職員会議語録

学校経営
平成21年7月1日
 
                           校長 高濱 俊光
職員会議語録

1 教育計画
  7月は、1学期「つたえ、つたえあう」指導過程の最終月です。
  教科指導上ー知、経験ーの「つたえ」、生活指導上ー基本的生活習慣ーの
 「つたえ」、学校・学級生活上ー社会性・集団性ーの「つたえ」、4月から
 7月までの間の、「つたえ、つたえあう」過程での「指導の成果(基礎・基
 本のつたえー習得)」を検証すること。
  教育目標、教育課程、経営計画、自己申告書に立ち返り、指導の実態・成
 果を重ね合わせてそのズレを把握修復し、次の段階(2学期)に進んでいた
 だきたいと思います。 
2 あゆみ(評価)
  子供たち一人ひとりの「取り組みの過程」と「取り組んだ結果」を吟味・
 分析し、評価する。
  子供の「良さと課題」を的確・明確・正確に評価し、教育専門家としてふ
 さわしい表現(力)でその熱い思いをつたえる。
  しかし、教育を大方「数字と言葉」で表現できる(しよう)と考えるのは
 少々過ぎたる思いが致します。
  経験は限りがありませんが、言葉には限りがあります。言葉にして尽くせ
 ぬところに教育はまた在り、教師の生きる場もそこにまたあるのではと思い
 ます。
  成績数値・テスト数値、いずれも目安(現象)であって本質ではなく、そ
 こをしっかりとおさえて、その子にとって唯一無二の言葉を紡ぎだす、これ
 が教師の所見(表現)ということになるのではないでしょうか。   
3 服務研修
  服務事故防止への意識は、職業人の保持すべき常識の一つ。服務事故防止
 研修はその常識を学ぶ機会でありますが、後を絶たない服務事故、なんと情
 けないことでありますか。
4 学校公開
  学校公開は、いうならば教育の「行為的説明」です。
  学校はその教育活動を常に公開する立場にあります。公開以上に雄弁なる
 ものはありません。曰く、「百聞は一見にしかず」、です。
  公開は、学校を鍛え、私たち教員を、そして子供たちを鍛えてくれるもの
 です。
  またそれだけでなく、「見るもの」をも当然に鍛えることになります。真
 を見るには真を見るだけの力を必要とし、真を見せるには真を見せるだけの
 力が必要になります。
  だからこそ、公開はお互いを「きたえあう(教育目標)」ことになるのだ
 と思うのです。
5 その他
  ・OJT(学校の教育力、人材育成力、組織力の向上)
  ・学校評価(外部評価と内部評価の公開、評価項目の統一・共通化)
  ・緑のカーテン(温暖化防止、環境教育)
  ・健康管理他(労働力・生命力の向上)

柏木小便り(校長編)

柏木小便り(校長編)
                        平成21年6月5日
雨の水さす運動会
                         校長 高濱 俊光

 当初予定の5月30日(土)の運動会、低気圧の気まぐれで祈念してい
た晴天来ず、29日(金)早々にやむなく31日(日)への延期を決定し
ました。
 いつもながら、運動会はお天気次第、私たちの心、子供たちの心、保護
者の心、お天道様は知ってか知らずか(知らないと思うけど)、いつもひ
やひやさせられます。(「気象庁、なんとかしてよと吾は言い」)
 しかし、延期決定はしても29日(金)は、雨の中をくい打ち、テント
の骨組み組み立て、入退場門の設置、放送機材、楽器、装飾、張り紙など
準備できるものはすべて、31日(日)の定刻実施に向けて全校一丸、総
動員体制で準備をしました。実施日は延期できても準備は後延ばしできま
せん。
 雨降る中、カッパ雨具を着て、仕事とはいえ黙々と準備する職員、職務
とはいえこれには頭が下がりました。
 さて31日(日)、曇り模様のお天気でしたが、実施決行。時折顔出す
気まぐれお日様、忍び寄る雨雲、お日様が勝つか雲が勝つか(そういえば、
学芸会の演目にこんな戦いをテーマにしたものがありましたね)、テント
の中から「神様仏様、オテント様」と私は呟きっぱなしの有様でした。
「心を燃やして走り出せ」のスローガンの下、子供たちは一心に走り、演
技し、競い合っていました。保護者の皆さんにはしっかと見ていただいた
ことと思います。
 その熱き心に雨はじっと我慢しているかのようでした。やがてお昼ごは
んも無事に済み、いよいよ午後の部に入り、何とか最後まで雨なしでいき
たいものだとさらに私は祈り続けたものでした。
 本校の誇る団体演技(表現)のクライマックス七頭舞がいよいよ終わる
頃、ぽつぽつ、ぽつぽつ、ポタリポタリ、シトシト、ピッチャンと空は完
全雨模様、七頭舞が終わったところで、後は火曜日延期と決定放送をした
まさにその時、こらえきれなくなったように一気呵成にザアーっときた雨。
(もうちっと我慢できんのかい。この頃の雨は、耐性がないね。)
 子供たちを教室に入れる間もなくびしょぬれにさせてしまったすごい雨。
保護者の皆さんも同じく避難する暇もないくらいの雨でした。いや、すご
かったな。私は立ちすくんで一歩も動けず、小止みになるのを待つばかり。
 しかして、子供たちを運動場から教室に移動させた後、その雨の中での
片付けに柏木会の会長さんをはじめ、役員の皆さん、会員の皆さん他、全
身雨に打たれてびしょぬれの状態にもかかわらずのお手伝い、本当にあり
がとうございました。
 この強雨にも「負けず、挫けず、少しも退かず」、やはり親の愛・保護
者の愛は、「雨より強し」でありました。
 この日の運動会、たくさんの保護者の皆さん、地域の皆さんが子供たち
の応援に来てくれました。常ながら、皆さん方の応援が子供たちにとって
どれほどの励ましになるか、言葉では書きつくせないところです。
 また、火曜日に残りのプログラム(全校競技「大玉送り」、終わりの体
操、閉会式)にも予想を超える保護者の皆さんが来てくれました。改めて
御礼申し上げる次第です。今後とも、どうぞ、よろしくお願いいたします。
 なお、末筆ながら本校の前職員川口教諭(現深大寺小)が、この日、助
っ人に駆けつけてくれました。改めて感謝の意を表し、ここに記しておき
たいと思います。
 多謝再会。

職員会議語録

学校経営
                       平成21年6月3日
  
                        校長 高濱 俊光       
6月3日(水)職員会議(校長より)

1 教育計画
  学級開きから2ヶ月経過。教えるものと学ぶものとの関係、学ぶも
 の同士の関係が出来上がり、児童一人ひとりへの理解と対応、児童全
 体への理解と対応、保護者への理解と対応に少し余裕が出てくる段階
 です。そして課題もまた見えてくる。
 「理解なくして指導なし」、「関係なくして指導なし」、「理解即指
 導、指導即関係」、そしてこれが認識・技化されてないと、教育の専
 門家を名乗るにはちと苦しい。
  技(認識力・指導力−指導技術)は身につけ、磨く努力を意識的段
 階的継続的にしないと身につき光るものとはならないものです。
  忙しいからそんな暇はないというのは、教師として理由になりませ
 んね。
2 運動会(ご苦労様)
  天候不安下の今回の運動会、最後まで雨に心揺さぶられましたが、
 31日当日は、午後の「七頭舞(5,6年)」まで何とか終了、残り
 は火曜日に実施。天候不順とインフル騒ぎでどうなることかなと思い
 ましたが、委員長および全職員の皆さん方の一致協力により、無事に
 終えることができました。本当にご苦労様でした。
  この頃は行事に十分な時間をかけることができなくなりましたが、
 「行事で子供が育つ」、この言葉、やはり忘れたくないですね(これ
 は私たち自身にもいえることです。「協力協働が人間を作る」)。
  いずれにしても大事なことは、日ごろの指導が運動会に、運動会で
 の経験が日ごろの指導に、それぞれ生かされなければならないという
 ことです。「日頃の指導」が全てです。
3 指導の「開け(連関と親縁)」について 
  運動会での全体指導、朝会、集会時の時間前集合整列、始めと終わ
 りのけじめ、そして校舎・教室に入る時の整列行進などは、心身の行
 いを律するための、身につけさせたい基本の技です。
  このあたりの指導の「開け」が今少し甘いように思いますが、いか
 がでしょうか。(指導の連関と親縁性、そして、組織としての指導力)
4 指導者として気をつけたいこと
 ・児童の健康把握(児童の心身の健康状態を教師自らが把握する)。
 ・身の回りの整理整頓(学習・個人情報・重要書類の散乱放置)。
 ・印刷室の使用状況改善(印刷物の原本・用紙の放置、裁断機の取り
  扱い、印刷機のスイッチ切り忘れ、照明の切り忘れ)
 ・良質な教室環境作り(展示・掲示物の配置・整列・整理、教具・教
  材類の整備・整理・整頓)とその維持
 ・児童の安全管理とエコ意識の涵養。(自己の感覚を日常的に磨くこ
  と)
5 その他
  新型インフル対応(感染防止、発症・休業対応)
  服務事故(セクハラ、わいせつ、盗撮、横領、紛失、暴力、飲酒、
  勤務、出張)
  事務連絡・報告(校内事故、会計管理、組織運営・水泳指導)

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