日光日記17ドカドカ組のこれらの子供達は、後で、担任から強く指導を受けたのは、言うまでもありません。 けじめ、区別、切り替え、差異、相違、これらを識別判断する「考える身体」、それを子供に形成することを忘れてしまった私たちオトナの責任は重いな。と、夢想妄想していたら、ごちそうさまとなりました。はい、晩御飯、美味しかったです。 こうして、日光移動教室の第一日目の夜は、更けていくのでした。 それでは、また、明日二日目に。 日光日記16日光日記15日光日記14日光日記13日光日記12日光日記11日光日記10日光日記9日光日記8
バスは日光宇都宮道路に入った。子供達は周りの様子なんか知らん風で歌いまくりですけど。そろそろ、ガイドさんの日光ガイドが始まるぞ。しっかり聞いてね。
日光日記7日光日記4日光日記6学校便り「号外」9月14日 (校長編)
学校便り「号外」(校長編)
平成21年9月14日(月) 保護者の皆様 柏木小学校長 高濱 俊光 保護者会とガラス清掃の御礼 保護者会 ご出席ありがとうございました。 短い時間ではありますが、保護者の皆様と直接お話できる保護者会は、 学校(担任)にとって極めて大切な「時間」であります。保護者の皆様同 士においてもまた。 お互いに顔を見合いながら話す、これが人と人とのコミュニケーション の基本でありますからして、保護者の皆様にはいろいろとご都合もあるこ ととはおもいますが、校長として今後も是非多数のご出席をいただきます よう、心よりお願い申し上げる次第であります。 本校教育目標にいう「つたえあう」とは、実にこのことであると心得て いただき、なにとぞ、今後とも出席方よろしくお願いいたします。 閑話休題。 この日、保護者会の後、柏木会の方々が再び教室・廊下の窓ガラスを清 掃してくれました。 きれいになった窓ガラスの向こうに、澄んだ秋の風(色)が見えるよう です。 本当にありがとうございました。 御礼に、何てことではないのですが、感謝の意をこめて一句献上いたし たく。 「窓ガラス 母に拭かれて 秋の色」 「秋の日に 窓拭く君 愛ありてこそ」 (作者恥じて不詳とす) 会長さんはじめ、柏木会の皆さん、ありがとうございました。 学校便り「9月号」(校長編)
学校便り「9月号」(校長編)
2学期スタート 校長 高濱俊光 9月1日(火)、第2学期がスタート。 元気に子供たちが学校に戻ってきました。 火曜日が始業式ですから、ほぼ1週間きっちりフルタイムの学校 生活が始まります。 秋風とともにゆるりと始まった2学期が今はもうすでになく、た だただ、それが懐かしく思い出されるだけであります。 今年の夏もいろいろありました。超長(なが)梅雨(お盆過ぎて ようやく夏らしく)、集中豪雨、土砂崩れ、竜巻(こんなものが日 本で起きるとは)、地震(東海沖地震とは関係ないといってますが)、 台風(突然日本近海で低気圧が台風に)、高速千円渋滞(ふって湧 いた)、日食(見たか、見えたか、それが問題だ)、そして、百年 に一度の大不況(ゲーム金融バブルが弾けた)と国政選挙(政策転 換か政権交代か)、などなど、なんとも息苦しい毎日(やりきれな いくらい)が続きました。 しかし「変化こそチャレンジの時」だとか(何だってモノはいい ようだ)。ほんとにはそうですけどね。 ともあれ、朝夕の涼しさとともに2学期がスタートしました。と はいっても、残暑はまだまだ続くのでしょうが。 本校で取り組み始めたゴーヤによる緑のカーテン(4年生による 環境活動の一環)、今では二階辺りまで枝葉が伸びてくれました。 室内温度の低下に力を発揮してくれることと期待しています。 環境に優しい学校つくりへの大きな一歩でもあります。(施設課 がいろいろと応援してくれています。) それにしても天気(候)に不安定さは「つきもの」ですが、年々 酷くなっていくような気がしますし、自然環境・天候・生態系の変 化不安定化は、この上なく人間を緊張・不安に陥れます、精神衛生 上、あまりいいとは言えませんね。 このような気候風土であってみれば、そこで育つ人間もまたとい うことも言えなくはないのであって、人間のアタマとココロとカラ ダの何から何まで、その本性・欲望そのままが次から次へと臆面も なく表れ出でたものでした。 日本人民1億2千万、「ただ今、ここ」の「時間と空間」しか見 てないように思われてなりません。(この傾向、近年ますます強く なってきていませんかね。) この閉塞感と蒸し暑さに汗をかきつつ思いますに、人類がこれま で果たしてきた自然科学、社会科学、精神科学へのアプローチ、今 改めて問われなければならないのではないだろうかと。 この辺りのことを、「科学に代表される<近代の知>から、人間 存在の多面的な現実に即した<臨床の知>が構築されなければなら ない。」と哲学者の中村雄二郎氏が述べています。(中村雄二郎『 臨床の知とは何か』 1992年 岩波新書(新赤版) 岩波書店) さて、柏木小の子ども達と保護者の皆さんには、どんな「夏」だ ったでしょうか。 二学期もまた、柏木小学校の教育目標「自分を育て共に育つ子」 の育成を目指して、職員一同、力を合わせて教育活動を進めていき ます。 どうぞ、多大なるご理解とご協力をいただきたく思います。 職員会議語録
平成21年9月25日
学校経営 校長 高濱俊光 職員会議語録 1 10月の教育計画(経験から自覚「対自、対他」へ) 教えるものと学ぶものとの呼応関係の深化(「対応関係から照応 関係へ」) 1学期で作り上げた(つたえあう)関係を基盤にして、より親密 な(わかりあう)関係作りへ。 このわかりあう関係(教育目標)が、一人ひとりの基礎的学力の 向上に結びつかないようであっては、論外。 ・子ども祭り(9日) ・小体連ソフトボール大会(17日) ・陸上記録会(20日) ・道徳授業地区公開講座(授業後、講演会予定)(22日) ・生活指導全体会(26日) 「情報共有・課題共有・対策共有が原則」 2 服務関係について ・個人情報の流失防止、パソコン活用におけるウイルスチェックの徹底 ・重要機器類の整理保管システムの改善・整備 ・服務事故報告(自己研修の徹底) 3 校内研究(2年間の研究のまとめとなるよう) ・本校の校内研究の基本方針を踏まえ、研究推進と授業作りを。 ・焦点化・技術化(教材研究、指導過程、指示発問、板書)した授業作 りを。 ・紀要作成に向けて「指導案の様式、授業分析の手法、協議の方法」の 共通化を。 4 6年日光移動教室(17日―19日) ・「歴史に学び・自然に学び・人に学ぶ」体験学習の集大成。 ・「6年間の学び」を学校の外で「試す・使う場」であり、「鍛える場」 であり、「高める場」である。 ・実施後は、この反省・検証が大切。 5 特別支援 ・校内支援体制の維持と関係機関(CEセンター、首都大、島田療育セン ター)との連携継続。 ・家庭への支援(相談・診断・連携)の充実と教育委員会との連携強化 6 授業観察について ・どの教室においても、どの授業においても校内研究の成果が反映され ているかどうか、そして、それが基礎的学力の向上に結びついている かどうか、検証すべき。 ・授業の質的向上(豊かな場の形成、指導力の向上)を。 7 その他 ・定期異動について(異動要綱、過員、人事構想)。 ・インフル対策についてなど。 職員会議語録
平成21年8月27日
学校経営 校長 高濱俊光 職員会議語録 1 2学期(9月)の教育計画(教育課程・経営計画・自己申告書を再読) ・1学期の「経験重視」(つたえる)の教育から「自覚」(わかる)の教 育への移行を。「つたえる力」を基盤に「わかる力」へ。すべて「関係」 の中で。 ・子どもとの「わかりあい」をどう作っていくか。(対応、照応、饗応) ・子ども同士の「わかりあい(呼応)」をどう作っていくか。(学習集団 の組織化、自他の確立) ・教材・授業を「わかりあうために」どう構造化するか。(教材の再構成) ・職員間の「わかりあい」をどう作っていくか。(育成・連携・関係作り) ・保護者、家庭、地域、関係機関との「わかりあい」をどう作っていくか。 ・日々の授業(生活)の中で実践と検証を。(教育目標の技化「内在・外 在化」) 2 校内研究(今年度でこれまでの二年間の研究のまとめを行うつもりで) 理論研究(8月27日、講師・宮崎教諭)から実践研究(低中高)へ 授業作りへの第1段階(課題)、第2段階(指導)、第3段階(反省)。 3 6年日光移動教室(17日―19日) ・「歴史に学び・自然に学び・人に学ぶ」体験学習の集大成。 ・「6年間の学び」を実社会の中で「試す・使う場」であり、「鍛える場」 であり、「高める場」である。(対自、対他の視点を含む) そのためには、「ゆとりと安全と楽しさと厳しさ」のある学習計画を。 今年度6年担任は、全員女性(内二人は日光移動教室は初めての経験)。 だからというわけではないが、常に安全第一(校長厳命)で臨む。 4 特別支援 ・2学期の支援計画(全体、個別)を。 ・校内支援体制と関係機関(中学校、支援センター、CEセンター、島田療 育センター)との連携継続を。 ・家庭への支援と連携を。 5 その他 ・服務について(事故防止) ・パワーアップ研修(28日、全員参加体制で)について ・新型インフルエンザ対応について ・道徳公開講座について ・陸上記録会・学習発表会・子ども祭り ・校内電子化(スクールニューディール)について ・英語活動について(講師との連携、人間関係を) ・小中一貫教育について ・保幼小連携について 柏木小便り(校長編)
柏木小学校便り(校長編)
平成21年7月17日 校長 高濱 俊光 1学期終了お礼 7月17日(金)、1学期が終了いたしました。これから子供た ちは長い夏休みに入ります。保護者の皆様方のご支援とご協力、本 当にありがとうございました。 本校では、1学期は、「つたえ」の学期としています。 学習指導上における「つたえ」、生活指導上での「つたえ」、学 校学級生活上での「つたえ」、教師から子供たちへの「つたえ」。 この1学期の「つたえ」がしっかりできたかどうか、それこそ 「あゆみ」にしっかりとお伝えいたしました。どうか、子供たちと 共にじっくりとお読み取りいただきたく。 思いますに、本校の教育目標は非常に合理的・自然的・人間的で、 1学期は「つたえ」の学期、2学期はそれを踏まえて「わかり」の 学期、3学期は、さらにそれらをふまえて「きたえ」の学期となっ ていて、人間の成長・成育・教育過程に沿ったものであり、他校に 類を見ないものです。 (教育目標「つたえあう、わかりあう、きたえあう」) だがしかしです、近年、本校においてはこの「つたえ」が、なか なか「つたわらなく」なってきているような気がしてなりません。 単なる杞憂であればいいのですが。 保護者の皆様には、この「教育目標」に基づき、今後とも本校の 教育活動にご理解・ご協力を心よりお願い申し上げる次第でありま す。 さて、17日に1学期を終え、明日18日から長い夏休みに入る 今、保護者の皆様にはこの長くて暑い夏休みにご家庭で取り組んで いただきたいことを改めて「おつたえしたく」、くどいようですが、 以下にお願い申し上げます。 1、1時間、テレビを消して、(お話の)本をたっぷり読ませえ て(聞かせて)ください。(アタマとココロを鍛える) 2、計算力、漢字力、作文力を鍛えてください。 (ドリルと日記で手指を鍛える) 3 運動と栄養(食事)と睡眠をしっかり取らせてください。 (成長にかかわる) 4、家庭(事)労働をしっかりやらせてください。 (精神をきたえ、つくる) 5、親子会話でしっかり「話し、聞く、ふれあう習慣」をつ けてください。 (コミュニケーション力をつける) 暑い夏、何事もなく過ぎて、9月、秋風と共に「わかり」の 2学期を迎えたいと思います。 多謝再会。 職員会議語録
学校経営
平成21年7月1日 校長 高濱 俊光 職員会議語録 1 教育計画 7月は、1学期「つたえ、つたえあう」指導過程の最終月です。 教科指導上ー知、経験ーの「つたえ」、生活指導上ー基本的生活習慣ーの 「つたえ」、学校・学級生活上ー社会性・集団性ーの「つたえ」、4月から 7月までの間の、「つたえ、つたえあう」過程での「指導の成果(基礎・基 本のつたえー習得)」を検証すること。 教育目標、教育課程、経営計画、自己申告書に立ち返り、指導の実態・成 果を重ね合わせてそのズレを把握修復し、次の段階(2学期)に進んでいた だきたいと思います。 2 あゆみ(評価) 子供たち一人ひとりの「取り組みの過程」と「取り組んだ結果」を吟味・ 分析し、評価する。 子供の「良さと課題」を的確・明確・正確に評価し、教育専門家としてふ さわしい表現(力)でその熱い思いをつたえる。 しかし、教育を大方「数字と言葉」で表現できる(しよう)と考えるのは 少々過ぎたる思いが致します。 経験は限りがありませんが、言葉には限りがあります。言葉にして尽くせ ぬところに教育はまた在り、教師の生きる場もそこにまたあるのではと思い ます。 成績数値・テスト数値、いずれも目安(現象)であって本質ではなく、そ こをしっかりとおさえて、その子にとって唯一無二の言葉を紡ぎだす、これ が教師の所見(表現)ということになるのではないでしょうか。 3 服務研修 服務事故防止への意識は、職業人の保持すべき常識の一つ。服務事故防止 研修はその常識を学ぶ機会でありますが、後を絶たない服務事故、なんと情 けないことでありますか。 4 学校公開 学校公開は、いうならば教育の「行為的説明」です。 学校はその教育活動を常に公開する立場にあります。公開以上に雄弁なる ものはありません。曰く、「百聞は一見にしかず」、です。 公開は、学校を鍛え、私たち教員を、そして子供たちを鍛えてくれるもの です。 またそれだけでなく、「見るもの」をも当然に鍛えることになります。真 を見るには真を見るだけの力を必要とし、真を見せるには真を見せるだけの 力が必要になります。 だからこそ、公開はお互いを「きたえあう(教育目標)」ことになるのだ と思うのです。 5 その他 ・OJT(学校の教育力、人材育成力、組織力の向上) ・学校評価(外部評価と内部評価の公開、評価項目の統一・共通化) ・緑のカーテン(温暖化防止、環境教育) ・健康管理他(労働力・生命力の向上) 柏木小便り(校長編)
柏木小便り(校長編)
平成21年6月5日 雨の水さす運動会 校長 高濱 俊光 当初予定の5月30日(土)の運動会、低気圧の気まぐれで祈念してい た晴天来ず、29日(金)早々にやむなく31日(日)への延期を決定し ました。 いつもながら、運動会はお天気次第、私たちの心、子供たちの心、保護 者の心、お天道様は知ってか知らずか(知らないと思うけど)、いつもひ やひやさせられます。(「気象庁、なんとかしてよと吾は言い」) しかし、延期決定はしても29日(金)は、雨の中をくい打ち、テント の骨組み組み立て、入退場門の設置、放送機材、楽器、装飾、張り紙など 準備できるものはすべて、31日(日)の定刻実施に向けて全校一丸、総 動員体制で準備をしました。実施日は延期できても準備は後延ばしできま せん。 雨降る中、カッパ雨具を着て、仕事とはいえ黙々と準備する職員、職務 とはいえこれには頭が下がりました。 さて31日(日)、曇り模様のお天気でしたが、実施決行。時折顔出す 気まぐれお日様、忍び寄る雨雲、お日様が勝つか雲が勝つか(そういえば、 学芸会の演目にこんな戦いをテーマにしたものがありましたね)、テント の中から「神様仏様、オテント様」と私は呟きっぱなしの有様でした。 「心を燃やして走り出せ」のスローガンの下、子供たちは一心に走り、演 技し、競い合っていました。保護者の皆さんにはしっかと見ていただいた ことと思います。 その熱き心に雨はじっと我慢しているかのようでした。やがてお昼ごは んも無事に済み、いよいよ午後の部に入り、何とか最後まで雨なしでいき たいものだとさらに私は祈り続けたものでした。 本校の誇る団体演技(表現)のクライマックス七頭舞がいよいよ終わる 頃、ぽつぽつ、ぽつぽつ、ポタリポタリ、シトシト、ピッチャンと空は完 全雨模様、七頭舞が終わったところで、後は火曜日延期と決定放送をした まさにその時、こらえきれなくなったように一気呵成にザアーっときた雨。 (もうちっと我慢できんのかい。この頃の雨は、耐性がないね。) 子供たちを教室に入れる間もなくびしょぬれにさせてしまったすごい雨。 保護者の皆さんも同じく避難する暇もないくらいの雨でした。いや、すご かったな。私は立ちすくんで一歩も動けず、小止みになるのを待つばかり。 しかして、子供たちを運動場から教室に移動させた後、その雨の中での 片付けに柏木会の会長さんをはじめ、役員の皆さん、会員の皆さん他、全 身雨に打たれてびしょぬれの状態にもかかわらずのお手伝い、本当にあり がとうございました。 この強雨にも「負けず、挫けず、少しも退かず」、やはり親の愛・保護 者の愛は、「雨より強し」でありました。 この日の運動会、たくさんの保護者の皆さん、地域の皆さんが子供たち の応援に来てくれました。常ながら、皆さん方の応援が子供たちにとって どれほどの励ましになるか、言葉では書きつくせないところです。 また、火曜日に残りのプログラム(全校競技「大玉送り」、終わりの体 操、閉会式)にも予想を超える保護者の皆さんが来てくれました。改めて 御礼申し上げる次第です。今後とも、どうぞ、よろしくお願いいたします。 なお、末筆ながら本校の前職員川口教諭(現深大寺小)が、この日、助 っ人に駆けつけてくれました。改めて感謝の意を表し、ここに記しておき たいと思います。 多謝再会。 |
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