7月1日

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今日の給食は、たかなチャーハン、ボイルやさい、とうもろこし、牛乳です。チャーハンには、たかな漬け、にんじん、いりたまごが入っています。ボイル野菜には、にんにくのドレッシングを作り野菜とあえています。

校長語録7月

校長語録7月

1 教育計画
  7月は、1学期「つたえ、つたえあう」指導過程の最終月です。
 教科指導上(知識、経験)の「つたえ」、生活指導上(基本的生活
 習慣)の「つたえ」、学校・学級生活上(社会性・集団性)の「つ
 たえ」、4月から7月までの間の「つたえ、つたえあう」過程での
 「指導の成果(基礎・基本のつたえー習得)」を検証する。教育目
 標、教育課程、経営計画、自己申告書に立ち返り、指導の実態に成
 果を重ね合わせてそのズレを把握理解し、次の段階(2学期―わか
 る、わかりあう段階)に進んでいただきたいと思います。 
2 あゆみ(評価)
  子供たち一人ひとりの「取り組みの過程」と「取り組んだ結果」
 を吟味・分析し、評価する。子供の「良さと課題」を的確・明確・
 正確に評価し、教育専門家としてふさわしい表現(力)でその熱い
 思いをつたえる。
  しかし、教育を大方「数字と言葉」で表現できる(しよう)と考
 えるのは少々過ぎたる思いが致します。経験は限りがありませんが、
 言葉には限りがあります。言葉にして尽くせぬところに教育はまた
 在り、指導力の発揮できる場もそこにまたあるのではと思います。
 成績数値・業績数値、いずれも目安(現象―大切)ではありますが、
 しかし、そこをしっかりとおさえて、その子にとって「唯一無二の
 言葉」を紡ぎだす、これが教師の所見(表現)ということになるの
 ではないでしょうか。だからこそ、同じ文章の所見はありえません。   
3 服務研修
  服務事故防止への意識向上は、教育者(公務員、職業人、社会人)
 としての責任。
4 学校公開
  学校公開(6月16日、19日)、ご苦労様でした。
  学校公開は、いうならば教育の「行為的説明」です。学校はその
 教育活動を常に公開する立場にあります。公開以上に雄弁なるもの
 はありません。曰く、「百聞は一見にしかず」、です。公開は、学
 校を鍛え、私たち教員を、そして子供たちを鍛えてくれるものです。
 またそれだけでなく、「見るもの」をも当然に鍛えることになりま
 す。真を見るには真を見るだけの力を必要とし、真を見せるには真
 を見せるだけの力が必要になります。
  だからこそ、公開はお互いを「きたえあう(教育目標)」ことに
 なるのだと思うのです。
  次年度は、学校公開、授業参観、行事公開を土曜日(年間10回)
 に移行することになります。(学校を地域に開くこと、授業―学習
 時間を確保すること)
5 その他
  ・OJT(教育力・人材育成・組織力の向上)
  ・学校評価(外部評価と内部評価の第1回実施
  ・公開、評価項目の統一・共通化)
  ・緑のカーテン(温暖化防止、環境教育)
  ・健康管理他(労働力・生命力の維持)

授業寸景 No18

授業寸景 No18

                 某日某月 第2校時 家庭科
 
 玉結び、玉止め(板書)
 子供たちの机の上には、裁縫用具一式(自分自身の小学校時代の
家庭科の授業を思い出して、なんだか、懐かしい)。
 指導者は、テンポ良く「玉止め、玉結び」の説明(形、方法、目
的)をする。説明はよどみがなく、さすがと思わせる。指導者と子
供たちのやり取りは、低学年とは違うスピード感がある。
 一通りの説明が終わると、次に教科書を開かせ、視覚での理解を
加えていく。つまり、耳で聞かせて目で見させて、手指を使わせて、
学び取らせる寸法である。感覚から認識へ、認識から実践へ。学習
過程の基本を踏まえた指導となっている。
 裁縫は、細かい仕事(作業)である。手指の先の神経を働かせな
ければ、なかなかうまくいかない。糸を針の穴に通すこと然り、紙
を撚り糸を撚ること然り、糸を結ぶこと然り。だから、集中しなけ
ればできることもできないし、できないことは更にできないのであ
る。(再び、私自身の昔の記憶がよみがえる。)
「糸が針(の穴)から抜けないようにするにはどうするか」と指導
者が問う。
「同じ長さにしておくと抜けにくい、結ぶと抜けない」と子供たち。
 指導者は、それに応じて針の穴と糸を大きく板書する。針は白、
糸は赤。当然、わかりやすい。
「だれか、結んだ人はいますか?」と指導者。女の子数名の手が挙
がる。この女の子たちが、この後、この時間の先生になる。玉止め、
玉結びの先生ってわけである。たしかその時、男の子の手は挙がっ
てなかったね。(私も、確かできなかった)
「二本の糸を結ぶことを二本取りといいます」。
「一本の糸を結ぶことを一本取りといいます」。
 説明の後は、班毎になり玉結びの練習だ。できる女の子からやり
方を教えてもらう男の子、できそうでできない。何度もやり直し、
何度も教える女の子、なんだか微笑ましい。その間に、指導者は自
分のところへ班毎に呼び、玉結びのやり方を個別で、かつ丁寧に指
導する。
「できた人は、何回も練習してください」と指導者が指示をだすと、
子供たちは「何秒でできるか、やってみようぜ。」と早速ゲーム化
する。なるほどね、いまどきの子は、何でもゲーム化するんだ。
 一通り説明を終えると全体を集中させ、玉結びのやり方を再確認
する。この当たりにも指導者の経験の豊かさが現れている。全体学
習から個別・グループ学習へ、個別・グループ学習から全体学習へ
の「上がり下がり、横広がり」がきちんと学習過程化されているの
である。
「何回も練習することが大切です。」とピシッと締めくくり、次に
進む。
 イチゴの絵を描く指導者。(上手い)
 玉結びのできている糸を使って、「玉止め・玉結び」の模様を布
絵に縫い付ける学習(作業)、ここでも「全体から個へ、個から全
体へ」の過程を崩さない。
 指導者から説明を受ける、「わかる」、「やってみる」、できな
い、「繰り返し」、「できる」。わかるからできるまでには、この
「繰り返し」という時「間」がある。集中力・持続力の必要なここ
をどう乗り越えさせるか、指導者の腕の見せ所である。
 子供たち(男の子たちも)は、この学習(作業)に少しずつ集中
し始めた。そうそう、それでよろしい。
  

授業寸景 No17

授業寸景 No17

                  某月某日 第3校時 国語
 
 シーンと静まり返った教室、漢字学習ノートで漢字の練習だ。よ
く集中している。
 教室環境は大変整っていて、感じがいい。掲示物は、多くなく少
なくなく、整理されていて、それらによって集中を乱されることが
ない。べたべたと学習掲示物が多すぎると気が散るし、目移りして
混乱するし、少なすぎると殺風景でこれまた味気ない場の空気をつ
くる。若いこの指導者の感覚は、すでに優れた経験者のそれである。
いつもながら感心させられる。
 教室の環境作りは、指導者の意識のあり方で微妙に変わってくる
のであって、その環境が子供の感覚を刺激し、その刺激が脳に伝わ
り、像を描かせる。その像がやがて固定され、子供たちの感性とな
る。このように感性は感覚を通じてつくられる、だから、環境が大
事というのである。
 ここに神経の行き届かない指導者は、ことばはきついがおそらく
指導者としては一流にはなれないだろう。
「数」と書いた小黒板が第黒板に貼られている。「数」という字の
学習である。
 1、読み方 2、書き順を覚えましょう 3、画数 4、ていね
いにれんしゅうしましょう 5、なぞって書きましょう 6、数を
つかった文をなぞって書きましょう 7、数のつくことばを書きま
しょう 8 数をつかって文をつくりましょう
 この順番にそって丁寧にしっかりと学習していく。指導者の「こ
とば」は、はっきりとしていて短く、良く通る。子供たちはしっか
りと指導者のほうを見て聞いて、向いて答える。指名されると、「
〜です。」と最後の「です」まではっきり答え、「同じです。」と
他の子供たちが応える。
 指導者と子供たちとのやり取りがいい。温かくて落ち着いていて、
しかもぐぐっと集中していて、そこにはダレを許さない指導者の気
迫のようなものも感じられる。子供の発言には必ず共感して評価し、
そのままにはしない。これは素晴らしく大事なことである。
 言わせっぱなし、聞きっぱなしというような対応を時折、他校の
指導者で眼にすることがあるが、それではいけない。どの子も指導
者に認めてもらいたいのである。  
 漢字学習ノートの学習順序に従いつつ、リズムにのって学習を進
めていく。全体指導の後は個別指導、個別指導から再び全体指導へ
戻り、そして、また個別指導へ。一人ひとりの子供に声をかけ、手
をかけ、笑いかけながら、赤ペンで手際よくノートに花丸をつけて
いく。
 次に学習する字は、「元」。
「数」と同じようにして、子供に「書き方を問い、詠み方を答えさ
せ、指で書かせ、ノートに書かせ、練習させ、発表させ、花丸をつ
けていく」。
 時折、「姿勢は!」と鋭く指摘し、ぴんと背中を伸ばさせる。子
供たちから「現実」なんてことばも「元素」なんてことばも出てく
る。なんと難しいことばを知っているのだろうか。この子供たちの
学習振りに1年間の成長の後がはっきりと見えた、指導者もまた。
 時間が少し余ったので、残り時間は「漢字ビンゴ」。子供たちは
これが大好きみたいだ。「前、弟、思う、西、東京、書く、黄色、
電気、教しつ、火曜日」、ここからそれぞれ9つ選んでビンゴ紙に
書く。
 指導者が選んだ漢字を読み上げると、イエーイ、イエーイ、イエ
ーイ、リーチ、リーチ、ビンゴ! 5分延長の授業だったが楽しく
ていいね。

授業寸景 No16

授業寸景 No16

                 某月某日 第3校時 家庭科

 1、2校時での家庭科授業が延びたため、本学級の3校時は時程
通りに家庭科室を使えず、教室での授業導入となった。(1,2校
時の授業者は、大いに反省すべきだ。)
 指導者は、配布した教材を袋から取り出させ、中身を確認させ、
これから何を学習するのかを説明。「使用する布だけ出して、その
他はしまってください」。指示は丁寧だし、声はどっしりとしてい
るし、ことばもはっきりとしてわかりやすい。子供たちは、だから、
しっかりと聞いている様子だ。学級の雰囲気も悪くない、落ち着い
ている。
 さて、取り出した布、縦横どちらが長いのか。どちらが縦か横か、
わからないで戸惑っている子供がいる。広げてみたぐらいではわか
らない。それを見て指導者が言う、「飛行機を折るようにして三角
形に折ってみればわかる。はみ出している方が長い」。
 この後、家庭科室に移動するのだが、指導者としては時間の関係
で先に説明をすませておきたいところだろう。で、布の形を板書、
手順を説明する。1 ぬいしろを(はしから)1センチ。2 ぬい
しろ四隅からそれぞれ13センチ、ぬいしろに沿って線を引く。
 ここまで説明を終えて、家庭科室に移動する。教室後ろに整列さ
せて、静かになったところで出発指示、消灯。
 学級における基本的な生活習慣の定着に十分留意していることが
良くわかる。新採用3年目とはいえ、立派なものである。
 家庭科室。
 板書(拡大摸造紙を貼る)「おべんとうつつみ、ランチョンマッ
ト」
 あらためて授業開始。雰囲気は変わらず、移動後のダレたところ
などまったくない。
「布と説明書をだしなさい。それ以外はしまいなさい」。短く「ず
ばり」と指示をだす。その後、机間巡視で子供たちに準備が出来て
いるかどうかを確認する。
「チャコペン、出しなさい」。「持っていない人は先生のところに
きなさい」。
 用意ができた。指導者がいう、「今から話します」。ぴたっと静
かになる。「全部の説明が終わってからはじめます」。この指示は、
きわめて重要。なぜ重要かわからないようでは指導者としてマダマ
ダである。しかし、この指導者はすでにそれを知っている。
 手順の1は? 指名して答えさせ、それを板書する。
「端から1センチのぬいしろを取る。」
 手順の2は? 指名して答えさせ、それを板書。
「ぬいしろに沿って端から14センチの線を引く。」
 簡単に繰り返して説明をし、指導者は黒板の布図に朱で線を書き
入れる。
「どうしていいかわからない人は挙手、先生が説明に行きます」。
「質問は?」、なし。「では、はじめてください」。
 作業に入っても学習の雰囲気は変わらず、落ち着いている。いい
感じである。
 指導者の簡潔な説明、短い指示、順序よく丁寧な物言い、わかり
やすいことば、立派なものだ。見ていて大いに感心した。指導者と
子供たちの間、いい関係が出来つつあるようだ。これからが楽しみ
である。
 授業(作業)では、必ず課題解決(出来上がり)に早い・遅いの
差が出る。だから、それを見越し、次なる指示をはじめに出して(
示して)おくことが必要なのである。これは学習指導上の定石。こ
こまで説明できる指導者はそれほど多くない。

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学校行事
7/1 集会
保護者会1,2年生(56hカット)
7/2 保護者会3,4年生(6hカット)14:45〜
代表委員会
7/5 大掃除週間
朝会1
保護者会5,6年生(56hカット)14:45〜
7/6 安全指導
クラブ

学校だより

図書だより

給食献立表

校長語録

教育課程

保健だより

学校外部評価

授業寸景