授業寸景 NO7
授業寸景
某月某日 第4校時 国語 黒板に「あいうえお50音」の大きな張り紙。 体育の授業が終わったばかりのようで、まだ、教室は騒然として いる。傍の子供に聞くと、三校時は「着替えの練習、体育館での体 操」ということであった。 「さあ、座りましょう。」と指導者の声。この一声で子供たちは自 然と机に戻り、座り、口を閉じ始める。不思議なもので、幼稚園の 延長(年長)組児童みたいな(失礼)感じがこの指導者のたった一 声で鎮まるのだ。 日直さんが二人、前に立ち、「気をつけ、これから四時間目の授 業を始めます。」と声を揃えて授業の始まり。 「机の上には何もいりません」、「座り方はいいですか」と授業開 始の「ことわり」を知らしめて、本時の学習に入る。これは、指導 の定石、いうまでもない。 「あいうえお」と声を揃えて、まずはみんなで読む。 次に、カ行の「か」を読む。「かーっとのばして」と指導者。 「かあー」、「あ」で終わりましたね。(指導者) サ行を読む。 「さあー」、「あ」で終わりましたね。(指導者) タ行を読む、ナ行を読む、ハ行を読む、マ行、ヤ行、ラ行、ワ行 と同じようにして読んでいく。そうして指導者は、「のばすとみん な『あ』になっちゃったね。だから『あ』がおかあさんで、他は子 どもです」と説明、このあたりのいい方、うまいものである。 「あいうえお・ひらがな50音」、お母さんと子ども、つまり母音 と子音の50音ってことですね。納得、納得。 このようにして、「い」、「う」、「え」、「お」についてもお 母さんと子どもたちに分ける。 次に、「のばすことば」をさがしてみましょう。この指導者の問 いには、意味がわからなかったのか、すぐには答えが返ってこなか った。指導者は、すかさず、「ご飯を作ってくれる人は?」と問い 直す。「おかあさん」、「あ、そうか。」と子供たち、もう指導者 の問う意味がわかった。そうなると、後はどんどん次から次へと出 てくる。 「おかあさん」「さあかす」「はあもにか」「おばあさん」「まあ ち」「らあめん」。指導者の手拍子でリズムを体感しながら、これ らの「のばす音」をしっかり覚えていく。 そして、指導者はノートを開かせて、ノートの升目にそれぞれの 言葉を書かせていくのである。 子供たちのノートを覗いてみると、大きな字でしっかりと書いて ある。次いで指導者は、赤鉛筆を持たせて、「のばしたところ(か あ、さあ、はあ、ばあ、まあ、らあ)」に線を引かせた。そして、 「だれか、線を引いたところを発表してくれる人は?」と問うと、 「はあーい」と、ほぼ全員の子が元気に手を上げる。なんと元気な 子供たちであるか。元気ありすぎって感じがしないでもないけれど。 まとめは、教科書音読。「がぎぐげごのうた」を指で押さえなが ら一斉に読む。この「指で押さえながら読む」という方法は、低学 年で非常に有効適切な音読方法である。 視覚、聴覚、触覚、口覚(?)を同時的に働かせる。指導者は、 「指で押さえながら読む人がいます。そんな人は上手に読めるよう になるんだね。」とそれを褒める。 この指導者は子供たちを良く褒める。褒める間に授業を進めてい るそんな感じである。 田んぼ
先日5年生が、田植えをした苗です。まだそれほど成長したとは思えないのですが、しっかり根付いたのは間違いないようです。一安心。
これからは、日ごとに大きくなる稲を、しっかり観察しましょう。特に水の管理には気をつけて! それから、その田んぼの近くで、よく見かける鳥がいます。私は、鳥のことに詳しくないのでこのきれいな鳥がなんと言う鳥なのかわからないのです。もしご存知の方がいましたら、何かの折に教えてください。 副校長 柏餅
本校の校章にもなっている柏の葉。その葉っぱを使って、1年生が柏餅を作りました。もちろん使った柏の葉は、本校の柏の木からとってきたもの。よーく洗って写真のように見事な柏餅になりました。
この日もたくさんのボランティアのお母さん方が手伝ってくれて、子ども達も嬉しそう。「作るとき何が楽しかったの?」と聞いてみたら、「あんこを作るのが面白かった」「(生地を)こねるのが楽しかった」との返事が返ってきました。 実はこの2,3日前に、先生たちで練習会を開いていたのですよ。そのときも上手にできて、当日も自信満々で望むことができました。校長先生と副校長にもおすそ分けをいただきました。ありがとうございます。 副校長 6月24日6月23日授業寸景
授業寸景
某月某日 第2校時 国語 まずは、算数のプリントの答えあわせから。 前に出た子供が二人、声を合わせて答えを読み上げている。 「正解」なら自分で赤丸をつけるのだ。机の上に答え合わせの プリントを用意していない子が6名、どうしたのかな。忘れた のかしら、やる気が無いのかしら、あるいはその他の理由があ るのかしら。が、クラス全体の様子は、とても落ち着いている。 「プリント、集めてください。国語の用意をしてください」と 指導者。指示に従って子供たちが動く。 「18ページ開いてください。音読の用意をします。」、これ で、一瞬ざわっとした教室の雰囲気が、再び落ち着いた。指導 の難しい子供たちなのにねえ、なかなかいい反応だ。 「班で音読します。」、「読むときはどうするの?」とここで あらためて姿勢を正させる。 「消しゴム ころりん」を座ったまま班音読。 思うにここは、班音読をさせる前に全員で一斉音読させたほ うが、子供たちの「気持ちも体も声も引き締まる」だろうに、 と思う。 一斉音読(全)から班音読(個)へ、そして、班音読(個) から一斉音読(全)へ、この過程的音読(全―個「班」―全) は、音読指導の基本技の一つである。 また、この頃の授業では座ったまま子供に発言させたり、座 ったまま音読させたりすることが多いように見受けられるが、 「立って発言する、立って音読する」、この「発言(表)」形 態のよさ・意義について再評価してみたい気がする。私は、す くっと「立って発言させる」を学習指導形態の基本の一つとし ているのだが。本時間では、子供たちは一度も立って発言しな かった。すくっと立つだけの筋力・気力を育てたいものだ。 「さおりのせいかく、わかること」 (板書) 指導者は、即妙に子供たちの呟きを拾い上げて発表させてい く、発表内容に呼応しつつ、それを順次板書していくのである。 子供の発言は必ずその場で評価し、共感し、そして板書で記 す。いうまでも無いがこれはとても大事なことである。子供は やがて指導者のこの応答・対応次第で、次から意欲的に発言し たり、しなかったりするようになるのだから。この指導者と子 供たちのやり取りは、とてもいい感じである。 「今日は、『ゆきひろのせいかくについて』考えます」。そし て、指導者は用意をしたプリントを配布する。「名前を書いて」。 「いわれなくても名前を書いている人がいます。いいですね」。 この、褒めことばが子供たちへの有効な指示になる。指導者は ここを心得ているようで、だから、時折、このような褒めこと ばが指導者から発せられる。 プリントの1「ゆきひろのせいかく、ようすについて」に書 き込んだ「こと」を発表させる。「良く見る。・見ていないフ リをする。・作文を書くのがおそい。・一人でわらう。・気が ついてもいわない。・直ぐうそをつく。・はっきりいわない。」 など、子供たちは、自分の日ごろの経験に照らし合わせるかの ようにして次々と発表する。 このあたり、聞いていてとても楽しかった。その後、「ゆき ひろ」の登場シーンを一斉音読。 そして、次にプリント2。あいにく途中で終わりのチャイム が鳴ってしまった。プリント2については次の時間に持ち越し となった。 本時間の授業で、子供たちの発言(表)内容の「全体検討」 がなかったのは、少し残念である。「せいかくとようす」、ど の発言が「せいかく」を表し、「様子」を表しているのか、指 導者は問い返し、子供たちの頭をさらに働かせるようにして欲 しかったな。 6月22日風船かずら
いつもこの学校に誰よりも早く来て、すべての窓を開けてくださっている大野さんが、何か植えています。植えている場所はわかりますか?学校の門を通ってすぐ右手の場所です。
聞いてみると「風船かずら」を植えてくださっていました。何でも、去年そしてその前と最後まで育ちきれず、2枚目の写真に見える風船のような実がならなかったのだそうです。ですから今年は、絶対最後まで育てたいと、燃えてらっしゃいました。 この風船かずら、私もあるとき教わったのですが、その種がとても特徴的です。3枚目の写真のように、ハート型の模様が浮かび上がるのです。みんなで育てて、絶対そのハート型の模様のある種を、見てみましょうね。 副校長 6月21日6月19日学校公開(5)
学校公開での写真です。
6月19日学校公開(4)
学校公開での写真です。
6月19日学校公開(3)
学校公開での写真です。
6月19日学校公開(2)
学校公開での写真です。
6月19日学校公開(1)
朝学校に向かう途中ずっと雨が降っていました。「ついてないな、今日は雨か」と思っていたのですが、神様はよく見ていてくれます。みるみる天候が回復し、晴れるまでには至りませんでしたが、傘はまったく必要なくなりました。
誰だって、雨の中をお出かけするのは苦痛ですよね。そのこともあってか、先日の水曜日以上のご来校をいただきました。教室の前には、入りきれなかったのか保護者の方々であふれています。今日は土曜日だからでしょう、特にお父さんの姿が多く見られました。 この圧倒的人数とお父さん効果でしょうか、子ども達の姿勢も態度も先日の水曜日よりますます立派でした。 高濱校長が、学校説明会の挨拶で申しておりましたが、本校はいつでも学校公開です。気になることがありましたら、すぐに学校へおいでください。もちろん質問等があればお答えしますが、「百聞は一見にしかず」の言葉通り、見ていただいたほうがより大きな安心を得られることも多いはずです。その旨を一言1階の事務室に伝えて、気軽に授業をご覧ください。 とにかく本日多数の授業参観をありがとうございました。 副校長 学校説明会
先日の水曜日、学校公開と同時に「学校説明会」を行いました。来年度、この柏木小学校に入学してくれるお子さんを持つ保護者の方々が参加します。昨年度は残念ながら、2〜3名だったと記憶しています。
それが今年は、10名ほどに!嬉しかったですねぇ。説明にも思わず力が入ります。 来年4月、入学してくださることを楽しみに待っています。 副校長 授業寸景 NO5
授業寸景
某月某日 第2校時 音楽 音楽室に行くと入り口に子供たちの上靴がきれいに並べられてお いてある。邦楽の指導であることがこれでわかる。邦楽指導は、ま ずは自分の脱いだ履物を揃え、常に姿勢を正しく保つことから始ま るのだ。音楽室に入ると、すでにそこは邦楽の世界である。行儀良 く正座して、三味線を構える子供たちと指導者。指導者の声と指導 言はあくまでも落ち着いていて静か、それを聞く子供たちの姿勢も またいい。 今日は二回目の指導ということである。三人一組で三味線を習う。 本校にある三味線・筝・太鼓など、もう少し数が欲しいとつくづく 思う。既にこの邦楽指導を本校の特色として世に広く報じている手 前、なんとしても1学級で小さな邦楽団が形成できるくらいの楽器 は揃えたいと思う。指導者に優れた人材を得ているだけに校長とし ては実に残念に思う。 さて、指導者は一語一語ゆっくりと噛み締めるかのように、かつ 邦楽の持つ特質に応じた「声質」で指導を行う。子供たちといえば、 端座して神妙にそれらを聞いている。時折、ピシリと注意する言葉 も発せられ、その場の空気がより荘厳な趣を呈してくる。 「学ぶことは真似ることです。」と指導者はいう。けだし、名言で ある。合間・合間にピシッとこのような怜悧玲瓏な指導言を込める ところはこの指導者の優れたところ。参観している(聞いている) こちらが勉強になる。 一番、二番、三番と順に三味線を掲げ、練習する。このように規 則的に繰り返していくことで子供たちは、少しずつ上手に三味線を 扱えるようになっていく。「プロの演奏家のように、フリをして」、 恐る恐るバチを動かす子供たちへの見事な助言である。「フリをし て」、これはなかなかいえない言葉であるが、これで子供たちは自 信をもつ。いい音がでると、即座に「いい音だねえ」と指導者。こ の、間髪を入れない褒めのタイミング、「何事も身につける過程で は一に褒め、二に褒め、三に褒め、でなければ意はつかぬ」のであ る。 簡単なようで実は難しい上級の指導技、凡たる指導者は感情で褒 め、優れた指導者はココロ(理)で褒める。見事な範である。 ゼロ ゼロ ゼロ サン ゼロ、「手首を使って、もう少し強め に、音が少し弱いかな」、的確な指示が適切簡潔になされていく。 神妙な顔つきで子供たちは三味線を弾き、神妙な顔つきで友達の演 奏練習を覗き込む。「時間です、楽器をおきなさい。」と一言。ぴ たりと静かになる。「三組さん、素晴らしい。」と指導者。指導者 ならずともそういいたくなるほどである。 テープで演奏曲を流す。ついで、指導者のオルガンに合わせて三 味線を弾く。これが二回目の練習とは思えないくらい揃って、かつ しっかりと音がでている。「構えがいいと上手に見えます」、「最 後は力強く、曲の締めだからね」、「一番良い音が出てる、よく響 いていた」、「手首の使い方がいい」、「気になるところは決めの ところ」、指導者は短い言葉でズバリと評価・指摘する。「足の痛 い人は体育座りで、でもだらしないのは駄目、由緒正しい体育座り で」、優しさの中にも厳しさあり。こちらも思わずシャキッと姿勢 を由緒正しくする。 「(今日の)2時間でできるようになりました、素晴らしい。先週 はできなかったものが、今日はできるようになりました。ほんとに 素晴らしい」、最後まで褒めることを忘れない指導者である。この 指導者で子供の力が伸びないわけがない。合点のいく授業であった。 授業寸景 NO4
授業寸景
某月某日 第3校時 音楽 整列して音楽室に入室してくる子供たち。このときから、授業へ の心構えが出来ている。これでなくっちゃね。 「日直さん、挨拶お願いします」。凛とした指導者の声で授業は始 まった。 指導者と子供たちが声を揃えて「よろしくお願いします」といい、 礼をする。教えるものと学ぶものが、互いに礼をすることによって 自らを相手に開け、自他融合の世界にあらんとする。なんと素晴ら しいことか。 間髪をいれず「音あわせ」をする。その後、指導者は簡潔に本時 間のめあてを伝え、今日の予定を伝える。 「楽譜を出してください」、「1、2、3番、通して歌います。」 とピシリといい、そして、歌うときに注意すべきところを良く通る 声で指摘すると直ぐに歌わせた。緩んだ雰囲気が全く無く、指示が しっかりと通っている。このあたり、新採用とは思えないほどの指 導力である。 「息を多く使うときは何が必要?」。姿勢、「そう姿勢が大事」。 子供たちは、指導者の指示をしっかりと受け止めていい声で歌う。 「三番、つられないように歌うのよ」。ここが本時間の目玉の一つ。 指導者一人、30余名の子供たちの歌声と勝負する。相手の声につ られてリズム(音程・音階)を狂わせると負けである。子供たちは 指導者につられない(負けない)ように必死だ。 「負けないようにと地声になるのは駄目よ。」と指導者。「小さい 声でもいい、きれいな声で」。一対多、多勢に無勢、しかしそれで も負けないのが指導者である、全身の力がそこかしこにこもり、表 情豊かに歌う指導者に好感が持てる。 「それでは、立って歌います」。パッと立つ子供たち、「姿勢は? 足は開いていますか?」。指示は的確・明確。子供たちはいい声で 歌っている。この私でもわかる。すかさず褒める指導者、よく心得 ている。 次は、譜面台の用意。リコーダーの練習である。基本となる吹き 方、指の使い方、指導者が見本を見せ、ついで伴奏して正確に吹か せる。全体で練習して、つぎに各自で練習、このときに当然個別指 導。この一連の流れの中で遊んでいる子が一人もいない。 音の出の怪しいところを何度も繰り返し練習させる。繰り返すう ちに目に見えて、いや耳に聞こえて確かなものに変わっていく。す ごいものである。 指導者の伴奏を入れて全体練習、これがまた圧巻だった。徐々に テンポを速め、途中で指導者がドといったらド、ラといったらラ、 というように音階を即興変化させて吹き続けさせる。子供たちの力 を引き出す指導者、それに応える子供たち、もう見事というほか無 い。 リコーダー、譜面台の片付け、指示一発で通る。しかし、譜面台 の片付けに一部いい加減なところがあった。指導者は、短く「ダメ」 といい、じっと見ている。子供たちに気づかせ、自分たちで直させ る。 「片付けるときは二度手間にならないように」と静かに諭し、直し を手伝った子供たちに「ありがとう」という指導者である。 最後は「さようなら」と皆で声を揃えて歌い、「ありがとうござ いました」と言って授業を終えた。ここでチャイム、 ジャスト・イン・タイム。 そして整列させて教室に帰す。見事に見事。 授業寸景 NO3
授業寸景
某月某日 第3校時 図工 ランプシェードの製作。黒板には 1 ABCのどの方法で作るか決める。 2 タオルをぬらす。 3 粘土板の下にしく紙を取る。 と書かれていて、製作(作業)方法が黒板の真ん中にドンと示され ている(四つ切大画用紙A,B,C))。そして、それぞれの四つ 切り画用紙ABCには、次のような手順・方法がより具体的に示さ れている。 A 新聞紙を丸めて芯を作る。 1 新聞紙を4分の一に切る。 小さく丸めたものをたくさん作る。 2 大きな新聞紙でつつむ。 形を作る(芯を作る) 3 粘土を切る。 4 2に粘土を乗せて、形を作る。 B ペットボトル・缶を芯にする。 1 粘土を切る。 2 ペットボトル・缶に粘土をまきつける。 3 ペットボトル。缶を抜く。 4 中に新聞紙を小さく切ってつめる。 C レンガ積み 1 粘土を切って土台を作る。 2 レンガを作る。 3 レンガを積む。 4 途中でくずれないように中に新聞紙を小さく丸めて入れる。 私が授業観察(図工室)に行ったときには、以上の手順・方法に ついてすでに指導者より説明が終わっていた。 黒板に張られたこれらの手順・方法を読め(見れ)ば、今日(本 時間)の制作活動の方法・内容は誰でも間違いなくわかる。指導者 の言葉の説明(話す)だけでは、わかる子供にはわかり、わからな い子供にはわからない。わからない子に対してどうわかるように知 らしめるか、それが板書というものの大きな役目である。とりわけ、 手順・方法のカード化は効果的。 子供たちはこのわかりやすく示された手順・方法に従ってそれぞ れ思い描くランプシェードを製作する。 粘土をこねる子、延ばす子、型を作っている子、切っている子、 レンガを積み上げている子、丸棒、細板、へら、コテ、筆、粘土カ ッター、曲尺・ものさし、針付細工棒、大小工作版・画板、布、新 聞紙などなどが入り乱れる中、指導者はそれぞれに、全体に、的確 なアドバイスを重ねていく。 そうして、シェードは見事な形となっていく。 すでに製作された様々な形(埴輪様、洋館風、城、人形、おとぎ の家)のシェードは、後ろの棚に並べられ、この後、焼き上げられ 彩色されて、完成する。期待したい。 集団下校
「大型台風接近!」このような状況設定の中、集団下校を行いました。
このような場合は、当然一人で下校させるようなことはしません。住所で班を作り、集団で下校することになります。教職員も帯同して下校させます。 難しいのは、先ずその地域班の場所に集合することです。毎回迷子が出るのです。何を指導しているのだと思われるかもしれませんが、必ず一人か二人はいます。1年生は、6年生が迎えにいくことになっているので安心です。こんなときにも、「話を聞く」ということが如何に大切かと考えさせられます。 訓練はしますが、実際にこの集団下校をしなければならないようなことがなければいいですね。 副校長 6月18日 |
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