11月1日(月) 本日の授業風景道徳の教育内容のうち 「 自己を見つめ、自己の向上を図るとともに、個性を伸ばして充実した生き方を追求する 」 を取り上げています。 道徳の副読本の中から 「 尾道 三部作 」 で知られる映画監督・大林宣彦さんの書いた 「 ぼくの性格をつくった友人 」 という文章を使用していました。 大林監督は子供の頃、とても引っ込み思案で自己表現が苦手だったため、そんな自分のことが好きになれなかったのだそうです。 しかし、クラスの中でもとびきり明朗快活だった子と友人になり、その友人も実は人見知りで寂しがりやだったことを知り、考え方が少しずつ変わっていきます…。 授業で使っていたワークシートに、イギリスの探検家・ラポックの次の言葉が載っていました。 「 他人と比較して、他人が自分より優れていたとしても、それは恥ではない。 しかし、去年の自分より今年の自分が優れていないのは、立派な恥だ。」 他人と自分を比べることなく、自分の個性が何であるかを知り、その個性を伸ばしていこうと努力することはとても大切です。 京都の銀閣寺近くに 「 日本の道・百選 」 にも選ばれた 「 哲学の道 」 という遊歩道があります。 途中、道の名前の由来ともなった哲学者・西田幾多郎の歌碑があります。 その歌碑に刻まれた歌を、皆さんにも紹介しておきます。 「 人は人 吾(われ)は吾なり とにかくに 吾行く道を 吾は行くなり 」 校長 武田幸雄 |