自然のアルバム42 エゴノキ

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《緑の森のシャンデリア》

☆ある日、恩方の野山を歩いていると、山道に白いきれいな花がたくさん落ちていました。あ!と思い上を見ると、まっ白なエゴノキがたくさんさいていました。

☆気温は25度をこしてあつい一日で、あせがふきでましたが、花をみて、とてもすずしい感じでした。まるで、緑の森のシャンデリアのようでした。恩方のあちこちでさがしてみましょう。

☆昔の子どもが魚をとる時に、このエゴノキの実をすりつぶして、川にばらまいたそうです。そうすると、魚がうきあがってきたそうです。本当でしょうか。こんど、一度実験してみたいと思います。

自然のアルバム41 ガマズミ

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《初夏の森には白い花が…》

☆何度も言うようですが、今、雑木林を歩くと、白い木の花が目につきます。エゴノキ、ウツギ、ガマズミなどなど。どれも緑こくなった森には白い花が目立ちます。このガマズミ、葉の脈(みゃく)がとくちょうあります。

☆昆虫採集というと、夏を思いうかべることが多いようですが、本当は、5月から6月にかけて、虫たちがおどりでる季節です。花の上に集まっている虫たちとじっくりとにらめっこでもしましょう。

☆このガマズミは、秋になると、それはそれはきれいに赤く熟します。そして、そのあまずっぱさは何ともいえません。鳥たちにとっても好物(こうぶつ)なのでしょうか。種は鳥散布されます。


自然のアルバム40 ヤブデマリ

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《緑と白と・・・》

☆今、緑の雑木林にいろいろと白い木の花がさいています。遠目にも涼(すず)やかな点景(てんけい)を見せてくれ、ほっとするような思いです。

☆この植物は、園芸植物(えいげいしょくぶつ)のオオデマリというものの原種(げんしゅーもとの種類)といわれています。よくにたコデマリというものも同じものでしょう。

☆白い花がほんとうにく目立つ今日このごろです。今朝、散歩の時に、エゴノキが白いシャンデリアのような花を今にもさかせようとしていました。

自然のアルバム39 ヤマボウシ

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《白い花がうきあがっています》

☆青葉の美しい季節です。ヤマボウシの緑の葉っぱと白い花のコントラスト(対比・・・二つのものをつきあわせ、くらべること)がとてもステキです。。

☆とくに、雨あがりの葉っぱはきれいにあらわれていて、その美しさにハッとしたりします。よくにているハナミズキは外国の花ですが、このヤマボウシは日本うまれの花です。

☆ヤマボウシは、花の季節もよいのですが、秋になると実がなります。その実がとてもおいしいのです。一度ためしてみてください。野山でおいしいものを見つけましょう。

自然のアルバム38 キショウブ

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《川や水辺にさいています》

☆今、あちこちの水辺にさいている黄色い花です。黄色いハナショウブなので、キショウブといいます。アヤメのなかまですが、めずらしく黄色です。外国から園芸用にきて広まった帰化植物です。

☆名前のよくにたショウブというのは、サトイモ科で、5月5日、端午の節句の菖蒲湯(しょうぶゆ)に使うものです。花はあまりきれいではありません。かおりがとてもよい植物です。

☆アヤメやハナショウブ、カキツバタなど、とてもよくにている植物ですが、それぞれちがいがあります。アヤメはかわいた所がすきで、ハナショウブやカキツバタは湿った所がすきです。

自然のアルバム37 アカツメクサとシロツメクサ

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《野原でも赤白の運動会》

☆恩方第二小学校は、あしたが運動会です。こどもたちも「赤ガンバレ・白ガンバレ」とはりきっています。野原でも赤ツメクサと白ツメクサがきそってさいていて、運動会をしているのかな。

☆シロツメクサをクローバーといい、四つ葉は幸せのシンボルとされています。四つ葉を見つけるのは、わりとかんたんなんです。その方法とは・・・また次回にしましょう。

☆アカツメクサもシロツメクサも、マメ科の植物で、小さな花が集まって一つの大きな花となっています。小さな花はいくつあるかなと思いかぞえてみたら、あるアカツメクサには114こもありました。みなさんも一度数えてみてはいかがですか。

自然のアルバム36 ニセアカシア

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《高い木の上に白い花がいっぱい》

☆恩方中学校の西、50mほどのところに栗林がありますが、そこに何本かの
ニセアカシアが白い花をたくさん咲かせています。その花はとても見事です。

☆恩方のあちこちにさいていますが、どちらかというと、やや広い川原などに
よく見られます。この花には、みつがたくさんあるそうで、ハチミツのもとにもなるそうです。

☆マメ科の植物は、花のつくりがふつうの花とだいぶちがいます。こんど手にとってじっくりとながめてください。まん中がすこし黄色くなっていますが、これは、虫にみつの場所を知らせるためでしょう。

自然のアルバム35 ノイバラ

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《野に咲くバラのかおり》

☆ある休日にリュックをかついであちこちと歩いていると、どこからともなく、かぐわしいかおりがしてきました。ふと見ると、ノイバラがたくさんさいていました。かおりの正体はこの花でした。恩方の野山でも咲き始めています。

☆バラのかおりがあたり一面にただよい、何ともうれしい気分になりました。このノイバラは園芸バラの原種であるといわれています。みなさんも、一度、花に鼻(はな)を近づけてみましょう。

☆虫たちに来てもらうために、花はきれいな目立つ色をしますが、このノイバラのようによいかおりをだす植物もいます。これから梅雨(つゆ)の季節にさく花は、においのつよいものが多いようです。

自然のアルバム34 なんじゃもんじゃ

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≪ちょっと変な名前です≫

☆なんじゃもんじゃとは、ちょっと変な名前ですね。
 正しくは、ヒトツバタゴという木で、九州の対馬
 や愛知県、岐阜県あたりにある木です。

☆とてもめずらしい木で、これだけの花を咲かせる
 のは、とても貴重だと思います。学校のとなりの
 尾崎さんのおうちにあるものです。

☆尾崎さんのおうちでは、対馬のある方から種を
 頂いたそうで、こんなに大きくなったそうです。
 今が見頃です。お願いしたお庭に入らせてもらう
 といいですね。

自然のアルバム33 ミズキ

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《白い花が上をむいてさいてます》

☆このごろは、恩方の野山の緑がとてもこくなってきたと感じます。春は終わり、夏になる前の今の季節を初夏(しょか)といいます。このころにさく木の花は白が多いように思います。

☆この木は、池の近くにあり、遠くからでもすぐにわかります。それは、木がだんだんになっているからです。葉っぱをひろげ、虫たちに花のありかを教えるのにつごうがよいようになっています。

☆この木のなかまには、ハナミズキやヤマボウシなどがあります。どれもミズキ科の植物で葉っぱをちぎっても糸のようなものが出て、不思議なマジックができます。くわしくは去年のてくてくを見てください。

自然のアルバム31 ニガナ

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ニガナ《葉っぱをかんでみると…》

☆ニガナとは、にがい菜(な…なっぱ)という意味でしょう。葉っぱをかんでみると、にがい味がします。このニガナはキク科ですので、毒草ではありません。キク科には食べられるものが多いようです。

☆花をよく見ると、黄色の花びらが集まっています。これは、タンポポと同じで、数えてみると、ニガナは5つか6つの花の集まりですが、タンポポなどは、100も200も集まっています。

☆いま、恩方のあちこちの野原にさいています。風にゆれるすがたは、どこかたよりない感じもしますが、それがまた、なんとも言えない風情(ふぜい)を感じさせてくれる花です。タンポポと同じく葉を切ると、白いしるがでます。

自然のアルバム31 ウツギ

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≪今の季節は白い花がいっぱい≫

☆このウツギの花は、お茶つみの帰りに醍醐川の岸にたくさん
 さいていたものを、上から撮ったものです。川面にそのウツギの
 映っていてとてもきれいでした。

☆今の季節には、白い花がいっぱい見られます。特に山々の木々が
 白い花を咲かせているようです。緑の色が濃くなってきて、
 白い花が目立つからでしょう。

☆ウツギには、他にマルバウツギ、コゴメウツギ、ヤマボウシ、
 ヤブデマリ、ミツバウツギなどなど、たくさんの白い花をつけた
 木が恩方にあります。

自然のアルバム ヨモギ

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《ヨモギをたくさんつもう》

☆明日の集会は、ヨモギつみです。1月のもちつき会の草もちに入れるためです。手でうらがえしているのがわかりますか。よく見ると、葉っぱには白い毛がうらおもてびっしりとついています。

☆この毛にはロウをたくさんふくんでいるそうで、水をはじくようになっています。この葉のうらの毛を集めたものがお灸(きゅう)に使うもぐさです。ヨモギの名前は、「よくもえる木」からつけられたそうです。

☆ヨモギは虫や雑菌(ざっきん)から身を守るため精油(せいゆ)成分(せいぶん)がふくまれています。強いかおりがするのはそのためです。これは薬にもなり、ヨモギの入ったお風呂は健康にもいいそうです。

自然のアルバム29 マーガレット

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《お庭からとび出てあちこちに》

☆またの名前をフランスギクともいいます。いま、学校の玄関前やあちこちのあき地や野原にたくさんさいています。この花はよく見るととてもきれいな花です。もともとは、お庭などにうえていた花です。

☆ところが、どうしたことでしょう。とてもじょうぶなのでしょうか。お庭だけではせますぎたのでしょうか。あちこちにはびこってしまいました。たくさんあると見むきもされないのでしょうか。

☆みなさんが「ビンボウグサ」とかいっているハルジオンやヒメジョオンなども、もともとはおうちの庭でそだてていたものです。よく見ると、白とピンクの色あいがきれいだと思いますが・・・。

自然のアルバム28 アシナガバチ

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≪こわいこわいアシナガバチ≫

☆先生のおうちのベランダにアシナガバチが巣をつくりました。
 ふつうの人は「さあ!たいへん」と思うのでしょうか・・・。
 先生は大喜びです。

☆そのわけは、アシナガバチの巣づくりの観察ができるからです。
 この巣は、女王蜂が冬眠からさめて、始めに作った巣です。これ
 までは一人ですべてをやり、その後、はたらき蜂を生んでは、巣を
 大きくしていきます。

☆よく見ると、巣の一つ一つに卵がありました。いよいよ観察と思ったですが、
 奥様に「せんたくをほすのがこわーい!すぐ取って!」と言われてしまいました。
 そんなわけで、観察はあきらめました。残念。そのうち、またどこかで見つけます。
 このアシナガバチは正しくは、キアシナガバチという種類です。

自然のアルバム27 ウスバシロチョウ

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《春の今しか飛ばないチョウ》

☆春のうららかな日にゆったりと羽をひらひらとさせとんでいるチョウです。あまりにもゆっくりなとびかたなので、ウスバヒラヒラチョウというあだなをつけてあげたいくらいです。

☆このチョウは、1年のうちで春しか顔を見せてくれません。年1化といって、春に交尾したまごを生み、次の春までまっています。モンシロチョウなどは、年6化とか年7化とかいわれています。

☆年6化というのは、1年間に6代まで続くということ。つまり、1年間にモンシロチョウの子どもの子どもの子どもの子どもの子どもが生まれるということです。ウスバシロチョウはムラサキケマンの葉が大好きです。

自然のアルバム26 ヤマツツジ

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《いろいろなツツジがさいています》

☆ミツバツツジとくらべてみてください。花の色がちがいますね。ほかにも葉っぱの感じがちがいます。みんなのおうちや近所にもいろいろなツツジがさいているでしょう。

☆先生のおうちには、今、オオムラサキという名前のツツジがたくさんさいています。花の色や大きさなどちがいます。しかし、にているところもたくさんあります。

☆ちがいを発見することと、にているところに気がつくことが大切なことです。科学といってもむずかしい本をよむことではありません。身近な生き物が楽しい科学の世界をおしえてくれます。

自然のアルバム25 フジ

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≪今年はよく咲いています≫

☆学校の視聴覚室の西側のフジだなに、たくさんの
 フジの花がさいています。去年はまったく花をつけ
 ず、今年もだめかなと思っていたのですが・・・。

☆見事にたくさんのフジが咲いています。フジの花は
 マメ科の植物なので、花の形が独特で、たくさんの花
 が房のように咲いています。

☆この花はそのうち、マメができます。マメはたくさんの
 花がさいた割には少ないようです。この豆は冬の乾燥した
 ことに大きな音をたてて割れて、中の豆が20mくらいの
 距離飛び散ります。

自然のアルバム24 チゴユリ

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《とても小さくかわいいユリ》

☆今の季節の雑木林は最高です。いろいろな色の緑の葉が見られ、目にも優しい感じです。そんな中、雑木林の道の足もとに小さなユリがさいています。高さはせいぜい15cmほどです。

☆かん字でかくとむずかしいのですが、「稚児百合」(ちごゆり)となります。稚児(ちご)とは小さな子どもという意味です。小さな子どもたち(ちご)が雑木林ではしゃいでいることでしょう。

☆チゴユリなどのユリのなかまの花びらは何枚でしょうか。かぞえてみましょう。葉っぱをさわってみましょう。どんな感じですか。葉っぱにはどんなもようがあるかな。自分の目でしっかりみましょう。

自然のアルバム23 ハナイカダ

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《あれあれ?葉っぱの上に花が・・・》

☆葉っぱの上をよく見てください。花らしきものがみえませんか。緑色の花なので、はっきりしませんが花です。葉っぱをいかだに見立てて名前をつけたのでしょう。

☆この木は、恩方のあちこちに見られます。オスの木とメスの木に分かれています。メスの木には、葉っぱの上に実がなります。さて、どんな実でしょうね。

☆この葉っぱは、食べられます。春の山菜(さんさい)としてもゆうめいです。ゆでておひたしにすると、くせがなくて、けっこうおいしいです。
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