自然のアルバム242 メグスリノキ☆日本には、たくさんのカエデの仲間がいます。その数は28種もあるそうですが、このメグスリノキの種子が一番大きく、4センチ以上もあります。 ☆写真の右はイロハモミジですが、せいぜい2センチほどです。くるくるとまわる様子を見るには、やはりメグスリノキのほうがはくりょくがあっていいでしょう。 ☆このメグスリノキは目の薬になるそうです。今度実験してみようと思っています。この木はあちこちにあるのではなく、ぽつんぽつんと山に見られるものです。 自然のアルバム243 ハンショウズル☆春や夏に花を咲かせていた植物も、今はその仲間をふやすために、たくさんの種をつけています。植物は自分では動けないので、いろいろな方法を使い、仲間をふやします。 ☆ドングリはころころ、カエデはくるくる、ハネフクベはひらりひらい、オナモミはくっつき、オオバコはべっとり、そして、このハンショウヅルはふわふわでしょう。 ☆キンポウゲ科の植物は、ごらんのように毛をつけて散布(さんぷ)されるものが多いようです。センニンソウという植物も仙人(せんにん)のヒゲのようなもので、風にのります。 セーフティ教室3セーフティ教室2セーフティ教室1自然のアルバム241 リュウノヒゲ☆上恩方の野山の木々が色づき、とてもきれいですが、足元にもハッとするような何ともいえぬいい色の実があります。先日、八王子市のある先生から「この実は何の実?」という質問も受けました。 ☆名前はリュウノヒゲといいますが、ジャノヒゲともいいます。色は青色と言ってかたづけてしまうにはもったいないような色。深い藍(あい)色、こいるり色、何と表現すればいいのでしょうか。 ☆宮崎駿の「となりのトトロ」のある一場面。さつきとメイが雨の日に傘をさして待ってると、そこにトトロが登場。ドングリをプレゼントしてもらうのですが、つつんでまいてあったのが、このリュウノヒゲの長い葉っぱです。 自然のアルバム240 ヒイラギ☆12月となり今日のような温かな日もありますが、寒い日も続くようです。そんな冬空のもと、ヒイラギの花がよいかおりをただよわせさいています。ヒイラギはモクセイ科の植物です。同じ仲間のキンモクセイもよいかおりがしますね。 ☆ヒイラギは冬の木です。それで、漢字では木へんに冬と書き「柊(ひいらぎ)」となります。同じく木へんに春で「椿(つばき)」です。また、木へんに夏で「榎(えのき)」となります。しかし、木へんに秋はありません。草かんむりに秋で「萩(はぎ)」となります。 ☆ヒイラギの葉はとんがりがあるのがとくちょうです。実の色は黒くなります。クリスマスケーキにのっているヒイラギはセイヨウヒイラギで、実が赤くなります。 |