自然のアルバム140 シロオニタケ☆秋といえばキノコの季節で、あちこちにいろいろなキノコがみられるます。キノコはその形がとてもユーモラスで、見ていてもあきません。ところが、毒のキノコもあるので、お口にはかってにいれてはいけません。キノコをよく知っている人に聞きましょう。 ☆このキノコのかさの大きさが10センチ以上ありました。かさというのは、上の部分です。また、まん中のボウは柄(え)といいます。このキノコには柄の下につぼというおわんがたしたものがあります。 ☆つぼをもっているキノコはテングダケというキノコの仲間ですが、この仲間はどれもものすごい毒をもっているばかりです。食べられるキノコより毒のあるキノコをしっかりと覚えましょう。 自然のアルバム139 タマゴダケ☆キノコのかさ(上の部分)が赤くきれいなキノコです。いかにも毒キノコのようですが、これは食べられます。テングダケの仲間としてはめずらしいことです。 ☆インスタントラーメンに入れて食べたことがありますが、なかなかおいしいキノコです。たてにさいてさくことができるキノコは食べてもだいじょうぶと言われますが、それはまちがいです。いろいろなキノコがありますが、食べるのは十分に気をつけましょう。 ☆このキノコがタマゴダケと言われるわけは、キノコができあがる時のようすが、タマゴのようなので、この名前がつきました。下の白いつぼから、赤く丸い頭を出すすがたはとてもユーモラスです。 自然のアルバム138 アキカラマツ☆カラマツという松がありますが、その木の葉っぱの感じがこの花ににているので、こういう名前になりました。花はとてもきれいで、おしべがたくさんあります。 ☆この花はキンポウゲ科の植物です。美しい花というのは、人それぞれ好みがありちがいもあると思いますが、その中でも、キンポウゲ科やサクラソウ科は、多くの人から人気があるようで、どれもきれいな花を咲かせます。 ☆この花は野の花というようりも、少し山のある恩方のような山野(さんや)に咲いています。八王子のどこでも見られるものではありません。秋と名前がついていますが、夏のころからも少しずつ咲いています。 家庭科の授業で作りました。どんな作品ができるのか、楽しみですね。 自然のアルバム137 オオフタオビドロバチ☆どろで巣を作るトックリバチや、腹のもとがとても細いジガバチや、ひげの先がまいているベッコウバチやチョウやその他の昆虫の幼虫などに卵を産むヒメバチや、成虫が大きく形が変わっているキバチなどいろいろいます。 ☆写真は、ドロバチ科のオオフタオビドロバチというハチです。このハチはアオムシを集めてきます。ふかした幼虫はそのアオムシを食べて大きくなるそうです。写真をよく見ると竹のつつがわかりますか。この竹がこのハチの巣になるのです。 ☆ハチというと、スズメバチやアシナガバチなど、人を刺したりするハチを思い浮かべる人が多いのです。また、ハチの巣を連想しますが、巣をつくらないハチなど、いろいろな生活をするハチがいます。ハチの世界は奥がふかいようです。 自然のアルバム136 イチモンジセセリ☆チョウやガは羽にうろこのような粉をもっています。この粉を鱗粉(りんぷん)といいます。チョウはガの一部であるともいえます。ガの一部がチョウに進化していったともいえるでしょう。 ☆さて、どうしてガはあまりきれいでなく、チョウはきれいなのでしょうか?チョウは昼間に活動するため目が発達したからであり、ガは目よりもにおいをかいだりするのが得意なようです。 ☆写真のイチモンジセセリはもっともガに近いチョウといえるでしょう。この仲間はどれもあまりきれいな色の羽をもっていないようです。 自然のアルバム135 ツマグロオオヨコバイ☆バナナムシというのは、黄緑色の虫なのでついたあだなでしょう。ヨコバイというのは、敵が近づいてくると、横にはってにげるのでこの名前がつきました。この虫は、死ぬとオレンジ色になります。 ☆この虫は、セミやカメムシに近いもので親せきのようなものです。イタドリやアジサイなどいろいろな植物にいて、茎(くき)から汁(しる)をすって生きています。 ☆これによく似たツマグロヨコバイという虫がいますが、これは、イネにつく害虫(がいちゅう)としてきらわれ者で、大きさは一回り小さく、だいたい4〜6mmほどです。 学習の様子みんな一生懸命取り組んでいます。 自然のアルバム133 マルバアサガオ☆先生のおうちの前には川口川があります。そのフェンスにはいろいろなつる植物がまきついています。このマルバアサガオもフェンスにあったものです。おうちの前なのでいつでもいろいろなものが観察でき、お気に入りの場所でもあります。 ☆このアサガオの葉っぱをよく見てください。形がちがうのがわかりますか。日本のアサガオはほこ形ですが、これは丸い葉なので、マルバアサガオといいます。 ☆江戸時代に日本に輸入されてきたものです。園芸用として売られたいたものが、野生(やせい)の状態であちこちに生えています。雑草のたくましさを感じる花です。 自然のアルバム134 ママコノシリヌグイ☆ままことは漢字で「継子」と書き、血のつながりのない子どもという意味です。血のつながりのない子のおしりをふいてしまうということです。それがどうしてこわい名前なのでしょうか。 ☆その理由は、写真の茎をよく見てください。トゲトゲがあるのがわかりますか(ちょっと見にくいようでごめん)。あのトゲトゲでおしりをふかれたら、さぞかしいたいことでしょう。 ☆このトゲトゲはどうしてあるのか考えてみてください。この植物の茎はとても細くよわよわしく、自分では伸びることができません。それで、このトゲトゲを何かにひっかけて茎の伸ばすようにしています。草むらなど、普通にどこにでもみられる植物です。 図工の風景どんな作品ができるのか楽しみです。 自然のアルバム132 ツリガネニンジン☆ホタルブクロと同じキキョウ科の植物で、葉っぱや花をちぎると白い液を出す特徴があります。キキョウ科の花は、つりがねやスズのようなかわいい形をしたものがたくさんつきます。なお、陣馬山の頂上にはツリガネニンジンがたくさん見られます。 ☆ツリガネニンジンは、春の山菜(さんさい)としてもとても有名でおいしく、昔から「トトキ」とといわれ、多くの人に親しまれてきました。一度、下のレシピを参考にして食べてみてください。 ☆ツリガネニンジンのおひたしレシピ・・・かるくゆでてから、水でひたし、かるくしぼり、おかかをかけて、おしょうゆをポトリと落とし、はいめしあがれ。おいしいおひたしのできあがり。 自然のアルバム131 ヤマホトトギス☆花びらの点々がホトトギスという鳥の胸のはんてんににているのでこの名前がついたそうです。鳥の名前のつく植物はかなりたくさんあります。例えば、ウグイスカグラ、カモガヤ、サギソウ。 ☆さらに、スズメノカタビラ、ツバメオモト、ハトムギ、カラスノエンドウ、ヒヨドリバナ、ヤマドリゼンマイ、セリバヒエンソウ(ツバメ)、タカノツメ、カモメラン、ハクサンチドリ。 ☆まだまだあるぞ。カラスビシャク、カラスウリ、サギゴケ、スズメノエンドウ、スズメノヒエ、スズメノテッポウ、スズメウリ、タカアザミ、ミヤマウズラ、チドリノキ、サギゴケ等など。 自然のアルバム130 ツルボ☆ツルボの名前の意味はよくわかっていません。ツルのようになった穂(ほ)とも考えられますが、ツル植物のようにくねくねとからまってもいません。どうしてこの名前なのでしょうか。 ☆ピンクの花がとてもかわいくきれいな花です。ルーペで見ると、その美しさにハッとします。花はユリ科植物なので、6枚の花びらからなっています。花のある時には、葉っぱが見られません。 ☆別名を参内傘(サンダイガサ)といいます。昔のえらい人が参内する時にさす傘をつぼめた形に似ているからだそうです。玄関のところに今あちこちで咲いている花をおいたので、じっくりと観察してみてください。 学校公開・授業6年生学校公開・授業5年生学校公開・授業4年生学校公開・授業3年生学校公開・授業2年生学校公開・授業1年生 |