5月11日(火) 本日の授業風景 ・ その3![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 太平洋戦争の学習で、今日は 「 戦時下の国民生活 」 を取り上げています。 食糧や金属、兵隊など、戦争に必要なものがすべて不足していよいよ追い詰められていく日本人の生活を、配給制や調理器具の供出、学徒出陣などを通して学びました。 担当の川口先生が、兵隊不足について学習した時に出てきた学徒出陣に関連して、 「 学徒出陣の碑 」 が国立競技場にあると教えてくださいました。 私からは、金属不足に関連する情報をひとつ提供させてください。 動物園や科学博物館などもある台東区・上野恩賜公園に、上野大仏という 「 顔だけの大仏 」 があります。( 見つけたとき、一瞬ギョッとします ) なぜ、顔だけなのかというと、もとは寛永年間 ( 江戸時代 ) に建立された立派な大仏様だったのですが、大正時代、関東大震災のときに首から上が落ちてしまったからです。 その後、修復する費用がなかったために、頭と胴体それぞれ別々に保管されていましたが、戦時中の金属不足で、胴体は供出されて武器の原料にされてしまったのだそうです。 今から40年ほど前、残っていた頭部だけがもとあった場所に安置され、現在に至っています。 現在ではこの頭だけの大仏様、合格祈願の大仏様として知られています。 理由は 「 顔だけなので、もうこれ以上落ちないから 」 だそうです。 ( 冗談ではなく、本当の話ですよ! ) 校長 武田幸雄 |
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