5月8日(土) 今週を振り返ってGW明けの木曜日は、連休疲れ(?)に加えて初夏のような気温。 さらには強風のために教室の窓を開けられないという悪条件も重なり … 。 そのせいでしょうか、授業取材する私の目には、多くの生徒が何となく疲れた表情で授業を受けているように見えました。 中には、机の上に何も出ていないので 「 どうしたのですか? 」 と尋ねると 「 教科書を忘れました 」 と答える生徒や、机に突っ伏しているので 「 具合が悪いのですか? 」 と尋ねると 「 いえ、眠いだけです 」 などと答える生徒も … 。 やっとエンジンがかかったのか、昨日はいつもの活気を取り戻したように見えましたが、それもつかの間、今日からまた連休です。 開校記念日にかけての三日間、生活のリズムを崩さないよう、ご家庭でのご指導をよろしくお願い申し上げます。 また、1年生は、中学校に入学して1ヶ月がたちました。 心身ともに蓄積疲労が出てくる頃です。 お子さんの様子で何か気になる点がありましたら、どうぞ早めに担任にご連絡ください。 校長 武田幸雄 5月7日(金) 本日の授業風景 ・ その3木材や金属は種類によって性質や用途が異なることなどを、プリントにまとめていました。 今後の実習の基礎知識になる大切な学習です。 今日の授業内容と関連のある四字熟語に 「 適材適所 」( てきざいてきしょ ) があります。 「 その人の能力や特性にふさわしい仕事や地位につける 」 といった意味です。 しかし、語源は、日本の伝統工法で建築物を造る際、その特長によって木材を使い分けていたことにあります。 そして、この 「 適材適所 」 を最もよく体現してきた人たちが 「 宮大工 」 と呼ばれる方たちでしょう。 寺社などの建造や、国宝・重要文化財の建築物の修復技術を持つ大工さんのことです。 その宮大工の代表格とも言える方に、法隆寺の解体修理や薬師寺の再建などで知られ、NHKの 「 プロジェクトX 」 でも取り上げられた西岡常一さんがいらっしゃいます。 残念ながら15年ほど前にお亡くなりになってしまいましたが、西岡さんの次の言葉は、まさに 「 適材適所 」 を象徴する言葉と言えるでしょう。 ★ ★ ★ ★ ★ 木にはそれぞれクセがあり、一本一本違います。 産地によって、また同じ山でも斜面によって変わります。 まっすぐ伸びる木もあれば、ねじれる木もあります。 材質も、堅い、粘りがあるなどさまざまです。 木も人間と同じ生き物です。 今の時代、何でも規格を決めて、それに合わせようとする。 合わないものは切り捨ててしまう。 人間の扱いも同じだと思います。 法隆寺が千年の歴史を保っているのも、みなクセ木を使って建築しているからです。 建物は良い木ばかりでは建ちません。 北側で育った 「 アテ 」 というどうしようもない木があります。 しかし、日当たりの悪い場所に使うと、何百年も我慢する良い木になります。 ★ ★ ★ ★ ★ 西岡常一さんに興味を持った人は、ぜひ 「 木に学べ 」( 小学館 ) といった書物を読んだり、「 プロジェクトX 」 のDVD 「 薬師寺金堂 〜 1300年前の技術に挑む 」 を見てみたりするとよいでしょう。 校長 武田幸雄 5月7日(金) 本日の授業風景 ・ その2「 食 」 に関する授業で、今日は 「 飢餓 」 について取り上げています。 国連の作製した 「 HUNGER MAP 」( ハンガーマップ = 世界の国々を、栄養不足人口の割合により色分けした地図 ) を使って、世界の飢餓状況を調べています。 また、授業の後半では、同じく国連の作製した飢餓に関するVTRを見て、プリントの課題や自分の考えをまとめたりしました。 とても大切なことを学習した1時間でしたね。 栄養不足人口の割合の多い国は、大半がアフリカ大陸の国であること。 コンゴやソマリアといった国では、人口の70%以上が栄養不足であること。 世界では、約5秒に一人が飢餓で亡くなっていること。 世界の人口の約7人に一人が、飢餓に苦しんでいること。 日本で毎日出される残飯は、世界全体の食糧援助の70%に相当すること。 … さまざまな現実を学んでいく過程で、担当の金野先生が何回か 「 みんなは、日本に生まれてきて良かったよね 」 と口にされていたのが印象的でした。 「 日本人の栄養不足の割合は、2.5%未満 」 という数値を確認したとき、「 現代の日本で栄養不足に陥る人がいるとしたら、病気の方か、路上生活をされているような方ですよね? 」 と、金野先生から尋ねられました。 とっさに 「 親から虐待されている子供も … 」 と答えてしまいましたが、そんな答をあっさり出せるようになってしまったこの国も、アフリカ諸国とはまた違った意味で危機的状況にあるのかもしれません。 校長 武田幸雄 5月7日(金) 本日の授業風景近・現代俳句について学習しています。 今日は、教科書や資料集に載っている俳句の中から自分の好きな句を一つ選び、鑑賞カードを作成する作業に取り組んでいました。 カードの上半分に自分の選んだ俳句を毛筆で書き、イメージに合う絵も描き添えます。 下半分には、鑑賞文を記入します。 以下の三句は、比較的人気があるようでした。 春風や闘志いだきて丘に立つ ( 高浜虚子 ) いくたびも雪の深さを尋ねけり ( 正岡子規 ) 滝落ちて群青世界とどろけり ( 水原秋桜子 ) 私も、自分だったらどの句を選ぶかなぁ … などと考えながら、教室をうろうろしていました。 しかし、せっかく好きな俳句を選んでも、「 この俳句は、鑑賞カードにイメージ絵を描きにくそうだな 」 などとよけいなことを考えてしまい、とうとう最後まで選びきれませんでした。 校長 武田幸雄 5月7日(金) 本日の学校給食● 中華おこわ ● お茶天ぷら ● 小松菜とモヤシのおひたし ● 厚揚げのカレー煮 ● 小倉白玉 ● 牛 乳 5月6日(木) 本日の授業風景 ・ その3第5章 「 開国と近代日本の歩み 」 に入りました。 今日の授業では、18世紀のイギリスで起きた産業革命を取り上げています。 イギリスの産業革命は、蒸気力で動く機械や機関車などの技術革新により一気に産業を発達させ、以降の人々の暮らしを大きく変えました。 このように人類の文明の大きな転換期をつくった革命は、人類史上三つあるという歴史家もいます。 ひとつは 「 農業革命 」 ( 紀元前8000年頃、メソポタミア地方で人類が農業を始めたことを指す場合と、18世紀のイギリスで農業技術の革新によって生産性を飛躍的に向上させたことを指す場合とがあります。) ふたつめが、今日の授業で学習したイギリスの 「 産業革命 」 そして、三つめが現在進行形の 「 情報革命 ( IT革命 )」 です。 前ふたつの革命が、人類にどのような影響を及ぼしたのかは、すでに歴史によって証明されています。 しかし、一年前に開発されたものは 「 古い 」 とまで言われるほど急激な情報技術の進歩は、今後私たちの生活にどのような変化をもたらすのでしょうか … 。 大きな期待と、わずかな不安を抱かせる 「 第三の革命 」 ですね。 校長 武田幸雄 5月6日(木) 本日の授業風景 ・ その2教材 「 話し方はどうかな 」 を学習しています。 今日の授業では、文章全体を意味段落に分けて内容を確認する作業を中心に学習していました。 聞き取りやすさ・にくさとは、多くの場合 「 話す速度 」 の問題であること。 相手に聞き取りやすい速さは、目安として1分間に300字程度であること。 さらに聞き取りやすく ( よりわかりやすく ) 相手に話すには、速度だけでなく緩急や強弱、抑揚なども必要であること … 。 「 話し方はどうかな 」 の筆者は、元NHKのアナウンサーというだけあって、私たち教員にとっても参考になる教材です。 教材の中に、プロ野球の実況中継の一例が出ていました。 よくある 「 ピッチャー投げた! 打った! ランナー1塁から2塁へ … 」 といった感じの緊迫した実況中継です。 文字数にすると260字の実況ですが、それをアナウンサーは18秒という速さで、しかも 「 聞き取りやすく 」 話すのだそうです。 担当の井上先生に促されて、何名かの若き挑戦者たちがアナウンサーの 「 速さ 」 と 「 聞き取りやすさ 」 に挑みました。 「 速さ 」 という点では22秒と大健闘の記録が出ましたが、やはり 「 聞き取りやすさ 」 という点ではプロのアナウンサーにはとてもかないませんね。 校長 武田幸雄 5月6日(木) 本日の学校給食● ご 飯 ● ジャガイモのそぼろ煮 ● 笹かまぼこのマヨネーズ焼き ● まぜたらキムチチャーハン ● 果 物 ● 牛 乳 ※ 献立表には 「 まぜたらキムチチャーハンを自分でご飯にまぜてチャーハンにして食べます 」 とありました。 しかし、チャーハン ( 炒飯 ) とは、文字どおり 「 炒めたご飯 」 のこと。 この場合、「 炒めたキムチ 」 をご飯にまぜるので、厳密には 「 炒めキムチご飯 」 になるのではないかなどと、どうでもいいことを考えながらいただきました。 校長 武田幸雄 5月6日(木) 本日の授業風景音楽の授業の中では、「 和楽器 」 も学習することになっています。 本校では、箏 ( そう = こと ) に取り組みます。 学校にある箏の数は限りがあるので、合唱のパートごとに練習します。 今日の授業ではソプラノパートが箏の練習をしている間に、他のパートは合唱曲 「 大地讃頌 」 の練習・パート決めを行っていました。 箏で弾いている曲は 「 歓喜の歌 」( ベートーベン・交響曲第9番から ) をアレンジした 「 歓喜の曲 」。 担当の室谷先生から配られた楽譜には、合唱用と箏曲用の2種類が隣り合わせで印刷されています。 ドイツ語で 「 Freu−de,schÖ−ner GÖt−ter−fun−ken, … 」 などと書かれた合唱用の楽譜と、「 十 十 斗 為 為 … 」 などと書かれた箏曲用の楽譜を見比べると、音譜の読めない私にはそれが同じ曲であるとはとうてい思えません。 生徒の皆さんは、両方の楽譜を見ながら、ドイツ語で合唱曲を歌ったかと思うと、箏でもしっかりメロディーを奏でることができていたので感心しました。 校長 武田幸雄 5月6日(木) 3年総合−進路学習−GW明けで少し疲れている生徒もいるようですが、 自分の未来を切り開く、進路について学ぶ大切な時間です。 「いつ・何を・どういうふうに」行うべきか考えて行動してほしいです。 受験までまだあるから・・・と安心していては非常に苦しくなります。 先を見越して、しっかりと計画的に学習に取り組んでほしいと思います。 今回の進路学習では、内申点の計算方法を学んでいました。 推薦基準のひとつに内申点も含まれています。 写真は2年の成績を基に、実際に内申点の計算をしている様子です。 多くの生徒にとって、初めて「自分で自分の進む道を決める場」が高校入試です。 先手必勝!!!今からできることに本気で取り組んでみましょう!!! 自分の未来を切り開くのは他の人ではなく「自分自身」です。 頑張れ、3年生!!! 5月5日(水・祝) 校長雑感 「大型連休の分散化」本庁の停電が復旧したようで、学校HPの閲覧が可能になりました。 それと同時に、大型連休も終わりです。 この大型連休について、現在政府では、国土交通省や観光庁を中心に 「 大型連休の分散化 」 を検討しているそうです。 「 大型連休の分散化 」 とは、日本を 「 北海道・東北・北関東 」 「 南関東 」 「 中部・北陸信越 」 「 近畿 」 「 中国・四国 」 「 九州・沖縄 」 などのブロックに分け、それぞれのブロックで連休を1週間ずつずらして設定するものです。 皆さんはこの案、どう思われますか? 5月3日(月・祝) 今週の予定 ( 5/3 〜 7 )5月3日(月・祝) 〈 憲法記念日 〉 4日(火・祝) 〈 みどりの日 〉 5日(水・祝) 〈 こどもの日 〉 6日(木) 【 通常授業 】 7日(金) 【 通常授業 】 ※ 本日(3日)・午前8時頃 より 5日・午後10時頃まで 本庁工事に伴う停電のため、学校HPが閲覧できなくなります。 ご不便をおかけしますが、停電復旧後またのアクセスをお願いいたします。 校長 武田幸雄 7ブロックバスケットボール大会 男子ベスト4ならず
2010.4.29
迎えた由井中戦。新人大会でも大敗を喫した相手でした。今大会の対戦ではその差を埋める戦いが出来るか否かがポイントでしたが、結果は完敗。これまでの練習に対する姿勢を根本から振り返って反省する必要を感じた一日でした。 5月2日(日) 連休中の祝日についてゴールデンウイークには、当然のことながら 「 国民の祝日 」 が続きます。 「 なぜだかわからないけれど、今日は休みだった … 」 ではなく、最低限その趣旨 ( 本来の考え方や主な目的 ) を理解したうえで一日を過ごしましょう。 少しでも時間を有効につかおう、ダラダラ過ごさないようにしようという気持ちになれるかもしれません。 【 5月3日・憲法記念日 】 日本国憲法は、1946年(昭和21)11月3日に公布され、翌年5月3日に施行されました。 「 公布 」 とは、法令が制定されたことを正式に国民に知らせることで、 「 施行 」 とは、その法令の効力を実際に発生させることです。 1948年(昭和23)、「 日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する 」 ことを趣旨として施行日の5月3日が 「 憲法記念日 」 に定められました。 一方、公布日の11月3日は 「 文化の日 」 という祝日になっています。 【 5月4日・みどりの日 】 「 自然にしたしむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ 」 ことを趣旨として制定された祝日です。 1989年(平成元)、今上天皇 ( 現在の天皇 ) の誕生日である12月23日が祝日となったとき、前年までの 「( 昭和天皇の ) 天皇誕生日 」 は 「 みどりの日 」 という祝日として残されました。 その後、祝日法の改正により、4月29日が 「 昭和の日 」 になるとともに、「 みどりの日 」 は5月4日に移動したのです。 【 5月5日・こどもの日 】 1948年(昭和23)、「 こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する 」 ことを趣旨に制定された祝日です。 5月5日は、古来 「 端午の節句 」( たんごのせっく ) として、全国各地で男児の健やかな成長を祈念する行事が行われていたことから、この日が 「 こどもの日 」 として定められました。 しかし、そうした由来とは別に、男女を問わず子供の今までの成長を祝うとともに、これからの幸福を願う日となっています。( 生徒の皆さんは、制定の趣旨の中にあった『母に感謝する』という文言も忘れないようにしましょう!) 校長 武田幸雄 5月1日(土) 今週を振り返って鮮やかな花々の季節から、目にまぶしい新緑の季節となる5月を迎えました。 今週は、仮入部期間の見学・体験を終え、職員室にいる顧問の先生に入部届を提出しに来た1年生がたくさんいました。 これからの別所中学校の部活動を支えていく 「 ROOKIES 」( ルーキーズ ) の活躍に期待しています。 2年生は、26日(月)に行われた学年朝礼の準備を、わざわざ前の週の土曜日に行うなど、上級生としての自覚が出てきたようです。 これからも、学校のミドルリーダーとなるためのさまざまな経験を積んでください。 3年生のいる2階の廊下には、早くも進路情報コーナーが設けられました。 また、昨日の記事にもあったように、図書ボランティア部の人たちが、各高校から送られてきた資料を整理してくれています。 多くの3年生にとって高校受験は、おそらく人生最初の大きな試練でしょう。 その試練を乗り越えられるのは、自らの努力にほかなりません。 自分の進路は自分の力で切り開くという強い意志を持って、日々の授業に臨んでください。 ★ ★ ★ ★ ★ さて、大型連休がスタートしました。 生活のリズムを崩すことなく、計画的で有意義な過ごし方を心がけてください。 校長 武田幸雄 |
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