこが長くのびたような形になっています。いろいろですね。 自然のアルバム231 トキワハゼ☆常磐木(ときわぎ)というのは、一年中緑色をした木のことで、杉や松などをさします。このトキワハゼというのも、春から秋おそくまで見られるので、こういう名前がつきました。 ☆このトキワハゼの仲間で、春の4月か5月ごろ、田んぼなどにさくものをサギゴケといいます。このサギゴケには、白とムラサキ色のものがあり、ムラサキサギゴケといいます。 ☆このトキワハゼは、学校の校庭のあちこちにひっそりとさいていたものです。小さな命でもけんめいに生きているんですね。そっと見つけてあげてください。見つかるかな。 自然のアルバム230 チャ☆お茶は、もともと中国から薬のためにお坊さんによって伝えられたものといわれています。ふつう、五枚の白い花びらで、たくさんのおしべからなっています。 ☆世界にはいろいろなお茶があります。日本人がよく飲む緑茶。中国のウーロン茶。スリランカやインドの紅茶などありますが、すべて同じチャの木の葉っぱから作られます。 ☆同じ葉っぱなのにどうしてちがうお茶になるのかというと、発酵度(はっこうど)というものがちがうからです(完全発酵−紅茶、半完全発酵−ウーロン茶、発酵無−緑茶)かんたんに言うと、作り方がちがうのです 自然のアルバム229 オオトリノフンダマシ☆何かおもしろそうなものがぶらさがっています。あちこちと歩くと、いろいろな不思議なものに出会えます。あれはなんだという気持ちをもつことが大切なことだと思います。 ☆これは、クモのらんのうです。卵嚢(らんのう)というのは、たくさんのタマゴをつつむふくろのようなもののことです。このクモは、夜になると平らな網(あみ)をはり、虫をつかまえるそうです。 ☆タマゴは秋にふかして、赤ちゃんがふくろの中にいるそうです。赤ちゃんで冬をこし、春になるとはいだしてくるようです。よちよち歩きのクモの赤ちゃんに会える日を楽しみにしています 自然のアルバム228 ススキ☆だれでもよく知っているススキです。秋も深まり、今その穂を風を広げ、種子を飛ばそうとしています。ここで、ああ、ただのススキだということで終わりにしないでください。 ☆穂のかたちに注目してほしいと思います。花のさく前は、穂がそろっていますが、花のころには、穂が広がるようにさいています。これは、風媒花(ふうばいか)のススキが花粉をうけやすいようなかたちに変化しているということではないでしょうか。 ☆そして、花が終わり、種子を飛ばす今、なるべく遠くへたくさんの種子を飛ばしやすいように、穂を広げているのではないでしょうか。正しいかどうかはわかりませんが、考えることは楽しいです プラネタリウムの観察2プラネタリウムの観察自然のアルバム225 スダジイ☆日本には、22種のドングリがありますが、そのうち、食べられるのは、マテバシイとこのスダジイだけです。スダジイは、しいの実ともよばれていて、昔から食べられていました。 ☆このスダジイは、むかしはあちこちにありましたが、今では、神社やお寺などにたまにあるだけです。恩方の山にもありますが、残念ながら大木はそれほどありません。川口小学校近くの忠霊塔(ちゅうれいとう)の所に樹齢200〜300年の木が4本あります。 ☆他には、ぽつんぽつんとある程度です。富士森公園には、30本近くのスダジイがあり、このドングリは、市民野球球場の一塁側のスタンド近くで拾ってきたものです。 自然のアルバム224 マテバシイ☆日本にあるドングリで食べられるものは、スダジイとこのマテバシイです。学名では、リソカルプス・エドウリスといいますが、エドウリスとは、ラテン語で食べられるという意味です。 ☆このマテバシイは、もともとは、西日本に自生しているものですが、公園などにもよく植えられています。写真のマテバシイは富士森公園にあったものです。 ☆おいしい食べ方は、フライパンでかるくいってもいいですし、紙袋に入れて電子レンジでチンしてもけっこうおいしくいただけます。アラカシやコナラなどのにがいドングリもいっしょに食べてみてもいいと思いますが、とてもまずいです。 |