10月 学校朝礼「秋」といえば、読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋とか言われますが、それは、この季節が 過ごしやすくいろいろなことに落ち着いて取り組めることを言っているのだと思います。 そこで、皆さんもぜひ、中間考査の近い今、勉強に集中してほしいと思います。 最近、授業中の勉強の様子で気にかかることがあります。それは、背中を丸め座る「猫背」の人が多いことです。教室を見学すると、背筋を伸ばして座っている生徒がいる一方、イスに浅く座り、背もたれにだらりと体重をあずけたり、背中を丸めてノートを書いたり・・・。座り姿勢が乱れている生徒の足は、つま先立ちをしていたり、上履きを脱いだり、足を組んだり・・・・で、床にきちんと足を置いている生徒が少ない。 よく「成績の良い子は、姿勢の良い子が多い」という話を聞きます。実は、姿勢と成績には深い関係があるということです。机とお腹の間ににぎりこぶし一つ入れて、足を地に着け、骨盤を立てた姿勢を保つことが集中力にも関係しているのです。 私たちの脳の重さは、平均1400グラム。とても重いのです。この大変重い頭をいつも支えてくれているのが細い首です。だから首はいつも大変なのです。そして、背筋や腰が曲がった場合、頭の重みで首や肩の筋肉が凝ることで血管が細くなって血流量が減り、脳へ行く酸素やブドウ糖の量が減り、脳の活動が低下してきます。また、背筋や腰が曲がっていると自然に呼吸が浅くなります。なぜかというと胸が圧迫されているからです。逆に腰が伸びることで、呼吸が深くなり、血液循環が正常になり、酸素もブドウ糖も十分体内に行き渡ります。特に胸を圧迫していないので血液循環が良くなり、脳へ行き渡る酸素の量が増え、集中力が向上するのです。腰が伸びていれば疲れにくいのです。ぴんとまっすぐに伸びていると、腰回りに入れる力が小さくて済み、長時間姿勢と集中力を維持することができるからです。授業や家庭学習時は、自分の姿勢を意識して、背筋を伸ばして勉強に取り組んでほしいものです。 校長 福山 隆彦 |
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