自然のアルバム94 イヌゴマ

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≪ゴマとはちがう植物です≫

☆ゴマというのは、インドやエジプトなどでとれるゴマ科植物です。このイヌゴマは、湿地に生えるもので、種がゴマににているからこのような名前がつきました。イヌとはにせものという意味もあります。

☆この写真は、板当沢という恩方中学校の南にある沢で撮影しました。現在、八王子市の市史の資料づくりの関係で、友達と恩方のいろいろな植物を調べています。そこで、見つけて撮影したものです。

☆茎が三角形ならカヤツリグサ科植物で、茎が四角形のシソ科植物です。シソ科には、ミントやハッカ、シソ、セージ、ラベンダーなどにおいの植物がたくさんあります。

自然のアルバム93 ラッカセイ

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≪マメ科の植物の花の形≫

☆写真は、5年生がプールの横の畑で育てているラッカセイです。ラッカセイは漢字で落花生と書き、花が終わった後に、花が落ちるようにして、地面にもぐります。

☆黄色い花の形をよく見てください。ちょっとかわっているとは思いませんか。キクの仲間ともちがい、ユリの仲間でもありませんね。植物はそれぞれグループごとに花の形が決まっています。

☆チョウが羽を広げたようなので、むずかしい言葉で蝶形花(ちょうけいか)といいます。この形ににていれば、マメ科植物でまちがいないでしょう。また、葉っぱの特徴は・・・また、そのうちお話しましょう。

自然のアルバム92 キツネノマゴ

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≪朝礼台の後ろにたくさんたいています≫

☆校庭の朝礼台の後ろにたくさんの花を咲かせています。野生の植物は、園芸用の花とちがって、とても小さいものが多いようです。派手(はで)な美しさはありませんが、そこが野生の植物の魅力でもあるようです。

☆きつねのまご科という、ちょっとかわったグループで、茎は四角く、若葉は食べられるそうですが、いまだチャレンジしたことはありません。花は夏7月から10月ころまでさいています。この仲間は、熱帯性のものが多いようで、猛暑の中でもがんばってさいていました。

☆この植物は、カタバミなどと同じように、花の後に、種を飛ばすしくみを持っています。どのくらいとぶのだろうかと調べてことありますが、最高は1m以上、その種を飛ばしていました。

自然のアルバム91 クリの成長

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≪継続観察(けいぞくかんさつ)の楽しみ≫

☆6月の下旬、7月の上旬、中旬と10日ごとにクリのいががどのように大きくなるかを写真でとり、その成長の様子を継続観察しました。

☆たくさんあるクリから、撮影しやすいものを選びました。そして、目印をつけてわかりやすいようにしました。だんだんと大きくなるのを見るのはとても楽しかったです。

☆一番上の写真で、いがの真ん中に飛び出ている針(はり)の集まりは、めしべの先です。大きくなっても、他の針のようなとげとげとはちがっているのがわかりますか。恩方てくてく2もご覧ください。

給食室探検

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今日は、全校での給食室探検です。みんな初めて目にするものばかりで驚きがいっぱいの時間でした。

自然のアルバム90 オオマルハナバチ

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≪あまりこわいハチではありません≫

☆ハチには、ヒメバチやコバチのように、昆虫に寄生するハチのグループがあります。また、昆虫やクモを狩って巣に持ち帰り、幼虫の餌にするスズメバチやアシナガバチのようなハチもいます。

☆その他にもいろいろなハチがいますが、写真のハチは花バチとよばれる仲間で、狩りをやめて花粉や花の蜜を幼虫の餌として利用するグループのハチです。ミツバチにくらべると少し大きくこわそうですが、攻撃性はあまりありません。

☆この写真は、先日の上案下のあるおうちのヤマユリの花に来ていたものです。花のまわりをはなれずに、動き回っていました。同じ仲間に、全体がやや黄色っぽいトラマルハナバチや黒っぽいクロマルハナバチなどがいます。

自然のアルバム89 ヒメホソアシナガバチ

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≪いろいろなアシナガバチ2≫

☆このハチの巣は、視聴覚室の玄関近くの百葉箱(ひゃくようばこ)の下にあったものです。よく見ると、普通のアシナガバチの巣とちがうことがわかりますか。

☆ハチの大きさも少し小さいようです。ヒメホソアシナガバチという名前のハチで、どこにでも見られるものではないようです。自然度の高い地域である恩方だからこそ、見られるようです。

☆アシナガバチの見分け方として、ハチの巣の形がとても重要です。このヒメホソアシナガバチは、よこにアチの巣が広がるのではなく、縦(たて)に長く伸びていく形が特徴です。

自然のアルバム88 キボシアシナガバチ

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≪いろいろなアシナガバチ≫

☆日本には11種類のアシナガバチがいます。写真はキボシアシナガバチというハチです。一頭の冬を越した女王蜂により巣がつくられ、その後、何度も働きバチを生み、巣を大きくしていきます。

☆そして、秋にオスバチと新女王蜂が羽化すると、巣をそれ以上大きくしません。つまり、一年限りの生活で巣づくりは終わりになり、次の世代の女王蜂が翌年の春から巣をつくることになります。

☆写真は学校の玄関にできたもので、危ないのでとりました。よく見ると、まゆのキャップの色が黄色をしています。また、巣の背面が少しそりかえっているので、キボシアシナガバチということがわかりました。

自然のアルバム87 ルリボシカミキリ

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《もっとも美しいカミキリムシ》

☆用務主事のSさんが学校で見つけたそうです。このルリボシカミキリは、カミキリムシの中でもっとも美しいはカミキリムシだと思います。ケヤキなどの大木を切った後、その木のまわりをよく見てみましょう。きっといると思います。

☆人間にはわからない木のかおりのようなものを遠くからでもキャッチするのでしょうか。用務主事さんは、ケヤキの木を切って学校とおうちにおいて実験をするそうです。さて、どうなることでしょう。

☆瑠璃色(るりいろ)とはどんな色をいうのでしょうか。辞書(じしょ)で調べると、むらさき色をおびたこい青色とあります。このルリボシカミキリ何ともいえない美しい色あいを見せてくれます。なお、標本にするとこの色はすこし輝きがうしなわれます。

自然のアルバム86 ヤマユリ

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《高いかおりとともに大きな花がさきました》

☆とてもつよいかおりがする花なので、山道などを歩いていても、近くにヤマユリがさいているとすぐにわかります。この写真は、上案下のある人のおうちにお手紙を届けに行った時に、近くに咲いていたものです。

☆ユリの仲間は、どれも花びらが6枚です。外側の3枚と内側の3枚とはちょっとちがうようです。内側の花が本当の花で、外側のものはがくの変化したものです。花びらといわず、花被(かひ)といいます。

☆花のさく前から、その様子をよーく観察してみましょう。つぼみの時は(  )向きで、花は(  )向き、そして、花が終わり実になると(  )向きです。どうしてでしょうか?考えてみると楽しいですよ。  
 
                             答ー下、横、上です。

自然のアルバム85 ヤブカンゾウ

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《オレンジ色のぼってりした花》

☆ぼってりというのは、あまりじょうずな表現ではありませんね。八重(やえ)ざきといって、花びらがたくさんあります。同じ仲間で花びらが6枚のすっきりした花をノカンゾウといいます。

☆どうして八重ざきになるのでしょう。サクラもヤマブキもすべてそうですが、みんなおしべが花びらになったものです。ヤブカンゾウでは、花びらとおしべが合体したものも見られておもしろいです。

☆そもそも花は何のためにあるのでしょうか。植物は、根と茎と葉の三つからできています。花の花びらやおしべやめしべは、すべて葉が変化してできたものだと言われています。少し難しいお話でごめんなさい。

自然のアルバム84 ホオズキ

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《まだ赤くないホオズキ》

☆プールにいくとちゅう、体育館手前の階段のところにホオズキがありました。まだ、赤くなっていないホオズキです。さて、いつになったら赤く色づくのでしょう。楽しみにしていましょう。

☆ところで、ホオズキの外側のだいだい色の皮のようなものは何なのでしょうか。ふつう植物の花は、めしべ、おしべ、花びら、がくからできています。ホオズキの皮は、緑色のがくが生長し色づいたものです。

☆葉やがくがあみ目のようになったのを見たことがある人はいますか。その犯人はテントウムシです。葉っぱのやわらかい所だけを食べるのですね。なお、ホオズキはナスの仲間です。

自然のアルバム83 ヘイケボタル

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《ヘイケボタル》

☆日本には45種類のホタルがいますが、光るのはその半分以下です。その中でも有名なのが、ゲンジボタルとヘイケボタルです。大きさをくらべてみると、ヘイケボタルの方がかなり小さいのがわかります。

☆ホタルが少なくなっていますが、その原因は、ホタルが住める場所がなくなってきたからです。また、ごみや農薬などで、水がよごれてきているのも原因です。恩方は、まだホタルを見ることができてすばらしいですね。

☆副校長先生のおうちは川口町というところにあります。川口小学校の近くですが、すぐそばにホタルのたくさん見られる場所があります。今日も7時半ころから8時ころまで見てきました。ざっと数えて50匹くらいいたでしょうか。場所を知りたい人は副校長先生のところまでどうぞ!

自然のアルバム82 トキワハゼ

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≪これも小さな花です≫

☆きのう紹介したハキダメギクと同じく1年生教室前の畑に咲いていました。これも小さな花で、よく見ないと見つけられないかもしれません。いくつも咲いているので、ぜひ探してみましょう。

☆花の大きさは1cmもありませんが、虫めがねで見ると、いろいろな色があってかわいい花です。トキワというのは、いつも咲いているという意味で、花の季節が長いからです。

☆同じ仲間にムラサキサギゴケというものがあり、田んぼなどによく見られます。どちらも同じ仲間ですが、ちがいもあるようです。どんなちがいがあるか調べるのも楽しいことでしょう。

自然のアルバム81 ハキダメギク

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≪名前はあまりよくありませんが・・・≫

☆名前は「はきだめ」なって、あまりいいネーミングではありませんね。この植物は、帰化植物で、ある時、はきだめにさいていたので、この名前になったそうです。

☆ちょっとかわいそうな名前ですが、花をよく見ると、なかなかかわいくてきれいです。大きな立派な花も悪くありませんが、このような小さな花もじっくりとながめるといいものです。

☆花はキク科植物で、小さな小さな花がたくさん集まって、一つの花になっています。まわりの白い花はかざりの花で、真ん中が本当の花です。ヒマワリの花と同じつくりです。

自然のアルバム80 スベリヒユ

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≪食べるとおいしい雑草≫

☆1年生の教室の前に、今、新しい花壇を作る計画があります。土をもっと入れなくてはいけないのですが、よく見ると、あれこれといろいろな雑草が顔を出しています。

☆茎は地面をはって長くのび、葉っぱはぶあつくまるい形をしています。葉っぱがなめらかなところからこの名前になったそうです。このスベリヒユはおひたしにすると、けっこうおいしいです。

☆おいしいかどうかは、直接体験してみてください。ぬめりがあって、独特な食感です。東北地方のある県などでは、スーパーでも野菜売り場においてあるそうです。

自然のアルバム79 ゲンジホタル

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ホ・ホ・ホタル来い!

☆恩方にはまだまだホタルが見られる場所があちこちにあってすばらしいことです。くわしく言うと、悪い人が取りにくるかもしれないので、場所はナイショにします。

☆このホタルは死んではいません。写真をとろうとしたのですが、動いてしまいどうにもうまくいきません。そこで、どうしたかというとーーー。冷蔵庫で少し入ってもらいました。温度が低いと虫はうごけなくなります。

☆少し時間がたつと、あれあれ、また動き始めました。撮影も大変です。このホタルはゲンジボタルというものです。そのうち、ヘイケボタルにも登場してもらいましょう。

自然のアルバム78 コアジサイ

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《山にさくアジサイです》

☆雨の多い季節となりました。梅雨はあつくてじめじめしていて気分まで暗くなってしまいますね。ところが、この花をよく見てください。すずしげに水色の花をさかせています。

☆山にさくアジサイで、コアジサイといいます。恩方の山にはこの他に、ヤマアジサイとかタマアジサイという種類のアジサイが花をさかせます。

☆アジサイのアジとは青色のことで、サイとは集めるという意味があります。つまり、青い花が集まるということです。しかし、アジサイは花の色が少しずつ変化していくのでよく観察しましょう。

自然のアルバム77 ムラサキシキブ

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《梅雨空のもと、むらさき色の花がさいてます》

☆ムラサキシキブとは、紫式部という平安王朝のころの女流作家の名前ですが、植物でもその名前がつけられています。ムラサキの色合いがとても上品ですてきな花です。

☆あまり大きくならない木ですが、恩方のあちこちにあります。秋になると、直径3mmほどのムラサキ色の実がとてもきれいで、目をみはります。

☆少しむずかしいお話ですが、植物には世界共通の「学名」というものがあります。ムラサキシキブは、 Callicarpa Japonicaといい、日本の美しい実という意味になります。

自然のアルバム76 ハグロトンボ

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《上恩方の水辺にいます》

☆トンボにはいろいろな種類があります。オニヤンマやアカネやイトトンボなどいくつかの仲間わけができますが、写真のトンボはハグロトンボといいます。羽が黒いのでこの名前がつきました。

☆イトトンボとくらべると少し大きい感じでが、おなかの部分が細いのはよくにています。おなかの色をよく見てください。緑色に光っていますね。これはオスです。メスは黒っぽくめだちません。なお、トンボのオスにはオチンチンがついています。詳しくは、またそのうちに・・・。

☆上恩方のあちこちの水辺にたくさん飛び交っています。しかし、どこにでもいるという種類ではありません。いつまでも豊かな自然のある恩方であってほしいですね。
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