11月 学校朝礼だいぶ秋らしく過ごしやすい季節となってまいりました。 秋と言えば、「スポーツの秋」「芸術の秋」と言われます。 「スポーツの秋」では、11月2日(日)に上柚木陸上競技場で「駅伝競技大会」があり、陸上部が最後まで頑張った走りを見せてくれました。仲間を信じて、自分の思いをタスキに託して走りつないでいく「駅伝」という競技は、今では世界の競技になっていますが、実は日本の競技なのです。日本で初めて駅伝が行われたのは1917年、今からやく100年前に京都三条大橋(3年生が修学旅行で泊まった旅館)から東京の上野しのばずの池までの508kmを走ったということです。駅伝という言葉自体は日本書紀にも書かれているほど古いものです。 この駅伝に参加した陸上部員は、自分の限界に挑戦して負けませんでした。成績はどうであれ、 最後まで走り抜いた姿はとても立派でした。 「芸術の秋」では、11月1日(土)に芸能祭があり、吹奏楽部がオリンパスホールで、演劇部が南大沢文化会館で発表してくれました。私は、演劇部の劇「墓地物語」を見ましたが、とても引き込まれました。気がついたらストーリーに入り込んでいました。 バックの夕焼けも、空襲の真っ赤に燃える炎の赤もリアルでしたし、なにより臨場感あふれる音響は素晴らしかった。シリアスなストーリーだったけれど、見事に演じきっていて、見終わってもしばらく余韻が残る演劇でした。 駅伝も演奏も演劇も、参加した部員たちの「自分に負けない」「ひたむきに努力する」姿を見ることができました。来週から始まる定期考査においても、自分に負けないで取り組んでほしいと期待しています。 校長 福山 隆彦 |