自然のアルバム147 ヒガンバナ☆ヒガンバナという名前のほかにマンジュシャゲとも言われています。また、この他にもユウレイバナ・テンガイバナなど地方の方言があり、その数は500をこえるそうです。 ☆根にリコリンという毒(どく)がありますが、昔、飢饉(ききん)の時には、その毒を水にさらして捨てて、食べたとも言われています。遠い昔に中国から来た植物だそうです。 ☆田んぼなどに多いのは、あぜをくずしてしますモグラよけのために植えたようです。またお墓に多いのは、野生動物から死体を守るために、ヒガンバナの毒を利用したようです。 恩方第二小学校の校庭にも咲いています。どこでしょうか。探してみてください。 自然のアルバム145 虫の食べたあと☆左に4枚の写真があります。左上のものはふつうのクズの葉です。ほかはどれもいろいろな虫が葉っぱを食べたようすがわかるものです。生き物そのものでなくても、その生きていたようすを知ることは楽しいことです。 ☆左下と右下に☆型のようなものがありますが、これは、クズノチビタマムシが葉の中身を食べたあとです。ハモグバエなどと同じ字書き虫の仲間のようです。 ☆右上のクズの葉はまわりが食べられたあとが見られます。これは、コフキゾウムシのしわざではないかと思われます。虫や花を観察する他に、このような虫とのかかわりを調べるのも楽しいです 自然のアルバム145 ささないハチ☆あ!ハチだ。そんなにハチをもってもだいじょうぶですか。さされていたいですよ・・・ところが、心配はいりません。私は、ぜったいにハチにはさされません。 ☆というのは、なぜでしょうか。考えてみてください。答えは、このハチはオスだからです。メスはさしますが、オスはさしません。セミのメスがなかないのと同じです。 ☆では、どうしてでしょうか。それは、オスにはハリがないからです。でもよく見ると、さすようなかっこうをしていますね。これは、おどかしのためです。メスのようにさすまねをしているだけです。 自然のアルバム144☆オニヤンマは目と目のつき方が一点になっているのが特徴であるといわれていますが、なぜオニヤンマという名前になったは、不明のようです。 ☆とても大きなトンボなので、オニヤンマなのでしょうか。それとも、黒と黄色のストライプがオニのパンツににているからでしょうか。はっきりしませんね。 ☆そこで、私の勝手な説をお知らせします。トンボを上から見ると、前羽のつけねの少し上がこわそうな目があり、前羽と後羽の間にキバがあり、その間が鼻で、まさにその顔つきはオニです。だから、オニヤンマ。とても覚えやすいですね。 自然のアルバム143 クマバチ☆ツルボという花にとまりながら、一生懸命に蜜を集めているようです。正しい名前は、クマバチといいますが、熊のように黒い体の色からつけられたのでしょうか。 ☆スズメバチのことをクマンバチという地域もあるそうで、ごちゃごちゃになっていますが、このハチは、名前はこわそうなのですが、スズメバチほど攻撃的(こうげきてき)ではないそうです。 ☆最近、昆虫と花の形についての本をよんでいるのですが、いろいろな花の形と虫の口との関係性がおもしろく、なるほど、自然の世界はうまくできているなあと感心することばかりです。 飯盒練習大成功!はい、チーズ! 金曜日がいよいよ本番の「飯盒炊さん」です。 自然のアルバム142 シュウカイドウ☆もともとは中国の植物で、江戸時代に日本にもちこまれたものだそうです。シュウカイドウ科というかわった科ですが、それだけでなく、葉っぱもちょっとかわっています。 ☆ふつう子どもに葉っぱをかかせると、葉っぱの中心から右と左が同じような形になります。これは、ほとんどの葉っぱがこの形だからでしょう。しかし、このシュウカイドウは右左が同じではありません。ちょっとかわった葉っぱです。 ☆きれいなピンク色の花がさいていますが、よく見ると、外がわの2枚ががくで、内がわの2枚が花びらです。がくが花びらのようになっているのです。このようにシュウカイドウはかわった花です 授業の風景家庭科の授業で、アイロンをかけました。 みんなきれいにできました。 自然のアルバム141 イヌタデ☆昔、子どものころは、女の子とよく遊びました。そして、おままごとが大好きでした。その時、必ずつかったのがこのイヌタデです。 ☆赤い実をお赤飯(せきはん)の代わりにしたので、アカマンマとも呼んでいました。草花あそびで、植物とかかわりをもちながら、植物に親しみました。そして自然と植物の名前などを覚えたものです。これからも草花遊びを楽しんでいきましょう。 ☆イヌタデの仲間はタデ科。「タデ食う虫も好き好き」のタデはからくてさしみのツマにします。また、日本そばのソバもタデ科、さらに先日5年生が行った藍染(あいぞめ)のアイもタデ科です。ツリーハウスから校庭にいく所にさいています。見つけてください。 自然のアルバム140 シロオニタケ☆秋といえばキノコの季節で、あちこちにいろいろなキノコがみられるます。キノコはその形がとてもユーモラスで、見ていてもあきません。ところが、毒のキノコもあるので、お口にはかってにいれてはいけません。キノコをよく知っている人に聞きましょう。 ☆このキノコのかさの大きさが10センチ以上ありました。かさというのは、上の部分です。また、まん中のボウは柄(え)といいます。このキノコには柄の下につぼというおわんがたしたものがあります。 ☆つぼをもっているキノコはテングダケというキノコの仲間ですが、この仲間はどれもものすごい毒をもっているばかりです。食べられるキノコより毒のあるキノコをしっかりと覚えましょう。 自然のアルバム139 タマゴダケ☆キノコのかさ(上の部分)が赤くきれいなキノコです。いかにも毒キノコのようですが、これは食べられます。テングダケの仲間としてはめずらしいことです。 ☆インスタントラーメンに入れて食べたことがありますが、なかなかおいしいキノコです。たてにさいてさくことができるキノコは食べてもだいじょうぶと言われますが、それはまちがいです。いろいろなキノコがありますが、食べるのは十分に気をつけましょう。 ☆このキノコがタマゴダケと言われるわけは、キノコができあがる時のようすが、タマゴのようなので、この名前がつきました。下の白いつぼから、赤く丸い頭を出すすがたはとてもユーモラスです。 自然のアルバム138 アキカラマツ☆カラマツという松がありますが、その木の葉っぱの感じがこの花ににているので、こういう名前になりました。花はとてもきれいで、おしべがたくさんあります。 ☆この花はキンポウゲ科の植物です。美しい花というのは、人それぞれ好みがありちがいもあると思いますが、その中でも、キンポウゲ科やサクラソウ科は、多くの人から人気があるようで、どれもきれいな花を咲かせます。 ☆この花は野の花というようりも、少し山のある恩方のような山野(さんや)に咲いています。八王子のどこでも見られるものではありません。秋と名前がついていますが、夏のころからも少しずつ咲いています。 家庭科の授業で作りました。どんな作品ができるのか、楽しみですね。 自然のアルバム137 オオフタオビドロバチ☆どろで巣を作るトックリバチや、腹のもとがとても細いジガバチや、ひげの先がまいているベッコウバチやチョウやその他の昆虫の幼虫などに卵を産むヒメバチや、成虫が大きく形が変わっているキバチなどいろいろいます。 ☆写真は、ドロバチ科のオオフタオビドロバチというハチです。このハチはアオムシを集めてきます。ふかした幼虫はそのアオムシを食べて大きくなるそうです。写真をよく見ると竹のつつがわかりますか。この竹がこのハチの巣になるのです。 ☆ハチというと、スズメバチやアシナガバチなど、人を刺したりするハチを思い浮かべる人が多いのです。また、ハチの巣を連想しますが、巣をつくらないハチなど、いろいろな生活をするハチがいます。ハチの世界は奥がふかいようです。 自然のアルバム136 イチモンジセセリ☆チョウやガは羽にうろこのような粉をもっています。この粉を鱗粉(りんぷん)といいます。チョウはガの一部であるともいえます。ガの一部がチョウに進化していったともいえるでしょう。 ☆さて、どうしてガはあまりきれいでなく、チョウはきれいなのでしょうか?チョウは昼間に活動するため目が発達したからであり、ガは目よりもにおいをかいだりするのが得意なようです。 ☆写真のイチモンジセセリはもっともガに近いチョウといえるでしょう。この仲間はどれもあまりきれいな色の羽をもっていないようです。 自然のアルバム135 ツマグロオオヨコバイ☆バナナムシというのは、黄緑色の虫なのでついたあだなでしょう。ヨコバイというのは、敵が近づいてくると、横にはってにげるのでこの名前がつきました。この虫は、死ぬとオレンジ色になります。 ☆この虫は、セミやカメムシに近いもので親せきのようなものです。イタドリやアジサイなどいろいろな植物にいて、茎(くき)から汁(しる)をすって生きています。 ☆これによく似たツマグロヨコバイという虫がいますが、これは、イネにつく害虫(がいちゅう)としてきらわれ者で、大きさは一回り小さく、だいたい4〜6mmほどです。 学習の様子みんな一生懸命取り組んでいます。 自然のアルバム133 マルバアサガオ☆先生のおうちの前には川口川があります。そのフェンスにはいろいろなつる植物がまきついています。このマルバアサガオもフェンスにあったものです。おうちの前なのでいつでもいろいろなものが観察でき、お気に入りの場所でもあります。 ☆このアサガオの葉っぱをよく見てください。形がちがうのがわかりますか。日本のアサガオはほこ形ですが、これは丸い葉なので、マルバアサガオといいます。 ☆江戸時代に日本に輸入されてきたものです。園芸用として売られたいたものが、野生(やせい)の状態であちこちに生えています。雑草のたくましさを感じる花です。 自然のアルバム134 ママコノシリヌグイ☆ままことは漢字で「継子」と書き、血のつながりのない子どもという意味です。血のつながりのない子のおしりをふいてしまうということです。それがどうしてこわい名前なのでしょうか。 ☆その理由は、写真の茎をよく見てください。トゲトゲがあるのがわかりますか(ちょっと見にくいようでごめん)。あのトゲトゲでおしりをふかれたら、さぞかしいたいことでしょう。 ☆このトゲトゲはどうしてあるのか考えてみてください。この植物の茎はとても細くよわよわしく、自分では伸びることができません。それで、このトゲトゲを何かにひっかけて茎の伸ばすようにしています。草むらなど、普通にどこにでもみられる植物です。 図工の風景どんな作品ができるのか楽しみです。 |