自然のアルバム174 ヤクシソウ☆薬師堂(やくしどう)のそばで最初に発見されたとか、薬師如来(やくしにょらい)という仏様の光る背ににているとか、薬になるとか、いろいろいわれていますが、はっきりとは分からないそうです。 ☆このヤクシソウがさき始めると、秋も本番で、朝夕冷える日が多くなるようです。黄色の花が秋の夕日をあびてさく姿はなかなかのもので、特に秋のお気に入りの花の一つです。 ☆この仲間はどれも、葉っぱや茎を切ると白いしるのようなものがでます。タンポポも同じです。この白いしるは、ゴムのようなものをふくんでいて、昆虫などから葉を食べられないようにするためのものだそうです。 自然のアルバム173 オオカマキリ☆あちこちと歩いていると、いろいろなものを発見するものです。オオカマキリは何度も見ていますが、交尾(こうび)するのは、それほど見られません。この交尾を見た時には、本当にワクワクドキドキと感動しました。 ☆左がメスで、それにのっかるようにしているのがオスです。オスは一度交尾をすると、めったにメスをはなさないそうです。5分くらいこの姿勢でいました。2時間、3時間とゆっくりと見たかったです。 ☆オスは後ろ足でしっかりとメスをかかえこんでいるようでした。メスは交尾中でも、頭を後ろにやり、オスをバリバリとその上部なアゴで食べてしまうそうですが、その姿も見たかったです。 自然のアルバム172 ハラビロカマキリ☆カマキリで一番よく見かけるのがオオカマキリです。そのつぎがコカマキリです。このハラビロカマキリという種は初めて見ました。オオカマキリとよくにているようです。ちがいはわかりますか。 ☆オオカマキリよりは少し小さいようですが、一番の見分け方のポイントはせなかのまん中あたりにある両はしの白い細長い点です。これがあればハラビロカマキリにまちがいありません。 ☆チョウセンカマキリという種類もいるそうですが、それはただいま捜索中(そうさくちゅう)です。なお、ハラビロカマキリのらんのうは、コカマキリににていますが、少しずんぐりむっくりとしている感じです。 自然のアルバム171 コカマキリ☆体が小さいのでコカマキリといいます。それでもカマキリはカマキリなので、いろいろな虫をつかまえてはバリバリとたべまくようです。体のつくりはほとんど同じようです。 ☆カマキリのらんのう(たまごのたくさんつまったもの)で一番よく見かけるのはオオカマキリです。これは、個体数が多いからでしょう。コカマキリも多いのですが、らんのうがみつけにくいのはなぜでしょう。 ☆それは、らんのうの産みつける場所に関係があります。オオカマキリやハラビロカマキリは木の枝などでよく目につきます。しかし、このコカマキリは板やかべなどに産み付けるので、みつけにくいのでしょう。 3年 作品展に向けて
理科室でシルクスルーをやりました。
繭から蛹を出し、縦横と引っ張りながら伸ばしていきます。 最初は「むずかしぃ〜」と言っていた子供たちも、徐々にコツを掴み 素敵に仕上げていました。 総合の授業田植えの時と同じように夕焼け小焼けの方に教えていただきました。 おいしいお米が食べれる日が楽しみです。 自然のアルバム170 キクイモ☆キクのような花で、根にイモができるので、この名前がつきました。よく似たもので、イヌキクイモというものもあります。恩方のあちこちで見られますが、浅川などの川にも多くあります。 ☆植物は日本に4000種もあるといわれていますが、それぞれ○○科というものに属しています。そこで、もっとも種類の多い科は何かと調べたところ、一番多いのはキク科で294種でした(牧野図鑑より)。 ☆次がイネ科212種。カヤツリグサ科201種。バラ科175種。ユリ科128種。マメ科120種。ラン科109。シソ科90種。キンポウゲ科80種。ナデシコ科72種。ゴマノハグサ科71種。などなど。 3年 作品展にむけて秋らしい作品です。 繭からでる光が温かく感じます。 自然のアルバム168 ノガリヤス☆またまたイネ科植物の登場です。山道を歩いていると、スギの林をバックにノガリヤスの花が目にとまりました。なんてすてきなんだろうと、思わず写真をとってしまいました。 ☆色のない植物というわけではありませんが、その線の細さと、線のもつやわらかな感じがたまらなくいいですね。今の季節、このノガリヤスはどこでも見られるものです。 ☆またの名前をサイトウガヤといいます。この花には、絶対に虫などは来ないでしょう。というのは、このイネ科の植物などは、すべて風により花粉をとばすしくみになっているからです。 自然のアルバム167 カゼクサ☆この写真は、先日おうちの庭にて写したものです。雨が一日中ふっていて、どこにも出かけられませんでした。そこで、ふと庭を見ると、このようにすてきな一瞬に出会えたのです。 ☆雨のつぶが草についていて、それはそれは目を見張る美しさを感じました。雨の中でしたが、水滴(すいてき)が光って見えました。これは、カゼクサというどこにでもあるイネ科の植物です。 ☆最近のテーマは「イネ科植物」です。いろいろなきれいな色の花をつける植物もすきですが、このカゼクサのように地味であっても線の美しさを主張(しゅちょう)するイネ科の植物もすてきですね。 自然のアルバム166 ハキダメギク☆はきだめとは、かんたんに言えば、ゴミ捨て場のことです。この植物は、外国からきた帰化植物ですが、たまたま見つけられた所が悪かったということで、かわいそうな名前の植物で、あちこちでふつうにみられます。 ☆東京湾の「夢の島」という埋め立て地で見つけられた植物がありますが、これは、「ユメノシマガヤツリ」という良い名前。港で見つけられたので、「ミナトマツヨイグサ」という植物もあります。 ☆名前はよくないが、虫メガネなどで見ると、白い花びらと黄色がなかなかおしゃれ。不名誉な名前を返上して、改名(かいめい)してもよさそうです。さあ、あなたなら、何という名前にしますか? 花子とのお別れ会子どもたちは、花子にたくさんエサをあげていました。 自然のアルバム165 アキノキリンソウ☆秋には、いろいろなキクの花が目を楽しませてくれます。このアキノキリンソウは、日当たりのよい山や野原に多く見られる植物です。よくみると、どこかで見た花ににていませんか。 ☆昨日のセイタカアワダチソウににていませんか。花のボリュームではちがいますが、一つ一つの花のつくりはそっくりです。このアキノキリンソウの別名をアワダチソウといいます。 ☆アキノキリンソウはもともと日本に古くから見られた植物ですが、セイタカアワダチソウは帰化植物です。どうか、日本の植物が外国の植物におおわれてほしくありませんね。がんばれ日本。 自然のアルバム164 セイタカアワダチソウ☆青空をバックに、セイタカアワダチソウが黄色の花が輝いて見えます。この花は、もともとは外国からきた帰化植物です。秋の風景というと、赤や紫の花がよくマッチすると思っていたのですが。 ☆外国から来た生き物ですっかりと日本にすみついてしまったものに、セイタカアワダチソウのほかに、アメリカザリガニやアメリカシロヒトリ、アオマツムシなどがいます。アオマツムシは木の幹に卵をうみ、虫の音がシャワーのようにうるさく感じます。秋の虫が草むらですだくというのは、下から虫の音が聞こえることを言うのだと思うのですが。 ☆空き地のあちこちに見られ、河原などにも多いようです。すごいいきおいで広まります。一株に40000こもの種子をつけ、綿毛がアワだつように見えるのでこの名前になりました。 図工の風景みんな一生懸命にいろいろなタペストリーを作っていました。。 自然のアルバム163 コウヤボウキ☆コウヤボウキの葉を取り枝だけにしたものをいくつも集めてほうきのようにしたのでしょう。枝のしなやかなところを利用して、ほうきにしたのでしょう。 ☆昔の人は、野山の草や木を生活に生かしてきました。その知恵はたいしたものです。草や木を用いて衣食住に生かしてきました。「人と木は昔から仲良しだったのさ」宮崎駿「トトロ」のメイちゃんのお父さんの言葉より。 ☆ほうきを使い古して、野山に捨てても、いつかは土に返ります。しかし、今の石油製品は、かれることなく、いつまでもそのままです。昔のものはリサイクルができ、自然に返ったのですね。 10月7日(木)5校時 2年生・生活科作品展、どんな作品ができるのか、お楽しみに!! 自然のアルバム162 アキノノゲシ☆あちこちで咲いているのを見かけるようになりました。ノコンギクなどと同じくキク科の植物です。このような形の花ならばほとんどキク科です。春にもこれによく似た花がさきます。名前はただの「ノゲシ」といいます。また、葉っぱにトゲのある「オニノゲシ」もあります。 ☆秋の、アキノと季節の名前がつく植物もたくさんあります。アキノキリンソウ、アキカラマツ、アキニレ、アキグミ、アキメヒシバなど、いろいろあります。 ☆そこで、春夏秋冬といつの季節の名前が一番多いのか調べてみました。木も草もいっしょにのっている牧野植物図鑑で調べると。春は17種、夏は22種、秋は23種、冬は7種という結果でした。 自然のアルバム161 カヤツリグサ☆カヤツリグサ科といってもあまりピンとはこないと思います。花びらもなく、色も緑一色でどれもあまりきれいという植物ではありません。それでもよくみると、まっすぐな線形の葉など美しさを感じます。 ☆植物の茎には、丸いものや四角いものなどがありますが、カヤツリグサ科はほとんどが三角形です。写真をよくみると、細長い葉が3つの方向に伸びているのがわかるでしょう。 ☆写真の植物は、正しくはコゴメガヤツリというものです。この仲間は秋にでるものが多く、ここ最近特に興味をもってながめています。現在15種の仲間を発見し、写真をとることができました。 この草の茎を二人でさいて引っ張るとカヤができるので、カヤツリグサといいますが、カヤそのものが今ではほとんど見ないものです。 自然のアルバム160 シオカラトンボ☆この仲間には、ほかにオオシオカラトンボ、シオヤトンボなどがいます。どれもよくにています。おなかの部分が塩をふいたように見えるので、シオカラトンボといわれ、ふつうに見られます。 ☆メスは、どれも黄色みがかった褐色(かっしょく)で、ムギワラトンボとふつうに言われています。なお、シオヤトンボというのは、春早くから飛び回っているトンボです。 ☆シオカラトンボはどちらかというと、明るく開けて所が好きなようです。また、よくにたオオシオカラトンボはややうす暗くて、小さな水辺(みずべ)を好みます。 |