自然のアルバム293 カラスウリ☆冬休みに家の近くを散歩していると、カラスウリの実がまだ真っ赤な色を見せていました。そこで、今回はこのカラスウリの実を解剖(かいぼう)してみました。 ☆オレンジ色の実をわると、黄色い果肉(かにく)につつまれた種子があります(まん中)。あまそうなのでなめてみると、そのにがいこと。食べられそうもありません。不思議なことに鳥にはにがくないようです。 ☆黒い種子(右)は、カマキリの頭のような形で、うちでの小槌(こづちーとんかち)ににています。これをお財布にいれておくと、お金持ちになれるそうです(ほんとうかな)。 自然のアルバム292 トックリバチ☆徳利とは酒などを入れる口の細い容器のこと。このかたちににた巣をどろをかためてつくります。ミツバチやアシナガバチのように集団で巣を作らず、一匹ずつのハチの巣です。 ☆巣ができると卵を1個うみます。それから幼虫のえさになるようにアオムシなどをたくさんつめ、ふたをします。母バチが世話をすることはありません。巣の材料は主にかわいた土です。 ☆かわいた土をおなかにためた水をかけ湿らせやわらかくします。足とあごを使いねって土の玉にします。それから土玉を巣作りの場所に運び積み上げてつくります。土だけでなく口からだすねばっこい液(えき)を土にまぜてがんじょうな巣にします。ハチの世界に今はまっています。いろいろなハチがいろいろな生態を見てくれます。 自然のアルバム291 キチジョウソウ☆キチジョウソウは、漢字で吉祥草と書き、これもとてもおめでたい名前の植物です。暖地(だんちーあたたかい場所)には野生でさいていますが、恩方あたりではお庭などにもよくうえられています。 ☆キチジョウソウも縁起(えんぎ)がよい植物といわれています。これをうえているおうちに吉事(きちじーおめだたいこと)があると、花がさくという伝説があります。花は夏から秋にかけてさきます。 ☆実は晩秋(ばんしゅうー秋のおわり)から冬にかけて見られます。この赤い実を見たときには、その美しい輝(かがや)きに、ハッとしました。 自然のアルバム290 フクジュソウ☆新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。さて、フクジュソウは、漢字で福寿草と書き、とてもおめでたい植物です。お正月の花ともいわれ、元日草の別名(べつめい)もあります。 ☆お正月のかざりとして、よく鉢(はち)によせ植(う)えをして売っています。元日草といいますが、これは、古い暦(こよみ)の元日ころに花がさくという意味です。2月から3月に、梅林の下にさく花を見ると何となく心まで明るくなります。 ☆とてもきれいな花なので、今では野生で見ることはあまりありませんが、校庭のカツラの木の下に毎年花を咲かせます。いつきれいな花を咲かせてくれるでしょうか。その日を楽しみにしていましょう。今年もみんな健やかににこやかにのびやかに、ステキな一年となりますように。 |