6月15日(火) 本日の授業風景 ・ その3第2次世界大戦の学習で、「 ドイツの降伏 」 を中心に取り上げています。 その後、発展的な学習として 「 731部隊 」 について解説がありました。 「 731部隊 」 とは、戦時下、日本軍が旧満州国に作った防疫研究施設の別称で、細菌戦のための生物兵器の開発を行っていたとも言われています。 小説家・森村誠一さんの著作 「 悪魔の飽食 」 では、この研究施設に関わった人々の証言に基づき、そこで行われていた人体実験の様子が詳細に描かれています。 私もシリーズ全巻を読みましたが、思わず目を背けたくなるような描写や、気分が悪くなるような描写もありました。 大変衝撃的な内容であることは確かです。 それだけに、この著作については 「 100%事実である 」 という説から 「 事実無根である 」 とする説、さらには 「 事実と、誇張・誤解が混在している 」 とする説まで、見解もまたさまざまです。 しかし、今日の発展学習で一番大切なことは、担当の川口先生も再三おっしゃっていたように、「 戦争は、人の心を狂わせてしまう 」 という認識をしっかり胸に刻むことだと思います。 その点、川口先生のお話を聞いたり、資料に目を通したりしているときの皆さんは真剣そのもの、興味本位な表情を見せている人は一人もいなかったので、取材している私もホッとしました。 校長 武田幸雄 |
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