手をきれいに洗い、心身をリフレッシュし、新しい生活様式に切り替えて毎日の生活をしましょう。

12月10日(金) 本日の授業風景 ・ その3

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 1年生に続き2年生も技術の授業 ( 担当・茶園先生 ) を取材しました。

 木材加工に取り組んでいます。 今日の作業は、けがき ( 加工に必要な線を、ペンなどで木材に引くこと ) が中心でした。

 製作するのは 「 棚付き本立て 」 ですが、このあと切断や接着を行ううえで、まずはこのけがきが正確にできていなければなりません。
 そのため、ひととおり線が引けたら茶園先生に点検してもらいます。 もちろん、線がずれていたりしたら 「 やり直し 」 です。

 中には 「 1ミリぐらい、ずれていてもいいですか? 」 などという大胆な質問をしている人もいました。 もちろん、答えは 「 NO! 」

 世界最古の木造建築物群で、世界遺産にも登録されている法隆寺 … 。

 この寺は、宮大工 ( みやだいく = 神社やお寺の建築・補修をする大工 ) が、木材をその癖に合わせてまさに適材適所の使い方をし、さらには建築後何百年もたったときの建造物の重みによる沈み方、たわみ方まで計算に入れて造ったそうです。

 もちろん、何百年先の 「 棚付き本立て 」 の姿を考えてけがきしろとは言いませんが、せめて実際に確認できたズレぐらいは正確に修正してから次の作業に入りましょう。

 ちなみに、もし宮大工に興味を持った人がいたら、「 最後の宮大工 」 と呼ばれた西岡常一さん ( 法隆寺の解体・修理や薬師寺の再建で知られ、NHKの 『 プロジェクトX 』 でも取り上げられました ) の著書 「 木に学べ 〜 法隆寺・薬師寺の美 」 ( 小学館 ) を読んでみてください。
                                     校長 武田幸雄
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