4月14日(水) 本日の授業風景 ・ その2![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 立原道造の詩 「 草に寝て…… 」 を学習しています。 この詩を読むと、緑豊かなこの別所の地域を連想できます。 ★ ★ ★ ★ ★ それは 花にへりどられた 高原の 林のなかの草地であった 小鳥らの たのしい唄をくりかへす 美しい声が まどろんだ耳のそばに きこえてゐた 〈 中 略 〉 私たちの 心は あたたかだった 山は 優しく 陽にてらされてゐた 希望と夢と 小鳥と花と 私たちの友だちだった ★ ★ ★ ★ ★ 授業のあと、担当の張元先生と詩の内容について意見交換をしました。 「 詩 」 の解釈は、まさに十人十色。 性別や年齢、育った時代や環境、現在おかれている立場によって、さまざまな受け止め方ができるものです。 しかし、いくら十人十色とはいえ、作者が海の景色を詠んだ詩なのに 「 これは、山の景色です 」、作者が悲しい気持ちを詠んだ詩なのに 「 これは、楽しい気持ちを述べています 」 という解釈は成り立ちません。 つまり、国語の授業で行う作業とは、文脈の中における言葉の意味を正確に読み取りながら、情景や心情について 「 誰もが共通して理解しておくこと 」 を確認する作業だと言えるでしょう。 校長 武田幸雄 |
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