3年 作品展に向けて
理科室でシルクスルーをやりました。
繭から蛹を出し、縦横と引っ張りながら伸ばしていきます。 最初は「むずかしぃ〜」と言っていた子供たちも、徐々にコツを掴み 素敵に仕上げていました。 総合の授業田植えの時と同じように夕焼け小焼けの方に教えていただきました。 おいしいお米が食べれる日が楽しみです。 自然のアルバム170 キクイモ☆キクのような花で、根にイモができるので、この名前がつきました。よく似たもので、イヌキクイモというものもあります。恩方のあちこちで見られますが、浅川などの川にも多くあります。 ☆植物は日本に4000種もあるといわれていますが、それぞれ○○科というものに属しています。そこで、もっとも種類の多い科は何かと調べたところ、一番多いのはキク科で294種でした(牧野図鑑より)。 ☆次がイネ科212種。カヤツリグサ科201種。バラ科175種。ユリ科128種。マメ科120種。ラン科109。シソ科90種。キンポウゲ科80種。ナデシコ科72種。ゴマノハグサ科71種。などなど。 3年 作品展にむけて秋らしい作品です。 繭からでる光が温かく感じます。 自然のアルバム168 ノガリヤス☆またまたイネ科植物の登場です。山道を歩いていると、スギの林をバックにノガリヤスの花が目にとまりました。なんてすてきなんだろうと、思わず写真をとってしまいました。 ☆色のない植物というわけではありませんが、その線の細さと、線のもつやわらかな感じがたまらなくいいですね。今の季節、このノガリヤスはどこでも見られるものです。 ☆またの名前をサイトウガヤといいます。この花には、絶対に虫などは来ないでしょう。というのは、このイネ科の植物などは、すべて風により花粉をとばすしくみになっているからです。 自然のアルバム167 カゼクサ☆この写真は、先日おうちの庭にて写したものです。雨が一日中ふっていて、どこにも出かけられませんでした。そこで、ふと庭を見ると、このようにすてきな一瞬に出会えたのです。 ☆雨のつぶが草についていて、それはそれは目を見張る美しさを感じました。雨の中でしたが、水滴(すいてき)が光って見えました。これは、カゼクサというどこにでもあるイネ科の植物です。 ☆最近のテーマは「イネ科植物」です。いろいろなきれいな色の花をつける植物もすきですが、このカゼクサのように地味であっても線の美しさを主張(しゅちょう)するイネ科の植物もすてきですね。 自然のアルバム166 ハキダメギク☆はきだめとは、かんたんに言えば、ゴミ捨て場のことです。この植物は、外国からきた帰化植物ですが、たまたま見つけられた所が悪かったということで、かわいそうな名前の植物で、あちこちでふつうにみられます。 ☆東京湾の「夢の島」という埋め立て地で見つけられた植物がありますが、これは、「ユメノシマガヤツリ」という良い名前。港で見つけられたので、「ミナトマツヨイグサ」という植物もあります。 ☆名前はよくないが、虫メガネなどで見ると、白い花びらと黄色がなかなかおしゃれ。不名誉な名前を返上して、改名(かいめい)してもよさそうです。さあ、あなたなら、何という名前にしますか? 花子とのお別れ会子どもたちは、花子にたくさんエサをあげていました。 自然のアルバム165 アキノキリンソウ☆秋には、いろいろなキクの花が目を楽しませてくれます。このアキノキリンソウは、日当たりのよい山や野原に多く見られる植物です。よくみると、どこかで見た花ににていませんか。 ☆昨日のセイタカアワダチソウににていませんか。花のボリュームではちがいますが、一つ一つの花のつくりはそっくりです。このアキノキリンソウの別名をアワダチソウといいます。 ☆アキノキリンソウはもともと日本に古くから見られた植物ですが、セイタカアワダチソウは帰化植物です。どうか、日本の植物が外国の植物におおわれてほしくありませんね。がんばれ日本。 自然のアルバム164 セイタカアワダチソウ☆青空をバックに、セイタカアワダチソウが黄色の花が輝いて見えます。この花は、もともとは外国からきた帰化植物です。秋の風景というと、赤や紫の花がよくマッチすると思っていたのですが。 ☆外国から来た生き物ですっかりと日本にすみついてしまったものに、セイタカアワダチソウのほかに、アメリカザリガニやアメリカシロヒトリ、アオマツムシなどがいます。アオマツムシは木の幹に卵をうみ、虫の音がシャワーのようにうるさく感じます。秋の虫が草むらですだくというのは、下から虫の音が聞こえることを言うのだと思うのですが。 ☆空き地のあちこちに見られ、河原などにも多いようです。すごいいきおいで広まります。一株に40000こもの種子をつけ、綿毛がアワだつように見えるのでこの名前になりました。 図工の風景みんな一生懸命にいろいろなタペストリーを作っていました。。 自然のアルバム163 コウヤボウキ☆コウヤボウキの葉を取り枝だけにしたものをいくつも集めてほうきのようにしたのでしょう。枝のしなやかなところを利用して、ほうきにしたのでしょう。 ☆昔の人は、野山の草や木を生活に生かしてきました。その知恵はたいしたものです。草や木を用いて衣食住に生かしてきました。「人と木は昔から仲良しだったのさ」宮崎駿「トトロ」のメイちゃんのお父さんの言葉より。 ☆ほうきを使い古して、野山に捨てても、いつかは土に返ります。しかし、今の石油製品は、かれることなく、いつまでもそのままです。昔のものはリサイクルができ、自然に返ったのですね。 10月7日(木)5校時 2年生・生活科作品展、どんな作品ができるのか、お楽しみに!! 自然のアルバム162 アキノノゲシ☆あちこちで咲いているのを見かけるようになりました。ノコンギクなどと同じくキク科の植物です。このような形の花ならばほとんどキク科です。春にもこれによく似た花がさきます。名前はただの「ノゲシ」といいます。また、葉っぱにトゲのある「オニノゲシ」もあります。 ☆秋の、アキノと季節の名前がつく植物もたくさんあります。アキノキリンソウ、アキカラマツ、アキニレ、アキグミ、アキメヒシバなど、いろいろあります。 ☆そこで、春夏秋冬といつの季節の名前が一番多いのか調べてみました。木も草もいっしょにのっている牧野植物図鑑で調べると。春は17種、夏は22種、秋は23種、冬は7種という結果でした。 自然のアルバム161 カヤツリグサ☆カヤツリグサ科といってもあまりピンとはこないと思います。花びらもなく、色も緑一色でどれもあまりきれいという植物ではありません。それでもよくみると、まっすぐな線形の葉など美しさを感じます。 ☆植物の茎には、丸いものや四角いものなどがありますが、カヤツリグサ科はほとんどが三角形です。写真をよくみると、細長い葉が3つの方向に伸びているのがわかるでしょう。 ☆写真の植物は、正しくはコゴメガヤツリというものです。この仲間は秋にでるものが多く、ここ最近特に興味をもってながめています。現在15種の仲間を発見し、写真をとることができました。 この草の茎を二人でさいて引っ張るとカヤができるので、カヤツリグサといいますが、カヤそのものが今ではほとんど見ないものです。 自然のアルバム160 シオカラトンボ☆この仲間には、ほかにオオシオカラトンボ、シオヤトンボなどがいます。どれもよくにています。おなかの部分が塩をふいたように見えるので、シオカラトンボといわれ、ふつうに見られます。 ☆メスは、どれも黄色みがかった褐色(かっしょく)で、ムギワラトンボとふつうに言われています。なお、シオヤトンボというのは、春早くから飛び回っているトンボです。 ☆シオカラトンボはどちらかというと、明るく開けて所が好きなようです。また、よくにたオオシオカラトンボはややうす暗くて、小さな水辺(みずべ)を好みます。 自然のアルバム159 ハナアブ☆アブには人をさしたりするアブもいますが、このハナアブはそのようなことはしません。いつも花とだけ、仲良くしているようです。大きくいうと、ハエの仲間です。 ☆正式な名前はハナアブですが、ハナアブ科全体をさす場合もあるので、ナミハナアブとよびます。ハナがつくようにみつをなめていきているようです。なお、この成虫のまま冬をこします。 ☆ハチによくにていますが、ハエの仲間。ちがいは、羽の数によります。ハチは4枚の羽ですが、このハナアブには、2枚の羽しかありません。 自然のアルバム158 ホコリタケ☆今年の秋もあちこちでいろいろなキノコを見つけましたが、このホコリタケもふつうに見られるキノコです。食べることができるそうですが、あまりおいしそうではないようですね。 ☆キノコは森の小人といわれますが、そのユーモラスな姿がとてもかわいいです。キノコは森の木々などを分解(ぶんかい)するとても大切な役目をもっているものです。 ☆このホコリタケはしばらくすると、手で挟むようにすると、真ん中からけむりをだします。その姿からホコリタケといわれていますが、そのけむりは、胞子(ほうし)とよばれるものだそうです 自然のアルバム157 コスモス☆コスモス(Cosmos)というのは学名(がくめい)で世界共通語です。日本では秋のサクラのようなので、秋桜。もともとはメキシコの高原地帯にさいているものです。日本には100年ちょっと前に来ました。 ☆まわりの花びらは、花を大きく見せて昆虫の目をひくやくめをもっています。最近は、黄色やオレンジ色のコスモスもみられるようになりました。 ☆いろいろなハチの仲間がみつをすいにきているようですが、みつが筒(つつ)のおくにあるコスモスには、口の長いハナバチの仲間がきているようです。口の短いハナアブは来ていないようです。 自然のアルバム156 チカラシバ☆バックの白っぽい花は、ミゾソバのようです。チカラシバというのは、手前の黒い大きなネコジャラシのようなものです。この草は、力を入れてひっぱってもなかなか抜けないのでこの名前になりました。 ☆チカラシバはイネ科の植物です。イネ科植物などの単子葉類の植物の根は、ヒゲ根といわれる形になっているのが普通です。このチカラシバは、とくにじょうぶなヒゲ根をしているのでしょうか? ☆イネ科の植物は、キク科植物の次に種類の多い植物です。イネ科は外国から来た帰化植物も多くあります。イネ科の花はどれも花らしい花をつけませんが、その分、線の美しさを感じる植物です。 |