6月 学校朝礼おはようございます。 今日は「自転車」について話をします。 先日、先生はとても怖い思いをしました。ある街の歩道を歩いていた時に、私の身体の 直近スレスレを後方から自転車がものすごい勢いで走っていったのです。 「あっ!」と思った瞬間、その自転車は右に左にクネクネと人を避けながら走っていきました。どうも自転車に乗っている人は、自分の運転がうまいと思っているようでした。 でも、誰の目にも明らかなのは、「うまい」のではなく「乱暴」ということでした。 しかも、もし、人にぶつかったらどうなるか・・そんな簡単なイメージも頭に浮かばないの?と思ってしまいます。 さて、以前、自転車で人にぶつかった大事故を報道していました。 内容は、次のとおりです。 『小学校5年生の少年が、自転車に乗り走っていた時に、歩道で歩いていた女性にぶつかりました。被害に遭った女性は、事故から5年近く経った今でも寝たきりで意識が戻らない状態が続いています。裁判所は、少年の母親に約9500万円という賠償を命じました』 この報道を聞いて、どう思いますか。自転車でぶつかられた女性の人生はどうなるのでしょう。今も意識不明の重体です。 自転車は十分、歩行者にとっては「凶器」になりうる乗り物だと自覚してください。 6月1日 道路交通法が改正されて、自転車の信号無視や歩道での徐行違反の取り締まりが強化されることになりました。 大切なポイントは次のとおりです。 自転車で「危険行為」を3年以内に2回以上検挙された場合、自転車の安全講習を受けなければならないというものです。自転車の危険な行為とは・・・ ○道路の右側を通行するのは× (道路の左側を通行しなくてはならない○) ○原則、車道を走らなくてはならない。やむを得ず歩道を通行する場合は、徐行しなくてはならない。 ○信号無視は× ○一時停止の標識「止まれ」では、一旦止まって足を地面につけなければならない。 ○携帯電話やイヤホンで音楽を聞く等のいわゆる「ながら運転」は×。 ○夜、無灯火での走行は×。 もう、「知らなかった」では済まされません。今一度、自分の自転車の乗り方をしっかり 振り返り、自転車は「凶器」になりうると思って、安全運転を心がけてください。 校長 福山 隆彦 |