9月28日(火) 本日の授業風景 ・ その2![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 黒板に 「 徒然 ( とぜん ) = むなしいこと 」 といった文字を見つけたので、つい先ほど取材した1年生の授業とも関連するのではと思い、お邪魔しました。 今日から、古典 「 徒然草 」( つれづれぐさ ) の学習に入りました。 すでに紹介したように、1年生の歴史では 「 応仁の乱から戦国時代へ 」 ということで、わが国が長い戦乱の時代に入っていく様子を学習しています。 昨日まで栄えていた者が、今日はもう没落してしまう世の中 … 。 さっきまで美しかった町が、今は焼け野原となっている世の中 … 。 そんな不安定な時代背景は、人々の心に 「 無常観 」 ( むじょうかん = この世に永遠などなく、あらゆるものが移り変わっていくというものの見方 ) を根づかせるとともに、多くの隠者 ( いんじゃ = 社会との関係を絶ち、世間から隠れるように暮らす人 ) を生みました。 「 徒然草 」 の作者である兼好法師もそんな隠者の一人であり、今日の授業にも出てきた 「 方丈記 」 などと一緒に 「 隠者文学 」 と呼ばれています。 今日私が取材した二つの授業は、学年も教科も異なっていましたが、二つとも受けられた私には、まるでワンピース ( ひとつながり ) の授業のようでした。 校長 武田幸雄 |
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