10月20日(水) 本日の授業風景 ・ その2![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 「 力による不思議な現象 」 の学習で、「 圧力 」 を取り上げています。 前回の授業では、足で踏むと簡単につぶれる紙コップでも、たくさんの紙コップの上に板を敷いておけば、人がのってもつぶれないことなどを確かめました。 今日はそうした前回の授業の復習として、圧力の単位や求め方などについて実際に問題を解いています。 教科書に例題として出ていた 「 体重200kgの力士が寝るとき、床にはたらく圧力 」 を問う問題を見ていて、ふと考えました。 人間の体には 凹凸 があります。 したがって、「 せんべい布団 」 のような固い布団に寝ると、体の 凸 の部分、つまり、頭や 肩こう骨 ( けんこうこつ )、お尻、ふくらはぎの部分だけが布団に接することになります。 そうなると、授業で学んだとおり 「 同じ大きさの力がはたらいても、はたらく面積が小さいほど圧力は大きくなる 」 わけですから、起きたときにそれらの部分が痛くなっているのは想像できますね。 では、逆に柔らかい布団に寝ればよいかと言えば、それも程度問題です。 布団があまりにも柔らかすぎると、先ほどの体の 凸 の部分が布団に深く沈み込んでしまうため、その部分に体重圧がかかってしまうからです。 寝心地の良い布団とは、適当な柔らかさをもちつつ、うまく体重圧を分散してくれるような布団であるということを、私は今日の授業で勝手に学んだのでした。 校長 武田幸雄 |