5月7日(金) 本日の授業風景 ・ その2「 食 」 に関する授業で、今日は 「 飢餓 」 について取り上げています。 国連の作製した 「 HUNGER MAP 」( ハンガーマップ = 世界の国々を、栄養不足人口の割合により色分けした地図 ) を使って、世界の飢餓状況を調べています。 また、授業の後半では、同じく国連の作製した飢餓に関するVTRを見て、プリントの課題や自分の考えをまとめたりしました。 とても大切なことを学習した1時間でしたね。 栄養不足人口の割合の多い国は、大半がアフリカ大陸の国であること。 コンゴやソマリアといった国では、人口の70%以上が栄養不足であること。 世界では、約5秒に一人が飢餓で亡くなっていること。 世界の人口の約7人に一人が、飢餓に苦しんでいること。 日本で毎日出される残飯は、世界全体の食糧援助の70%に相当すること。 … さまざまな現実を学んでいく過程で、担当の金野先生が何回か 「 みんなは、日本に生まれてきて良かったよね 」 と口にされていたのが印象的でした。 「 日本人の栄養不足の割合は、2.5%未満 」 という数値を確認したとき、「 現代の日本で栄養不足に陥る人がいるとしたら、病気の方か、路上生活をされているような方ですよね? 」 と、金野先生から尋ねられました。 とっさに 「 親から虐待されている子供も … 」 と答えてしまいましたが、そんな答をあっさり出せるようになってしまったこの国も、アフリカ諸国とはまた違った意味で危機的状況にあるのかもしれません。 校長 武田幸雄 |
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