2学期 始業式おはようございます。 長い夏休みが終わり、今日から二学期が始まります。今年の夏休みはどうだったでしょうか。 夏休み中に、大きな事故や事件に遭遇したこともなく、皆さんがこうして元気に集まることができて、とても嬉しく思います。そして、こうしてみなさんの表情を見ていると、充実した良い夏休みを過ごせたのかなと思います。1学期終業式では、「当たり前のことを大切に」「当たり前のことを当たり前にできるように」という話をしました。できましたか? さて、先生も今年の夏は、とても充実したものでした。 一つは「読書」です。日頃、なかなか忙しくて本が読めないのですが、夏休みはじっくり読むことができました。数冊読んだ中で、とても感動した本があります。それは、池井戸潤さんの「下町ロケット」という本です。全編、わくわく、ドキドキの展開ですが、最後は胸が熱くなるストーリーです。 この本の中で主人公の「君たちには夢がないのか。僕にはある」と言ったフレーズがとても心に響きました。「君たちには夢がないのか。僕にはある」 この言葉には、いろいろな意味が含まれています。 『安定』も大事だけれど、『安定』だけを追い求めて満足していませんか? チャレンジすることを忘れていませんか? たしかにチャレンジには、リスクや壁がつきもの。でもその壁を乗り越えた時は、道が開けている。ものすごい力がついている。壁から逃げるか、壁を乗り越えるか、それは自分の心が決める。 いよいよこの2学期は、自分の目標や夢に向かって飛躍する学期です。 3年生は修学旅行、その後は自分の将来に向けて進路を決定していく大切な学期となります。ぜひ、自分の将来と自分の適性をしっかり考え、いろいろな情報を得て、進路選択をしていく。受け身ではなく、主体的に自分の人生を切り開いていく、そういうたくましい生き方を期待しています。 2年生は、本校の中堅学年として、別所中の柱として、生徒会や部活動でリーダーシップを大いに発揮してほしいと思います。1年生は、夏休みを経て、より中学生らしくなった感じがします。先ほど話したように何事に対しても失敗を恐れず、チャレンジ精神で臨んでください。 ぜひ、心と体を鍛えて、自分の夢に向かって挑戦し、乗り越えていけるよう努力してほしいと願っています。 校 長 福山 隆彦 |