6月28日(月) 本日の授業風景![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 道徳教育の内容項目 「 自己を見つめ、自己の向上を図るとともに、個性を伸ばして充実した生き方を追求する 」 ことを取り上げています。 道徳の副教材に収録されている 「 虎 」 という話を題材にしていました。 役者になりたいという夢をもっていた深井八輔という主人公は、転職してやっとの思いで役者一座の一員となります。 しかし、35歳を過ぎても観客を笑わせる道化役か、主役を引き立たせる脇役しかもらえません。 そんなとき、ある舞台で回ってきた役は、セリフさえない 「 虎 」 の役でした。 八輔は、はじめのうちはその役を腹立たしく思っていましたが、「 虎 」 の役を見事に演じきることで、観客をあっと言わせてやろうと考えるようになります。 そして、息子と出かけた動物園で、じっと檻の中の虎を見続けているうちに、虎の気持ちがわっかたような境地に達します。 その後、舞台で虎に扮した八輔の演技は、主役以上の注目と喝采を観客から浴びました。 八輔は、ともに動物園に行った息子を抱きしめながら涙を流すのでした。 … と、そんな内容の話でしたが、思春期の世代には 「 個性 」 について考えさせる適切な題材だったと思います。 私は、「 個性 」 とはダイヤの原石のようなものだと思っています。 誰もが自分の中に、磨けば光り輝く原石を持っているのですが、「 磨く 」 という時間も手間もかかる作業をめんどくさがって怠ると、「 個性 」 は輝きを発しない原石のままで終わってしまうのです。 つまり、「 個性 」 とはその人の内面にあるものであり、流行の服やアクセサリーを身につけたり、髪の毛の色や化粧で外見を飾ったりするのとは、まったく別物なのだと思います。 校長 武田幸雄 |
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