2月16日(水) 本日の授業風景 ・ その3![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 「 第2次世界大戦の始まり 」 を学習しています。 ドイツの侵略やユダヤ人弾圧 ( ヨーロッパ )、日中戦争の長期化と日本の唱えた 「 大東亜共栄圏 」( アジア ) と、地域によって大きく分けた二本立てで授業が進められていました。 このあと日本は太平洋戦争へと突き進んでしまうわけですが、広島・長崎への原爆投下 ( 8月6日 ・ 9日 ) や、ラジオ放送で天皇から降伏が告げられた日 ( 同 ・ 15日 ) などは、多くの中学校・歴史の教科書に記されています。 しかし、私は 「 3月10日 」 を記す教科書を見たことがありません。 今から約3週間後にやってくるこの日がどういう日であるか、皆さんは知っていますか? 実は66年前のこの日、東京は下町を中心に焼け野原となりました。 いわゆる 「 東京大空襲 」 のあった日なのです。 正確なデータは残っていませんが、さまざまな調査によると、この空襲によって一晩で10〜12万人の方が亡くなったとされています。 広島と長崎の原爆投下で亡くなった方がそれぞれ14〜15万人と言われていますから、それに匹敵するぐらいの惨禍だったわけです。 教科書への記載の有無にかかわらず、同じ東京に住む者としてこの 「 3月10日 」 は、胸に刻んでおかなければならない日付なのではないでしょうか。 もしかしたら今後の授業で島崎先生も触れてくださるかもしれませんが、いつか私からもお話しできたらいいなと思っています。 校長 武田幸雄 |