平成26年度東京都教育委員会表彰 健康づくり優秀学校に選ばれました![]() ![]() ![]() ![]() 東京都教育委員会は、児童・生徒の健康づくりについて、優れた功績や特色ある活動をしている学校等を対象に毎年表彰を行っています。 1 表彰の趣旨 都内の公立学校等を対象に、次の学校等を表彰することにより、これらに関する積極的な活動を奨励し、東京都における学校保健・学校安全の水準の向上及び学校給食の普及、充実を図る。 ●組織的かつ計画的に児童・生徒等の健康づくりに取り組む学校等 ●学校保健・学校安全及び学校給食の指導・運営等を通じて、優れた功績がある学校関係者、学校関係団体 12月 学校朝礼![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() いよいよ今日は12月1日 この一年、最後の月となりました。 今年は、先生もいろいろな体験をさせていただいて、とても印象に残る一年でした。 今日は、その中でも、ノーベル賞受賞者のことをお話ししたいと思います。 今年も3人の日本人がノーベル賞を受賞されました。皆さんもご存知の通り、ノーベル賞は、世界最高峰の名誉ある賞です。実は、今年の6月、そのノーベル物理学賞を受賞した小林 誠先生の講演を聴く 機会がありましたので、みなさんに紹介したいと思います。ノーベル賞物理学賞を受賞された方の講演ですから、さぞ難しい話かと思いましたが・・・そのとおり、大変難しい話でした。 『私は、益川博士とともに2008年、「クォークが少なくとも3世代(6種類)存在することを予言する(CP)対称性の破れの起源の発見」の研究においてノーベル物理学賞を受賞しました。私たちの予言した6種類のクォークの存在は、その後のボトムクォーク、トップクォークの発見によって実証されました。そもそも素粒子は物質の最も根源的な存在様式であり、物質の構成要素として世代ごとに2種類ずつの3世代(6種類)のクォークと同じく3世代(6種類)のレプトン(電子やニュートリノとその仲間)と、さらにはそれらの間に働く「強い力」「弱い力」「電磁的力」「重力」の4種類の力の起源を担う素粒子とで構成されます。この素粒子の法則は宇宙開闢時の宇宙をも支配しており、現在の宇宙の起源の解明に決定的な役割を果たしています。素粒子レベルでの粒子と反粒子の対称性である「C対称性」と、鏡に映した世界同士の対称性である「P対称性」を組み合わせた「CP対称性」の破れがなければ、現在の宇宙は粒子(物質)と反粒子(反物質)が同量だけ存在するはずであり、我々の住む反粒子(反物質)のない現在の宇宙は説明できないことになります。私たちは、ワインバーグ、サラム、グラショウの「弱い力」と「電磁的力」の統一理論では、CP対称性の破れは4種類(2世代)のクォークでは説明できないことを証明し(1972年)、6種類(3世代)以上のクォークの存在によるCP対称性の破れの起源を発見したのでした。』 どうですか。難しくて何を話しているのか分からないですね。 でも、その小林博士が、最後にこう言ったのです。「私は普通の子どもでした」と。 そして、自分の人生に影響を与えたのが数冊の本だったと。そう小林博士はこれを伝えたかったのです。 数冊の本との出会い、その本が人の人生も決めてしまうほどの力をもっていること。それを伝えたかったのです。小林博士に影響を与えた本はアインシュタインの本でした。そして、ちょうどその本を読んで胸をときめかせていた小林博士に、ソ連のスプートニク打ち上げのニュースが舞い込んできました。この本との出会い、そして世界を興奮の渦に巻き込んだ宇宙ロケット スプートニク号打ち上げ成功のニュース、この2つが、中学生の多感な時期だった小林博士の人生を決めることになるのです。 みなさんも、いろいろな本を読み、世の中のニュースに関心をもち、自分を高めてほしいです。 校長 福山 隆彦 11月 学校朝礼![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() だいぶ秋らしく過ごしやすい季節となってまいりました。 秋と言えば、「スポーツの秋」「芸術の秋」と言われます。 「スポーツの秋」では、11月2日(日)に上柚木陸上競技場で「駅伝競技大会」があり、陸上部が最後まで頑張った走りを見せてくれました。仲間を信じて、自分の思いをタスキに託して走りつないでいく「駅伝」という競技は、今では世界の競技になっていますが、実は日本の競技なのです。日本で初めて駅伝が行われたのは1917年、今からやく100年前に京都三条大橋(3年生が修学旅行で泊まった旅館)から東京の上野しのばずの池までの508kmを走ったということです。駅伝という言葉自体は日本書紀にも書かれているほど古いものです。 この駅伝に参加した陸上部員は、自分の限界に挑戦して負けませんでした。成績はどうであれ、 最後まで走り抜いた姿はとても立派でした。 「芸術の秋」では、11月1日(土)に芸能祭があり、吹奏楽部がオリンパスホールで、演劇部が南大沢文化会館で発表してくれました。私は、演劇部の劇「墓地物語」を見ましたが、とても引き込まれました。気がついたらストーリーに入り込んでいました。 バックの夕焼けも、空襲の真っ赤に燃える炎の赤もリアルでしたし、なにより臨場感あふれる音響は素晴らしかった。シリアスなストーリーだったけれど、見事に演じきっていて、見終わってもしばらく余韻が残る演劇でした。 駅伝も演奏も演劇も、参加した部員たちの「自分に負けない」「ひたむきに努力する」姿を見ることができました。来週から始まる定期考査においても、自分に負けないで取り組んでほしいと期待しています。 校長 福山 隆彦 10月 学校朝礼![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 秋になってだいぶ過ごしやすくなってきました。 今日は「相手の立場に立って考えよう」というテーマで話したいと思います。 先日、電車でこういう光景が見られました。 電車に乗っていると、目の不自由な女性が白杖をつきながら電車に近づいてきました。白杖で電車の入り口を探していました。やっと見つけて車内に入ってきた時に、先ほどまで部活動の帰りでしょうか、どこかの運動部の中学生が3人ほどズラッーと並んで座っていたのですが、そのうちの一人がパッと席を立って、その目の不自由な女性に席を譲ったのでした。女性はありがたそうに何度も何度も中学生に対してお礼を言っていました。先生は、その光景を見てとても心が温かく清々しい思いになりました。 おそらく試合帰りの中学生たち。自分たちも疲れていて座りたかっただろうに、 目の不自由な女性の立場を思ってすぐに席を譲ったのでしょう。 相手の立場になって考え行動した素晴らしい一瞬でした。 君たちにもこういう行動がとれる人になってほしいと思います。 校長 福山 隆彦 9月 学校朝礼![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 今日は、9月1日。「防災の日」です。 先生は、7月下旬、東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県を初めて訪れる機会に恵まれました。 2011年3月11日(金)午後2時46分、千年に一度と言われるマグニチュード9の巨大地震が発生。南三陸町では、住民の大多数が「地震の後には津波」との意識が高かったそうですが、それでも多くの方々の尊い命が失われました。当時、津波の第一波の襲来まで庁舎内には約30名の職員がいました。しかし、津波に襲われ無事が確認された職員はわずか8名。20余名の職員の方が行方不明となりました。 なぜ、津波への注意力が高かったのに多くの方が亡くなられたのだろう。多くの職員も、住民に避難を呼びかけるために防災無線を使い、最後まで「高台へ避難してください」と呼びかけていたそうです。 それなのになぜ? それは、私たちの知識を、想像を超える津波だったからです。 3階建ての防災対策庁舎の屋上に避難していたところ、その屋上をさらに2メートルも上回る津波が襲ってきたのです。フェンスやアンテナにしがみついて一命を取り留めた方は、多くの仲間が消えていることに気付きました 「まさか、こんな高さまで・・」 波が襲ってくるその瞬間の心の声はどんなだったでしょうか。 7月、私は防災対策庁舎の前に立ちました。3年前にこの海で、この街で起こった出来事が実感を伴って感じ取ることができました。尊い人命を救うために最後まで防災無線のマイクを握りしめていた職員の方々に思いを馳せながら庁舎を後にしたのでした。 私はこの悲劇から大切なことを学びました。 それは、防災意識を高くもつことの大切さです。 毎月の避難訓練・・マンネリになっていませんか。あの時の地震の恐怖忘れていませんか。 「いつもの訓練だから」とか「いつもどおり」「このぐらいやっておけば・・」になっていませんか。 自然の力は、私たち人間の知識や力のはるか上をいっています。 「まさか、こんなはずでは」ということがないように、日頃から防災意識を高くもち、備えを万全にして いく、そういう心構えをもっていきましょう。 以上で終わります。 校長 福山 隆彦 2学期 始業式![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() おはようございます。 長い夏休みが終わり、今日から二学期が始まります。今年の夏休みはどうだったでしょうか。 夏休み中に、大きな事故や事件に遭遇したこともなく、皆さんがこうして元気に集まることができて、とても嬉しく思います。そして、こうしてみなさんの表情を見ていると、充実した良い夏休みを過ごせたのかなと思います。1学期終業式では、「当たり前のことを大切に」「当たり前のことを当たり前にできるように」という話をしました。できましたか? さて、先生も今年の夏は、とても充実したものでした。 一つは「読書」です。日頃、なかなか忙しくて本が読めないのですが、夏休みはじっくり読むことができました。数冊読んだ中で、とても感動した本があります。それは、池井戸潤さんの「下町ロケット」という本です。全編、わくわく、ドキドキの展開ですが、最後は胸が熱くなるストーリーです。 この本の中で主人公の「君たちには夢がないのか。僕にはある」と言ったフレーズがとても心に響きました。「君たちには夢がないのか。僕にはある」 この言葉には、いろいろな意味が含まれています。 『安定』も大事だけれど、『安定』だけを追い求めて満足していませんか? チャレンジすることを忘れていませんか? たしかにチャレンジには、リスクや壁がつきもの。でもその壁を乗り越えた時は、道が開けている。ものすごい力がついている。壁から逃げるか、壁を乗り越えるか、それは自分の心が決める。 いよいよこの2学期は、自分の目標や夢に向かって飛躍する学期です。 3年生は修学旅行、その後は自分の将来に向けて進路を決定していく大切な学期となります。ぜひ、自分の将来と自分の適性をしっかり考え、いろいろな情報を得て、進路選択をしていく。受け身ではなく、主体的に自分の人生を切り開いていく、そういうたくましい生き方を期待しています。 2年生は、本校の中堅学年として、別所中の柱として、生徒会や部活動でリーダーシップを大いに発揮してほしいと思います。1年生は、夏休みを経て、より中学生らしくなった感じがします。先ほど話したように何事に対しても失敗を恐れず、チャレンジ精神で臨んでください。 ぜひ、心と体を鍛えて、自分の夢に向かって挑戦し、乗り越えていけるよう努力してほしいと願っています。 校 長 福山 隆彦 1学期 終業式![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() みなさんにとってはどのような1学期だったでしょうか。 先生が、始業式に話したことを憶えていますか? 先生は次のような話をしました。 一つ目は、「あいさつをしっかりやろう」、二つ目は、「自分の目標をもって、挑戦しよう」 「あいさつ」については、みなさんとてもよく意識してできていると思います。先生も他校を訪問した時は生徒たちのあいさつする姿を見ています。ぜひ、学校だけでなく家庭でも地域の中でもできるようにしてください。また、まだあいさつがしっかりできてない人は、ぜひ、頑張ってあいさつをしましょう。 「目標」はどうでしたか?イチロー選手の小学校卒業文集を通して具体的な目標をもつことの大切さを朝礼で話しました。自分を振り返って具体的な目標を持つこと。すべてはそこから始まります。 1学期は各学年行事、学校行事がありました。特に5月31日の体育大会では、皆さんの一生懸命に取り組む姿に、地域の方から多くの賞賛の声がありました。大切なことは、結果よりそこに至るまでのプロセス、そして、仲間と協力し合うこと、係の仕事など責任を持ってやること、自分の仕事ではないけれどボランティアで尽くすこと。体育大会という行事一つとっても、これだけ意義や深い意味があります。それらを3年生中心に見事に達成したみなさんは、とても大きな力をもっていると思います。それから先日、2年生の職場体験がありました。先生はいろいろな事業所を訪問しましたが、どこも2年生がとてもよく仕事に取り組んでいて助かっています!という声をいただきました。とても嬉しかったです。このような行事だけでなく、学習面、生活面、委員会活動、係活動、部活動などを振り返り、しっかり自己分析や自己評価をすることが大切です。 夏休みに向けて一つ大切なことを話します。それは「当たり前こそ大切に」と言うことです。私の街に住んでいるパティシエ(世界大会チャンピオン)の方がいつも心がけていることは、「自分を成長させるために、自分をより良く変化させるために、常に自分の課題を明確にして改善に努力すること。基本的で当たり前のことこそ大切に。そして停滞は後退と同じ。常に進歩しようと努力をしていく姿勢が自分を高めていく」とお話をされました。 夏休みの家庭学習では、毎日、机に向かって勉強するという当たり前のことを続けると とても大きな力となります。ぜひ、「当たり前のこと」を大切に「続ける」自分となってください。 夏休みが明けて、みなさんの成長した元気な姿に出会えることを楽しみにしています。 校長 福山 隆彦 7月 学校朝礼
〜自分の願いを強い思いに〜
おはようございます。 今日、7月7日は七夕ですね。七夕は、願い事を書いた短冊を笹で作った笹飾りにつるすと願い事が叶うという日本で昔から伝わる習俗です。 さて、願いと言えば、今、みなさんはどんな夢をもっていますか? どんな目標をもっていますか? 大切なことは「自分はこうなりたい」という強い思いをもつことです。 今日は世界で活躍するメジャーリーガー、イチロー選手の小学校時代の卒業文集を紹介します。そこから何かが見えてくるかもしれません。 (中略) イチロー選手は「一流のプロ野球選手」「中学、高校と全国大会に出て活躍しなければなりません」と年次ごとに具体的な大会での目標とする成績、そして、そのためにイチロー選手は「練習が必要です」と宣言しています。さらに、イチロー選手は「お世話になった人に招待券を配って応援してもらうのも夢の一つです」、自らの成功のみにとどまらず、応援してくれた人や支えてくれた人達に、お礼をしたい、幸せな気持ちにしたいと述べています。 大切なことは、イチロー選手のように「いつまでに」「何をしたい」という明確で具体的な目標をもつ生き方なのではないかと思います。そして、目標に向かって努力したことは、例え「なりたい」道は違ったとしても必ず大きな力がついて役立ちます。 ぜひ、みなさんも将来への夢や目標をもってください。 校長 福山 隆彦 6月学校朝礼![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() おはようございます。 1学期期末テストが近づいてきました。 大切なことは、目標に対してどれだけ努力したか、そのプロセスだと思っています。そして、努力するに当たっては、計画を立て、実践し、反省が必要です。 計画を立てるということは、目標を自分で決め、自分の限られた時間と自分のやるべきことの内容を調べ、自分の取り組むペース配分を考えるという作業です。これだけ自分で考えねばならぬこと、しなければならないことがあります。だから計画を立てることは、それだけでも素晴らしいのです。自分で計画を立てて取り組むテスト勉強は、みなさんが将来、世の中で働く時に取り組むプロジェクトの原型のようなものです。 ぜひ、この機会に計画する力をしっかりと身に付けましょう。 校長 福山 隆彦 5月学校朝礼
おはようございます。
今日からいよいよ体育大会の全体練習が始まります。その関係で、今日は校庭での朝礼です。 さて、6年後に東京オリンピックが開催されます。実は、ちょうど今から50年前にここ東京で オリンピックが開催されました。1964年のことです。それから半世紀。再び東京でオリンピックが 開催されるという幸運。しかも東京オリンピックが開催される時代に自分が巡り会い、感動の名シーンを目の当たりにすることができるという幸運に感謝です。 ところで、今、「感動」と言いましたが、この「感動」はどうして生まれるのでしょうか。 ◆感動は、ふざけの中からは生まれません。 ◆感動は、楽(ラク)なことからは生まれません。 感動は、苦しくても辛くても目標に向かって真剣にひたむきに頑張っている姿から生まれます。 感動は「感じて動く」と書きます。 始業式でも話しましたが、冬季オリンピックでは浅田選手のひたむきな生き方に多くの人が感動しました。金メダルが取れなかったという結果よりも、自分の納得できる演技ができたことに喜びを感じた浅田選手。私は、そこに金メダル以上の価値を見た思いでした。 みなさんもこの体育大会において、自分の目標、自分たちの目標をもち取り組んでください。 どんな目標でもかまいません。最高の演技をしよう、最高の応援をしよう、最後まであきらめずに頑張り抜こう、みんなで力を合わせて乗り越えよう、one for all all for one 一人はみんなのために、みんなは一人のために。 その目標を追い続ける、みなさんの一生懸命な姿に多くの人が感じ、心が動くのだと思います。 そういう体育大会を期待しています。 近隣にお住まいの皆様。本日より体育大会の全体練習が始まります。 騒音等で大変、ご迷惑をおかけして申し訳ありません。 5月31日(土)が体育大会の本番です。ぜひ、お越しいただき、ご参観の上、生徒たちに激励の お言葉をかけていただけますと、大変有り難く存じます。 どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、本番に向かって頑張っていきましょう。 別所中学校長 福山 隆彦 ★体育祭の練習が始まりました。写真は練習風景です。みんな真剣に取り組んでいます! ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |