３年生・社会（公民）の授業の様子です。　担当は、島崎先生です。

　「 私たちの民主政治 」の学習で、今日は特に 「 国会のしくみ 」 について取り上げていました。　主に 「 二院制 」 に関する学習が中心です。

　衆議院と参議院の意見が異なる場合の 「 衆議院の優越 」 や 「 衆議院による再議決 」 「 両院協議会 」、「 ねじれ国会 」 など、まさにわが国の国会の現状に関係することがらがたくさん出てきました。

　去る７月に行われた参議院選挙では、投票率が５７．９２％でした。
　実に、有権者の１０人に４人以上が選挙権を放棄した計算になります。

　日本国憲法第４１条は 「 国会は、国権の最高機関であって、国の唯一の立法機関である 」 と定めます。　そして、主権者である私たち日本国民 （ 成人 ） は、その最高機関である国会に自分たちの意思を反映させるための権利 …
つまり、選挙によって議員を決める権利を持っているのです。

　私は、「 どうせ誰が政治家になっても、世の中変わらないから … 」 ということを理由にして、選挙 （ 投票 ） に行かないのは嫌いです。
　自ら国政に参加する権利を放棄しておきながら、「 政治が悪い 」 と不平・不満ばかり口にするのはもっと嫌いです。

　どうか皆さんは、そういう大人にはならないようにしてください。

※ 授業中、島崎先生が教科書の説明しながら 「 ここは、大切だよ 」 と指摘されたとき、私の近くにいた ○○さんはすぐに付箋紙を教科書に貼り、「 大切！ 」 とメモしていました。　とても感心しました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　校長　武田幸雄