4月21日(水) 校長の見た身体計測視力検査で上を指さすとき、お笑い芸人 「 オードリー 」 の春日さんの真似をしながら 「 トゥーッス 」 と言っている男子がいました。 私の見たかぎり、なんとも和やかな(?)身体計測だったように思います。 いずれにせよ、中学生時代は大事な成長期です。 バランスの良い食事と適度な運動、そして規則正しい生活リズムで健康な体づくりを心がけてください。 そして、願わくは、その健康な体をこれから自分は何のために使うのか、何に役立てればよいのか、考えてみてください。 画家・詩人の 星野富弘さん という方がいらっしゃいます。 もとは体育の教師でしたが、体操部の指導中 「 宙返り 」 に失敗して頸髄を損傷、首から下の全機能が麻痺してしまいました。 以来、教職の道を絶たれた星野さんは、口に筆をくわえて絵を描き、その絵に詩を添えるようになりました。 そして、今では多くの詩画集を出版され、星野さんの作品を展示する 「 富弘美術館 」 まで設立されるに至っています。 そんな星野富弘さんの詩を、一つだけ紹介しておきます。 ( 絵を紹介できないのは残念ですが … ) 校長 武田幸雄 ★ ★ ★ ★ ★ 神様がたった一度だけ この腕を動かしてくださるとしたら 母の肩をたたかせてもらおう 風に揺れるぺんぺん草の実を見ていたら そんな日が本当に来るような気がした 4月21日(水) 本日の授業風景 ・ その3「 多角形と角 」 について学習しています。 ( 写真・下 ) 鶴丸先生のグループにお邪魔したとき、ちょうど先生が 「 多角形の外角の和は、360度である 」 ということを証明されていました。 数学的理論を用いた証明のほか、視覚的効果(?)を用いた証明も二つ紹介してくださいました。 1.黒板に書かれた多角形の外角部分に 「 弧 」 を描く。 → その図を、縮小する。 → さらに縮小する。 → またさらに … と、限りなく縮小していくと、最後には外角を示す 「 弧 」 がくっついて 「 円 」( 360度 ) になってしまう。 2.ある人が、多角形の辺の上を歩いている。 → その人は、ひとつの角に到着すると、次の角に向かうため体の向きを変える。 → 次の角に向かって辺の上を歩く。 → それを繰り返して元の場所に戻ってきたとき、体の向きを変えた角度の合計は360度になる。 非常にわかりやすい説明で、思わず相づちを打ちました。 特に印象に残ったのが、「 2 」 の証明をする際の鶴丸先生の動きです。 大柄な鶴丸先生が、小さな三角形の上をチョコチョコと歩かれ、ひとつの角に来ると次の角に向かってクルッと体の向きを変える … 。 パソコンやプロジェクターを使わなくとも、先生自らビジュアルな数学の定理証明をしてくださいました。 校長 武田幸雄 4月21日(水) 本日の授業風景 ・ その2「 新石器時代と古代文明 」 について学習しています。 「 エジプト 」 「 メソポタミア 」 「 インダス 」 「 黄河 」 の四大文明について、共通するのは 「 大河 」 の存在であることなども確認しました。 担当の川口先生より 「 エジプトの王は、なぜ長い年月をかけて巨大なピラミッドを造らせたのか? 」 という課題が出されました。 それに対して、みんな自分なりに考えた答を発表しています。 しかし、その都度、川口先生が 「 違う考えは? 」 「 別の答は? 」 と尋ねていらっしゃいました。 とはいっても、それは、たったひとつの正解を求めるための質問ではなく、歴史を多角的に見ることの重要性を確かめるための質問だったのです。 まだ授業を行っていないクラスのために公表は控えますが、そのかいあって 「 なるほど 」 と思えるような回答も出されて勉強になりました。 私はひそかに 「 景気対策として、大規模な公共工事を行おうとしたから 」 という現実的な回答が出ないかと期待していたのですが、さすがに中1でその発想はあり得なかったようです。 校長 武田幸雄 4月21日(水) 本日の授業風景3年生・理科の授業の様子です。 新しい単元 「 地球と宇宙 」 の学習に入りました。 今日の授業では、主に担当の猪野先生より 「 宇宙 」 に関する興味深いお話を伺うことができました。 その猪野先生の 「 宇宙人 ( 地球外生命体 ) はいると思うか?」 という問いに対しては、多くの生徒が 「 いる 」 に手を挙げました。 科学者には、二つのタイプがあると言います。 1.【 存在する 】 ということが証明されない限り、存在を信じないタイプ 2.【 存在しない 】 ということが証明されない限り、存在を信じるタイプ 二つの証明のうち難しいのは、2の 「 不存証明 」 です。 つまり、「 宇宙人は、いない 」 ということを証明するのは、「 いる 」 ことを証明するよりはるかに難しいのです。 だから、今のところは 「 いる 」 と考える方が自然かもしれませんし、何よりその方が 「 ロマン 」 があると思いませんか? お話の中で、宇宙人 ( 地球外生命体 ) のいる可能性の高い惑星として 「 火星 」 があげられていました。 つい先日、アメリカのオバマ大統領は、「 2030年代半ばを目標に、有人ロケットを火星に送る 」 と発表しました。 現実のものとなれば片道1年間の宇宙の旅になるそうですが、これもまたロマンをかき立てられるお話ですね。 校長 武田幸雄 4月21日(水) 本日の学校給食● パ ン ● 鯖のナッツカレー揚げ ● 桜エビのペペロンチーノ ● フレンチサラダ ● ジャーマンポテト ● 果 物 ● 牛 乳 読売新聞の記事より本日付・読売新聞・3面トップに、昨日実施された 「 全国学力・学習状況調査 」 に関する記事が掲載されています。 その中に、本校・3学年の教員が、自己採点の基準や問題点について学年会議を開いている様子も紹介されています。( 写真も載っています ) 昨日の学校HP・記事 「 本日の授業風景 」 で、私は 「 今回は希望参加であるため、自己採点にならざるを得ない。 そのため、どれだけの効果があげられるかは未知数である 」 といったことを申し上げました。 しかし、それでも本校の先生方は 「 少しでも正確なデータを得て、少しでも効果をあげたい 」 との思いから、調査終了後すぐにこうした会議を開きました。 ちなみに、昨日はほぼ一日、読売新聞社の記者の方が、本校の学力調査の様子を取材されていました。 目的は 「 学力 」 に関する特集記事の取材だったので、今後また特集記事の中で取り上げられるような場合は、改めてご報告いたします。 校長 武田幸雄 4月20日(火) 本日の授業風景 ・ その3物事の初歩のことを 「 いろは 」 と言いますが、これを英語に置き換えればもちろん 「 ABC 」。 今日はこの 「 ABC 」、アルファベットの学習です。 特に、耳から聴いたアルファベットを、文字に書く練習が中心でした。 その中で、担当の小又先生が発音したアルファベットを、隣の人よりも速く指で空中に書く学習も行っていました。 最近は、「 エア・ギター 」 や 「 エア・ボクシング 」 が流行っているようですが、まさか自分の学校の授業で 「 エア・速記 」 を見ることができるとは思っていませんでした。 また、発音も中学1年生とは思えないほど nice ! “ apple ”( りんご ) の発音も、私は 「 アップル 」 と言ってしまうのですが、皆さんはちゃんと 「 アポー 」 と発音していました。 また、“ yacht ” も、口を 「 あ 」 の形に開けながら 「 ヨット 」 と発音できていたのには驚きです。 この調子で、楽しく学習しながら語学力を身につけられるといいですね。 なお、本日 「 習熟度別クラス・希望調査 」 を配布しましたので、ご家庭でも確認のうえ、学校に提出してください。 今後はそれをもとにグループ編成をして、連休明けぐらいをめどに 「 2学級3展開 」( 2クラスを3つのグループに分ける ) 少人数授業に移行する予定です。 校長 武田幸雄 4月20日(火) 本日の学校給食● ご 飯 ● チリコンカン ● ツナポテトぎょうざ ● チンゲンサイのサラダ ● 小魚ナッツ ● 牛 乳 4月20日(火) 本日の授業風景 ・ その2男女とも50m走のタイムを計測しています。 女子担当の岩越先生のお話では、女子の早い生徒で7秒台前半、同じく男子担当の高橋先生のお話によると、男子では6秒台後半だったそうです。 何と高橋先生は 「 一人ぐらい5秒台で走ってほしかったのですが … 」 などと残念がって(?)いらっしゃいました。 今日の校庭の空気は、どんよりと雲が低くたれこめる中、雨の接近を感じさせるような湿っぽさがあります。 天気予報でも、このあと天気は下り坂で、週末にかけてぐずついた日が続くかもしれないとのことでした。 いみじくも今日は、二十四節気のひとつ 「 穀雨 」( こくう ) です。 「 穀物を育てる雨 」 という意味です。 また、3月からこの頃にかけて降り続く小雨のことを 「 菜種梅雨 」( なたねづゆ ) とも言います。 いずれにせよ、この時季に降る雨は、芽吹いたばかりの植物や畑に植えられた穀物にとって、欠かすことのできない雨である一方、学校の授業においては体育科の先生泣かせの雨でもあります。 穀物の生長を助けつつ、同時に、体育の授業に支障を来さない程度の雨が降ってくれれば … などと、都合の良いことを考えながら曇り空を見上げました。 校長 武田幸雄 4月20日(火) 本日の授業風景ご存じの方も多いかと思いますが、昨年度まで悉皆で行っていたこの調査は、今年度より抽出式に変更になりました。 「 全校実施 」 から 「 選ばれた学校のみ実施 」 になったわけです。 今年の1月、本校には 「 抽出されなかった 」 旨の通知がありました。 しかし、希望する学校は問題を提供してもらえるとのことだったので、本校はあえて 「 希望して 」 本日の実施に至りました。 ただし、「 抽出校 」 は従来どおり実施したあとの採点や分析は文科省で行いますが、本校のような 「 希望校 」 は教職員がそれらの作業を行わなければなりません。 当然、そこに費やす労力と時間は、決して少なくありません。 にもかかわらず、採点の基準や分析方法が文科省と一致するかどうかなど、費やした労力や時間に見合うだけの効果をあげられるかどうかは未知数です。 だからといって、はじめから効果をあげられないことを見越して 「 希望しない 」 では、学校として無責任であろうとの判断から、本校は 「 希望校 」 として調査を実施しております。 今回の結果を、単に今後の学習指導や授業改善に役立てるだけでなく、次年度以降の 「 全校調査 」 に対する学校としての方針に役立てるつもりですので、以上のような経緯も踏まえて保護者の皆様のご理解をお願い申し上げます。 校長 武田幸雄 4月19日(月) 本日の授業風景 ・ その3廊下を歩いていたら、♪ お魚くわえたドラ猫、追っかけて 〜 ♪ と、おなじみの 「 サザエさん 」 テーマ曲が聞こえてきたので、??? と思いながら家庭科室に入ってしまいました。 衣・食・住についての学習のうち、今日は 「 住 」 に関する学習で、サザエさん一家の住宅の間取りや用途、家系図などを取り上げていたのです。 担当の金野先生が用意してくださった磯野家の間取り図は、世田谷・桜新町の 「 長谷川町子美術館 」 にあるミニチュアと同じものなので、きわめて正確な図面になっています。 今後は、10年後の磯野家を想定して、家を建て替えるとしたらどのような間取りがよいかなど、さらに面白い取り組みをするそうです。 そういえば、10年後どころか、25年後のサザエさん一家が登場するチョコレートのテレビCMがありましたよね。 その中で、宮沢りえさんの演じる34歳の 「 ワカメ 」 はエレベーターガールに、妻夫木聡さん演じる26歳の 「 イクラちゃん 」 は、自家用飛行機やスーパーカーを乗りこなす若き社長になっていたのには驚きました。 … で、気になる磯野家の間取りについて、廊下 ( 縁側 ) に座った 「 ワカメ 」 と、庭先で相変わらずバットを振り回す36歳の 「 カツオ 」 が、会話をしているシーンがありました。 それを見ると、テレビCMの磯野家にかぎっては、どうも建て替えはおろかリフォームさえしていないようでした。 校長 武田幸雄 4月19日(月) 本日の授業風景 ・ その2「 音楽の授業におけるパート練習の方法とルール 」について、担当の室谷先生から説明を受けているところにお邪魔しました。( 写真・上 ) 本校に入学した1年生が、入学式で最初に耳にする合唱、そして、音楽の授業で最初に取り組む合唱が 「 校歌 」 です。 通常 「 校歌斉唱 」 の学校が多い中で、本校は混声3部の立派な 「 校歌合唱 」 なのです。 2・3年生の音楽の授業では当たり前のように行われているパート練習ですが、入学したばかりの1年生は 「 方法とルール 」 を確認するところから始めなければなければなりません。 今日はまだパートリーダーを決めることはしませんでしたが、これからはリーダーを中心とした自主的な練習が求められてきます。 この授業で確認した 「 方法とルール 」 をしっかり頭の中に入れて、「 練習中止 」 にならないように気をつけましょう。 授業の後半では、実際にパートに分かれて校歌練習をしました。 ( 写真・中・下 ) 校長 武田幸雄 4月19日(月) 本日の授業風景校長室から一番近いこのクラスの教室をのぞいたところ、担任の平野先生が黒板に 「 東京ディズニーランド 」 「 ウォルト・ディズニー 」 と書かれていたので、ディズニー好きの私としては、入らないわけにはいきませんでした。 1年間で1000万人以上の来場者 ( ゲスト ) を迎える東京ディズニーランド ( TDL ) では、毎日約7000人の従業員 ( キャスト ) が働いています。 そのキャストの中に 「 カストーディアル 」 と呼ばれる約600名の清掃担当者がいます。 彼らは、300人ずつ交代で、朝から晩まで15分おきに掃除を行っています。 中には、夜中の0時から朝の7時まで、広い園内をブラシで水洗いしたり、トイレ掃除を行ったりする 「 ナイト・カストーディアル 」 の方々もいます。 今日の授業では、その 「 ナイト・カストーディアル 」 の仕事を題材に、勤労の尊さと意義について考えました。 TDLの経営母体であるオリエンタルランドという会社に、会長 兼 CEO(最高経営責任者)を務めている 加賀見俊夫さん という方がいらっしゃいます。 何年か前のことですが、私がTDLを訪れたとき、ちょうど園内を歩かれていた加賀見さんにお会いすることができました。 気さくに握手や写真撮影に応じてくださいましたが、お忙しい中、少しでも時間があれば園内を歩いて、常に 「 ゲストの目線 」 でサービス提供のあり方を考えていらっしゃるとのことでした。 企業のトップから末端で清掃業務に励むカストーディアルに至るまで、徹底して貫かれたサービス精神が、「 夢と魔法の王国 」 を創り出す原動力となっているのですね。 校長 武田幸雄 4月19日(月) 本日の学校給食● ご 飯 ● 厚揚げの野菜あんかけ ● ゴマ和え ● 玉子とエビの塩味炒め ● 果 物 ● 牛 乳 4月19日(月) 全校朝礼 ・ 校長講話新年度の学校生活がスタートして、間もなく2週間になります。 この間、各学年の廊下や教室をまわってみると、皆さんの書いた自己紹介カードが目にとまります。 そして、その多くにこれからの1年間の目標や抱負、決意といったものが書かれています。 そんな皆さんに、目標を達成する上でのアドバイスをしましょう。 目標を達成することを、頂上を目指して山登りすることにたとえてお話しします。 4月18日(日) 明日からの予定 ( 4/19 〜 25 )4月19日(月) 【通常授業】 全校朝礼 ・ 中央委員会 20日(火) 【通常授業】 全国学力調査(3年) 21日(水) 【通常授業】 一斉計測(全学年・5〜6時間目) 22日(木) 【通常授業】 23日(金) 【通常授業】 離任式(6時間目) ★ ★ ★ ★ ★ ※ 昨日の新聞・夕刊記事では、「 東京で観測以来41年ぶりの遅い降雪 」 を大きく報じていました。 41年前と言えば、ちょうど多摩ニュータウン計画により、お隣の多摩市で諏訪・永山地区の一次入居や、周辺地域の開発が始まった頃です。 別所地域では、今年創立21年目を迎えた別所中学校はもちろん、京王堀之内駅、高層マンションや集合住宅など影も形もなく、里山やわずかな民家の点在する開発前の多摩丘陵を見渡すことができたでしょう。 そんな別所地域に広がる 「 春の雪景色 」 を想像すると、改めて41年という歳月の流れを実感しますね。 校長 武田幸雄 4月17日(土) 2 ・ 3学年保護者会私より、学校経営方針や土曜授業の説明をさせていただいたほか、今年度から本校で新たに導入する 「 メール配信システム 」 や選択授業の説明を、副校長より申し上げました。 大変寒い体育館の中での全体会でしたが、最後までご静聴いただきありがとうございました。 また、このあと引き続き行われた学年保護者会や学級懇談会へのご出席、ならびにPTA委員決めへのご協力に、重ねて御礼申し上げます。 なお、全体会のあとには、土曜授業に関するNHKのインタビューに、一部保護者の方にもご協力いただきました。( 写真・右 ) 放送は5月になるとのことですが、また日時がわかり次第お知らせします。 ★ ★ ★ ★ ★ NHK取材クルーの女性記者の方がお帰りになるとき、「 私は 『 雨おんな 』 なので、こんな天気にしてしまいスミマセンでした。」 と、恐縮されていました。 私は、「 この時期に40年ぶりの雪まで降らせたのですから、『 雨おんな 』 どころか 『 嵐を呼ぶ女 』 ですよ。」 と、慰めて(?)さしあげました。 悪天候の中、早朝より取材してくださったクルーの皆様、お疲れ様でした。 校長 武田幸雄 4月17日(土) 本日の土曜授業風景 ・ その2これも65分授業だから実現できた 「 校外の植物観察 」 を行っています。 今朝は、何でもこの時期としては40年ぶりの降雪・積雪だったとかで、1時間目のクラスは残念ながら校内で行いました。 しかし、2時間目には太陽も顔を出して気温も上がってきたので、このクラスは予定どおり九兵衛坂公園に行くことができました。 事前に指定された3種類の植物を採取したあと、理科室に戻って顕微鏡で観察します。 NHKの取材カメラが回る傍らで、あちこちから 「 あった!」 「 それ、違うよ 」 「 雪、つめたーい!」 などの声があがっていました。 教室で説明を受けたあと植物採取に出かけ、戻ってから顕微鏡で観察および先生の解説・まとめとなると、通常の50分授業では時間的に厳しくなります。 しかし、今日のような65分授業であれば、余裕を持って行うことができました。 原則として本校の土曜授業は 「 50分 × 3時間 」 か 「 75分 × 2時間 」 で行う予定です。 今日は、授業後に保護者会を入れたために、少し授業を早めに切り上げなければならず、例外的に 「 65分 」 という時間設定にしました。 しかし、土曜日の学校公開のあとに保護者会を行えるようになったことで、保護者の皆様の出席率が上がったことも、土曜授業のもたらした付加価値のひとつと考えております。 校長 武田幸雄 4月17日(土) 本日の土曜授業風景NHKの取材が入る中、ひとつのクラスを英語科の教員3人が担当する T・T ( ティーム・ティ−チング ) で授業を進めています。 通常のT・Tは2人で行うことが多いのですが、今日は特別時間割の土曜授業なので実現できた3人態勢です。 中学校に入学して初めて出会った教科 「 英語 」 に対して、まずそれが 「 楽しい教科 」 であることをわかってもらうために、アクティビティー ( 活動的な学習 ) 中心の授業でした。 途中、授業のテンポに遅れ気味の生徒がいても、常に教室の中を見て回れるサブの教員が二人いるので、すぐにアドバイスしてあげられます。 ビートルズの 「 Hello ,goodbye 」 を聴きながら、歌詞で使われている単語の穴埋めをしたり、ビンゴ・ゲームをやったり、英語による簡単な自己紹介を行ったりと、盛りだくさんのメニューでした。 通常の授業は50分ですが、今日の授業は65分。 授業の最後に、メインで授業を進行した山口先生が、「 65分は、長かったですか? 短かったですか? 」 と尋ねたところ、反応は半々といった感じでした。 しかし、ほとんどの生徒が 「 授業は、楽しかった!」 との感想を述べていたので、この土曜授業の目的のひとつである 「 生徒の学習に向かう力を養う 」 = 「生徒の学習意欲を高める 」 という目的は、達せられたようでした。 校長 武田幸雄 4月15日(木) 本日の授業風景 ・ その2単元 「 幕府政治の改革 」 を学習しています。 老中・田沼意次 ( おきつぐ ) の汚職政治に対して、庶民は政治に対する不信感と怒りを抱き、それが田沼意次を失脚させる原動力となりました。 その後、庶民の期待を背負って老中となった松平定信は、徹底的な倹約や統制強化によって改革を推し進めますが、やがてそれを窮屈に思うようになった庶民の反感を買い、6年で退陣せざるを得なくなりました。 汚れた 「 黒 」 がはびこれば、清潔な 「 白 」 を求める。 しかし、いざそれが現実のものとなると、今度は 「 黒も嫌だけど、真っ白すぎるのも、ちょっと … 」 と不満が募る … 。 当時のリーダー ( 特に松平定信 ) の 「 切歯扼腕 」( せっしやくわん = 勉強になるので、意味は自分で調べましょう ) の思いがわかるような気がしました。 似たようなことが、私たちの身のまわりにもあるかもしれませんね。 校長 武田幸雄 |
|